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家庭用コンピュータ環境の模索 >デジタル一眼レフをフリーソフトで活用する

最終更新: 2015-12-23


撮影編
結合編
編集編
作例

撮影編

2015-12-23

タイムラプス動画を作成するにはインターバル撮影した静止画が必要です。

タイマーレリーズを使う
「インターバルタイマー リモコン」で検索すると、有線レリーズ式や、赤外線リモコン式などのいろいろな商品が売られています。
カメラ内蔵機能を使う
カメラによってはインターバルタイマーの機能を内蔵してる機種があります。メニュー・マニュアルなどで調べてみてください。
Magic Lanternの場合
[ゴミ箱]ボタンを押してMLメニューを起動し、[Shoot]の[Intervalometer]で[SET]を押せば、インターバル撮影がONになります。[Q]ボタンで条件の詳細設定が可能です。
interval menu
Take a pic every
撮影間隔
Start trigger
Leave Menu/Half Shutter/Take a pic が選べます。
Start after
Start trigger から実際に撮影開始するまでの時間
Stop after
撮影枚数を指定できます。
Manual FocusRamp
撮影ごとにフォーカスを移動できます。

あとでタイムラプス動画として合成するときに、露出やホワイトバランスがずれると、動画がチラチラしてしまいます。Mモード、ISO固定、ホワイトバランス固定で撮影するとチラツキを抑えることができます。一方で、露出が固定だと、外光の変化で適正露出から外れてしまうこともあります。そういったときには、変化する条件に追従するために、HDRと組み合わせたり、ということも必要でしょう。

結合編

2015-12-23

ffmpeg を使って、次のようなコマンドで静止画を結合して動画を作ります。

ffmpeg -f image2 -r 15 -start_number 5767 -i IMG_%04d.JPG -r 15 -an -vcodec libx264 -s -q:v 0 -s 1080x720 video.mp4

それぞれのオプションの意味は次のとおりです。

-f image2
入力が jpeg 画像。指定しなければ自動判別
-r 15
入力静止画の1枚が15フレーム相当になるように。
-start_number
連番の開始番号
-i IMG_%04d.JPG
画像ファイル名。printf の書式で。
-r 15
出力動画を15フレーム毎秒。
-an
オーディオ無し
-vcodec libx264
動画コーデック。
-v:q 0
圧縮率。
video.mp4
出力ファイル名

編集編

2015-12-23

音が無いと味気ないので、BGMを付けます。BGMをのフリー素材(こちらなど)から拾ってきたものと合わせてみます。

ffmpeg -i aruharetahinoumi.mp3 -i video.mp4 -t 55 video2.mp4

作例

2015-12-23

機材 = EOS 70D + Sigma 24mm F/1.4 DG Art
M モード。f/1.4, 1/4s 固定。ISO=オート。未明時点で ISO3200 ぐらい。
カメラ内蔵HDR±3、Magic Lantern の機能で15秒インターバル撮影。

星が見えている間は、概ね ISO=2500〜3200で推移。
水平線が赤くなってきたころで ISO=2500〜1600ぐらい。
そこから急に明るくなって ISO=100より下がらなくなって、最後は露出オーバー。

映っている輝星は金星。地面の明かりでは低層部の雲しか写っていないが、太陽の光で高層雲が照らされ、さらに、それらの流れが異なっていることがわかる。また、低層雲は陽光に照らされて朝には消えている。

HDRの効果が穏やかで、なかなかドギツくかからない。±3では弱すぎて自力で±5とか掛けないといけないのか?

音楽素材はこちらから。http://amachamusic.chagasi.com/



近藤靖浩
Last modified: Thu May 8 19:44:09 JST 2014