去年の11月、TIの1コーナーで吹っ飛んでから早半年。
今は就職して、島根県・益田市。自走でサーキット通いはできません。
もうトランポも処分しました。
春に親友の嫁さんが乗っていたVTR1000Fを譲り受けることになり益田に乗ってきました。
(これまた99CBR600FXの事故後のレース活動と一緒で実家には内緒でおります。)
そのバイクに乗って思いました、やっぱりノーマルはすごいなぁと。公道を走るには純正が一番だと
思います。しかも1000ccもあるとアクセルを開けるではなく、もてあますパワーのコントロールだけ
で加速も旋回も調整できてしまう。
CBR600Fは僕にコーナーに侵入することを教えてくれましたが、VTR1000Fはコーナーから脱出
することを教えてくれています。以前のCBRは何度も僕の無謀な操作から救ってくれた足回りを持っ
ていたので、ちょっと度を越えた事態ではたしかにVTRにももうちょっとと思うところもあります。
しかし、以前はこけるのが怖くて、未熟な自分の腕をバイクを速することでカバーしたくて、えら
い金使って大きくバイクに手を入れていきましたが今は違った考え方をしています。ちょっとまとめ
てみたいと思います。
タイヤはどこがいい? 僕はダンロップがいいと思うんです。
改造から外れてまず基本のタイヤから考えてみたいと思います。僕が走っていた昨年までは
ハイグリップタイヤはBT001.D208GP、パイロットレース2、ピレリのスーパーコルサとメッツ
ラーのなんだっけかな?名前忘れました・・。
それぞれありましたが、ノーマルの車体にこれらハイグリップタイヤは自分には必要ないと
思っています。寿命も短いですしね、ターゲットがレースに絞ってあると思うのでおいしい時間
も短い。その時間を越えると公道を走る上では並みのスポーツタイヤ以下になってしまうと思います。
BT001に至ってはサーキットで最初の30分のみ。一度冷えて次の1本はもう最良のグリッ
プは得られませんでした。
D208GPはとてもいいタイヤでした、フルバンク時のグリップがBTやピレリに比べるとやや劣って
いたのですが、今年D208GPAが出て、寝かしたところの溝が減ったのでかなりよくなっているんじ
ゃないかなぁと思っています。履く機会はもう無いとは思いますが。
長く練習するにも、ダンロップがとてもよかったですね。
パイロットレースはS2、M2になってから、角がストンって急降下な斜面になってしまいました。
あそこまでバイクを寝かせてしまうとそのまま地面に着いて逝ってしまいそうです。どうもブレーキ
をにぎったまま進入しにくいらしいですしね、直立状態から寝はじめのきっかけがとてもよくつくっ
てある頭のとんがったタイヤなんでしょう、そこをブレーキをかけながらなんて中途半端に使ってし
まうともったいないのかな。タイヤのへこみ具合、変形させ具合ってのもあるんでしょうけど、この
パイロットレース2は僕みたいな寝させっぱなしのへたくそには向いて無い気がします。
ただ、前輪の径が少し大きいというのはトレール量が増えるのでバイクの限界を高めるためには
とてもいいようで、他銘柄も真似してきてるみたいですね。角が急降下っていうのは実はツーリング
タイヤも同じでH2はもちろん、プロファイルえらい違いますがはパイロットロードもフルバンクで
静止というのはとてもしにくいイメージです。バイクに乗ってるとき、今自分のタイヤのどのあたり
が接地しているかなんか見えませんからね、ラウンドは平たい上に角も急降下。まっすぐ走るには使
わないのでいいと思います。それでも真ん中ばっかり減って後ろから見て横一線にタイヤを減らすの
はとってもかっこ悪いなぁと思っているので、ちょっとでも横が減るようにコーナーでよくアクセル
を開けちゃうんですが(^^;
BT001とピレリのスーパーコルサは一番寝かしたときにぴたっとその角度で寝るのが止まって
くれる感じがして、自分には良かったです。エッジが立ってるんですね。そこでぎゅっととまってく
れる感じ。BT001は雨はスリックより食わないといわれる危ないタイヤですけど・・
というのも、僕はコーナーでスピードを殺してくるっと旋回しバイクを寝かさずに立ち上げていく
という効率的な走りができないコーナー進入をしておりまして、進入でぴたっと寝かしてそのまま
深いバンク角で定常円旋回させることしか脳の無い乗り方しかできなかったもので、つまりバンク狂、
寝かせフェチ君だったわけです。エンジンをチューニングしてくれた人でもあり、師匠の矢部さんにもずっと
いわもとくん寝かせすぎ〜とよく言われてました。最後まで治りませんでした。
だからバイクを曲げることができる人は結局どんなタイヤでもいいんでしょうけど、そんななかミ
