読書記録 2005年7月から りょう99@笠原良太

下から書いてます

 

2005年12月31日
「小説太平洋戦争」 2巻  山岡荘八著 講談社

真珠湾攻撃に成功した日本は、シンガポールを陥落させて勢いにのる。
アメリカの植民地のフィリピンではジャングル戦で難航するも攻略した。
降伏したアメリカ兵はジャングルから出てくるわ出てくるわで何万という数で日本の数倍。
捕虜にした何万というアメリカ兵に食料を供給できるわけはなかった。
死の行進といわれているようだけど。このへんのことはあまり書いてない。
フィリピンにいたマッカーサーは逃げてしまった。
ジャワも攻略した。ここも数千の日本兵が数万の敵に勝った。
どこの国かわよくわからない。イギリス、オランダ、フランス?などかな(植民地)
数万の捕虜の食料など供給できるわけないけど捕虜たちはどうなったのか。
それは書いていない。2巻以降書いてあるのだろうか。敵の食料庫は食料がいっぱいだったのだろうか?
2巻までは日本軍連戦連勝であった。
でも日中戦争など何年も続いていて泥沼化して解決の見込みはない。
日本は、ドイツ、イタリアと同盟を結んでいて、ソ連とは日ソ不可侵条約を結んでいる。
ドイツも今は絶好調でヨーロッパで領土を拡大している。
日本国民は日本勝利の戦争に酔いしれていた。

 

2005年12月28日
これから3年!「世界はどう変わる?」 池上彰著 青春出版社

良い本でした。
中国のこととかよくわかりました。

  

2005年12月27日
「小説太平洋戦争」 一巻(全9巻) 山岡荘八著 講談社

真珠湾攻撃、新高山登れ。山本五十六。
東条英機は戦争がはじまってしまった時にたまたま首相だっただけなような気がします。
そんな感じで書いてあるような気がします。

この時代の知識があまりないので何回か読んでみないとよくわからないかな。
読書記録、感想もなかなか書けそうにないです。

   

2005年12月24日
「峠」 下巻  司馬遼太郎著 新潮文庫

越後長岡藩をまかされることになった河井継之助。
官軍をさけてさけて戦わないようにしていた継之助だったが官軍が北陸を進んできて進退を迫られる。
ついに官軍と戦うことになってしまった長岡藩は一進一退をくり返すも敗れていった。
明治維新は薩長土などを中心に書いたものが多いけど越後長岡藩7万石の小藩がこの革命時にどんな動きをしていったかっという点が興味深いかな。

  

2005年12月21日
「峠」 中巻  司馬遼太郎著 新潮文庫

越後長岡藩の家老となった河井継之助。
大政奉還となり薩長の官軍が江戸にむかってやってくる。
継之助は江戸から撤退して越後の帰ることを決める。
継之助と福沢諭吉の会話があり興味深いです。
徳川旗本8万騎は長い平和でつかいものにならなくなってます。

  

2005年12月17日
「峠」 上巻(全3巻) 司馬遼太郎著 新潮文庫

幕末、越後長岡藩の河井継之助は遊学したいと江戸へとびだした。
また日本各地を遊学する。
河井は女遊びが好きで150ページくらい読んでおもしろさがわからなかったんだけど
それから各地の賢才をたずねていくようになってこのへんからおもしろさがわかってきたかなっというところ。
明治維新の革命のちょっと前、激動の時代であった。

  

2005年12月16日
「新史太閤記」 下巻 司馬遼太郎著 新潮文庫

信長が明智光秀の謀反にあってたおれてから、秀吉は光秀を滅ぼし柴田勝家を滅ぼし家康を懐柔し天下を取っていく様がおもしろく書かれています。
武田勝頼や上杉謙信が亡くなるシーンとかはあまり書かれておらず関東の北条を滅ぼす前に小説は終わっています。
家康が秀吉にやっと臣従を誓ったとこで小説は終わっています。
私としては山岡荘八さんや吉川英治さんのように全8巻くらいで書いてもらいたかったなっと思います。
義経なども2巻で終わっていてちょっと物足りなかったかなっと思います。

  

2005年12月13日
「新史太閤記」 上巻 司馬遼太郎著 新潮文庫

読むたびに思うんだけど信長は秀吉がいたから天下が取れたのか?
どうなんでしょうねぇ。
秀吉の軍師は竹中半兵衛と黒田官兵衛がいるんだけど、
黒田官兵衛が敵につかまって牢屋から救出されたシーンは泣けます。
秀吉には竹中半兵衛や黒田官兵衛がいたから天下が取れたのか?っということまで考えたりします。

  

