指揮者のつぶやき… 〜指揮者の寺子屋〜


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ボクは添乗員か?
TAKAちゃん

2003/06/01 11:55

 昨年晩秋から、公務で急に忙しくなった。これまで、時間のかなりの部分を音楽活動にさいてきたのだから、そのつけが回ってきたのかも知れない。とにかく会議にしょっちゅう呼び出されるようになった。それも、2、3日前に急に言われるのだから、自分の予定が立てられないのが一番困る。練習にも急に出られなくなって、みんなに迷惑をかけている。ごめんなさい。

 その会議の多くは東京で開かれる。まだまだ若いつもりではいるが、週2回も新幹線での東京日帰りは辛い。最近のダブルトラック化で安くなったこともあって、飛行機を多用している。最近来たANAのマイレージの記録を見ると、今年になってから既に36回の搭乗とある。そのほかにJALに2回乗ったし、新幹線を使ったこともあるので、まさに週一の東京通いである。手帳を見ると、常に2〜4便の予約がメモしてある。知り合いの旅行会社の社長に話したら、添乗員以上だそうである。

 ところで、これくらい乗っていると大したものではないがトラブルらしきものに出会うことも、たまにはある。例えばこんな調子だ。

トラブル・その1:某月某日 京急の羽田駅をおりて直接3階に行く長いエスカレータに乗ろうとすると動いていない。仕方がないので普通のエスカレータを乗り継いでいくと3階に人があふれている。何でもコンピュータのトラブルだそうである。10時だというのにまだ6時発の便が出ていない。発券も止まっているようだが、ボクの乗る予定の便についてはすんなりと搭乗券が発券されてしまった。しかし、入場は規制されていて中には入れないベンチも一杯で座るところもない。2時間ほど待ってあきらめようと思ったら、ボクの便までは中に入れるという。中にはいると搭乗口付近は人で一杯である。1時間ほど立っていたら何とか座れた。しかし、しかしである、待っても待っても出発のアナウンスがない。結局、9時間待ってようやく出発した。何でも、ボクが乗った次の便からは早々に欠航が決まっていたそうで、何のことはない、最長待ち時間となってしまった。JRと違っていくら遅れても払い戻しにはならないのだそうだ。一番辛かったのは、トイレに行けなかったことだ。何しろ人で一杯なのだから、さらに一人旅だったので、トイレに立とうものなら座るところがなくなってしまう。飲まず食わずトイレにも行かず、延々と待ち続けたボクであった。

(この項続く)


2003/06/01 11:55