シュランのようにとんがっているか、ダンロップのように荒れてもグリップするとかその人の特性に
あったタイヤ選びをするんでしょうね。BTはグリップは足りませんでしたが、寝っぱなしの僕をず
いぶん救ってくれたんだなぁと思っています。寝かせたときの接地感と加速感はダンロップが一番
手ごたえありました。
タイヤの減り具合ってCBRの時はブレーキで、VTRの時は立ち上がりで減らしているような気
がしました。サーキットではブレーキを奥に奥にって突っ込むものですから滑らせてどんどんタイヤ
減らしてしまって、立ち上がりのときはめいいっぱいアクセル開けるんですけど、キャブで600だか
らいつまでも開け方が足りないで居ましたから。フロントにしがみついて、アクセルをガバ明けするような
乗りかたになったときは、何度も立ち上がりでハイサイド食らいそうになりましたよ。上半身に力入れちゃってる
悪い乗り方の見本のような頃ですが、アクセルワイドオープンで大暴れを食らっていました。
VTRになって公道しか走って無いんわけですが、リッターV-TWINなバイクってオーバースピー
ドで入っていくと曲がりきれずにまっすぐ行っちゃうでしょ。アクセルオフにし続けるといつまでも
曲がらないから。だからブレーキは早めに終わらせて、その分立ち上がりは早く開けてますね。する
とどうも加速させている部分がわずかに剥離するもので、どうもこのVTRの時は立ち上がりでタイ
ヤを減らせてしまっているようです。その路面とコーナーとバンク角に合う、ぴったり合ったアクセ
ルの開け方ができるようにならないとまだまだということでしょうか、サーキットでも速い人、タイ
ヤの持ちがとっても長かったですし。
去年の秋ごろだったでしょうか、突如として周りのD208GPユーザーのタイヤが強烈に剥離し
やすくなっていまして、早い人ではわずか30分の走行で、もう終わりだろってくらいぼろぼろに剥け
てました。5万円くらいするタイヤがあんな短い時間で終わってはとてもかわいそうでした。この年、
N250のGPR70でも起こっていたので多分ダンロップの工場での材質変更が開発も予期しない悪い方
に出てしまったロット不良だと思うのですが、そのとき同時期に僕が履いていたD208GPはなんと6
時間くらい走行できたわけです。まわりからアクセルの開け方がうまいんだなぁってほめられていま
したが、とんでもありません、3ヶ月くらいたって気がついたのですが、リアタイヤのローテーショ
ンが逆だったんです(笑)よくもまぁウェットの中走ってこけなかったと思うのですが、サーキット
を同タイムで走れていたのも意外です。溝付でのドライ自己ベストまで出してしまっています。
公道でパイロットスポーツ。みんなが履きます。僕はちょうどF4で事故の前に履いていましたね。
リヤタイヤすごくいいと思うんです。でも嫌いなのはフロント。全銘柄中一番嫌い。だからパイロット
スポーツは履きたくない。なんか直立状態から倒し始めたときの感覚が大嫌い。空気圧を落としても
やっぱり素性は同じ。今は直ってるのかもしれないけど、もしそうでも履きたくない。食わず嫌いに
近い嫌がり方・・ もし履くならリヤだけ履いて前はパイロットレース1のフロント履きたいですね。
異種混合は危ないんだろうけど。 いろんな異種タイヤ混合バイクに乗ったんですけど、あぶなか
ったことなかったんですよ。今まで。
いろんなタイヤを履いて思いました、ホワイトビーチ会長と同意なのですが、F3には初代のパイ
ロットレースが一番良かった。さすが、その当時の最強タイヤですね。公道走ってもサーキット走っ
ても最強。なんでレース2になってああなっちゃったんだか。レース2はどうもフロントソフト(S2)
リヤミディアム(M2)がいいらしいとかわけのわからんことになっているみたいですが。最初のパ
イロットレースは本当によかったですよ。食いも曲がりも適度で扱いやすかった。値段が高かったの
と、冬食わないのはつらいですけど。 パイロットロード方が初期からよくグリップするそう。温まる
とパイロットスポーツのグリップが上。スポーツは雨でもいけるそうです。
ダンロップを薦めて、持ちが短いという印象を持っている方にはほかを薦めるしかないですね。
さて、タイヤの使い方。今日のソロツーリングでも見通しのいい左コーナーでたった1度だけでし
た、自分で今のはよかったなぁと思う曲がり方ができたのは。クリップ手前で前後がぐぐっと食って
バイクが止まった感じがあり、車体が回頭し、スロットルコントロールもタイヤと路面のグリップに
適切できれいに立ち上がれた。これが自分の理想のコーナリング。あとその他の何千回という
コーナリングはなんかしっくりきませんでした。
今乗ってみると、どうも左に比べると右コーナーが苦手のようです。車体が曲がってるからなのか
