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新車の値引き術
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ちょっとの努力で新車が安く買える! 「知っておくと得をする」値引き交渉術を披露したいと思います。
(月刊自家用車の「X氏の値引き大合戦」企画に採用されたときに、教わったことをまとめてみました。)
値切って買うと、あとあとサービスが悪い? 絶対にそんなことはありません。
逆に定価で買ったからと言って、サービスがよくなるわけでもないので、ここは安心してガンガン値切りましょう。
初日から50,000円も違う交渉法 舞台はショールームの商談テーブル。
ここでは優雅に珈琲など飲むふりをしつつ、セールスマンが見積もりを書こうとしたその時、笑顔で一言。「車両本体価格で見積出してくださいね。」
セールスマンのペンを持つ手が「諸費用」の欄にさしかかったら、さらに一言。
「納車費用と車庫証明費用もカットしていただけますか?」
これは、後からではなかなか要求しづらいもの。
値引き交渉が煮詰まってきた頃に言い出しても、カットしてもらうのは、むずかしいです。●「店頭渡し価格」ってなに?
新車価格表は「店頭渡し価格」と「車両本体価格」が並記されていますが、「店頭渡し価格」の方が見やすいように太字になっていたりします。 この価格の違いは何かと言うと、フロアマットとサンバイザーだったり、愛車セットだったり。 とりあえずは、何もつけずに車だけの値段を明確にしておき、必要な付属品は後で(できればタダでつけてもらう)という戦術でいきましょう。 車両本体価格で買うとちゃんと走らないんじゃないか?!なんていう心配はいりません。
●「納車費用」ってなに?
はっきり言って「ディーラーの儲け」だと思います。 でも、一応は文字どおり「納車する費用=車の配達料」ということ。 「新車のコーティングをはがす手間賃」と説明されることもありますが、売れた商品を納品するのは当たり前。
これはきっちりカットを申し出ましょう。最近では、「費用はカットしますが店頭納車にさせて下さい。」言われるパターンも多いようですが、お店までとりに行っても、納車費用10,000円ほどはかかりませんよね。
●「車庫証明代行費用」ってなに?
車は「免許」がなくても買えますが「車庫証明」がないと買えません。
それを警察まで行って、手続きしてくれる代行料、というわけで、もちろんユーザーが自分でやればタダです。「自分でやるからカットしてください。」というのも言いやすいですし、その場合でもセールスさんがサービスでやってくれることが多いです。
下取り車の扱いは慎重に 見積を書いてもらうとき、必ず聞かれるのが下取り車の有無です。
この時気をつけないといけないのは、 不人気車や高年式車など、査定額が期待できない車を出すときです。 うっかり「ある」と言うと、査定はゼロなのに、下取り手数料と査定料で赤字になってしまうこともあります。「友達に売るかもしれないから、一応「なし」ってことで見積って下さい。」
と言っておくのも手。
一方、他社からの買い換えの時は、50,000円程度の奨励金がつくこともあるので
「古い車だけど、下取りに出すと何かいいことがありますか?」
と聞いてみるのもいいでしょう。
対抗馬を用意して競合! 本命の車とは別に第2、第3希望の車を選び、支払額を比べてみましょう。 対抗馬は「ライバル車として、お互い意識している車」です。 「いつもこの車に負ける」という経験があると、 セールスマンも必死になってのってくることまちがいなし。 競合相手がいたほうが、本命の車が安くなることも、良くあります。
「本命一筋!!」という方は 同じ車同士でも競合はできます。
三菱ならカープラザ店とギャラン店、というふうに販売系列(別会社)の違うお店どうしで同じ車を扱っているなら、試す価値大です。
車両本体の次は付属品 車の値段は「これ以上引けない」と言われても、付属品(フロアマットやオーディオ)などは、無料サービスや値引きが可能な場合がありますので、 欲しいものをリストアップしておきましょう。 メーカーオプション(タイヤやアルミホイールなど)よりもディーラーオプション(フロアマットやサイドバイザーなど)の方が成功する可能性が大きいようです。
例えば、「フロアマットをサービスしていただけますか?」と言って、拒否されたら
「じゃあ3割引でお願いできますか?」と言ってみましょう。
さらに、ここで、下取り車があるなら、「この車を出すから」と言って値引きをお願いすることもできます。 「値引き額」は額面上精いっぱいでも、高額査定で下取り=実質値引き、ということも。 又、ローンで購入する場合は金利を下げてもらう交渉もできるらしいです。
最後のツメはガソリン満タン 車も付属品も、これ以上の値引きは無理みたい。 そんなときは、ハンコを押す前に、最後の一押しガソリン満タン納車をお願いしてみましょう。
「ボーナスが出るまで買わないつもりなんですが、もし、今契約したら、ガソリン満タンで納車していただけますか?」
と言うと、通ることも多いです。 ガソリンは普通5リッター程度で納車されますので、5,000円くらいはここで差がでます。
それでは、ういたお金でドライブに行きましょう!