SUPERIOR ROCK ALBUM DEPARTMENT
FOREIGN SUPERIOR ROCK ALBUM SECTION


Johnny Thunders & The Heartbreakers / LAMF
Two Children Records BLCY-1036

< 正露丸 >    

                              
LAMFここロック大学に書かれているキーワードは一見すると”アングラ”とか”パンク”の様に思われるが、実に多種のアーティストが取り上げられているのも事実であり、改めてロックと言う共通のキーワードの幅の広さを感じたのだが、不思議と掲載されている文章や書き手のベクトルは一定の方向を持っているため、多少バカバカしく乱暴であっても共感しながら笑うことが出来る数少ない音楽サイトと認識している。

当然に俺の中にも多くのロックの解釈やスタイルが存在し、自身のバイオリズムと供に嗜好も変化し、戻ったり横にそれたりを繰り返しているのだが、やはりロックはカッコ良くなくてはいけないと言う事は普遍的に付きまとう。ここで言うカッコ良いとは、ごく一般的なスタイルとしてとかファッションとしてのカッコ良いと解釈して頂いても構わない。絵に描いたようにカッコ良いロック・ミュージシャンという事だ。ドラマのようなロック人生と言う事だ。あくまで一つの既成の姿として想像していただきたい。

バカのくせに屁理屈こねて、屁理屈言うくせにヤル事は余りに単純で、大声で怒鳴ってるくせに現実には脅えまくって、大酒飲んで薬ヤッテ、多には何も出来ないからって「俺にはロックしかできね〜」なんてほざいて、不細工な娼婦を連れ歩いて、いつまでたってもギターもロクに弾けなくて、血の気の多い年頃のガキ集めて金ふんだくって、革ジャン着たまま死んじまう・・・・

ロックに大儀はいらない。芸術にならなくたって構わない。所詮ロックなんてバカバカしくて何の役にも立ちはしない。ただRealであれば良い。ただカッコ良ければよい。

と、思い込めるアルバム。



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