なぁ。じゃぁ車体をまっすぐにしようか? 今はこれについてあまり語りたくありません。測る機会
もないのでほっといて走りますが、直してもまた元に戻ると思っています。サイドスタンドを立てて
車体を止めている以上ね、また同じようにねじれると思ってるんです、僕は。原因が自分の癖とした
ら、よくもまぁ右コーナーばっかりのTIを走りきれていたものです。
左の方が満足感大きいんです、体の位置もコーナーでの上体の入れ具合もしっくりくるんです、左
コーナーは。右はうまくいかないんですね。でも、吹っ飛ぶのは左コーナーが多い(^^;ストマジ
でサイドスタンド擦って吹っ飛んだり、NSR50に乗せてもらったときもWヘアピンののぼりで天
秤食らって吹っ飛びそうになりました。同じところで、CBRでも3耐のレース中に開けコケしたなぁ。
どうやら登りの左は満足するのに飛ぶことがあるみたい:僕
右はあまり上体的には寝かして無いのにバイクは曲がってくれてますね。CBRのころから。
タイヤのイメージ、ほかの人に勧めるポイント 好みが無ければダンロップ、冬、寒いときが気に
なる人には国産ならブリジストン、高くてもいいなら温まりが早いピレリ、メッツラー、ビバンダム
好きさんにはミシュラン(聞かれないか)。タイヤは僕はBSはビッグバイクタイヤではまだまだ他
社から遅れていると思います。ほかのメーカーより高い、ハイグリップなゴムを使ってるらしいん
です、でもそれがライダーの感性という面ではまだまだで、食ってるのにその感じをダンロップの
タイヤのようにライダーに伝えてくれるフィードバックが足りていないからブリジストンは今ひとつ
なんじゃないかなぁと思います。軽いんですよね。食いっぷりが。
ミシュランは海外で使っているタイヤと日本で売られているミシュランタイヤはなんか違うんじゃ
ないかと思ったり。でもメイドイン〜はちゃんと外国が書いてありますよね、日本の路面にあって
無いのか、タイヤってやっぱ作りたての脂が載ってるやつがとても食うのですが(笑)海外から船便
で運ばれて日本に到着する間に乾燥してたいしたこと無いタイヤに変わってしまうのかなんて思い
ついちゃったりして。と、最近の新型タイヤ。だからダンロップが一番かな。
公道用D208typeGだとなんか物足りないのは仕方ない。持ちはどうしてもマカダムよりはみんな
落ちるよね。長距離ツーリングするならD220STで十分だと思うんですけど。BT010は雨で食わない
印象だし、持ちが短いって印象があるひともいるみたい、でもTIで1分50秒で走るにはよかったと
思いますよ。1度履いたピレリのスーパーコルサ、よかったなぁ。高いけど
足回り
ノーマルの車体にハイグリップタイヤは要らない派の僕にとって、じゃぁどうすれば要る様になる
かというとやっぱりいい足回り。でも後に書く消耗品交換の部分の方がもっと重要って気持ちのほう
が今は強いんだけど・・ なんか基本整備が重要なんて書くのはありきたりだ・・・・。でもあえて
寿命の短いタイヤを履いて一瞬のグリップに酔いたいとは思わないので、いい足回りを普通のタイヤで生かす
そんな足回りがほしいと思う。僕が最近乗っている99年型付近はどうもエンジンやらアルミフレームやらに
お金がかかっていてなんか足回りがそのつけを食らって貧相。だから4年たった今はもう物足りない足に劣化し
ていますよ。その後同じ車体で出たわずかなマイチェン後の後期モデルなんかはよく売れて開発の元が取れたり
なんかしてくれてたから?サスがグレードアップしてくれてたりしてますね。
CBRはあれだけやった、あの車体姿勢すごくよかった。構造的に限界はあったけど。フロントは
立てるとラジエターにフロントタイヤが当たるし、リヤは5インチリムで170幅が限界だったし、ス
イングアームが弱くてねじれるし。でもとても限界が高くて、安定して定常円旋回してくれて、寝っ
ぱなしの僕を救ってくれた。とても限界が高いバイクだった。さすがデュハメルの練習用ジオメトリ。
Q:じゃぁ今のVTRにはどう? 自分に聞いてみる。
A:前後のタイヤの設地感薄いな。だからハイグリップタイヤ履いてもしょうがないと思っていま
す。リヤが流れている感じも伝わってきにくい。でもコーナー立ち上がりでフロントタイヤよりリヤ
のほうが流れて大回りしているのはわかる。やっぱり流れてるんだ。CBRのときはこんなことなか
ったなぁ。やっぱりリッターV-TWINはパワーあるんだな。登りコーナーの立ち上がりは要注意だ。
リヤの接地圧なくなると思うし。流れている感じはわかんないけど。
パワーは申し分ない、立ち上がりで流さないようにぴったりアクセルワークして加速するほうが至福。
Q:じゃぁどこまでしたい? またステム変える?リヤはオーリンズ?
