銚子便り
(第8便)
− ひと夏の体験 −
TAKAちゃん
2004/11/29 20:23
彼岸も過ぎ、ようやく秋に気配が感じられるこのごろである。銚子で初めての夏を過ごしたが、その感想をいくつかお話ししよう。
困ったこと:銚子は海に囲まれているので比較的涼しい。このことは前に書いたように、特に猛暑だった今年はボクにとって大変有り難かった。しかし、一方で海に近いため湿度が高い。場合によっては霧に包まれるほどである。その結果として、ある日出張から帰ってみると家の畳がいつにもまして青い。やはり新築の家は良いなとまず思ったが、なぜか外出前よりも青い。更に妙なる臭いまでする。目を近付けてみると(若いつもりのボクも、なぜか最近は近いところは眼鏡を外して、顔を近付けないとさないとよく見えない!)畳の上に何かふさふさとしたものが見える。<なんだ、これは!ひょっとしてカビ?もしかするとカビ!>
とりあえず、その場は固く絞った雑巾で拭き取り、から拭きをした。そして考えた、やはり家は風通しをしないといけないんだと。その後数日は、極力窓を開けて風を通した。さて、次の出張からかえって、おそるおそる玄関を開けると・・・・、また臭う。ホームセンターで畳みクリーナーを買って、拭き取った。
そして考えた。窓を開けて湿った風を通すのが良いか、なるべくあけずに湿気を入れないのが良いのか、それが問題だ。
結局は、毎日一度は風を通し、その後エアコンの除湿を掛けることにした。幸いにしてその後は、畳は順調に褐色化を続けている。
我が家のエアコン君は、この夏、冷房のために1、2度しか登場しなかったが、除湿には活躍してくれた。
停電:ボクの住まいはいわゆる電化マンションである。それも10階に住んでいる。何をやるにも電気のお世話になっている。
まずは玄関のオートロック、次はエレベータ、家にはいるともちろん電灯、炊事には電磁クッキングヒータ、電話はファックス兼用、給湯は深夜電力を使った給湯器、もちろん水道もポンプアップ。すべてが電気頼りである。
この夏、2回停電があった。いずれも夜中で、それも瞬間的なものだったので問題はなかった。もっとも、大学はサーバーがダウンして、休日だったこともあって半日ネットワークが止まってしまった。
これは何とか対策を考えておかなければならないとボクは思った。何といったってボクが所属する学部は「危機管理学部」だから、自分自身の住まいの危機管理の初歩くらいは対策を講じておかなければならないだろう。関連するサイトでOPEの会員さんも指摘しているが、まずは水の確保、いや、その前に懐中電灯の用意だ。それに加えてカセットのガスコンロを用意しよう。これと若干の保存食があれば数日な何とかなるだろう。停電が3日も続くことは。いまの日本ではまず無いだろうから。エレベータはどうしようか。これまで半年間で2回階段を上った。足腰を鍛えておけば、あと数年は大丈夫だと思っている。
虫の声:蝉のことはすでに書いたが、それなりに聞こえる。これから本格的な秋に向けて、コオロギなどの虫の鳴き声は聴かれるのだろうか。銚子ではどんな虫が鳴くのだろうか。そしてマンションの10階まで聞こえるだろうか。
今のところは、マンションからはまだ聞こえてこない。これからどうなるのか心配である。身近に自然がないからベランダガーデニングでもしてみようかとも思うが、風が強いので心配だ。室内だと、部屋の湿度上昇の原因となりそうでこれまた心配である。
さてどうしようか、ボクがどうしたかの結果はまた次の便りで報告しましょう。
2004/11/29 20:23