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(2003/08/15)

Sony CLIE PEG-UX50 インプレッション

先日発売になりました、Sony の CLIE PEG-UX50 を、ソフマップまで実物を触りに 言ってきました。今使っている SL-Zaurus との比較したインプレッションメモとして、忘れないうちにメモしておきます。

総合評価

SL-7x0 と比べて、軽さと小ささは持ち運びに優れている。持ち歩いて常に使う気になりやすい。しかもこのサイズに、BlueThooth と無線LAN が入っていて、バッテリーの持ちが良いというのもすばらしい。カメラも録音用マイクも入っている。持って歩くには最高のマシンではないかと思う。デザイナーはけっこう試行錯誤しただろう。

しかしそこまでである。実用するには、PHS カードが使えないというのは論外。Palm OS の枠組みから抜け出せておらず、せっかくのキーボードが生きていない。いくら持って歩くに良くても、使う分には不自由がたっぷりだ。開発者の人たち、ふだん、自分であんまり使ってないのでは?と思うことが多い。

残念ながら、小物コレクター以外にはおすすめしづらいと思う。使い倒すには練りが足りなさすぎる。これを改良した次はあるのか?ま、CPUを新たに設計したぐらいだから、なんとかこの市場を立ち上げようとするのだろう。でも、Sony は新規商品も多いけど撤退商品も多いしね。そのチャレンジ精神はスバラシイ。


私の使い方でいうと、Linux でもなく、Shell も vi も Perl も ruby も gcc も使えない UX50は、元から購買対象にはなっていなかったけれど、携帯電子機器として見た時には、デザインとか興味深い。これで、PHSカードが使えて、中身が SL-Zaurus だったら即買いしてたかもしれない。

リンク

→CLIE UX-50
→Zaurus SL-C760

近藤靖浩