A: 別にモトルネ出て40秒で走りたいわけじゃないし、でももうちょっと物足りないな。フロン
トは、流れる。しかも抜重してリラックスしているときに。まるで小排気量車のようにハンドル押さ
えつけて接地圧を上げてやら無いといけない感じだ。でも流れる感じが伝わってくるのはフルバンク
とか速度域の高いときじゃないな。中途半端なスピード、中途半端な角度の時。多分2段ばねだから
じゃないだろうか・・・ ということはシングルレートのばねがいいな。
あとオイルは絶対P・P(内緒なので略)あそこの安くて最高。サスのグレードが上がった感じ。
持ちも長い。だから次OHしてもらうならあれ。WAKO’Sやカヤバ、SHOWAはごめんなさい。借
り物とか、人のとかそういうのは別にいいけど。短時間しか乗らないから。
ということは総合すると 1WDに出したい・・ 益田でバイク持ち上げといてフロントフォーク
はずして送ってOHしてバネ変えてもらいたい・・ それで十分、というか贅沢。
リヤは接地感少ない。立ち上がりで踏ん張りが足りない。やわらかめにセットしてるのに、まだ跳
ねる、いや跳ねるというより力が伝わってくるのが遅い。やっぱ前にオーリンズを経験してるからか
なぁ・・ でもOHLINSの感じ、どうも柔らかい。使ってると、減ってどんどん尻下がりになってい
っているような悪いイメージを持ったこともある。
じゃぁどこのサスがいいかな? 純正がいい。2000年モデル以降のフロントが43径でリヤがホー
ス付別体タンクになった、SHOWAのでいい。服部親分の赤いのについてるあれ。VTR借りたときは
ちょっと硬めに思ってもてあましたけど、今は違う。99’にたくさん乗ったから。あれを付けたい。
ここ2年間くらいセッティングをいろいろ変えて、変えてもらって、体感して覚えさせてもらい
ました。伸・圧・イニシャル、そして突き出しとリヤのスイングアームの角度で車高と。今のVTR
のイニシャルのセットで生かされています、今は理想よりわざとちょい前傾。理想にすると流してい
るときに腰が痛くなくなります(^^;でもちょっとぺースアップしたときに物足りない・・
リアの踏ん張りが。っで実は車高を上げるのは嫌い。スイングアームスロープは?トレールは?