2005年12月6日
「密会 アムロとララァ」 富野由悠季著 角川スニーカー文庫

「あなたが来るのが遅すぎたのよ!」
「なぜ、あなたは、今になって現れたの!?」
「あなたはこんなに戦えるじゃない!なぜなの!?あなたには守るべき人も守るべきものもないというのに!」
「なんだと!?」
「私には見える。あなたには故郷もなければ家族もないわ。人を愛してもいない」
「だからって、だからって、どうだっていうんだよ」
「守るべきものがなくて戦ってはいけないのか」
「それは不自然なのよ」
「では、ララァはなんだ!?どうなんだ!?」
「私は、私を救ってくれた人のために戦っているのよ」
「たった、たったそれだけのためにか」
「それは人が生きるための真理よ」
「では・・・・、ではこのぼくたちの出会いはなんだ!?」
「ああっ!!」
「あなたに出会ったからってどうなるの?どうにもならないわ、どうにも」
「しかし、これは事実だ。認めなくちゃいけないんだ。」
「認めてどうなるの!?出会ったからってどうにもならない出会いなのよっ」

私も出会ったからってどうにもならない出会いって何度かあったような気がします。

  

2005年12月4日
「機動戦士ガンダム」 三巻 富野由悠季著 角川スニーカー文庫

サビ家、ギレンを倒せば戦争は終わる。
シャアのニュータイプ部隊はアムロによびかける。
アムロは呼びかけに応じ見方に信号を発信するが、
そこをうたれてアムロは散る。
シャアたちはギレン、キシリアを殺し戦争は終わる。
その中にはカイの姿もあった。

  

2005年11月30日
「機動戦士ガンダム」 二巻  富野由悠季著 角川スニーカー文庫

アムロとセイラさんが・・・。
ニュータイプへと覚醒(かくせい)したアムロ。
シャアのひきいるジオンのニュータイプ部隊と戦闘をつづける。
セイラとシャアは兄弟である。
セイラはアムロに「シャアを殺して」っという。。

   

2005年11月28日
「機動戦士ガンダム」 一巻(全三巻) 富野由悠季著 角川スニーカー文庫

アムロいきま〜す。
ザクの3倍のスピード!?赤い彗星シャアだ!!逃げろ!!
っというわけでファーストガンダムなんですけど、おもしろいです。
ニュータイプ、意思の拡大、認知力の拡大。
ニュータイプ論はかなり興味深いです。新人類。逆はオールドタイプ。
私達は不完全な同類。。。
あなたが来るのが遅すぎたのよ〜。
ララァが1巻ではやくも死んでしまいました。
地球にもおりないんですね。テレビとは結構ちがいます。

   

2005年11月26日
「ホーキング、宇宙のすべてを語る」 講談社

「ホーキング、宇宙を語る」「ホーキング、未来を語る」の続編。
「ホーキング、宇宙を語る」からもう20年くらいたちますか、私が大学にいってた頃に読んだんだけど。
「ホーキング、未来を語る」はかなり難しく書いてあったようにおぼえています。
この本は結構簡単に書いてあるんだけど、イマイチよくわかってないかも。。
私的に思うのは、銀河系の中心はブラックホールだそうですが、ビックバンじゃなくて、宇宙のそこかしこでブラックホール爆発、星が生まれ、またブラックホール爆発をくりかえしてるんじゃないかなっとちょっと思った。
そんなことはないかな。。

 

2005年11月22日
「そうだったのか!アメリカ」 池上彰著 集英社

しばらくいろいろあって本も読めなかったのですがやっと読み終わりました。
人種差別の所とか興味深かったです。マルコムXとか。

  

2005年11月13日
「三国志」 8巻 吉川英治著 講談社

蜀の孔明と魏の司馬懿の決戦の8巻。
孔明が病没して吉川三国志は終わりをむかえる。

   

2005年11月9日
「三国志」 7巻 吉川英治著 講談社

魏、呉、蜀、と統一された中国。
その中央、関羽の守るケイ州で戦端が開かれた。
魏、呉、両国に攻められた関羽はケイ州を守ることができなかった。
呉にせめられ関羽の最後となった。
張飛もあいついで死んだ。
劉備は関羽の仇をうとうと呉にのりこんだ。
しかし劉備は大敗しまもなく劉備も亡くなってしまった。
蜀の運命は孔明に託された。

   

2005年11月4日
「三国志」 6巻 吉川英治著 講談社

ケイ州を手に入れた劉備は蜀の国に入り蜀を手に入れることができた。
残念だったのは鳳雛、ホウ統がはやくして死んでしまったことであった。
また曹操をやぶって漢中も手に入れることもできた。
曹操は魏王を名乗り、劉備は漢中王を名乗った。
ここに魏、呉、蜀の三国がならびたった。

  

