SUPERIOR ROCK ALBUM DEPARTMENT
JAPANESE SUPERIOR ROCK ALBUM SECTION

SORMA 「阿吽？」              Nakadelic
King Records KICP524


  民族音楽とテクノ・サウンドの融合によるNew Sound!!

って公式サイトに書いていたのでたぶんそれです。私は民族音楽大好きなんです。それでいてテクノも大好きなんです。これを融合とかされちゃったらあなた！そりゃメロメロになるに決まってるじゃないですか！要はカツカレーみたいなもんですね。カレーにカツを乗せて食うなんて画期的ですよ。これが前衛ってやつじゃないですか？最近納豆カレーだとかなんでもトッピングしやがる傾向にありますが所詮前衛のための前衛に過ぎないですよ。つまり食べることそのものが目的ではなく「食べた経験を他人に話す」ことが目的になっているわけです。「こんなおもしろフード食ってる俺ってどう？ゲロゲロ？」みたいな。やはり道を切り開いた故千葉茂氏(ご冥福をお祈りいたします)の偉業は評価されてしかるべきでしょう。

それでこの民族音楽＋テクノという手法なんですがこのファーストアルバムが出る頃にはすでにありきたりな手法になっていましたです。ではSORMAが他とどう違うのかというと使ってる楽器が同系のミュージシャンがあまり使わないインドやバリなどの楽器を多用してるってことなんですが別にそんなのどうでもよくて聴いてると気持ちよくてペコちゃん人形みたいに頭を振ってる自分がいるってのが重要です。これ自分で動かしてるのに自分の意志で止められないんですよね。学校の三大七不思議。

ところでよく英語とかの曲を聴いてると「英語できないのにこれ聴いてる俺って・・・」と自問自答する時期が誰でもあると思いますが(そのうちどうでもよくなる)、こと民族音楽に限っては別に意味がわからなくてもいいやみたいな感覚になれるので自己嫌悪に陥る心配がございません。テクノのスピードも相まってただただ音楽に身を委ねることができるわけですね。よだれかけ必須。


Ｂａｃｋ

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