そんなスイングアームへこませるような走り方をしなきゃいいんです、バイクは寝かさなくても曲が
るんだ。それにタイヤにはもっとも進むグリップ量があるし、それは公道レベルではスイングアーム
スロープが多く要る必要は無いはずだ。タイヤを滑らせない最適なスロットルコントロールができれば
無理に車高は上げなくてもいいと思うし、それは自分でもこれから追及できる部分だ。
(不得意な分野ではない)
うーん、足回りは前途で十分だな。 今は足回りよりもっと大事なことに気がついた気がします。
タイヤや足回りの性能を生かす部品たちを。
基本整備編? あ〜 ありきたりでいやだ。でもこれが重要だ。
まず今、とっても重要に思うのがチェーン! これが曲者。生き物のように伸びたり縮んだりする。
エンジンパワーをあげようがいいタイヤをつけようが、スロットルコントロールがうまかろうが、こ
こが新品じゃないと全部がパーじゃん。と思う今日この頃。
僕は以前チェーンのメンテは得意だった。というかそれしかできなかった。うまかったのは
VTR1000Fの前の持ち主が嫁さんのだんな=親友が証明してくれます。VTZ250のころ、とって
も気を使ったけど、CBRでサーキットを走ってもっと思った。XW-Rを長くても3ヶ月で交換でし
た。僕は。
エンジンとかカムチェーンやミッションまであんまりガタは大きくないのに、ドライブチェーンの
部分のあの曖昧さはなに? 多分ファジーな人間の操作面を補ってくれるクッションのような役割を
持ってくれてるんでしょうねぇ・・
ストレート走ってきてコーナー前でブレーキかけてリヤタイヤ回してたチェーンが急にフリーにな
りますよね、そのときのチェーンの暴れ具合って言ったらもう・・見たことあります?ばたばたと。
そしてエンブレかければ急に逆に引っ張られるんですよ。
さらに減速してコーナー曲がってアクセルを開けたときはたるんでたチェーンが急に引っ張られて
アクセルを開けたときのショックはとても大きいです。いいタイヤとかいいリヤサスとかの問題じゃ
ないでしょ・チェーンです、やっぱり。チェーンが古ければいいタイヤ履いて居ても、ツーリング
タイヤでいいチェーンつけてるほうがいいでしょう!っと思っちゃうくらい。偏見ですかねぇ。
だから一度たるんでるチェーンが急にタイヤにトラクションを伝えて流れてしまわないように一度
パーシャルを当ててリヤのグリップ感を感じてからっ即アクセルをワイドオープンですよ。これはラ
イオン丸師匠に教えてもらったテクニック。とても大事でした。
実現するにはチェーンが生きてなきゃだめ。今のVTR1000Fのチェーンも実は僕的にはもう
だめ。チェーン交換時期ってのはまだ半分しかメモリ来てないけど。フリクションがでかい、操作時の
ギャップが大きい、チェーンが重い、だから曲がりや加速にも影響してくる。走りが重い。
あと大きなバイク屋が余計なおせっかいでやるタイヤ交換時のきつめのチェーンあわせの設定も僕的
には×。どうせ伸びるからとか公道ではスイングアームが沈みきることも無いから、走らないだろう
からと、あんなのコーナーでアクセル開けられなくて乗りにくくしてるだけじゃん。スプロケは新品
時もだめ、減ってるときもだめ。真ん中がいい。フリクションが小さいチェーンとスプロケの組み合
わせが見つかればそれに越したことは無い。
横浜の元F4乗り、東のふーさんがもう、しょっちゅうブレーキフルードを交換するくらいブレー
キフルードの重要性を訴えてましたけど、僕はそのドライブチェーン版かな。
ちなみに僕はブレーキはフェードしないフルードで、エアが入ってなかったらOK派かな。
ブレンボじゃなくていい。ニッシンで十分。パッドで選択。多少タッチが悪くても乗ってれば慣れる
し、効き始めより握りこみで調整するほうなので。あまりコーナー止まれないって危機に陥ったこと
が無いんです。いまのところ。じゃないとST600走ってる人はブレンボじゃなきゃなんてことにはな
らないでしょう。あと、純正でも954のマスターに変えなきゃなんてこともないでしょう。止まれる
と思うんです。あ、でも、公道で急に脇から車が飛び出してきて急ブレーキ!なんてときには重要な
のかも、初期タッチの効くブレーキは。僕は最近どんどん臆病者で、巡航速度も車間距離もとっても
おとなしいのであんまりそんな場面に遭遇しません。だから、この話はあくまで、コーナーが迫って
きてブレーキをかけて、減速、曲がるってことだけにしか当てはまりませんね。停止線でぴたって