2005年11月2日
「三国志」 5巻 吉川英治著 講談社

曹操軍を退却させた長坂橋での張飛のひとにらみ。そのシーンは好きです。
曹操の追撃をやっとふりきった劉備。
孔明は魏の曹操と呉の孫権を戦わせるために単身呉にのりこんだ。
呉の武将と孔明の論戦は圧巻(あっかん)。
魏と呉を戦わせることに成功した孔明。
孔明は風をいのり赤壁の戦いで呉は大勝する。
スキをついてケイ州を手に入れた劉備。
劉備と孫権の妹との婚姻もなる。

   

2005年10月25日
「三国志」 4巻 吉川英治著 講談社

袁紹の元を脱出した劉備、
曹操の元を脱出した関羽、
張飛が山賊からうばった城で再会することができた。
放浪していた趙雲もやってきた。
劉備の放浪はつづきケイ州の劉表の元へ身をよせた。
劉備は三顧の礼で孔明をむかえた。臥龍、鳳雛ひとりでも得れば天下がとれるといわれた臥龍こと諸葛孔明である。
曹操は北方の大勢力、袁紹を滅ぼして、すでに中国の半分を手に入れた。
国はもたないが孔明一人を見いだした劉備、中国の半分を手に入れた曹操、どちらが有利か、それは簡単にはわからない。
孔明は蜀の国をとり、魏の曹操、呉の孫権と対抗する策を打ち出した。天下三分の計である。
そのうち後継者を気にしながら劉表はなくなってしまった。劉備にゆずりたかったのである。
曹操80万の大軍がケイ州にせまってきた。
劉表の子、劉jは曹操に降伏してしまった。
劉表の後を劉備が次いでいればっと後悔してもはじまらない。。
劉備の兵は数千しかいない。
曹操の先鋒をやっつけた劉備は退却をはじめる。また放浪か?

読むたびに劉表の後を劉備が次いでいればなぁっと思います。残念だ。

魏、中央、北方の曹操
呉、南方の孫権(孫策の弟)
 中央西の劉表
蜀、西の劉璋

   

2005年10月21日
「三国志」 3巻 吉川英治著 講談社

劉備は曹操と仲良くなったり仲悪くなったりしている。
そんなおりに劉備は天子にまみえ自分が漢の血をついでいることがあきらかにされたことで劉皇叔とよばれるようになった。
しかし劉備は徐州の地をたもつことができず放浪し、関羽、張飛ともはなればなれになってしまった。
劉備は北方の袁紹の元へ身をよせた。
関羽は曹操の元へ身をよせた。
曹操と袁紹の天下分け目の戦いが始まっていた。
袁紹の武将、顔良、文醜を関羽が斬ってしまったことで劉備は袁紹の元でつらい思いをする。
袁紹の元に劉備がいることを知った関羽は曹操の元を去り劉備の元へいこうとしていた。

北方の袁紹。
中央の曹操。
南方の孫策。
西の劉表。

呂布と袁術は滅びている。

  

2005年10月18日
「三国志」 2巻 吉川英治著 講談社

黄巾賊は討伐されたが中国大陸は戦国時代に突入していた。
はやくも曹操は天子をようし中央に覇をとなえていた。
孫策も勢力を拡大し南方で覇をとなえた。
劉備は一時徐州の太守におされるも武運つたなく放浪の身であった。
他にも袁紹、袁術、呂布、劉表などの勢力があったが、
劉備はまだそれらの勢力とくらべるとまだ小勢力であった。
それらの勢力の間で翻弄され放浪の身をよぎなくされた。
ただ劉備は仁愛君子として世間で名を知られるようになっていた。
一時徐州の太守となれたのもそのおかげである。
仁愛君子の劉備と、関羽、張飛といった豪傑がおりなすドラマがおもしろい。
呂布と張飛は徹底的に仲が悪くて何度もやりあっているんだけど、
呂布と張飛ではどっちが強いだろうか?
一応呂布が三国志で一番強いとされている。

  

2005年10月16日
「三国志」 一巻 吉川英治著 講談社

今から2千年ほど前、中国大陸は荒れていた。
各地に黄巾賊が蜂起して略奪をほしいままにしていた。
劉備玄徳、関羽、張飛は義兄弟のちぎりを結び、黄巾賊を制圧するためにのりだした。
しかしいくら戦っても戦っても自分たちの戦いは認めてはもらえなかった。
なんのために戦っているのかそれもわからなかった。
しかしこの一巻の終わりには一角に世間に名前をおぼえてもらえるようにはなっていた。
呂布と張飛が戦うシーンが好きです。一躍名を上げました。
関羽も華雄を討ち取り名を上げました。

