by MOCHA


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音楽関係の本のご紹介
04/10/01

OCHA

2004/10/02 12:53

 MOCHAが読んだ、音楽関係の本をご紹介します。(最近読んだ本ほど、上にあります)

*ノンフィクション

『音の影』 岩城宏之 (文藝春秋)

 syuukan415通信にも書きましたが・・・。
 アルベニスから始まって、バッハ、ボッケリーニ・・・とアルファベット順にいろんな作曲家を紹介し、その作曲家にまつわる、岩城さんのエピソードなどを綴ったエッセイ。
 クラシックのトリビア的ネタもあり、楽しいエピソードも多くて、飽きずに、最後まであっという間に読めます。

『バッハの音符たち −池辺晋一郎の「新バッハ考」−』 池辺晋一郎 (音楽之友社)

 池辺さんが、バッハの書いた音符(楽譜)に焦点をあてて、考察しようという一冊。
 あのちょっとトボけた語り口調で書かれているので、とっても読みやすい。(ただし、内容そのものは、私には、ちょっと難しかったです)
 最初は、多少遠慮(?)してるのか、あまりダジャレが出て来ませんが、後ろにいくに従って、池辺節が炸裂してきます。
 電車で読むと、笑いをこらえるのに苦労しちゃうかも。
 同じシリーズで、モーツァルト編も出てるようですね。

『目覚めのバロック』 日野直子 (星の環会)

 NHK−FMの「あさのバロック」を担当していた日野直子さんが、番組でのエピソードやバロック音楽について語っています。
 ことに、番組に来たリクエスト葉書の紹介はスゴイ。
 バロック音楽ファンの思いが、ほとばしってます。
 OPEで、ルネサンス・バロック時代の曲を演奏できることは、とてもありがたいことなんだなぁ・・・と実感させられました。

『指揮のおけいこ』 岩城宏之 (文藝春秋)

 指揮者の仕事って?大物指揮者に見せる方法とは?・・・など、指揮に関する、楽しいエッセイ。
 同じ曲を、全く無表情で指揮をした場合と、手を使わずに顔だけで指揮(?)した場合とを、実験して比較してみたり。
 全く無表情で指揮をするために、わざわざ自分のデスマスクまで作ったというのだから、スゴイでしょ?!
 さて、実験結果はいかに?
 それは、読んでからのお楽しみ〜。

*フィクション

『のだめカンタービレ』 二ノ宮知子 (講談社KCキス) (コミックス)

 指揮者志望なのに、わけあってピアノ科を専攻している千秋真一。
 やはり同じピアノ科を専攻している「のだめ」こと野田恵。
 類まれなる才能を持つ二人が出会って・・・とくると、シリアス系のようだけど、思いっきりコメディです。
 オレ様系の千秋と、超マイペースののだめが繰り広げる、どたばたラブコメディ。
 楽しいよ。オススメ。

『スタバトマーテル』 近藤史恵 (中公文庫) (ミステリ)

 才能はあるのに、本番では声が出なくなってしまう声楽家、りり子。
 イラストレーターだった母親の影響下から抜け出せない、若き銅版画家、大地。
 欠けたものをもつ芸術家どうしは出会って、恋に落ちた。
 しかし、二人がつきあいだした途端、りり子に危険がふりかかりはじめ・・・。
 「スタバトマーテル」という言葉から連想されるような、一種の凄絶さみたいなものが、感じられなかったなぁ・・・というのが、第一印象かな。
 ちょっとタイトル負けしているかも。
 ごく普通のミステリという感じです。

『歌の翼に 〜ピアノ教室は謎だらけ〜』 菅浩江 (祥伝社ノンノベル) (ミステリ)

 ピアノ科を首席で卒業したのに、何故かプロの演奏家にならず、町の楽器店が経営するピアノ教室の先生になっている杉原亮子。
 彼女の鋭い人間観察眼で、生徒たちが関わる日常の謎を解いていくという連作集。
 キャラクタがとても暖かく、それでいて、甘すぎない。
 最後は亮子自身の謎が明かされ、そして・・・。
 後味のとても良い1冊です。


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2004/10/02 12:53