※去年書いた原稿を 記憶を頼りに1年2ヶ月後に書いています (2002/11/17)
2001/9/12 TIの2S枠(真中にファブリーズ号とグレニストラックが居ます)
前回1分50秒を切った僕はさらにタイムを縮めるべく
ショートなスプロケに慣れること、どんな走りをしているか矢部さんに見てもらうことと
逆に矢部さんの走りを見てどこが違うか見ることが課題。
前回からの変更点はブレーキパッド。フェロードのCP
今回分で生産完了と噂があり、(当時キャスティングのブレンボがモデルチェンジするという話があった)
これで最後かもしれない(事実在庫が無かった)けどとりあえず信頼のあるパッドを装着。
前回走行して見たらキャスティングのキャリパーについていたノーマルのブレンボの
ブレーキパッドは無くなる寸前でした。
今回はもちろん遅刻無しですよ(^^;朝8時からの枠にしっかり間に合いました。
新品ブレーキパッドは最初3周くらい気をつけるようにとのことでびびって
1周目は2分22秒で入ってます(笑)そして6秒、57秒、56秒、54秒・・
遅い・・ぜんぜん走れない。わずか1週間しか空いていないのに。
D208GPが食わないのか、新品の頃のコーナーでのねちょっとしたグリップ感は
無くなっては居ましたが、明らかに精神的にびびって居ました。
その後53秒を3連発、52秒、53秒、52秒、51秒、52秒
矢部さんはあちこちコーナーで僕の走りを見て回ってくださいましたので
僕は走行中のタイムは知りませんでした。
リボルバーコーナー立ち上がりでアクセルをラフに開けて飛びそうになったり
自分ではめいいっぱい乗っている気持ちなのに遅かったみたいです。
走行後に、矢部さんから、僕の走りがいつもブレーキングポイントも倒しこみのポイントも
毎回違うことと、上半身に力が入っていることも教えてもらいました。
次回からの課題でした。
そして1枠空けて矢部さんの2S枠。今度はWヘアピン1個目で僕が矢部さんの走りを見て
勉強する番。進入スピードはそう他車に比べて速そうに見えないのですが
立ち上がりでアクセルを開けている長さも長く、聞こえてくるエンジン音も高かった。
じわりじわりと前のST600マシンに近づいていって次の周には前で帰ってきていたりしました。
旧型F3が現役のSTマシンを抜いている姿を見ると興奮しました。
SP400マシンが矢部さんに食いつこうとするのですが、あっさり突き放しておられました。。
この日走っていたマシン、速いバイクもそうでないのも並べます(ご本人さん勝手に掲載してすいません)
ほんとみんな揃えたように白カウル(^^;
ばかっ速なSTマシンの方々、F4も速かった。
あと9Rな緑なバイクやGPマシン、モトルネのバイクなど走っておられましたが
写真は辞めておきましょう。
その矢部さん、3、4周ほど走って50秒を切り、48秒、47秒連発、最後の周に46秒511!
衝撃的でした。これでD208GPは終わり・・という最後の周にスーパーラップ。
しかも国内仕様のエンジンのままです。
(結局溝付タイヤでこのタイム、さいさりすは最後まで抜けませんでした。
2002、9月のオープン100マイル耐久予選、D208GPハードで出した
1分46秒6が僕の溝付の自己ベストでした)
その後岡山へ帰ってグレニスへ、お店で色々話をしながら、今日の復習をしましたが
僕はラインがばらばらで・・頭も使って走らないと。
今まで走っていて気をつけていたらもっとうまくなっただろうなぁと
思うことがいろいろわかりました。:あくまで僕にとってですが。
矢部さんにはレーサー化作業の頃から工具の扱い方、バイクの組み方から
セッティングの方向までいろいろ教えてくださいました。
今回ペアを組んだことで、僕にはマシンのセットに好みもなく、
減速比を変更するような知識もなかったものですから
セッティングは矢部さんにお願いして、僕はそれに慣れることを目指しました。
練習量でカバーするつもりで居ました。目標は1分50秒周回。
矢部さんの好みに合わせてセッティング、実はスイートナンバーからは崩して
リヤの車高を下げ目のセッティングに落ち着きました。僕は乗ってみて乗りやすかったし、
ギヤ比の変更はギヤレシオを見たところ2,3ギヤが離れすぎていて
2に落として減速したり、立ち上がったりするとギクシャクしやすいという判断から
2速を使わないようショートなセッティングになりました。ヘアピンも3速進入でした。
(この後ずっと、このショートなセッティングで走っていきました)
この頃の掲示板で
>そろそろ『へたっぴぃさいさりす』の題名を変えるか、新たに『レーサーさいさりす』か何か
つくった方がよいのでは?
