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現在地: 表紙愛車ぷ〜ちゃんレーシングスクール(3)
レーシングスクール(3)

●午後の部:サーキット走行

いよいよ恐れていたサーキット走行の時間がやってまいりました。
コース1000に移動して、36名を9名づつ4グループに別れて 走行します。

我々が着いたときは、まだどこかの走行会をやっていて、タイヤの音やエンジンのすごい音がします。
ひるんだ私はA君に聞いてみました。

私 :「(私たちが走るのは)ココじゃないよね?」
A君:「・・・ココです。」

不安度50パーセント・・・

ふとコースに目をやると・・・


救急車がスタンバイ。
その後ろには消防車もいます。

不安度80パーセント。

おびえた私の前に、ポルシェが火を吹きながらピットインして来ました。
みんなで消火器をかけています。

不安度120パーセント!!!


・・・講習開始時間です。
まずは、コースを歩いて、説明を受けます。
コース1000の長さは約1000メートル。
弱った足腰にはいい運動になりますね。(笑)

そしていよいよ走行開始。
キョーフにおののく私に、トム先生が

「同乗走行してみますか?」

と声をかけて下さいました。
ここで言う同乗走行とは、先生が生徒の車を運転して、 生徒は助手席に乗ります。
他のグループに混ざっていくので、走る回数は減りません。

先生の運転は「お見事!」の一言。
シフトダウンのタイミングやコースの取り方など、見ていてとてもタメになります。

でも、車間距離が狭いんです。
コーナー手前で、前の車は5メートルくらい先。いや、3メートルくらいかも。
コワイです。あっ、あっ、ぶつかっちゃうーーー

「も、も、もっと車間距離をとって下さいィーーー。」

思わず、教習所の教官みたいなセリフをはいてしまいました。
でも、先生には聞こえなかったみたい。ほっ。



そしていよいよ1ラップ目。

緊張しすぎて、何だか気分が悪くなっちゃいました。

私   :「次の会はお休みしていいですか?」
スタッフ:「次は計測ですから、走って下さい。」


1ラップ走ったあとのタイヤ。
ちょっと溶けています。
・・・2ラップ目。

あいかわらず、キョーフです。
「次こそ休もう」と思っていたら、 トム先生が苦手なコーナー攻略法を、ホワイトボードに絵を書いて教えてくださいました。

教わった勢いで3ラップ目。

3つある複合コーナーが1つのコーナーに見えてきました。
コーナーの立ち上がりも、ドリフト&ロールしているのに、恐怖感はなくて、とても気持ちよく加速していけます。

あれ?けっこう楽しいかも・・・

混走とはいうものの、あまり他のクルマと干渉することはなくて、
自分一人のタイムトライアルという感じで、
コース幅も広いので、高速道路一人占めのような感じ。
新緑もキレイです。

回を重ねるごとに、徐々に気持ちも落ち着いてきて、
タイムを縮めることよりも、習ったことを忠実に練習しようという意識が出てきました。

4ラップ目。

なんだか雲行きが怪しくなってきました。
5(最終)ラップ目は2度目の計測です。

「最終ラップで雨降ったりしてぇ」と笑っていたら、 ホントにポツポツと空から雨が落ちてきました。
降り始めの路面は最も滑るハズ。
これじゃタイムはのばせません。

ウェットの最終ラップ。(がーん)
先生に「様子をみながら走るように」と言われ、ペースダウンします。
でも、意外と大丈夫。よし、行くぞ。

と思ったところで赤旗が出ちゃいました!!
クラッシュしたクルマがいて、走行中止です。
うーん、残念。

タイムは、1回目(ドライ路面)が51.4秒。
2回目(ウエット路面)の様子見ながらのペースダウン走行も51.4秒。(笑)
まあ、はじめてなので、こんなもんでしょう。



さて、初めて筑波サーキットを走ってみて、日常走行では感じない課題もできました。

第1にブレーキしながらのシフトダウン。
ヒール&トウはできた方がいいです。
ブレーキを踏み込んだ状態だと、アクセルペダルが高いかな。。。
でも、先生はぷ〜ちゃんでヒール&トウをやっていらっしゃいましたので、 私にできないハズはないですね。

第2はステアリングの戻し方。
ちょっと手がパタパタしてしまいます。
スムーズに戻せるように、練習しなくちゃ。

さらにドライビングポジションも気になってしまいました。
ステアリングをいい位置になるようにシートを前に出すと、 ペダルが近すぎて、膝がダッシュボードに当たってしまいます。
ディープコーンのハンドルを買う人の気持ちがわかってきました。

●まとめ

とても良いスクールだと思います。
平日しか行われていませんが、安い料金でたくさん走れます。 絶対おすすめです。

スピードがコワい私でも、スタッフの方々の熱心な指導のおかげで、 あまり劣等感を感じることなく、 とても楽しく参加させていただくことができました。

ある程度、教えていただいたことを自分のものにできたら、
是非もう一度参加させていただきたいと思います。
YRSの皆様、どうもありがとうございました。


卒業証明書をいただきました。