止まるってのには苦手かも。ちょっとオーバーランするかもしれないね。それじゃぁブレーキ効いて
無いじゃないかって?僕がいい加減なだけです。もっと手前で静止していれば問題なし。
ステムベアリング・・ わかりません。ほんとに死んでるのに乗ったことあるけど、ひっかかりが
目に見えてわかるレベルで無いと。しょっちゅう変えるリスク、フロント周りに与える影響のほうが
心配。バラせばバラスほどいろんなところが消耗していくと実体験しているので。緩みやすくなるし。
ここはあんまり交換したくないところ。ウィリーよくする人はホイールベアリングかえないとね。
リンク周りのグリスアップはたまにはいると思います。エンジンオイルやラジエーター周りはあく
までエンジンの出力の維持と寿命に関することだけでしょう。ここは僕は、維持だけ、性能は固定と
考えたいです。今はVTR1000Fでパワーはあまってるし。公道で100kmから200kmまで加速する部
分ってのは最近出番がまったく無いんです:僕は
高速道路でぷちんっときたときだけですかね、でも高速道路では今度は細かい曲がりはほとんで出番
なし。気にする部分が切り替わるわけで。ちなみにVTRはリミッターついたまま。
あと、ねじはトルクレンチで締めるようにしていますが、これは当然の基本でしょう。前の足回り
も、リヤのホイールアクスルも閉めすぎると、やっぱりベアリングが早く痛むし足回りの動きも悪
くなる。だからトルクレンチでちゃんと締める。締めすぎないし、緩めすぎない。ホワビさんの作る
フロント周りはホイールの動きがとても軽いです。これはブレーキの付け方のうまさもかかわってく
るんですけど、あそこが軽いとコーナリング性能ぜんぜん違いますしね。間違ってるといいタイヤつ
けてたって・・という話に持って行ってしまうわけです。
あと、いっぱいあるんですけど、点検箇所は。
エンジンは維持、出力の固定と考えると曲がりの部分はどうしても駆動の軽さとリヤショックでしょ、
すると気になるのは前途のチェーンのほかに、細かいですけどハブダンパー。こいつは安いしこまめ
に交換したいものですね、立ち上がり凝り性の僕としては。無駄に緩んでほしくないものです。
はぁこうやって考えるとノーマルが一番だなぁ。
CBRの時ほど原型がほとんど無いほど変えることはもう無いでしょう。
パワー出せばあちこち傷むし、パワーフリークで、でもバイクは洗車してエンジンオイルとタイヤしか
見て無い人はいつの間にか自分のバイクにたまっていくストレスが、徐々に劣化していくのを乗って
いてわからずにいるんじゃないかと思います。急に悪くなっていないからですね。
じゃぁ、VTRに前、後ろ、サスに手を加えるか?微妙です。しないかもしれません。というのが、
リッターV-TWINはしっかり味わいます。立ち上がりを追求するために。でもその後に待っているの
は、初代のGSXR1000のエンジンを積むんで、スズキのネイキッドが出るであろうと踏んでいるか
らです。できればそれにつぎ込みたい・・だいぶ先の話・・でもそのときもマフラーも変えないかも
しれない。出力には興味なし。しかもぱっと見ノーマルの・・っていうようなバイクにしたいですね。
ちゃんと昔と違って自分の好みが、チューニングの方向性があります。つぎ込むといっても前周り全部
交換とか、ホイールがマグネシウムにとかフロントフォークのカートリッジのチューニングも次回はお願いしないかも。
ライディング
僕はバイクを寝かすときに外ひざを内に強く押します。それで寝かします。
50秒くらいでだらだらとまっているときに某井上さん(メカの方ですよ)から教えてもらってこのき
っかけ作りのおかげでそのとき行ったことが無かった46秒台を味わいました。今でもこのきっかけ作
りはVTRにもやってます。そのおかげか、今のところVTRで曲がれない〜ってまっすぐ行ってし
まったことは無いんですよね。ペースも遅いし、アクセル開けないと曲がらないって思い込んじゃっ
てるからだと思うんですが。ただ、ほんとはこの曲がり方は良くないんだけど、今の君にはいいきっ
かけになると思うよって教えてくださった内容でした。この次は立ち上がりで・・とちょっと教えて
もらってもうお会いする機会がありませんでした。立ち上がりで腰に体重をかけるかけ方を教えても
らいました。この次はタイヤの流し方の講習だったのですが、僕がそこまで結局行けませんでしたね。
