下から書いてます
■2007年9月29日
「銀河英雄伝説」 10巻 落日篇 田中芳樹著 徳間文庫
宇宙をほぼ統一した銀河帝国だが、相次ぐ暴動がおこるようになる。
何が民衆を暴動に駆り立てるのか。
暴動の中心は旧自由惑星同盟首都のハイネセンである。
この暴動を生んだのは銀河帝国ラインハルトの専制君主制だからであろうか。
民主主義から専制君主制になるのは抵抗があるのかもしれない。
また暴動を裏であやつっているのが地球教徒であるらしい。
地球教徒はテロをおこし地球教の勢力拡大、
最終的に地球教徒による銀河統一をはたそうと模索していたらしい。
銀河帝国ラインハルトとイゼルローン共和政府ユリアンは戦いに突入。和睦となる。
ユリアンはイゼルローン要塞を放棄し、ハイネセンに本拠を移すことになり民主主義の芽を育てることになる。
ユリアンはラインハルトに憲法を作り議会を開く立憲政治をすすめるが却下される。
ラインハルトは子供ができて結婚するがまもなく病気にむしばまれ死んでしまう。
■2007年9月29日
「銀河英雄伝説」 9巻 回天篇 田中芳樹著 徳間文庫
ヤンの後をついだヤンの養子ユリアン、イゼルローン共和政府。君主制??
銀河帝国の君主制に対しイゼルローン共和政府は民主共和制であり、
専制君主制か民主共和制かっという論が巻き起こる。
銀英伝では専制君主制にむかっているように思われる。
イゼルローン共和政府は民主共和制の火を絶やしてはならない。
またも地球教徒の陰謀でラインハルトの暗殺未遂事件がおこると内乱に発展。
銀河帝国の有力武将に謀反の容疑がかかると疑いがとけぬまま戦闘に突入。
ヤンが死んでイゼルローン共和政府も力が弱まったが、
銀河帝国でも内乱で有力武将が多数死亡。
地球教徒によるテロはまだまだ続くのか?
■2007年9月24日
「銀河英雄伝説」 8巻 乱離篇 田中芳樹著 徳間文庫
銀河帝国は総力をあげてイゼルローンに侵攻。
ヤンは銀河帝国に対し善戦、
とうとう銀河帝国はヤンに和睦を申し入れた。
ヤンは和睦のため銀河帝国にむかうが地球教徒によって暗殺されてしまう。
ヤン、あっけないなぁ。。。
■2007年9月23日
「銀河英雄伝説」 7巻 怒濤篇 田中芳樹著 徳間文庫
逃走したヤンは身方の逃走艦隊と合流。
そしてまたもイゼルローン要塞を銀河帝国から奪う。
以前、イゼルローン要塞を放棄したときにコンピューターに仕掛けを組み込んでおいたのだ。
銀河帝国は再度自由惑星同盟に侵攻。
ここに自由惑星同盟は滅び銀河帝国ラインハルトは宇宙を統一した。
小勢力のヤンはラインハルトに立ち向かうことができるのか?
ユリアンがもってきた地球教の情報が入った光ディスク。
調べてみるとフェザーンと地球教の関係が。。
■2007年9月21日
「銀河英雄伝説」 6巻 飛翔篇 田中芳樹著 徳間文庫
自由惑星同盟を倒し新たに銀河帝国皇帝になったラインハルト。
一方、ヤンは退役しおよそ30歳にして年金生活に入った。そして結婚もした。
ところが時代が英雄ヤンをほうっておくわけがない。
ヤンはまたも危険人物とあつかわれ殺されそうになった。
仲間がヤンを助けてヤンの逃避行がはじまるのか?
