SUPERIOR ROCK ALBUM DEPARTMENT
JAPANESE SUPERIOR ROCK ALBUM SECTION
Fishmans 「宇宙 日本 世田谷」 Nakadelic
ポリドール POCH-1640
わぁ、まるで雲の上を歩いてるみたい、素敵!(ブスの声)
まあこんな感想もありそうですが、実に浮遊感漂うアルバムですな。非常にダブ的な側面が強まった感がありますが、そもそもダブって何よ?そういう難しい専門用語使って音楽知ってます風味を醸し出そうなんて馬鹿じゃない?(ブスの声)って言われそうなのでこの話は止めときます。
まず言及しなければならないのは佐藤伸治の声であります。か細く消え入りそうな、時に楽しそうな時に悲しそうなその歌声。この声がフィッシュマンズの特徴であることが彼らの世界観を個的なものと感じる一つの理由でしょう。また東京をモチーフにしていることもその理由に挙げられます。と同時にそれは孤独感をも意味しているわけですが誰か僕とお友達になってください(募集中)。
それにしても聴けば聴くほど儚さを感じるのはやはり佐藤伸治がもうこの世にいないからでしょうか?99年3月15日をもって佐藤氏は帰らぬ人となった。孤高でありながら優しく語り掛けてくれる彼らの音楽はここで歩みを止めてしまった。しかし私を含め聴くものみんなの心の中で永遠に生き続けることは確かでしょう。
あれっ?変だな・・・涙で・・・モニターが・・・見えないよ・・・。声が・・・遅れて・・・聞こえるよ・・・。
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