曹操のエピソード。
董卓の暗殺に失敗した曹操は国元へ逃げ帰ろうとしていた。
曹操はつかまったが陳宮が逃がしてくれた。2人して逃亡する。
あるところまで来ると曹操の知り合いの家がありそこへ泊まることにした。
主人は客人のために酒を買いにいった。
曹操と陳宮は休んでいると、刃物をとぐ音が聞こえてきた。
また、しばれ、殺せ、などっという声もきこえてきた。
曹操と陳宮はそちらがその気ならと一気におどりでて皆殺しにしてしまった。
するとイノシシがあばれていた。
客人にイノシシでもてなそうとしていたのである。
そそくさと曹操と陳宮はそこをあとにした。
すると酒を買ってきた主人といきちがった。
曹操はうらまれたら困るとその主人も殺してしまった。
陳宮は胸がいたたまれなかったが曹操は平然としている。
戦場に出れば何十、何百の人を殺しているではないかと。
陳宮は曹操を見てこの人こそ天下を救ってくれる英傑かと思い曹操につきしたがったが、
曹操この人こそ天下に害をなす大悪党だとわかったのである。
国元に帰った曹操は密勅をうけてこの地に下ったと董卓を倒すために挙兵した。
もちろん密勅など下っていない。

    

2005年10月10日
「有限と微小のパン」 森博嗣著 講談社文庫

序盤から中盤までハラハラドキドキでした。
全部芝居で誰も死んでいなかったっという方がよかったなぁ。
萌絵のいいなずけも後半出番が少なくなってもっとグチャグチャにしてほしかった。
犀川、萌絵シリーズ最終章と聞いていたので結婚して終わりかと思ってたんだけどそうじゃなかったですね。
まだ続くのでしょうか。
真賀田四季はどこにでもいたのですね。

  

2005年10月8日
「数奇にして模型」 森博嗣著 講談社文庫

やはり密室なのかー。。。
一番あやしかった人がやはりあやしかったっていうオチでした。
萌絵ちゃん危機一髪。

      

2005年10月5日
「日本の政治ニュースが面白いほどわかる本」

対話方式でさくさく読めました。
郵政民営化、憲法改正など書いてあります。

  

2005年10月4日
「今はもうない」 森博嗣著 講談社文庫

なんだこれー。問題作です。。
前作では萌絵の友達を主人公にみたてて書いてあって、
この本ではまた別の人を主人公にみたてて書いてあって、
ああ何でも書けるんだな、すごいなーと思ってたんだけど、
こういうオチだったわけですね。。

  

2005年10月3日
「夏のレプリカ」 森博嗣著 講談社文庫

いままでの中でトリックとかが一番すなおで納得のいく話でした。
密室が出てこなかったからでしょうか(爆)
何故、自分の家からお金を奪おうとしたのかちょっと疑問です。
前作の事件と同時進行してるとことかすごい技かなっとちょっと思いました。
犀川先生と萌絵は婚約者ということになっているのでしょうか。

  

2005年10月1日
「もう一度学びたい 世界の歴史」 西東社

もってる本で一番簡単な世界史の本なので何回か読んでいるのですが、
覚えるはやさより忘れるはやさの方がはやい気がする。。。

   

2005年9月29日
「幻惑の死と使途」 森博嗣著 講談社文庫

マジックショーの中で殺されたマジシャン。
そのお弟子さんが犯人じゃないかって普通思うじゃないですか。
なんだこれー。。。

   

2005年9月25日
「TUGUMI」 (つぐみ) 吉本ばなな著 中央公論社

私が東京に出ていたときに買った本で1989年発行なのでもう16年も前になりますか。
当時爆発的に売れていたと思います。
つぐみはかわいいんだけど体が弱くて毒舌でおもしろいキャラクターです。
毒舌のつかいまわしが結構おもしろいです。

   

2005年9月23日
「アルジャーノンに花束を」 ダニエル・キイス著 早川書房

生まれつき痴呆のチャーリー。
ねずみ、アルジャーノンを脳手術したところそのねずみアルジャーノンは天才ねずみとなった。
チャーリーはアルジャーノンと同じ脳手術して天才となる。
痴呆だったころのチャーリーはみんな笑いあって友達もいっぱいいると思っていた。
ところが天才となって目覚めたチャーリーはみんなが笑っているのは自分をばかにして笑っていたことがわかる。
また痴呆だったころのチャーリーには、みんなおもしろがってかまって話かけていたが、
天才となったチャーリーには、何故か疎んじられて友達もいなくなってしまった。
そのうち天才ねずみ、アルジャーノンはだんだん調子が悪くなりバカになってしまいとうとう死んでしまった。
天才チャーリーはアルジャーノンを見て自分もまた痴呆になってしまうことを知る。
私も生まれつき眼が悪くて痴呆みたいだったんだけど自分を見てるようで泣きました。

 

2005年9月21日
「もう一度学びたい 世界の宗教」 西東社

適当に読みました。
特別感想はないんだけど世界史に出てくるキリスト教やイスラム教の勢力争いとかの方がおもしろいですね。

  

2005年9月20日
「封印再度」 森博嗣著 講談社文庫

壺の中に入ったカギ。そのカギで開く箱。
しかしそのカギは壺から取り出すことはできない。
画家の家に代々伝わるその壺と箱。
そして画家の家で代々起きる自殺。
その壺と箱に関係しているのだろうか?箱をあけることができた人が自殺してるのか?