かぶさんがTIに来てつるつるのパイロットスポーツでぱっと出したのが1分50秒フラット・・
すさまじかったあのバンク・・そして、このたびさいさりすのタイムは49秒台に入り
ようやくかぶさんと良い勝負できるようになったかもしれませんが、
おってもおいついた気がしません、これだけ走りこんでこれですから僕には素質ないのだと。
でもTIで1分49秒だと走行会レベルではなかなかやるなって言われる領域ですが
レーサーとしてはクズの域です。
おまけにこの掲示板、カキコはされないですが、僕よりはるかに速い人も見てくださってます(^^;
いつまでも僕は「へたっぴさいさりす」ですよ〜
っと返答していますね、今でもその気持ち変わりません。
この夜作業して変更した点はタイヤ。
矢部さんのところにお世話にならなければ知らなかったであろう
BSのSPタイヤ、BT001 コンパウンドはミディアム。タイヤを手で交換しようと
矢部さんのところでビート落としてレバーを入れ、ワックス塗って組み付けてコンプレッサーにエアチャックつけて
エア張って、教えてもらいながら交換したように思います(^^;えらい時間がかかりました。
翌日もTI走行。木曜日は矢部さんはお仕事は休みでないので
かずっちさんに付き添ってもらって連日走行!
(この頃は若かったなぁ・・体力もあったような気がします。)
2001-09/13(木) 2S練習枠
装着したBT001
支えてくださっているのはかずっちさん。新品タイヤをサーキットで下ろすというのは
初めての経験でした。今までは街乗り併用で一度TIまで走っていってそれまでに
皮むきできちゃってましたからね。
そしてかずっちさんにヘルパーをしてもらいながら、走行、新品タイヤで
結果も出さないと・・と考えていましたが、申し訳ないことにこの日の失敗。
タイム出ませんでした。しかも50秒切れませんでした。
1本目は10:20から。
新品タイヤはパーツクリーナーで表面をふき取っているにもかかわらず
びびって1周目2分41秒。17秒、7秒、4秒。
用心しすぎです・・ 58秒、55秒を4連発、その後もボロボロ。
えらいもったいない一本目でした。
この走行枠で オレンジのバイク、ツナギにはYSP岡山南
もしやと連想できたYZF-R6が1台居ました。
かずっちさんもご存知の 安全第二さん。
2000年TI地方選ST600ランキング2位の国際ライセンスライダーです。
この年は全日本を転戦。鈴鹿の前に(違うんだけどといわれつつも)
TIでキャブセット&練習走行を1日で走行と、整備とをTIでされていました。
このとき初めてお会いしました。以後3耐や美祢遠征、オープン100マイルで
いろいろ教えてもらって本当にお世話になった方です。
走行後にこのとき初めてのアドバイスをいただきました。
「どうしてそんなに力を入れて走ってるん?どのコーナーでも抜けるで」
いやぁおっしゃるとおりです。上半身ガチガチのようなんですね。
つまり怖がっているわけです、バイクを寝かすのも膝を擦るのもアクセルを開けるのも
それがタイムが出ないことにつながっています。そして2本目、力を抜くこと、
6月に気が付いた外腕をタンクに付けて乗っているとうまく乗れているイメージが
あることを思い出し、2本目に備えました。11:35から。
タイヤをあっためなきゃとまたびびってコースイン、2分15秒から入り
2秒、0秒、55秒を3回、この辺りは最近ずっと心のライバルになっている(^^;
TRX850勢とのバトルになっていました。僕のF3とちょうど良く同じペースで回って
おられるんですもの・・その後突き放して
53秒、52秒、54秒、52秒を3回、51秒を2回で終りました。
ストレートでSTマシンについていけるのにコーナーでは突き放されていつの間にかいなくなる。
安全第二さんはあっという間にいなくなる(合図してくださることもあり)
そして時間が終了。計測結果をもらいに行って・・ タイムやっぱり出てないです。
最近ずっとバンク角浅かった。
走行が終ってレストランで安全第一さんも一緒にかずっちさんと3人でレストランで
昼飯を食べていたのですが、そのときに へなちょこ走行の僕を
後ろから走ってみてもらってたくさんアドバイスしていただいたので
自分のライディングの欠点が発見されまして、かなり衝撃的だったのですが
調子がいいときの自分と悪いときの自分の差がよくわかったような気がします。
そして一体1分40秒という世界は今より10秒速いわけなんですけど一体どんな感じなのか
実際に走ってる人から聞くことができました。以前からTZ250で走っていた経験もある安全第二さんは
今、僕にコーナーを曲がっているときの頭から降って来るようなコーナリングGがあるかどうか
とかオーバースピードで突っ込んで、バイクが暴れて、こけるかなぁ あ、コケナカッタ。
でバトルをすることもあったり、STのレース中では回りもみんなそんな感じで走っているので
自分ひとり緩められないし、鈴鹿やTIで同じ位置走っているライダー同士、車体が暴れているとか
飛びそうになるとかそんなことはライバル同士ではぜんぜん言わないそうですね。
大丈夫だったよ、とか暴れてないよとか話するそうですけど、絶対さっき飛びそうになった
とか思ったりするそうです。
安全第二さんに会えたのがこの日の収穫だったと思います。
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