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ぷ〜ちゃんでユーザー車検(00.8.4)

「車検場のキカイが新しくなって簡単になったらしい」
「ユーザー車検が増えて車検場もシロートさんにやさしくなったらしい」

という、ウワサを聞いたら、どうしても自分で車検場に行きたくなり、ディーラーでの定期点検の際、車検は自分で行くからと断ってしまいました。

で・・・ウワサは本当でした。
自分のクルマ、他人のクルマ合わせて今回は3度目のユーザー車検ですが、今までで一番検査官のカンジが良く、ラインでの操作も楽チンでした。


詳しいことは、ミラージュに乗っていたときの私のユーザー車検体験記を見ていただくことにして、今回は多摩車検場での効率的な歩き方や、新しい機械についてのレポートを書いてみました。


1:車検場についたら、適当な場所に車を停め(まだ検査ラインに並んではいけません) 陸運賛助会(門を入って右側手前にある)に行きます。

車検証を見せて、申請用紙3枚セット(30円)と印紙(重量税37,800円と検査料1,400円)を買います。
係の人が用紙に印紙を貼った状態で渡してくれます。

右隣の窓口で、自賠責保険の更新を行います。(27,600円)
新しい保険証をもらったら、古いものと一緒にしてバインダーに綴じます。

お金を払うのはこれで終りです。
1,400+30+37,800+27,600=66,830 円 です。
お役所なので、ディーラーでの車検のようにカードが使えません。
現金を忘れずに持って行きましょう。


2:次は自動車税事務所へ行って納税確認します。

車検場の門を出て左側の代書屋さんの並びにあります。
窓口に並ぶ前に、先ほど買った3枚セットの用紙のうち「自動車検査票」を出して、オモテ面の一番上にある「登録番号」と「車体番号」を記入します。
(記入できる台がありますが、ボールペンがありませんので持参しましょう。)
書けたら、納税証明書と一緒に窓口に出してハンコをもらいます。


3:いよいよ庁舎に行きます。

まずは、書類の準備です。あらかじめ用意したアンチョコを見ながら、残りの項目を記入します。

(アンチョコは、数値の部分を自分のクルマのものに書き換えておけば、うっかり他人の車の数値を転記する失敗を防げます。by 経験者(笑))

OCRの用紙はえんぴつで、それ以外の用紙はボールペンで書きます。まちがえたら線をひっぱって消せば大丈夫。ハンコも押します。

書けたら、必要書類をそろえてバインダーに挟み、受付窓口で予約番号を伝えて書類審査してもらいます。

もし、予約番号を忘れてしまったら暗証番号を言えばセーフらしいです。
「定期点検記録簿は出さなくても良くなった」と聞いたのですが、 「点検はどうしました?」と聞かれ「やりました。」と答えたら、「記録簿を出して」と言われ、イヤミなくらいじっくり見られました。


4:終ったら、検査ラインの見学へ行きましょう。

私は機械の新しい5番と6番のラインを見学しました。
なんとなく頭に入ったら車に戻り、ガムテープでヘッドライトのロービーム側をふさいで、さあ本番です。


5:外観検査

ラインに入る前に、係員がライト類などをチェックしますので、 車を停めたらボンネットのロックをはずしてライトを点け、乗ったまま待ちます。
係員が来たら、自動車検査票を渡して指示通りにライトを点けていきます

(声がよく聞こえないので、友達に通訳してもらいました。)

ライトのチェックが終ったら車から降りてボンネットを開け、車体番号のチェックをしてもらいます。

国産車だと車体番号はエンジンルームの一番奥にあることが多いのですが、ぷ〜ちゃんのは向かって左の上部にあります。 あらかじめ場所を確認してキレイに拭いておきましょう。

室内は全く見られませんでした。せっかくシフトパターンのシールも貼ったのにな。
4点式ハーネスも一応はずしましたが、関係なかったみたい。

終ったら、いよいよラインに進入します。ここからは機械が相手の孤独な作業です。
赤字の部分が新しいラインでの変更点です。)
古いラインでは、進入時にサイドブレーキの「後輪」・「前輪」ボタンを押す必要がありましたが、 新しいラインは駆動輪を自動検知するらしく、ボタンを押す必要はありません。


5:サイドスリップ検査

線に沿ってまっすぐ進みます。通過すればいいだけです。
電光掲示版の「前進」が「停止」にかわるところまで進みます。


6:スピードメーター

以前は上から下がっているボタンを押す方式でしたが、こちらはパッシングです。
「40キロでパッシング」の表示がでるので、シフトアップしながらスピードメーターが「40」を指したところでパッシングします。