犀川先生と萌絵の関係が進展。
しかしそれはエイプリルフールで萌絵がついた嘘によるものだった。
病気で自分の命が短いっというような嘘をついたのである。
婚姻届の書類まで用意した犀川先生だった。
とにかく嘘でよかったです。

  

2005年9月16日
「詩的私的ジャック」 森博嗣著 講談社文庫

大学で事件がおきた。やはり密室なのか。
まきこまれていく、犀川と萌絵。
萌絵は事件がおきると好奇心にみちてすぐ首をつっこみたがる。
次々とおきていく密室殺人。何故密室なのか?何故密室にしないといけないのか?
何故?どうして?
やはり動機がよくわかりません。
私的には犀川と萌絵の関係の方が興味深いかな。

  

2005年9月14日
「笑わない数学者」 森博嗣著 講談社文庫

助教授犀川と大学生萌絵は、数学者の館を訪ねた。
消えるオリオン像、そしてまた殺人事件、やはり密室か?
そうです。犀川と萌絵がいくところ必ず殺人事件がおきるんです(やっぱり?)
オリオン像のトリックは最初の方からわかりました。
事件は相続問題かなっとおもったのですが、
結局動機ってなんだったのでしょうか。
犀川と萌絵の恋いの行方が今後楽しみとなってきました。

  

2005年9月13日
「冷たい密室と博士たち」 森博嗣著 講談社文庫

主人公、助教授犀川(さいかわ)。ヒロイン大学生萌絵。
この2人は大学の実験室をたずねてみました。そこでおこった密室殺人事件。
この2人がいくところ殺人事件が必ずおきるのです(たぶん、きっと)
殺人とかってこわいものなんだけど事件がおきても皆平然としています(気のせい?)
トリックばかりにまわって動機とかがあまり取り上げられてないんですね。
私的には、ドロドロとした人間関係、男女関係っとかを読みたいんだけどさらっと書いてあります。
結構、私深読みして読むたちなんだけど読んでいて最後になるまで犯人がぜんぜんわかりません(完敗)

 

2005年9月12日
「すべてがFになる」 森博嗣著 講談社文庫

主人公犀川創平(さいかわそうへい)、ヒロイン西之薗萌絵(にしのそのもえ)
とある研究所をおとずれた犀川と萌絵。そこで殺人事件がおきる。
密室殺人のような感じなんだけど、私が最初に思ったのはその部屋にいたロボット、ミチルがすべてやったんだと思って読んでいたんだけどちょっとちがいました。
「模倣犯」では最初の方から犯人がわかっていたんだけど、
この本では最後まで犯人がわかりませんでした。
ちょっとひっくりかえりました。
「模倣犯」を読んでおもしろかったのでミステリー小説も読んでみようと思ったんだけど、
いままで推理小説とか読んだことなかったんだけどおもしろかったので今度読んでみようとおもいました。
歴史小説の有名所を全部読んでしまって読む本がなくなったというのもあるんだけど。
日本の推理小説では、はじめから犯人が出てくるけど、洋物は最後まで犯人が出てこないっということを聞いたことがあります。

 

2005年9月10日
「夏草の賦」 下巻  司馬遼太郎著 文春文庫

織田信長は明智光秀の謀反で倒れ、明智光秀も秀吉によって倒れた。
四国を統一しかけていた長曾我部元親だったが、
秀吉も土佐一国しかくれず降伏しろとのことだった。
長曾我部も秀吉と戦ったがすぐ降伏した。
上には上がいるっと思い知らされた。
四国を統一しようとした20年間が無駄になった。
封建制度である。家臣に恩賞に土地を与える。
土佐一国にもどってしまえば減給しなければならない。
このへんの苦悩がよく書いてあったような気がします。

 

2005年9月9日
「夏草の賦」(なつくさのふ) 上巻 司馬遼太郎著 文春文庫

構成というか物語が「功名が辻」に似ています。
「功名が辻」では、織田家の侍、山内一豊にかしこくて綺麗な妻が来てその妻のおかげで山内一豊が出世していくという話だったんだけど、
この本では土佐(高知)の長曾我部元親(ちょうそかべもとちか)の元へ、岐阜城下でも美貌の娘として有名な奈々が嫁に来たっというところから始まります。
奈々は織田家の侍、斉藤利三の妹である。斉藤利三は明智光秀の侍となる。
土佐を統一した長曾我部は四国を統一しようとのりだした。
明智光秀などを通して信長から、四国を切り取り次第勝手というおすみつきをもらう。
ところが四国を統一まじかとなって信長は長曾我部に土佐一国にもどれという。ききいれなければ討伐するっと。
明智光秀も面目丸つぶれである。
こんなところにも明智光秀謀反の要因がかくされているのかもしれない。
長曾我部は信長と決戦することを決める。