TIで一緒に話してくれてた、走ってくれてたみんなが、42秒、40秒、38秒と、僕の知らない領
域へ入っていってしまわれています。一緒にTI走ってたGSXR10000の田中さんも42秒まで入ったって、
妖怪まんぷく四男さんも40秒、ST600地方戦のトップ勢は38秒、37秒。N250のちうくんねえさんだって
見ましたよ、この前のリザルト45秒?そこまで自分も行ければもっとバイクの感じも変わってるんだろ
うな〜。自分の場合お金の問題だけじゃなくて、不器用で、運動神経が悪いからここから先はなにか
起きそうな。そう自分に線引きしちゃってます。
サーキット走る前はこけるところまでバイクを走らせることができなかった、そんな僕がレース活動
を終えて、バイクをこかしてしまうかもしれないような走り方を不意にしてしまう性格に変わってし
まいました。去年のCBRもKXで肋骨折ったのもストマジでも転倒と怪我が続きました。
わかって無いのに飛ばしてしまうようです。
だから、人のバイクを借りて、レースなんてことになったときは、今までみたいに無茶しないよう
に、こけて壊したときの約束とか忘れずにしないとね・・と思ったりします。
99’走行会でTIを走って、そのとき公道乗りで、人並み1分50秒出せば早いほうだという
基準を教えてもらいました。初めてで2分出せば速いというのはがむしゃらに走ってたら越えてしまっ
てましたので。今は、以前N250でぶいぶい言わせていたり実はGP125をやってたりしたひとが、
600や1000でサーキットにちらっと帰ってきて急に45秒とか40秒とかってえらい話はあります
が、まぁ山に通って、峠を走ってってD.O.Nなんかに出てくる人たちはせいぜい50秒くらいでしょう。
2分ちょい切るところで走った僕は目標が1分50秒だったんです。それが1年目に国内使用の詰った
エンジンのままで越えてしまって、おまけに7回も選手権に出て結局1分45秒まで行ってしまった、中古のスリック
でリヤがずるずる流れる状態でも。
もちろん45まで行くともう40を見てしまうようになるんですが、モトルネ前日の転倒の走行の後、交換する
はずだったBSに持ってきてもらってた新品のスリックを履いて、ドライだった予選、決勝と走れば、43秒の
期待もありました。フルチューンF3、モトルネ勝った井上さんの領域に。
まぁできなかったので夢に終わりましたが、自分としてはいつでも50秒超えの走りが楽にできるって速度感
をえられただけでも十分な学生生活だったと思います。
自分、すべてを知ってるわけじゃないし、間違ったことも書いてます。だけど、どうもTI2分く
らいの人が、僕の2000年の日記を読むと共感してもらえるようですし、2001年のオープン100マイ
ルレースまでの日記は1分50秒まで行く人には参考になることも多いようです。
今のこの文章だって今まで作ってきたホームページの内容だって、9割以上の人には共感されない
変な話だと思うのですが、もしかしたらどこかに走りの脱出のきっかけになる内容を見つけた人もい
るかもしれない。N本圭とか、丸Y浩とか有名どころが書く雑誌のライディングのコツみたいなもの
を見ても、ぜんぜん自分に当てはまらないこともあるし、GPライダーの話を鵜呑みにしてもレベル
の低い僕には当てにならない。
この前もビッグマシンを立ち読みしてたら謎が解けたみたいなことが書いてあって、最後までその
ライテク記事を読んでみたらなんかドカの999に乗ってる人がコーナー侵入する前にブレーキングで
ステップにかけてる両足を前に突っ張るんですって、ブレーキをリリースして、その突っ張りを脱力
した瞬間の溜めが曲がるきっかけのキーポイントだ
なんて書いてあるわけです、大々的に。それを僕が公道でちょっとやってみても、まず前にステップ
を蹴り出すなんてことはできませんでした。前に大阪の講習会で講師のみなさんご存知のS代表さん
もおっしゃられていましたが、そのときも質問したんですよね、バックステップのときはどうやって
減速時にステップを前にけりだして上体をホールドすればいいのかって。ちゃんとした答えはいただ
けなかったんですけど、僕は前乗りで、減速時だとニーグリップで支えています。もし仮にステップ
でのグリップ+シートとおしりのグリップで減速時のGを支えきれるのなら、ニーグリップで支える方
がノーズダイブが大きくなって車体姿勢を崩してしまうのかもしれませんけど、でもフロント沈めて
キャスターが立ったほうがバイクはよく曲がるんでしょ?
