司馬遼太郎著 全8巻
下から書いてます
2004年8月1日
「坂の上の雲」 8 司馬遼太郎著 文春文庫
東郷平八郎の日本艦隊はロシアのバルチック艦隊にあっさり勝った。
旗艦を先頭に近づきつつある両艦隊。
東郷は8千メートルくらいに近づくと横に90度?舵をきった。
■
■ ■ ■ ■ ■(旗艦)→ ■ 日本艦隊
バルチック艦隊 ■(旗艦)
↓
↑こんな感じの形になるんだけど。
横になった日本の旗艦も砲撃をうけたがバルチック艦隊の旗艦も一斉にねらいうちされた。
速攻でバルチック艦隊の旗艦はやられ、あとは指令もばらばらになり所々で日本軍に殲滅されて全滅した。
日本の被害はほとんどなかった。
バルチック艦隊50艦はほどんど全部沈み、日本艦隊で沈んだものはないくらいだった。
まさに完全勝利であった。
これで講和条約ポーツマス条約がむすばれるのであった。
読み終えてホっと一息。
来年のNHKドラマは義経で再来年のNHKドラマは司馬遼太郎さんの「功名が辻」だそうなんだけど読んでおこうかな。
2004年7月29日
「坂の上の雲」 7 司馬遼太郎著 文春文庫
満州、奉天会戦がはげしくおこなわれた。
左翼と右翼から攻撃して中央の敵の勢力を左右にわけさせて中央突破をこころみる作戦だった。
ところが中央をぬくことができない。
左翼の乃木希典が出てさらに秋山好古の騎兵隊が奉天の背後まで進出した。
そこでロシア軍は後方へ退却した。
退却しつつ敵をよびこみ殲滅する。ロシア軍のおはこであった。
ナポレオンもこの手でやられたらしい。焦土戦術だったかな。
しかしロシア軍が退却したということで日本が一時的勝利を得ることができた。
しかし日本軍にはもう兵力の余裕はなかった。
ロシア軍はシベリア鉄道でどんどん兵力を充実させてきている。
日本は長期戦になると不利で勝ったトコロではやく講和がしたかった。
アメリカのルーズベルトにはたらきかける。
ロシアのバルチック艦隊と東郷平八郎の日本艦隊の海戦の様子をみてからということに。
バルチック艦隊もウラジオストックに入るべく日本近海まで来ていた。
2004年7月24日
「坂の上の雲」 6 司馬遼太郎著 文春文庫
特別6巻はこれといったことがないです。
日本は明石という人に大金をもたせ西欧ロシアに潜伏させて革命煽動(せんどう)をこころみた。
これはかなり効果があったらしい。
血の日曜日事件などがおきた。
フィンランド人やポーランド人はロシアの圧迫や侵略をうけていて日露戦争をしている日本人にかなり同情し味方のような感じだった。
明石も仕事がやりやすかったようだ。
満州戦は日本が負け気味だったが旅順を落としたので乃木などが満州方面に移ってきた。
そこで日本は中央突破作戦をこころみようとした。
左翼と右翼が攻勢をかけるようにみせかけてロシアの中央の軍隊を左右へ移させて手薄になった中央を一気に突破するといった作戦であった。
オトリの左翼は乃木希典が担当することになった。
秋山好古も左翼かな。
バルチック艦隊はインド洋にいてまだまだこない。
2004年7月19日
「坂の上の雲」 5 司馬遼太郎著 文春文庫
ここで乃木希典も転換して203高地を攻略することにした。
しかしはじめは手薄だった203高地もこのときには要塞とかしていた。
また正面攻撃をくり返し無惨に死体の山を築くのであった。
これではいかんと児玉源太郎という人が乃木を退かせて203高地攻略の指揮をとることになった。
児玉はあっというまに203高地を落としてみせた。
203高地から残っていた20隻くらいの旅順艦隊を砲撃し一隻残らず撃沈させることができた。
児玉は安心して満州方面の攻略にむかうのだった。
203高地を落とし士気もあがり乃木は旅順を陥落させることができた。
一方、アフリカ、インドをまわってやってくるバルチック艦隊は日英同盟の影響をうけていた。
イギリスの駆逐艦がバルチック艦隊をつけまわしたり、
石炭の積み込みをしなければならないのだが、イギリスの植民地になっているトコロが多く、
石炭を積み込むのも妨害され、ロシアと同盟国のフランスもイギリスに遠慮して石炭の積み込みを認めなかった。
日英同盟はいきていたのである。
石炭の積み込みには全員がかりだされ体や顔を真っ黒にして作業をおこなった。
これは大変つらい作業であった。
喜望峰の近辺では海はあれ、また暑いところでは船室の温度が50度にもなったという。