 

2005年9月6日
「手にとるように世界史がわかる本」 小松田 直著 かんき出版

最近の世界史の本にはだいたい書いてあるのですが
地域別にDNAをさかのぼって調べていくと人類の共通の祖先が、
20万年前、アフリカにいた一人の女性にいきつくんだそうです「イブ仮説」
全人類は共通の母・イブの直系子孫とすることから「アフリカ単一起源説」ともいわれているそうです。

 

2005年9月3日
「恋愛中毒」  山本文緒著 角川文庫

この本は4・5年前にmsnチャットをしていたときに女の子に「恋愛中毒」も読んでみてって紹介されたのがきっかけで、その当時に買っていままで読まなかったんだけど、
ちょうど「プラナリア」で直木賞をとったときあたりかそのような話をチャットでしていたと思います。

水無月さんが一番まともそうにみえたんだけど話が後半になるにつれてもつれてきて
まさに恋愛中毒でした。
私が水無月さんのような状況にいたら速攻嫉妬で気がおかしくなりそうです。
っというかこれは一般にどこでもこういうことがおこなわれているのでしょうか。
こういった男女関係のことですが。

 

2005年9月1日
「模倣犯」 下  宮部みゆき著 小学館

事件、犯罪物はあまり読んだことがないんだけど、
宮部さん、すごい物を書きましたね。
すごいなーと感嘆します。
宮部さんの本をもっと読んでみたいと思いました。

でもピースが犯人だと速攻わかりそうなものですね。
はじめからピースが犯人だと書いてあったわけですが、
読者に最後までピースが犯人だと知らせないで書いても
ちょっとおもしろかったかなっと思いました。

  

2005年8月29日
「模倣犯」 上  宮部みゆき著 小学館

ある公園のゴミ箱からみつかった切断された女性の手。
次々とおこなわれる連続殺人事件。
そしてまた次々に犯人からの犯行声明が出される。
こわいです。この小説と同じようなことが一般に行われているような気がして。
こういう本をマネして悪いことをするような人が出てくるような気がします。
何年か前に、ホラー、ミステリー小説とかはやりましたよね。
そういう本の影響が世相に反映されていくんじゃないかと思います。
やっとそういう暗い社会から明るい社会になってきたような気がするのですが。

  

2005年8月24日
「新・水滸伝」 4巻 吉川英治著 講談社

一番星の梁山泊党首宋江を主人公として話しがめぐりはじめました。
かくして百八人の星が梁山泊に集まったのです。
水滸伝は代表作ですが、おもしろいかっと問われればそうでもないかなっと、
三国志には遠くおよばないとおもうのですが、
百八人の豪傑が集まって梁山泊を作っていくという話的にはそういうネタもおもしろいかなっと思いました。

  

2005年8月23日
「新・水滸伝」 3巻 吉川英治著 講談社

地上にばらまかれた百八の星。
一番星は宋江らしい。
人がいっぱい出てきて主人公もいないので名前がよくわかりません。
三国志はゲームをさんざんやっていたので人がわかるのですが。
ともかく梁山泊は大きくなりました。

 

2005年8月21日
「新・水滸伝」 2巻  吉川英治著 講談社

百八人の個々の物語がこれでもかっと続くのだけど、
個々の物語でも結構おもしろいのだけど、
やはり主人公が欲しいですね。

 

2005年8月20日
「新・水滸伝」 一巻 (全4巻) 吉川英治著 講談社

中国の宋の時代の物語。
飢饉や疫病がはやり大祈祷をしなければならなくなった。
その折りに禁断の開かずの祠(ほこら)を掘ってしまったために
その祠に封じ込められていた百八の魔が地上にばらまかれてしまった。
いつか30年がたった。
百八の魔が人間として生まれて30年である。
その百八人は英雄だか悪者だか。
その人たちが問題をかかえてたどりついた先が梁山泊であった。

百八人の人間のひとりひとりの物語からはじまって、その人たちの関連性はあるんだけど
なかなか物語に一貫性がないというか、個々の物語がつづき、
1巻の半分くらい読んで、ナンダコレーっと思って読むのをやめようと思ったのですが、
だんだんその人たちがまとまってきて、梁山泊もでてくるようになって。
っということでもう少し読んでみようと思います。

 

 

2005年8月19日
「もう一度学びたい 世界の歴史」 西東社

適当に世界史の流れを追ってみました。
世界史の流れって結構おもしろいですね。
イマイチまだわかってないんですけど。
今度もっと詳しく流れを追ってみたいと思いました。
やっぱりノートでもとらないと読んだだけじゃイマイチ理解できないですよね。。。

