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BOSTON 「Corporate America」    Pantetsu


BOSTON 「Corporate America」毎度お決まりの長いインターバルを経て又もや限りなく無意味な音源が発表されてしまった。 「Third Stage」以来のアルバムはボストンでは無く、トム・シュルツのソロプロジェクトの意味合いが多いと言うか、完全にバンドとしての定着も活動も無い。 昔の思い出を引きずっているのか、どうも2nd以降のBOSTONに馴染めない・・・ それでも「BOSTON」名義でリリースされると無条件に反応してしまう自分は、当然に期待なんて全く持ってしてい無いのであり、とにかく付き合いとして聴くのだが、やはり毎度不満と愚痴で充満してしまうのだ。

具体的に何が嫌いだとか、変化に馴染めないとか・・自分でも理解できない。当然ボストンに変化とか進化なんて有り得ないし、お馴染みのギターサウンドが控え目になった訳でもない。コーラスだってバッチリ決まっているし、王道的楽曲も健在で何処を切ってもボストンなのは事実である。

ボストンの通算5枚目の本作「Corporate America」は一曲目の「I Had A Good Time」から嬉しくボストン・サウンドは全開し、私は思わず目を細め安堵のコーヒーをすすりながら中学生の頃を思い出し、二曲目の「Stare Out Your Window」では涙が込み上げてくる感覚を覚えたが、その喜びは三曲目の始まりとともに眉間にシワを寄せる結果となり、以後の曲はどーでも良く投げやりに聴いた。 しかし、前記したように確かにボストンなのは間違いない。毎度失望させられながらも買ってしまう私が物忘れの酷いバカなのか、よほど強力な魔力によって操られているのか、何とかしてこの悪しき習慣を断ち切りたく自己嫌悪に陥るのだが、私は決心した。  ここまで来たらしょーが無い!一生ボストンに付き合ってやろう・・・・と、少しだけ思った。  いやいや違うんだ。ボストンだと思うからいけないんだ。ボストンみたいなトム・シュルツのソロだと思えば・・・そーだボストンなんて、とっくに解散したバンドなんだよ。フォローと思えば可愛いじゃないか!

 往年のBOSTONファンは絶対に手に取る事を強く勧める。
 そして失意の中に無理やりにでも喜びを見出そうではないか!
 とかく酷評の本作だが、そんなに悪くない。悪いと言う輩が悪い(笑)
 新譜を楽しめない輩が悪い!そーだ私も悪い! 

私は自分に拷問をかけるように、このアルバムを3回続けてPlayした。
そして見えてきた。やっぱりボストンは良い!・・・と首をうなだれた自分が情け無い。
大きな声で言えない自分が情け無い。

進化を伴わないROCKはROCKじゃ無いぜ!
しかし、全く変化を見せないのも素晴らしきROCKの姿だし・・・

ROCKも流行り歌も一緒くたにBGMとしてしか捉える事が出来ない様な輩には一生解らない事だろーが、ボストンの新譜とはBOSTONファンやROCKファンにとって切実な問題を含んでいる事は確かなのである。



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BOSTON  「快楽のマンネリズム」




BOSTON 「Corporate America」EICP-171
2002、BOSTON 通算5枚目となるアルバム。


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