セピオさま通信 その2


7月4日
 今日は、生まれ育った岡山市城東台の家から、ご主人の迎えで岡山市内の家に連れてこられた。旦那様は笛の練習で、奥様は教会でお留守。ご主人は僕の美男子さを大いに気に入られたようで、家に付くなりずっと遊んでくれた。お母さんと別れた寂しさと、遊び疲れて一休みしていたら、ご主人が大変心配して僕を病院に連れていきました。もちろん、どこも悪くなかったのですが、薬を飲まされてしまいました。家に帰ると、旦那様たちが帰ってきていて、すぐに様子を見て、事情を察してくれました。さすが旦那様と感心しました。これで安心して生活ができそうです。この夜は、お母さんと前の家が恋しくて一時間おきに泣いていました。そのたびに誰かがなだめに起きてくれました。すっかり迷惑を掛けてしまいました。

7月某日
 この家に来て早々だというのに、奥様は朝から外出。お昼は食事に帰ってきてくれましたが、その後は暗くなっても帰ってきません。寂しくて、不安でケージの隅で小さくなっていました。夜の8時半にようやく帰ってきました。うれしくて、うれしくて飛び跳ねながらじゃれついてしまいました。

7月某日
 今日の夕方、かのグスタフ君の飼い主で、ご主人に僕を紹介してくれた方(ご主人は師匠と呼んでいます)が来てくれました。本当に犬好きな方で、まるで犬族の言葉が解るかのようにかわいがってくれました。僕も、うれしくて興奮してしまいました。他にも3人のお兄さんお姉さんが遊んでくれたので、夜遅くまで興奮が冷めず、家の人たちに噛みついては怒られてしまいました。次の朝まで、興奮が残ってしまいましたが、夕方には落ち着きました。でも、楽しかったなぁ。

7月某日
 今日は、ご主人様がお休みです。朝から、たっぷり遊んでもらおうと思っていたら、なぜか居眠りばかりしていて面白くありません。これって、まさか僕が朝早く起こすからじゃあないですよね、ね。
 夕方近くになっったころ、僕は眠いのにたたき起こされて、箱に入れれら、車に乗せられてしまいました。この箱は、僕がこの家に来るとき入れられた箱なんですが、なぜか狭くて窮屈です。だって、1kgだった僕は10日間で1.28kgになっているのですから。暴れていたら、結局ご主人が抱っこしてくれました。行き着いて先は、かのグスタフ君の行きつけの病院でした。そこで、予防注射をしてもらいました。後1回8月の末頃注射してもらうとお外に出られるそうです。僕は今から楽しみです。帰りは抱っこされている内に眠ってしまいました。起きたら家に着いていました。すぐにご飯をもらいましたが、どうもこれにも薬が入っていたようです。でも気がつかずに全部食べてしまいました。ご主人たちの話では、これも何かの予防薬らしく、毎月1回飲まされるようです。特にまずくもないし、病気になるより良いかな、って思っています。


2003/10/13 10:04