下から書いてます
■2008年10月13日
「三国志」 7巻 宮城谷昌光著 文藝春秋
6巻ではかなり劉備のことを悪意をもって書いてあったのですが、7巻ではそれほどでもないかな。
いろんな三国志があってもいいと思う。みんな同じじゃつまらない。
歴史小説はノンフィクションのように思えるのだけどフィクション多いですよね。
同じテーマの小説でも人によっていろいろちがった書き方をしています。
比べてみると、ああ、フィクションなんだなーって思えるところがあります。
荊州をとった劉備は次に蜀をとった。
でも蜀をとったら荊州を帰せと孫権に荊州を半分くらいとられてしまう。
赤壁の戦いでやぶれた曹操だが馬超を破り、張魯を降し漢中をとり中国大陸はすべて魏、呉、蜀に分けられた。
劉備の膨張は眼をみはるものがある。諸葛亮のおかげだろうか。
いままで逃げて逃げて敗れて逃げて、みたいな劉備が。しかも優柔不断。
■2008年10月12日
「三国志」 6巻 宮城谷昌光著 文藝春秋
劉備のことが悪くかかれているのだけど、吉川三国志で育った私にははじめ受け入れられなかったのだけど
最近はそれもありかなーっと思っています。
でも曹操は良い人だったのかなーっと思うとそれも釈然としません。
吉川三国志の主人公は劉備だと思っているのだけど、曹操が主人公だともいわれています。
勧善懲悪の話は面白いのだけど、吉川三国志では劉備が善で曹操が悪として書かれていると思います。
宮城谷三国志では曹操が善で劉備が悪という設定かもしれません。
善と悪がよくわからないものはどうかと思うのですが、それもありかなー。
袁紹を滅ぼした曹操は袁紹の子供たちも倒し北方の広大な領土を手に入れた。
すでに曹操は中国大陸の半分を手に入れたのかもしれない。
次に曹操は荊州をねらった。
荊州は劉表がおさめているがまもなく亡くなってしまう。
劉表の元に身を寄せていた劉備だが劉表の子供も曹操に降伏していまうし逃亡する。
逃げるのは劉備のおはこだ。
しかし荊州で劉備は三顧の礼で孔明を手に入れた。
赤壁の戦いで魏が呉に敗れると劉備は荊州の城を手に入れる。
これから劉備の躍進がはじまると思うのだが劉備が悪人みたいに書いてあるのでかえって結構楽しみでもある。
■2007年8月29日
「三国志」 5巻 宮城谷昌光著 文藝春秋
帝を擁したのは曹操である。
袁紹も袁術も自分が帝になりたいために漢王朝の帝にはなんの興味もしめさなかったのだ。
皇帝を自称した袁術は自滅し、曹操は袁紹を官渡の戦いで破ると袁紹はまもなく死んでしまった。
孫策が殺され孫権立つ。
劉備は行く先々で敗れ敗走し劉表をたよって荊州へ落ちていった。
劉備のことは良くも書いてないし悪くも書かれていないのだけど
劉備の名前が出てくるのを楽しみに読んでいるのだけどあまり書かれてません。
荊州で諸葛亮を迎えるのだけどどう書かれているか楽しみでもある。
赤壁の戦いも近いかな。
■2007年8月28日
「三国志」 4巻 宮城谷昌光著 文藝春秋
栄華をきわめた董卓も呂布によって殺された。
これからよい世の中になると民もみんな喜んだが
それもつかの間、董卓の部下の李カクと郭氾が政権をとってしまう。
呂布も長安から落ちていった。
そのうち李カクと郭氾は帝をうばいあい争うようになった。
長安はあれはてた。董卓の時代の方がまだよかったかもしれない。
帝は洛陽にむけて脱出をこころみた。
しかしその洛陽も董卓によって焼かれあれはてていた。
誰が帝を擁するか!!
■2007年8月26日
「三国志」 1〜3巻 宮城谷昌光著 文藝春秋
とりあえず1巻〜3巻まで読んでみました。
この宮城谷三国志は、たいていの三国志の本が黄巾の乱あたりから始まるのに対し、
その100年前か200年前くらいかの後漢の時代から書かれています。
よって黄巾の乱がようやく出てくるのが2巻の終わり頃となり、やっとその頃になりなじみの名前が出てくるようになります。
よって宮城谷三国志が難解かと思われる方には3巻から読み始めればよいかなっと思われます。
私の好きな吉川三国志は、三国志演義などをモチーフにしていて、劉備が主人公で、劉備が善玉、曹操が悪玉として書かれています。
たいていの三国志の本がそうかもしれません。
しかし宮城谷三国志では、曹操が中心に書かれていて、劉備についてはいまのところあまり書かれてなくて、劉備は風采が悪く倫理観もないっと書かれています。
どうやら宮城谷三国志は、曹操が善玉、劉備が悪玉かもしれません。
っというか劉備はあまり出てこないかもしれない。
曹操や孫堅などがよく出てくるようになったのがやっと3巻からなのでまだよくわかりません。
とりあえず3巻がよくあつかっている人は董卓かな。
3巻の終わりに孫堅の死が予言されています。