神権政治
封建制度
ルネッサンス
宗教改革
大航海時代
絶対王政
産業革命
共和制
帝国主義
社会主義
共産主義
ファシズム 全体主義
民主主義
資本主義
冷戦

 

暑いです。
読書も夏休みにしたいと思います。
眼の調子がちょっと悪くて。。。

 

2005年8月6日
「新しい公民教科書」 新訂版 市販本 扶桑社

 

2005年8月4日
「新しい歴史教科書」 改訂版 市販本 扶桑社

今日もこの教科書の抗議デモをニュースでみましたが、
内容は特別普通だと思うんですけどね。
たぶんデモをやってる人はほとんど本を読んでいないと思います。

  

2005年8月2日
「歳月」 下  司馬遼太郎著 講談社文庫

征韓論に敗れた西郷隆盛、板垣退助、江藤新平は国元へ帰った。
欧米を視察してきた岩倉具視、大久保利通、木戸孝允、伊藤博文などがこぞって征韓論に反対したのであった。
今は国内を近代化すべきである。
佐賀では明治新政府に不満をもち第二の明治維新をおこそうと暴動がおこりそうになった。
佐賀の江藤新平はそれを鎮撫しようと思っていたがそれにかつぎあげられてしまった。
薩摩の西郷隆盛や土佐の板垣退助らと呼応して乱をおこせばなんとかなったかもしれないが、
佐賀単独で乱をおこしたためすぐ鎮圧されてしまった。
のちに西南戦争をおこす西郷隆盛が一緒に呼応してくれればおもしろかったかもしれない。
江藤新平にくだった判決はさらし首であった。

 

2005年7月30日
「歳月」 上 (上下2巻) 司馬遼太郎著 講談社文庫

明治維新。佐賀、肥前の江藤新平の物語。
幕末、明治維新をおこしたのは薩摩、長州であった。
佐賀の江藤新平はおくればせながら革命に参加する。
他に佐賀から大隈重信なども出て佐賀も影響力を強める。
土佐の板垣退助なども加わり薩長土肥とよばれるようになる。
江藤新平は司法卿となり不正が多かった長州藩をとりしまろうとしたがうまくいかない。
大長州藩に対して弾圧をくわえようとするなど石田三成のようだ。
そのうち西郷隆盛などが征韓論をおこして江藤新平も征韓論にかたむいていく。

長州。木戸孝允、伊藤博文
薩摩。西郷隆盛、大久保利通
土佐。板垣退助、後藤象二郎
肥前。江藤新平、大隈重信

  

2005年7月28日
「日本の戦後」 下  田原総一郎著 講談社

学生運動、ホントすごかったんですね。
社会主義、共産主義、日米安保反対をかかげてすごい運動だったと思います。
安保反対デモとか、中国の日本に対するデモを見ているようだ。ぜんぜんちがうのかな。
よく赤化しなくてすんだと思います。

 

2005年7月26日
「そうだったのか!現代史パート2」 池上 彰著 集英社

チェルノブイリ事故のことがくわしく書かれていて興味深いです。
他は核兵器拡散のことなどが興味深い。
この本の内容をあげると、9.11テロがらみでイラク、アフガニスタン。
他に、パレスチナ、チェチェン、北朝鮮、インドとパキスタン。
アウン・サン・スー・チーから東ティモールまで扱っています。

 

2005年7月23日
「そうだったのか!現代史」  池上 彰著 集英社

これも戦後からのことを書いた本なんだけど、これを読めば大抵のことはわかると思います。
良い本なのでこれもみんなに読んでもらいたいです。
学校の教科書とかに良いと思うんだけどどうでしょう。
この本も何回か読んでいます。
世界の現代史です。

 

2005年7月22日
「小説を書きたい人の本」 監修 清原康正  成美堂出版

私は何度か人生に挫折をしていて、挫折をするたびに小説を書いてみたいと思いました。
それで結構読書をするようになったんだけど、小説を書いてる人ってみんな小学校時代から小説を読んでいるんですね。
私なんか本を読むようになったのは高校卒業してからでなってないなぁ。
でも何か書いてみたいです。

98ページに秩父のことが書いてありました。

 

2005年7月19日
「そうだったのか!日本現代史」 池上 彰著 集英社

NHKの週間子供ニュースをやっていた人が書いた本です。
今年から人が変わったみたいですね。
2・3回読んでいるので特に感想はないのですが良い本なのでみんなに読んでもらいたいです。
戦後からのことが書いてあるんですけど、
戦前の本も書いてくれるとうれしいです。日清戦争あたりから。

 

2005年7月16日
「もう一度学びたい日本の歴史」 西東社

 