僕が下半身が弱いから鍛えてないから、足で支えられないのかもしれない。同じ講習を受けていた
周りのみんなは僕が変な質問してこいつなにレベルの低い質問を言ってるんだろうって思ったのかも
しれない。単にブレーキングが下手なだけなのかもしれないですね。
だだライテク記事のコーナー進入時のキーポイントは今の僕にとっては外ひざだし、それを入れ
るタイミングはバンクさせるポイントで(当たり前)それで曲がるきっかけを逆ハン(逆操舵)させ
ないで作ることができるようになったという2分のころの自分とは違うところです。
つじTかさのベストライディングの本だって当てはまるところと当てはまらないところあります。
合わないところはただ、自分がそのレベルまで行って無いだけなのかも。こんな風に思うので、ライ
ディング系雑誌の記事を書く人はすごいと思います。よく書けるなぁって。
MFJの機関紙やサイクルサウンズ、ライディングスポーツにはライテクの記事なんて載ってないと
思うんですけどね。スポーツ結果の記事を書く人と、読者では、バイクに乗るって意味で取り組みの
種類が違うからかな。
そんな中、こんな風に自分の考えを書くことは、今の自分の考えを残しておこう、そう思ってのこと
です。いつか自分がサーキットに本格的に戻ることがあればその前の参考にしたいなぁと思って。
以前の日記を読み返してまとめると、2分から1分50秒にいくときはただ、サーキットという恐怖心を
ちょっとずつ解除していく作業でした。F4であっさり2分切った僕はF3で2時間くらい2分切れずに悩んでまし
たね(^^;
それを57秒まで行けたのはクシタニの走行会で参加者のバイクをパワー任せに抜いて抜くとね、せっかく抜
いたんだから抜かれないようにがんばっちゃうでしょ?この部分でよくこける人がおおいんですが、僕は幸い
こけませんでした。そうしていくとスピードレンジが上がって、900RRの赤兎馬さん 多分55〜57秒で一緒に
走っていたあの走行でふっきれました。この人は安心だ、違うバイクなのにその速い部分と僕が得意な部分を
理解してめちゃくちゃ走れる瞬間ってのが走っていると偶然めぐりあえてそこで進化できました。
すみちゃんとARCで一緒に走れてそのときに53秒出ちゃいました。ブレーキを一生懸命がんばって
後から考えるとまだまだ余裕だったのですが、一生懸命アクセル開けて。53が55に戻ったり57まで落ちたり
やってるうちに、ブレーキと寝かせるポイントを固定にしてちょっとずつ変えてみて53に安定しましたが、53が
超えられませんでした。そこをなんとかしたのが、1コーナーの突っ込みと、深いバンク角でした。それで50秒
がきました。でも今度は念願の50秒が超えられません。何度も走りに行く日々が続きます。こけたら怖いので
QPさんや2号さんに無理言ってついてきてもらて。トランポの中でいろいろ話を聞きました。
神戸ナンバーのR1やドカティ、F4、TRXなんかが僕のライバルで、抜いたり抜かれたりを経験しました。
そんな無謀な乗り方のまま矢部さんとオープン100マイル参加。純正のえらく最高速寄りなスプロケをTI用に
超ショートにあわせただけで49秒。キーポイントは1コーナーの突込みのみ。寝かせ方もわからない。
多分クリップで一番バンクが深くなるって言う下手な曲がり方。そのころから言われていたいわもとくん寝かせすぎ〜
勝手に寝てるんですって・・ あんなに寝かしてこけないっていうのはすごいバランス感覚だなぁ
といわれました。どうやら僕の長所のようです、バランス感覚。しかしすいません本人は根拠なく
やってました。実は適当にやったらああやってバランス取れてるんです。ハイサイド食らっても
地面にひじ擦りそうになっても(レーサーではできてもF3では危険)
むちゃくちゃ寝かせるんです。寝てる瞬間がすきなんです(素人)矢部さん最速は45秒・・強烈
同じバイクなのに・・ その矢部さん今はGP250で40秒超の世界。
バイク壊れて、改造3ヶ月、その間黒銀F3で一度走行、公道用タイヤ、つい2週間前に走れる
ようになったバイクであっさり52秒。R1や9R、と2B枠で久々の走行。Aさんにもあの中では一番
速かったと言っていただいてました。
そしてF3、12月冬に復活。すごいパワー。そのころは僕は走りが天狗(爆)無謀な走行で
周りに迷惑かける。走行会自粛(汗)それ以降回りに気を使ったおとなしい走りを心がける(笑)
っとここから45秒までは本編のレポートにもまだ書いて無いのでまた今度にしましょう。
ラインも気にしたことありません。1コーナーだけがんばっただけです。部分練習も
したことありません。30分の枠で一瞬でも無駄にできないのでがむしゃらに時計を見ながら
一生懸命走り続けただけです。ブレーキもスロットルもデジタルです(^^;多分上半身で
バイクを寝かせて、リーンウィズで走り続けました。それで50秒切れました。600ccというのは
旧型でも恐ろしいものです。臆病な僕がこの10秒で半年通いました。
いつもの好き放題言うさいさりすでした。バイクうまい人に読まれると大笑いされますが(^^;
また思いついたら追加します。