銚子便り
(第12便)
− 初めての体験 −
TAKAちゃん
2004/11/29 20:30
前便で書いたOPEの練習への突然参加は別に驚かせるためではなかった。中国から帰って、その足で高梁と九州への出張があったからである。岡山への帰りがけに、九州出張の切符を買うべく岡山駅西口のみどりの窓口に向かった。今回の九州出張の目的地は大分と鹿児島である。岡山から大分に向かい、一泊後に大分から熊本に抜け、九州新幹線で鹿児島に向かい、仕事を済ませて飛行機で銚子に、もちろん羽田経由で、帰ろうという算段である。ボクにとっては九州新幹線は初めての乗車だし、大分から新八代までの九州横断特急というのも初めてである。ボクは一応鉄道マニアでもあるので、初めての乗車は楽しみである。
ところが指定券を申し込んでから発券までいやに時間がかかる。まさか満席でもないだろうにと訝しく思っていると、「九州横断特急が発券できません」という。調べるからと係の女性が奧に引っ込んでしまった。約10分後戻ってきた彼女はから驚くべき言葉が聞かされた、「いま大分駅に電話で確認したところ、先日の台風で現在一駅間が不通になっています」。えっ、それでは鹿児島の用事に間に合わないと思っていると、その駅間はバスでの代行になっていますので大丈夫です、新八代には定時に着くので九州新幹線には間に合います、とのこと。一安心したところで、気になることがあった。バスで代行ということは鉄道より時間がかかる。すると大分発は定時なのだろうか、つい聞いてしまった。確かめますといってまたまた奥に入ったまま、いつまでたっても出てこない。15分以上たってから、やっと出てきた彼女は、大分発は定時だそうですと言って、やっと切符を渡してくれた。この間約1時間が経過していた。迎えに来てくれていたカミさんや随分やきもきしていただろうと思う。
さて、そのバス代行である。特急だからさぞかし何台ものバスが用意されているかと思いきや、特急は2両編成、従ってバスもたったの2台であった。バスから見ると、不通の箇所は川に掛かる鉄橋に続くトンネル出口であった。トンネル出口の上部の崖が崩れたようで、ビニールのシートが被せられていた。聞くところでは5日後には開通するようであった。
乗客の誰かも言っていたが、テレビのニュースなどでは良く不通のためのバス代行ということを聞く。しかし、実際に代行バスに乗ったのは初めてであった。貴重な経験ができたのかもしれない。
ちなみに、新八代には確かに定時に着いた。仕事も無事に済ませることができ、その日遅く、10日ぶりに銚子の我が家に無事に到着した。
2004/11/29 20:30