コース
東京〜中津川IC〜馬籠宿〜妻籠宿(泊)〜木曽福島〜奈良井宿〜平沢漆器店街〜塩尻(ワイナリー)〜塩尻IC〜東京(以上走行600km,交通費約16,000円)
3宿の中で最も良かったのが、上の写真の妻籠宿です。ここに宿をとったので、人の少ない早朝と夕暮れに散歩することができました。水路を流れる水音をBGMに、木の香りのする宿場の散歩はムード満点。
宿について
![御宿大吉](daikichi2.jpg)
宿は「御宿大吉」。旅篭風の民宿で、1泊2食付き7,500円 でした。部屋は4畳半4つと6畳1つ。我々の部屋は4畳半でちょっと狭かったけど、鍵のかかる個室になっていて(このあたりの民宿は「襖ざかえ」と言って、昔ながらの襖で部屋を仕切っただけの作りが多いそうです。)桧のお風呂も鍵がかかるので、一人でも安心して入浴することができ、館内も清潔で快適でした。
食事は広間で、馬刺、きのこの陶板焼、虹鱒の甘露煮、いなごの佃煮、南瓜の煮物、ちらし鮨風そば、天ぷらなどなど、おなかいっぱいになりました。トイレは泡で流す水洗もどきの洋式が2つあって、日本古来のだけしかなかったらどうしよう...と内心恐れていたので、ホッとしました。これで部屋がもう少し広くて、天ぷらが揚げたてで、そばが手打ちだと言うことないんだけどなぁ............
「妻籠に泊まりたい!でもどうしても宿がとれない!」
...そんなときは..............
民宿の奥さん曰く、「妻籠宿は宿泊施設の収容人数が少ないので、平日でもすぐにいっぱいになってしまう」そうです。そんなときは宿から少し離れた「大妻籠」の民宿なら、比較的部屋が確保しやすいとのこと。おすすめは「つたむらや」さん。ここも全室鍵がかかる個室になっているそうです。
妻籠宿のおすすめ
- 永楽屋下駄店
木曽五木のひとつ、「ねずこ」という木をつかった「ねずこ下駄」専門店。下駄はたいていのみやげものやさんに置いてありましたが、他にはない「Lサイズ」(25cm)があり、普通サイズの100円増しで2,300円でした。木目を生かした作りの下駄は素足によくなじんで、気持ちがいい!(写真下)
- 上記の下駄やさんのはすむかいの八百屋さん
ピーマン、ししとう、なすなど、それぞれバケツ一杯150円(!)というびっくり仰天の安さ。味も鮮度も抜群でした。
奈良井宿のおすすめ
- 柴田漆器店
奈良井宿の中では、一番きれいで整然とした商品陳列の店ではないかと思います。漆器以外に下駄やお菓子などもあります。(おじさんがとても親切でした。)ここで買った「おかげさんで」というそばの実煎餅とチョコレートを練り合わせたお菓子は、甘さ控えめでそばの香ばしい香りが生きてて私はとてもおいしいと思いました。
- 水場
奈良井宿には、山の湧き水をひいた水場が数カ所あり、私は上記の漆器店のとなりの水場で、水を汲んで帰りました。(ここが一番ボトルに詰めやすかった)このおいしい水でお茶を入れたりして、帰宅後も楽しめます。
その他おすすめスポット
- 龍門堂漆器店
国道19号沿いの平沢のあたり。漆器だけでなく、藍染製品が安価で豊富。ここでお茶とお菓子をご馳走になりました。リュック1,800円。(写真下)
馬籠宿で買ったふた付き篭(600円)
![かご](kago.jpg)
野菜の水切り用に買いました。
ぐるぐる回すとよく水がきれて、サラダもおいしくできます。
ちょっと不思議なこと
宿場町は
どこも手打ちそばが高い! だいたい1,000円前後です。自分でそばを打つ私としては、非常にもったいない気がしました。不思議なことに「手打ちそば950円、天ぷらそば950円」というお店もありました。たいてい具入りの方がざるそばより安いのはどういうわけなのでしょう。具入りそばは「手打ち」ではないのだろうか......