2005年7月14日
「早わかり戦国史」 外川淳著 日本実業出版社

徳川四天王がいまいちよくわかってなかったのですが書いてありました。
 酒井忠次、榊原康政、本多忠勝、井伊直政。

190ページには秩父の地名が出てきました。抜粋すると
 家康以前の江戸は、平安末期から鎌倉時代にかけては秩父平氏一族の江戸氏の居館があり、ほにゃらら〜

44ページ。江戸時代に詠まれた狂歌
 織田がつき、羽柴(秀吉)がこねし天下餅、座り食らうは徳川家康。

 

2005年7月13日
「新書太閤記」 11巻(終) 吉川英治著

天下は二分された。
東の徳川家康と西の豊臣秀吉。
秀吉は家康と和睦して家康に上洛してもらいたかったが家康はなかなか上洛してくれない。
さぁ。これからどうなるか?っといったところで小説は終わっています。

このあと秀吉は姉や母を家康の元に送って上洛してもらうんだけど。
朝鮮出兵もあるんだけどそこまでは書いてないです。
後々の秀吉は異常だったのでそこで終わって良かったかなっと思います。

 

2005年7月12日
「新書太閤記」 10巻 吉川英治著

織田家相続争いはまだつづいていた。
次ぎに秀吉の相手になったのは徳川家康であった。
小牧、長久手の戦い。
尾張でぶつかった両軍。
秀吉は中入りして岡崎をつく作戦をたてたが中入り軍は敗北した。
局地的な戦いだったが家康の勝ちといっていい。

織田信長、豊臣秀吉、徳川家康とつづいていくなかで、
織田家を奪った秀吉、豊臣家を奪った家康っとなんか考えさせられますね。

 

2005年7月11日
「新書太閤記」 9巻 吉川英治著 講談社

織田家相続争いから秀吉と柴田勝家の戦いとなる。
賤ヶ岳(しずがたけ)の戦い。秀吉の勝ちであった。
これで織田家相続争いを秀吉が勝ち取ったといえる。
秀吉ってすごいよなぁ。。

柴田勝家のもとへ嫁いだ市姫は柴田勝家とともに自害した。
市姫と浅井長政との子供たちはたすけられた。茶々、のちの淀殿など。

 

2005年7月9日
「新書太閤記」 8巻 吉川英治著 講談社

明智光秀謀反でたおれた信長。
毛利と戦っていた秀吉はすかさず毛利と和睦して京へとって返した。
明智光秀vs秀吉。山崎の戦いである。
天王山を奪った秀吉は戦いを有利に進める。
明智光秀は敗れ逃亡するところを農民に殺された。
農民が明智光秀の首をもってきたがこれは本当に明智光秀の首だったろうか。
山岡荘八の小説では明智光秀の首だかはっきりせず、
その後も秀吉は明智光秀を捜しもとめたっとか書いてある。
山岡荘八の小説では明智光秀が生きてる設定だったから。
明智光秀天海説などもあったり。

織田家相続争い。秀吉と柴田勝家の軋轢(あつれき)が深まる。

 

2005年7月6日
「新書太閤記」 7巻 吉川英治著 講談社

天下を統一したかに見えた信長。
そんなおりであった、明智光秀謀反、本能寺は。
信長に対し謀反ばかりおこそうとしていた室町幕府将軍足利義昭を追放した信長。
その足利義昭を信長の元へつれてきたのが明智光秀だった。
そんな明智光秀を信長は疎んじ始めていたのかもしれない(そんなこと本には書いてないが。。)
それが原因か明智光秀は本能寺で信長を殺した。
信長の長男信忠も二条城で殺されてしまった。
本能寺直前に光秀が連歌の会でうたった歌。
時は今、雨が下知る五月(さつき)かな。

 

2005年7月3日
「新書太閤記」 6巻 吉川英治著 講談社

敵につかまった黒田官兵衛は助けることができたが竹中半兵衛は病が重くなり亡くなってしまった。
秀吉は着実に中国地方の毛利領を切り取っていく。
信長は武田勝頼を滅ぼして信濃、甲斐を自分の領土とする。
家康にも駿河を与えられる。
日本中央で大勢力を築いた信長。ちょっと前までは四面楚歌だったがもう信長に対抗できる勢力はなくなったといっていい。

 

2005年6月30日
「新書太閤記」 5巻 吉川英治著 講談社

長篠の戦いで武田勝頼に勝利した信長。鉄砲隊が活躍した。
信長は北陸から出てくる上杉を防ぐために安土城を築いたが上杉謙信は卒中で死んでしまった。
秀吉は毛利攻めをまかされる。
秀吉の軍師竹中半兵衛、黒田官兵衛。
竹中半兵衛は病が重くなり、密使に出た黒田官兵衛は敵につかまり牢屋にいれられてしまった。