吉川三国志読書記録3   りょう99@笠原良太

下から書いてます 11回目


 

■2007年7月29日
「三国志」 8巻(全8巻)  吉川英治著 講談社

吉川三国志完結巻。
蜀の諸葛亮孔明と、魏の司馬懿仲達の決戦の8巻。

座して滅ぶよりは攻撃に出て国を守ろうとする孔明。
一大決戦にもちこみ速攻で長安、洛陽を落とし勝利を決めたい孔明だが
蜀の弱点は道が険阻で食料補給が困難ということ。
司馬懿はそれを知り持久戦にもちこもうとする。守れば勝ちとする。
持久戦にもちこめば、食糧難の蜀は退却するしかないのである。

孔明病没。。。

 

■2007年7月27日
「三国志」 7巻(全8巻)  吉川英治著 講談社

吉川三国志も終盤。
荊州を守っていた関羽は、魏呉両国に攻められ最後となる。とどめをさしたのは呉。
死ぬときは同じ日にっと誓い合った桃園の義から何年たったろう。
劉備は関羽の仇を討とうと70万の兵をもって呉にむかう。
残念なことに張飛は部下に寝首をかかれて死んでしまう。
しかしこの呉との戦いに関羽の子、関興、張飛の子、張苞が加わり劉備も元気づいた。
劉備の蜀軍は揚子江を下り連戦連勝。
ところが70万の兵も陣がのびきり薄くなった中盤を呉に崩されほぼ全滅した。
劉備は生き残ったがまもなく死んでしまった。
孔明は呉への遠征は反対だったが何故劉備と一緒にいかなかったのか。
何故劉備を見捨てたのか。。。
孔明が呉に向かうと魏が留守になった蜀を襲うっということだったのだろうか。

関羽、張飛、劉備、黄忠、死亡。。。馬超、行方不明。。。

魏では曹操、曹丕死亡。。。

 

■2007年7月23日
「三国志」 6巻(全8巻)  吉川英治著 講談社

劉備は蜀をとり、孔明の打ち出した天下三分の計の通り、魏、呉、蜀が並び立った。
このときほど蜀に人材がそろっていたときはないだろう。
軍師、孔明、 武将、関羽、張飛、趙雲、黄忠、馬超、魏延。
これを頂点に蜀は人材が不足してくる。
三国志では人材育成というところが不足していたかもしれない。そういうの書いてないかな。
魏では司馬懿仲達の名がちらほら出てくるようになった。

 

■2007年7月17日
「三国志」 5巻(全8巻)  吉川英治著 講談社

5巻はなんといっても赤壁の戦い。
おごりたかぶっていた魏の曹操が、呉に大敗する。
孔明が魏と呉を戦わせ、劉備は荊州を得た。

この赤壁の名にちなんで、長瀞の荒川沿いの岩畳あたりの岩壁が秩父赤壁とよばれているらしい。

 

■2007年7月15日
「三国志」 4巻(全8巻)  吉川英治著 講談社

三顧の礼で孔明をむかえた劉備。
中央の曹操は北方の大勢力袁紹を滅ぼし中国の大半を手に入れた。
中国の大半を勢力下においた曹操と孔明一人を手に入れた劉備とどちらが得だったか、
っといわれるほど孔明の知力は大きい。
臥龍、鳳雛一人でも手に入れたら天下は掌(たなごころ)にあろうといわれる。
臥龍が孔明で、鳳雛はホウ統である。

4巻で残念だったのは徐庶を曹操にとられてしまったこと。
また劉備が劉表の後をつがなかったこと。

 

■2007年7月12日
「三国志」 3巻(全8巻)  吉川英治著 講談社

劉備は弱い。
呂布に敗れ、曹操に敗れ、放浪の身をよぎなくされる。
関羽、張飛の勇があれど如何ともしがたい。
ここに軍師の登場が待ちこがれられる。
4巻ではついに諸葛孔明の登場。
いままでは主人公が劉備、また主人公が曹操ともいわれる。
孔明が出てきてからは孔明が主人公ともいえる。

曹操の軍師としては、荀ケ、郭嘉、程c、劉曄などいっぱいいる。

 

■2007年7月8日
「三国志」 2巻(全8巻) 吉川英治著 講談社

やっぱり三国志はおもしろいですね。
読めば読むほどおもしろさがわかってきます。
もう10回以上読んだんじゃないかと思います。
最初無名だった劉備、関羽、張飛たちが
だんだん世間で認められて少しづつ大きな勢力になっていくのが
RPG(ロールプレイングゲーム)やシミュレーションゲームをしているみたいでおもしろいです。

1巻、桃園の義で3人の誓いの言葉は
「我ら生まれた日は違えども死す時は同じ日同じ時を願わん。」

1巻、曹操がいった言葉
「おれは天下にそむこうとも天下の人間がおれにそむくことはゆるさん。」  

 

■2007年7月3日
「三国志」 1巻(全8巻) 吉川英治著 講談社

劉備の家を訪れた羊仙が、山羊をくれました。
山羊は劉備によくなついていたのですが、
劉備と関羽と張飛の桃園の義で食べられてしまいました。

桃園の義で張飛はいいました。
「われらここにあるの三名、同年同月同日に生まるるを希わず、
願わくば、同年同月同日に死なん。」
私は漫画を読んでなかったのでこの言葉をうまく訳せませんでした。。。(以前)

董卓の暗殺に失敗した曹操は逃亡した。
途中でつかまったが陳宮とともに逃げる。
あるところまで来ると知り合いの家がありやっかいになろうとしたのだが
しばれ、殺せなどという声が聞こえてきたので
曹操と陳宮はそちらがそのつもりならばと皆殺しにしてしまう。
ところが猪があばれていて猪で客人をもてなそうとしていたのである。
陳宮は「罪なき者を殺すのは、人道に反(そむ)くではありませんか」というと曹操は
「我をして天下の人を反(そむ)かしむるとも、天下の人をして、我に反かしむるを休(や)めよーーだ。」といいました。
漫画を読んでなかったのでこの言葉をうまく訳せませんでした。。。(以前)