by ＭＯＣＨＡ
by ＭＯＣＨＡ
あなたが最初に買ったクラシックＣＤ（レコード）は何ですか？
ＭＯＣＨＡ
2004/10/01 21:49
音楽にハマった当初、クラシック音楽が聴きたくて、衝動的にＣＤショップに足を運んだＭＯＣＨＡでありますが、自分が何を聴きたいのかもよくわかってない状態でした。ただ、何か聴きたい・・・という、漠然とした思いだけ。
さぁ、初めてのＣＤ、何を買うか。実は私、１曲だけ子供の頃（正確に言うと小学６年生の卒業式の日）から好きだったクラシック曲がありまして、それが「パッヘルベルのカノン」。
小学校の卒業式で、卒業証書授与の間、ずーっとエンドレスで流れていたんですが、もちろん、当時は曲名なんて知りません。
ただ、同じようなメロディが繰り返されているだけなのに、不思議と飽きずに聴いていた記憶があります。
別に、衝撃的に好きだ！と思ったわけじゃなくて、ただ、なんとなく気持ちいい曲だなぁと思ってました。その曲が「パッヘルベル」という聞きなれない作曲家が書いた「カノン」という曲だと知ったのは、だいぶ後。たぶん、高校生くらいかな。
そのパッヘルベルが、バッハより古い人だと知ったのは、もっともっと後。
ＯＰＥに入って、中世・ルネサンス・バロック時代の曲を歌うようになってからです。ＯＰＥには、先輩に誘われて、「ただ歌が好き」ってだけで入っただけで、ルネサンスのルの字も、バロックのバの字も知らずに入ったわけですが、私も昔から「バロック音楽」に縁がないこともなかったんですね、考えてみれば。
さて、そんなわけで、最初に買ったＣＤは「カノン１００％ パッヘルベルのカノンによる天然果汁の詰合せ」という、なんともミーハーっぽい１枚。
カノンをいろんな演奏で聴けるというＣＤですね。
これは、楽しいことは楽しいんだけど、ずっと聴いてると、さすがに飽きます（＾＾；。それから、もう１枚、一緒に買ったのが、ヨーヨー・マとトン・コープマンの「シンプリー・バロック」というＣＤ。
「おかやまチェロアンサンブル」とご一緒させて頂いて、どーも私はチェロの音が好きらしいと気づいたのですね（遅ればせながら）。
思い起こせば、子供の頃ピアノを習い、高校生の時、吹奏楽部で自分はクラリネットを吹き、トロンボーン吹きの彼氏やパーカッションの彼氏がいたこともあり、今の旦那は（いや、今も昔も旦那は一人だけど）歌うたい・・・。
鍵盤楽器、木管楽器、金管楽器、打楽器、声楽と、いろんな楽器とつきあってきたものの、弦楽器との親しいつきあいって、なかったんですよね〜。だから、自分でも気づかなかった・・・と。
ここへきて、初めて弦楽器に注目することになり、チェロの音に魅せられてしまったワケです。そんなわけで、買ったＣＤ「シンプリー・バロック」。
これは、ヨーヨー・マが自分の楽器を、バロック・チェロ風に改造して、バッハの代表曲や、ボッケリーニのチェロ協奏曲を弾いているという１枚。
これは、結構ハマって、何度も聴いています。
バッハのカンタータ等をチェロでという試みは、曲によりけりという印象。
マタイ受難曲の「神よ、憐れみたまえ」なんかは、とてもチェロに合うような気がしました。
ボッケリーニのチェロ協奏曲（ト長調 Ｇ．４８０とニ長調 Ｇ．４７８）の方は、明るく楽しい感じが、とってもＭＯＣＨＡの好み。
後で、ボッケリーニの曲だけのＣＤを買ったくらい、お気に入りの作曲家になりました。そんな、ＭＯＣＨＡのクラシックＣＤデビューです。
2004/10/01 21:49