1/8(成人の日) TIサーキット英田 新春60分耐久レース
前日、広島からホワイトビーチさんが Joeでここへ泊まりに来て
一緒にTIに行く予定だったのですが天気予報もびっくりの
「雪」〜しんしん
だったんです。朝起きたら積雪だったそうで 雪の中なんとか出発されましたが
やはり無理だったようであえなく引き返し・・ どうするか電話で相談していた頃
岡山でも降り始めてしまいました 大粒の(?)雪が
しかたなくJRで来ていただくことになりました。
そして 日曜夜は二人で飯食って翌朝に備えて早く寝ましたが
ずっと天候の事が気になりましたね。
さて、翌朝 6時に起き、ホワビさんは朝ご飯食べて、
僕は朝ご飯を持って結局6:45頃TIに向けて出発しました。
僕がSMX50、ホワビさんに僕のJoeを乗っていただきました。
TIまでは爆走で SMXはJoeをひっぱってがんがんに、なんとか早く着くように走りましたが、
途中の峠が路面に雪が残るほどの寒さ、サーキット直前でもシャーベット状路面でスロー走行を強いられましたが
なんとかたどり着きました。7:45 到着してすぐ回しまくったSMXは焼き付いた?って思うくらい
変なエンジンストールしましたが なんとか再始動 無理させ過ぎましたね。
ピットに入って早速 保安部品の取り外し。テーピングやゼッケンの貼り付けをしてエントリー。
8時には来ると聞いていたメンバーがどうやら 遅れて11時に到着することになり
しばらくはピットも取れず 寂しく二人で雨の降る中待っていましたが、TIPSのピットを間借りさせてもらえて
やっと屋根の下をGET。 やっぱり仲間がいないと心細いですし、トランポ欲しいです。
おまけにピットは早い者勝ちだから 朝6:30には来てないとだめですね。
8:20からだった2耐の試走は天候不良のため9:15分からになり2人で寒い中待ってました。
そしていよいよ試走の時間となり 僕はバイクにトランスポンダーを付けて ジャケットを脱ぎ
コースへ出ていきました。
しかし帰って来れませんでした
さいさりす アトウッドでフロントが滑って転倒・・ そのまま滑っていって一面雪で真っ白のグラベルへ。
転倒の瞬間は 「あ・・やっちまった」って感じで 直後は足や肩に違和感を感じつつも 人間は大丈夫
起こしてせめてホワビさんに次がないと・・ でもバイクが もう走れる状態でない感じでした。
せっかく広島から来ていただいてホワビさんに申し訳ない気分でした。
11月のウェットのレースは今日よりももっとひどい雨で それでも回って来れたのに
やはり1月の今はもっとひどかったんだと身をもって知りました。みんなに気を付けろって
言われてたのにこの様ですからね・・ 情けない。
アトウッドコーナーはモスSからブレーキング、下りながらクリップへ突っ込んで
立ち上がりから登りになって 次にバックストレートというコーナー。
これを無事クリアしていても 調子に乗ってどんどんスピードを上げてしまう癖のある僕は
他のコーナーで転けていたでしょうね・・
なんかこんなシチュエーションどこかであったような・・ 2年前の裏六甲でした
(f:-_-)
二人乗りして直前まで行って 山を登るに連れて調子に乗って攻めていったら
ハイサイドで転けてしまいました。99'に傷が行ってしまいましたね。 結局ぜんぜんわかってないですね 僕。
マーシャルに助けてもらい、エスケープにマシンを運び、走行枠の時間が終わるまで待ってましたが
その間もアトウッドでは終始 曲がりきれずにまっすぐ突っ込んでくるバイクが毎周見られましたし
転倒車も出ました。マーシャルの無線では1コーナーでも3台 走行不能になったとか・・
僕よりはるかに走り込んでる人まで犠牲になるくらいですから
僕ごときが出るにははるかに及ばない過酷なコンディションだったんだと思います。
臆病十分、公道並にゆっくり走ってる方が安全で 無事回りきれたかも知れません。
それでも ホワビさんに慣れない僕のバイクで走ってもらってる最中、厳しいアクシデントに
なっていたかもしれないので 転けたのがまだ僕の方で良かったと今では思います。
岡山からTIまで1時間走ってもらって 「このバイクはわからん」とホワビさんは心配がって
居られましたので、同じJoe 同じフロントフォークチューニングでもマシンによって違うんですね。
僕のはブレーキがノーマルだし、カムシャフトはノーマルだし。
