SUPERIOR ROCK ALBUM DEPARTMENT
FOREIGN SUPERIOR ROCK ALBUM SECTION


Cat Stevens 「Catch Bull At Four」       Pantetsu
Island:546886

                                
Cat Stevens 「Catch Bull At Four」酒の席なんかで、つい熱くなると「俺はロックを信じている!」なんて語ってしまうのだが、そもそもROCKって事が未だに良く解っていない上に、信じるって行為がそれ以上に良く解っていない。
とりあえず今のところは、確証は無く良く解らないけれど自分にとっては何だか悪い事ではないって事を疑わないようにする、ってーのを「信じる」の定義と自分勝手に思っている。「100歳まで生きる」とか「絶対に金持ちになる」とか、対象となる言葉は世の中に実在する事実だけれど、言葉の前に「俺は」がつくと自分の都合での予測となってしまうので「信じる」とはチョット違い予測可能なものは「信じる」では無く「希望」となる。だから天皇陛下は国民の良き未来を思い「希望します」と言うのだ。天皇陛下は「国民の幸せを信じています」なんて絶対に言わない(と言う事にしておく)。

神の存在や再臨を希望する人はいない。神は希望する事ではなく信じる事だ。この現代に自ら神と名乗り、光り輝きながら空を飛ぶような、神以外には考えられないような存在が現れて世界中の人間の目に触れる事になったら「神を信じる」なんて言葉は無くなって「神を希望する」になってしまう。信じる対象には結果が有ってはいけないから「信じるものは救われる」のであって、対象物に変化があったら救われないのである。信じれば良い事が起こり、信じなければ悪くなるなんてことが有っては絶対にいけないので、信じ続けられる事が「信じる」には大切な事であって喜びなのである。
 あー信仰を持っている人が羨ましい。疑わないで生きていける事は羨ましい。本気で宗教を求めているのだが、神様が多すぎて選べないのが現状である。まー「信じる」覚悟も無いのだが・・・

1979年、キャット・スティーブンスは多くのゴールドディスクを処分しイスラム教に改宗した。その後は当然に新譜など発表されず音楽雑誌に乗る事もなかった。そして日本のTVなんかでも報道されていた「悪魔の詩編」の件で再びキャット・スティーブンスの名前を見たとき「信じる」ってのはスゲーなーと訳も解らずに感心した。インド人作家(英籍)サルマン・ラシュディの書いた「悪魔の詩編」がマホメットを中傷した事でイスラム教徒が激怒し、ホメイニ師がサルマン・ラシュディに死刑を宣告したわけだが、そこでキャット・スティーブンスは死刑指示を表明したために、英米の一部の放送局では放送禁止になって再び注目されたのだ。死刑に値する悪口ってさぞかし凄いのだろーと想像しながら、「お前の母さんデベソ」くらいしか比較できる言葉も見つからず、やはり「信じる」って事は相当な覚悟が必要だと感じると共に、口は災いの元ならず、口は争いの元なんて事もぼんやり考え、良い音楽には国籍も宗教も関係無いので「やっぱり俺の宗教はROCKだぜ」ってことで大いに納得して私は幸せなのである。



back

top