銀河帝国に降伏したときヤンは艦隊の一部を逃がして偽装した。
ヤンはひとりぼっちではない。たくさんの仲間がいる。
戦争孤児を軍人の家庭で育てる法律により、ユリアンはヤンの養子になった。
新婚さんのじゃまをしたくないユリアンは一人立ちして地球を訪れる。
地球は現在の面影はなく廃れた星になっていた。
地球教という宗教の拠点になっている。かなりアヤシイ宗教である。
地球教の本部に侵入したユリアンは苦労の末、地球教の情報を光ディスクに収めることに成功した。
ヤンに見せるつもりである。
■2007年9月17日
「銀河英雄伝説」 5巻 風雲篇 田中芳樹著 徳間文庫
銀河帝国ラインハルトはフェザーンから自由惑星同盟に侵攻。
イゼルローンを守っていたヤンはイゼルローン要塞を放棄し、
ここに銀河帝国ラインハルトと自由惑星同盟ヤンとの一大決戦がはじまる。
もう少しでヤンがラインハルトを破ろうとしたとき停戦命令が。。
なんと銀河帝国軍に自由惑星同盟の首都を奪われてしまったのである。
自由惑星同盟は銀河帝国に降伏。
三国志や信長の野望などのシミュレーションゲームをやっていると
やはり兵糧とか本陣の守備とか大将の安全とかよく考えさせられる。
ヤンはラインハルトを破るとこだったが本陣の安全を考えなかったところが大きな失策といえるだろう。
ところが自由惑星同盟の本陣を突いた銀河帝国武将はラインハルトの命令を受けて動いたものではなく
これがラインハルトの命令だったら完全にラインハルトの勝ちだったが、
どっちもどっちといったところ。。
ラインハルトの美学としては二人の決戦で勝負をつけたかったらしい。
ヤンの方が評価が高い感じで書かれています。
田中芳樹さん、三国志を書いてくれないかな。。。
■2007年9月16日
「銀河英雄伝説」 4巻 策謀篇 田中芳樹著 徳間文庫
7歳の銀河帝国皇帝が自由惑星同盟に亡命。
フェザーンが誘拐してラインハルトも承知済みのことだった。
ラインハルトは皇帝がじゃまになったのか用済みになったのか、
自分が皇帝になりたいのである。宇宙を手に入れたいのだ。
銀河帝国ラインハルトは自由惑星同盟に宣戦布告。
自由惑星同盟のイゼルローンはヤンが守っていてそこをぬくことはできない。
ラインハルトは第二の通り道フェザーンに侵攻して支配下におく。
自由惑星同盟はラインハルトの侵攻をふせぐことはできるのか。。
ヤンの養子ユリアンはフェザーンにいて銀河帝国の侵攻に巻き込まれる。
銀河英雄伝説の舞台は1500年くらいの未来の物語なんだけど
銀河帝国は皇帝制で、自由惑星同盟はちょっとアヤシイ民主主義である。
今、世界は民主主義にむかっているように見えます。
民主主義において超カリスマ的英雄が現れた場合、皇帝制になることがあるのだろうか。
あるかもしれない。歴史は繰り返す。
ラインハルトはナポレオンのような感じでしょうか。曹操のようでもありあます。
■2007年9月11日
「銀河英雄伝説」 3巻 雌伏篇 田中芳樹著 徳間文庫
銀河帝国と自由惑星同盟を結ぶ回廊、通り道は二つしかない。
一つは第三勢力フェザーンを通る道。
もう一つはイゼルローンを通る道。ここにはイゼルローン要塞があり自由惑星同盟のヤンが守っている。
イゼルローン要塞は銀河帝国が作ったのだがヤンが策略を駆使して奪ったのである。
銀河帝国はイゼルローンを奪還するべくここにガイエスブルグ要塞をワープさせた。
これに自由惑星同盟が勝ちガイエスブルグ要塞は爆発して沈んだ。
活躍するヤンだが、力をつけるヤンを政府は危ぶんで関係が悪化してイマイチうまくいっていない。
■2007年9月8日
「銀河英雄伝説」 2巻 野望篇 田中芳樹著 徳間文庫
銀河帝国皇帝が死んだ。遺書も残さず。
姉が仕えた皇帝が死んだのでラインハルトの力も弱まりそうだが、
逆に内戦がおこるとラインハルトは貴族軍を滅ぼし銀河帝国の実権を握る。
一方、自由惑星同盟ではクーデターが起きるがヤンが撃退する。
このクーデターは銀河帝国のラインハルトが計画したものだった。
銀河帝国で内戦が起こっている内に自由惑星同盟に攻め込まれたらたまらない。
しかし以前、自由惑星同盟はヤンがイゼルローン要塞を攻略し、
その頭にのって自由惑星同盟は銀河帝国に攻め入ったが惨敗している。
そんなこともあってまた銀河帝国に攻め込むのは無理っぽい。
銀河帝国皇帝が死んでから攻め込んでいたらおもしろかったかな。
銀河帝国皇帝の死の混乱に応じて自由惑星同盟は何もできなかったのは残念。
クーデターを起こされる始末だし。。。
■2007年9月5日
「銀河英雄伝説」 1巻(全10巻) 黎明篇 田中芳樹著 徳間文庫
田中芳樹さんの代表作、銀河英雄伝説。
SFファンタジー、未来の歴史小説みたいな感じで面白いです。
本の表紙には、SPASE OPERA(スペースオペラ)と書かれています。
1982年頃に第一巻が書かれたみたいでもう25年も前ですよ。
田中芳樹さんの見識の高さはすごいです。
西暦2801年(宇宙歴1年)、地球から政治中枢を他の星に移し銀河連邦が成立。
宇宙暦310年(帝国暦1年)、銀河帝国成立。銀河連邦崩壊。
帝国暦218年、帝国の圧政を逃れた人たちによって自由惑星同盟成立。
かくして銀河帝国と自由惑星同盟の間で戦闘が繰り返されるようになった。
宇宙暦8世紀(帝国暦5世紀)、銀河帝国と自由惑星同盟に2人の英雄が現れこの物語の舞台となるスペースオペラがはじまった。
銀河帝国のラインハルトは姉が皇帝の後宮に入り重く用いられるようになった。戦争の天才。
一方、自由惑星同盟ではヤンが奇跡的な活躍を見せ「魔術師ヤン」「奇跡のヤン」と呼ばれる。
この二人は否応なしに戦うことになる。
このラインハルト、ヤンの二人の英雄の物語である。