ヘリコプターで飛んでみよう!

8.エンジンスタート(その2)
エンジン始動2 クラッチライトのOFFを確認したら、エンジン回転を75%まで上げて暖気運転します。
エンジン回転を100%まで上げてマグネトチェック。
マグネトとは、点火プラグにスパークを発生させる装置で、2系統あります。 これを片方づつカットしてエンジン回転があまり落ちないこと確認します。(2秒間で7%以上落ちないこと)
次にエンジン回転を95%にして、コレクティブ・ピッチ・レバーを少し上げます。 すると、ローターに負荷がかかるため回転数が落ちてきます。このとき、LOW-RPMの 警告灯とブザーの動作を確認します。

次にスロットルを素早く閉じます。するとエンジン回転計はすぐに下がりますが、ローター回転計はゆっくり 下がります。ここが、ヘリコプターで大事なところで、エンジンの力はローターに1方向しか 伝わらないようになっているため、万一エンジンが止まってもローターは回り続け、竹とんぼのようにゆっくりと 降下することが出来ます。−これを「オートローテーション」といいます。

最後にサイクリック・スティックとコレクティブ・ピッチ・レバーのロックを解除し、少しスティックを前後左右に 振ってみてローターの回転に異常が無いことを確認して、準備OKです。

(注目! 奥のヘリコプターのローターが上に反り上がっているのがわかりますか? 手前は水平に回ってます)

ここまでで約20分かかります。

さあ、次回は待望のホバリングに入ります。


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