また日本の水雷艇がつけまわってるらしいっという虚報もたびたび流れ、
バルチック艦隊は極端に緊張し精神に異常をきたし発狂するものまで出た。
士気もあがらず病人も続出し発狂するものも出てくるのだった。
そこへ旅順が陥落し、旅順艦隊も全滅した報道もバルチック艦隊につたわった。
西欧の本国に帰還するべきだっと誰もがおもいはじめた。
大型艦はスエズ運河を通れないです。。その当時は。
1万5千トンとか無理だと書いてありました。
今は知らないですけど。。
2004年7月13日
「坂の上の雲」 4 司馬遼太郎著 文春文庫
まずロシアの太平洋艦隊?を滅ぼさねばならなかった。
そうしなければ日本から船で兵士を送ることも心配された。
また西欧方面にいたロシアのバルチック艦隊がアフリカ、インドをまわり東洋にかけつけてくるという。
この二大艦隊が一緒になれば東郷平八郎の日本艦隊は負けるしかなかった。
ロシアの太平洋艦隊は旅順港にこもりバルチック艦隊を待った。
陸地の砲台からもねらいうちにされるので旅順港に入っていくことはできない。
東郷はなんとか旅順港にこもったロシア艦隊をおびきよせ全滅させられないまでも殲滅することができた。
しかし旅順は落ちない。
陸から乃木希典が攻め続けるもガンとして落ちない。
乃木希典は、機関銃を前に正面突撃をくり返すような戦闘をつづけ死体の山を築くのであった。
何万、何千という兵が無惨に死んだ。
海軍は旅順港もみわたせる203高地を落としてくれと乃木に要求するが、
乃木希典は敵の一番あついところへガンとして正面突撃をくり返しまた死体の山を築くのであった。
主人公、秋山好古、秋山真之とかあんまりでてこなくなってしまいました。
でてこなくなってきたのは3巻あたりからだったんだけど。
最初から東郷平八郎や乃木希典を主人公にして書いてくれればいいのにねって思います。
乃木希典は無能な戦闘を繰り返したっとさんざん書いてあります。
いつか勝ってくれるだろうっとそればかり楽しみで読んでいます。
2004年7月6日
「坂の上の雲」 3 司馬遼太郎著 文春文庫
日清戦争も通り過ぎ、正岡子規もなくなってしまった。
そこで日本の驚異になったのはロシアであった。
ロシアの極東における南下政策を日本はふせがねばならなかった。
満州や朝鮮をとり防衛線にしなければ、ロシアにとられさらに日本もあぶなかった。
ロシアと外交するもこの東洋の小さな島国日本は軽くあしらわれ相手にもされなかった。
日本の要求は何もみとめられなかった。
そこで日本は日英同盟を結ぶのであった。
東洋で日本がロシアと戦いをおこせば西洋でイギリス(英)がロシアと戦いをおこす。
そこまでははっきりしてなかったかな。。?
ついに日露戦争がはじまるべくしてはじまった。
遼東半島、旅順?をめぐり戦いがはじまるのだった。
2004年6月29日
坂の上の雲 2 司馬遼太郎著 文春文庫
主人公、秋山好古。その弟秋山真之。真之の同級生?のような正岡子規。
この3人の物語である。伊予(四国、愛媛)出身の3人である。
明治維新をへて、日清戦争、日露戦争あたりの物語である。
秋山好古は、騎兵を学び日露戦争でロシアのコサック騎兵を破ったとか。
その弟秋山真之は、海軍を学び東郷平八郎の参謀となり、ロシアのバルチック艦隊を破ったとか。
正岡子規は同級生?の秋山真之が外国をとびまわっているのをうらやましがりながら、
一人病気と戦いながら短歌、俳句の確立をめざす。雑誌ホトトギスを出版している。
正岡子規は夏目漱石と交わりもあり夏目漱石もちょっと出てくる。真之とともに同級生?かな。
坂の上の雲をいままで読まなかったのは主人公がそれほど有名ではなかったから。
主人公が織田信長とか豊臣秀吉とか徳川家康とか源頼朝っとか坂本竜馬っとか、
主人公が有名な歴史小説しか読んでなかった。
坂の上の雲は良いっと聞いていたけど、主人公が有名ではないからおもしろくないかなっと思っていた。
ところが読んでみると結構おもしろい。
今度、主人公が有名でない歴史小説も読んでみようと思った。
2004年6月22日
坂の上の雲 1 (全8巻) 司馬遼太郎 文春文庫
明治維新からの勉学の発達していく様子とかおもしろいです。
西欧の兵学をまなんでいく様子とか。
有名人同士のつながりとか、当時ホントにつながりがあったのかフィクションなのか?
司馬遼太郎さんの書き方ってノンフィクションのようにみえるんだけどどうなんでしょう。。