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スレッシュ・ホールド・ブレーキング

「おっとりしてそうなのに、走ると人が変わるね。キミ。
アクセル踏みすぎで、全体的にアンダーになってるヨ。」

(↑同乗走行していただいたセンセイのコメントです。。(凹))

半年ほど前の話になってしまいますが、去年の10月、 Yui Racing Schoolで試験開催された「スレッシュ・ホールド・ブレーキング」(フルブレーキング)トレーニングを受講してきました。

場所は筑波サーキットのコース1000。 まずは実際のコースでブレーキング練習をします。 アクセル全開で、時速は約100m/h。 最初のパイロンでブレーキング開始して、次のパイロンで停止します。 終わったら、前の車についてまた並ぶ、というのを時間がある限り繰りかえしました。 待っている間は「ブレーキが張り付くので、踏んではいけません。」と言われたのですが、 ブレーキを離したら、コースに微妙に勾配があって、するする後ろに下がってしまい、アセりました。

パイロン間の距離は、最初10メートル。 慣れてきたら8メートルに縮められます。 教習所では、「時速100キロの時は100メートル車間をとりましょう。」 と習ったので、こんな短い距離で止まれるなんてびっくりです。 慣れてくると2本目のパイロンでぴたりと 停止位置を合わせる余裕まででてきました。


photo by Yui Racing School

ブレーキング中は、一定したノーズダイブで進み、タイヤのスキール音が連続して発生する (進行方向に滑る)状況を作り出せれば○。 タイヤがロックするのは×。ABSがきくのも×。

ペダル操作を図にするとこんなかんじです。

うまく止まれて喜んでいたら、 「イニシャルが強すぎて、ブレーキパッドが持たない」と注意されました。 強いブレーキングの前に、軽いブレーキングでクルマに前荷重の準備をさせるのがポイントとのこと。

それが終わったら、コース全体の走行です。 ヘアピンコーナーの手前で、 習ったばかりのブレーキングを使えと言われましたが、これが難しい! ブレーキング練習のときは、止まればいいだけだったので簡単でしたが、 今度は、ヒール&トウで2速にシフトダウンしなくてはいけません。 時速100キロから2速に入れるなんて普段はないことなので、 アクセルを煽る量を増やしたりして、回転数を合わせることに気がいってしまい、 ブレーキのほうがいいかげんになってしまいました。

コースを走れるのは、3ヒート。そのうち2ヒートは先生の同乗走行です。 同乗走行では、先生が助手席でアドバイスしてくださるだけではなくて、 コース外からも別の先生が無線機でアドバイスをしてくださいます。 (生徒は無線機を首から下げて、イヤホンをつけます。) ブレーキングポイントステアリング操作ライン取りなどを教えてもらいながら走ると、 ぎくしゃくしていた自分の運転にも、なんとなく流れがでてきました。 ステアリングを早く真っ直ぐにできるように、 「わざと余分に切って戻す」なんていう裏ワザも教わりました。 (これは、とても役に立つので、今でも普段の走りで使っています。)

おもしろいのは、果敢に攻めているつもりの時よりも、 スムーズにゆっくり走っているようなのに、結果として速く走れている、ということ。 いかに普段の走りで「無駄な動き」が多いか、ということでしょうか。

出走前のひととき
緊張感いっぱい・・・のはずですが
・・・なぜか笑っています。
同乗走行です。
アクセル全開のストレート!!
・・・のわりに、妙にナゴヤカな私たち。

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ひとりで走っていても・・・笑っています。
とうとうアタマがヘンになった?!
いえいえ。無線から聞こえてくる指示にウケているんです。
(クリックで大きくなります。)

(photo by いっしーさん(上の2枚共))

2回タイム計測をして、ベストは49.8秒。 抜かれるときにあわや接触事故?!ということがあったせいで、 その日はずっと恐怖感を引きずったままで、思い切り走ることができませんでした。 ブレーキング練習も、満足に生かせず、コースアウトもしちゃいました(凹)。 そんなこんなで、自分の走りには、全然納得行きませんが、 こんなヒドい走りでも、50秒を切れることがわかったので、まだまだタイムは伸ばせそうです!!

なんちゃって。