私は緊張しちゃって、タコメーターの方の「40」の目盛をにらんでいました(笑)。


7:ブレーキ

前後輪一度にやります。
以前は、前輪をブレーキテスタ→スピードメーターテスタにのせて、後輪をブレーキテスタにのせる、と3回移動しなければいけませんでしたが、今度は移動なしです。 タイヤの幅や長さは機械が勝手に自動調整してくれるスグレモノ。

「踏む」の表示がでたら車の床が抜けるくらい思い切り踏みます。
サイドブレーキテストも同様に力いっぱい引きます。


8:ヘッドライト光軸

以前は排気ガス検査と同時に行われていたヘッドライト検査もここでやるようになりました。
さらに、この後、記録器に検査票をいれてガチャンと○印を押すはずなのに記録器がありません
そのまま次のブロックにすすみます。

「副灯にカバーをする」表示がでていなかったのですが、もしかして不要だったのかな??? ロービームも自動検知だったりして?


9:排気ガス

ここでは、特に停止位置を気にせず、車を停めたら降りて排気ガスの検査プローブをマフラーに入れて待ちます。

「車種選択ボタンを押す」表示が出ましたが、何のことがわからずにボタンを探しているうちに「○印」が出て終ってしまいました。
隣の掲示版を見たら「特殊車は車種選択ボタンを・・・」をなっていたので、関係なかったのでしょう。

ここではじめて「記録する」指示がでました。
記録する手間が一度減り、3回→2回になりました。


10:下回り

停止位置が決められているので、顔を窓から出してよく見ながら車を停めましょう。あとはエンジンを切って、指示にしたがいます。

テキトーに止まったら、 「5番ラインの人、もうちょっと前へ」とマイクで言われてしまいました。ハズカシ〜

終ったら2度目の記録をして、ラインから車を出し、書類を全部そろえて 小部屋の係員に総合判定のハンコをもらいます。


11:書類を持って、庁舎一番奥の交付窓口に出せば、新しい車検証とステッカーが渡され、車検終了です。

車検場についてから出るまで1時間弱でした。(書類にモタモタと記入した時間も含みます。)
「ユーザー車検」と言うと、「定期点検を自分でやって点検代を浮かせる」イメージが強いのですが、今回はディーラーで点検してもらったので割安感は低いです。
でも、スチーム洗車代と代行料で、おそらく2万円くらいは節約できたのではないしょうか。

意外にむずかしいのがステッカーの貼り替え
水をたっぷり含ませたタオルで、古いステッカーをよく拭いてしばらく待ち、ステッカーに水分をたっぷりと含ませると、上手にはがせます。


今回行った準備はこんなかんじです。

●予約
(一週間前から電話で予約できます。以前は係の人が電話に出ましたが、ユーザー車検専用の自動音声応答システムになっていました。)

多摩車検場は
042 ー 523 ー 0202

予約がとれると確認番号を言われますので、メモしておきます。
「月末を避ける」方が良いですね。 なにせ空いています。多少モタモタしても大丈夫なので気も楽です。
午前・午後が選べるので、できれば午前がおすすめ。 その日のうちなら、再検査してもタダです。

●定期点検(ディーラーで行いました)
●コイン洗車で下回り洗浄
(車体番号も見やすいように拭いておきました。)
●シフトパターンのシールを張る
(シフトノブを社外品に交換しているので、シフトパターンがないんです。私はコンソールパネルに貼りました。純正のシフトノブを使っている場合は必要ありません。)
●アンチョコをプリントする

家から持って行くものリスト

●自賠責証明書
●車検証 (ケースから出しておきます。)
●納税証明書
(3年分持って行ったら、最新の1枚しかとられませんでした。)
●定期点検記録簿
●バインダー
●ガムテープ
●ハサミ
●ボールペン
●お金(余裕を見て10万くらい?)
●印鑑
●申請用紙の書き方のアンチョコ
●予約番号のメモ

当日調達するものリスト

●印紙(検査料金1,400円と重量税37,800円)
●申請用紙3枚セット(30円)
●自賠責証明書(新)

今回お世話になったアンチョコはこちらからいただきました。ユーザー車検に的を絞ったとても良いサイトです。体験記も豊富で、自分の行きたい車検場のレポートがあると心強いですね。

横山さんの「Y-works」へジャンプします。


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