っということでこの春の3耐も今のままではどちらかが相手のバイクでたくさん走り込まない限り
また今回のようなことになるやもしれないので 準備が間に合わなければ見送ろうと思いました。
いつかは乗るのかなぁと思っていた回収のトレーラーに他の転倒者と一緒に乗ってしまいました
日頃お協力、ご心配いただいている人には失礼な話ですが、ちょっとうれしかったような・・
おまけにフロントがすくわれる瞬間にちょっとスマイリーだったような・ バカです僕は。
転けてすぐは それほど重大事態に思わなかったのですが
帰ってきて ホワビさんを大変心配させていたり、引き上げに来てくれたGMDの塩見さんに
「あれほど気を付けろと言っただろうがぁ」と肩持って揺すられたりして
ようやくなにか哀しさがこみ上げてきました。
TIでは食べた事無いおいしいラーメン屋台 なぜかテントはGMD
COMPUTRACKだったりしますけど(笑)
豊後ラーメンを食べている頃には僕はぜんぜん元気なくなってしまってました。
バイクは既に引き上げて GMDの岩道さんに運んでもらってます。
その後 ちゃんとやってれば出られるはずだった 1耐を見て これまた転倒があちこちで
ルマン方式のスタートは 危険回避のためローリングスタートに変わり
グリッドからスタートし、まだレースが始まってないにもかかわらず1コーナーで1台転がって行くのが
見えました・・ 開始時はまだ雨で 路面もドライ/ウェットという厳しい状態でしたのでそれほど過酷なレースに
エントリーしてしまったのですね・・。
後に第二ライダーに変わる頃にはもう 晴天で温かくなり 路面もウェットでタイムも上がっていきましたが
結局ウェット時はトップチームでも2分越、ドライになってからなんとか1分52秒くらいになってました
走ってるたくさんのバイクと調子を見ていると やっぱり出れなくて悔しかった・・
1耐も見終わり ラーメンで腹一杯になって 中学来の友人が車で来てくれていたので
みんなに挨拶して 僕は車、ホワビさんはSMXに乗っていただいて岡山に帰りました。
日差しの強い昼下がりでした。
タイヤが暖まってないうちに突っ込みすぎた僕がまずかったです。
転けた感じは コーナー曲がろうとヒールグリップして腕の力をふっと抜いたところで
バイクがバンクしていくのが、深くなるのが止まらなかった・・
どんどん倒れていってサクっと倒れてしまいました。
バイクの損傷は 右アッパーカウル、ロアカウル、メンテナンスリッドはもう使えません
フレームは軽くこすってて黒くなっていますが 曲がっているかどうかはGMD岡山で
COMPUTRACK使って計測してもらって確認します。
フロントフォークもねじれが入ってるみたいですが、フォーク自体は大丈夫のようです。
サーモスタッドとウォーターポンプは吹っ飛んでましてあのまま走っていたらエンジン壊してましたね。
奇跡的にラジエーターとスクリーンは無傷だったのは幸いでした。
修理とともにフロントにはジオメトリステムキット、 リヤショックはオーリンズへ
今回のレース間に合わなかった仕様がついに完成します。
でもこの仕様がもし間に合っていても・・ 結局タイヤが暖まる前に転けた僕自身は変わらなかったでしょうから
もっと大きな被害になっていたと思います。
ショップは2月上旬には きっちり治してみせると 力強いお言葉をいただきましたが
ARCの会員にもなり損ねたし、高い授業料にしては損失がでかいので
春の活動は大きく遅れそうです。
TIを延べ150周程度の走行で 大きな制裁を受けてしまいました。
これからというのに・・。
破損状況写真集 1/16 GMD岡山にて撮影
![]() タンクはへこんでないですが擦れてマスねぇ。 |
![]() マフラーもガリガリでございます。 |
![]() ブレーキフルードのカバーまでがりがりでございます |
![]() サーモスタッドのカバーが吹っ飛び、ホースクランプも破れております。 |
計測の結果フレームに大きなゆがみが無く このままでOKということが不幸中の幸いでした。フォークもステムがよじれただけで生きております。ラジエーターもヘッドカバーがやられただけで本体に異常なし。スクリーンも割れてないし。
マフラーはいよいよあのお方にお願いしてF3のDAENにするか・・それともHRCのフルエキか・・
でも別にこのまま使えるし いいか。 タンクも傷ついたけどこのまま使えるしいいか・・