読書記録 2008年7月から りょう99@笠原良太

下から書いてます

■読書予定

 「菜の花の沖」 (全6巻)     司馬遼太郎著
 「ヒトラーの戦い」 (全10巻)  児島 襄著
 「武田信玄」 (全4巻)      新田次郎著
 「管仲」  (全2巻)        宮城谷昌光著
 「楽毅」  (全4巻)        宮城谷昌光著
 「聖徳太子」 (全4巻)      黒岩重吾著 
 ハリーポッターの新刊


■2008年12月27日
「関ヶ原」 下巻 司馬遼太郎著 新潮文庫

西軍石田三成19万石、東軍徳川家康250万石。
徳川家康は慎重だった。なかなか江戸を立たなかった。西側武将たちに密書を書いていたのである。
そのため西軍の中でも家康に味方して内応するというものが大勢出た。
しかし歴史は勝ったものの歴史だからこれはよくわからない。
家康の味方についた武将たちが岐阜城を落とすと家康はやっと重い腰をあげた。様子を見ていたのである。
石田三成も家康が出てくるのを待ちあまり小競り合いはしなかった。
一大決戦で勝負を決めようと思っていたのである。
読書家だった石田三成は自分を張良や諸葛孔明と思いあわせていたのかもしれない。
ついに家康は来た。関ヶ原の戦いが始まった。
西軍10万、東軍7万。しかし西軍の半数以上は山の上に陣取って日和見を決め込んでいた。
すでに家康と内応していて東軍に味方することを決めていたのである。
西軍で実際に戦っていたのは2・3万くらいなものだった。
そして決定的だったのが山の上で日和見を決め込んでいた西軍だった小早川秀秋1万5千の裏切りだった。
これで東軍家康の勝利は決定的となり、ただ1人落ちていった石田三成もつかまり首をきられた。

歴史は勝ったものの歴史である。
西軍のほとんどが家康に内応していたというふうに書いてあるけど実際はどうだったのだろうか。
小早川秀秋の裏切りも実は東軍がおしていたからではないのか。
石田三成はほんとに嫌われ者だったのだろうか。
歴史小説もフィクションがかなり多いからね。

  

■2008年12月23日
「関ヶ原」 中巻 司馬遼太郎著 新潮文庫

会津120万石の上杉は、城を造り、兵を募兵したりしだした。この中に前田慶次郎利大?利益?(とします)などがいた。
家康は秀頼様のために上杉征伐を行うと称した。
「豊臣家の叛臣」上杉景勝を討つという資格なればこそ秀頼の家来である諸大名を家康は率いていけるわけであった。
家康が大阪を去り江戸についた頃、石田三成が豊臣恩顧の大名を集め兵をあげた。
その数10万、家康の兵力を上回った。
石田三成方、西軍の筆頭には5大老の毛利がついた。
西軍もいろいろいわれているけど形は整った。石田三成もこの戦いは勝ったと思っただろう。
西軍は家康に密通するものがたくさんいたと書かれているけど実は大阪城、石田三成側へも同じように密通があったんじゃないかと思う。
どっちに転んでも家督が残ることを考えた大名はたくさんいたと思う。
この気に領土をひろげようとするものまでいた。九州の秀吉の元軍師黒田官兵衛や真田幸村の父真田昌幸など。
天下は乱れ、関ヶ原が一日でおわってしまうとは上記のものなどは思ってなかった。
真田昌幸は徳川秀忠の軍3万を足止めして関ヶ原にまにあわせなかったのに西軍がまけてしまってちょっとかわいそう。
黒田官兵衛などはこの乱に乗じて九州を統一してそこを足がかりに天下をとろうとおもっていたほどである。

石田三成が挙兵したということで東軍家康は栃木?あたりで軍議を開いた。
豊臣恩顧の福島正則が真っ先に先鋒を願い出て皆それに続いた。
東海道の領土は家康をふせぐために豊臣恩顧の大名でかためられていたのだが皆、家康に土地を差し出すっと宣言した。
真っ先に言ったのが山内一豊だった。そのため関ヶ原後たいした活躍もなしに土佐一国をもらった。
なんにしろ家康はうまいことしたな。

   

■2008年12月20日
「ズバリ!先読み日本経済」 竹中平蔵、田原総一朗著 アスコム

竹中平蔵さんと田原総一朗さんの対談集です。
おもしろかったです。いろいろわかったような気がします。
前はよく政治経済の本もよく読んでいたのですが最近は本屋でも興味深いものはあまり売っていませんね。
最近は本屋にもあまりいかなくなったのだけど。。。

  

■2008年12月16日
「関ヶ原」 上巻 司馬遼太郎著 新潮文庫

2009年のNHK大河ドラマ「天地人」で直江兼続が主人公なのでそれにかかわりのある「関ヶ原」を読んでおこうと思いました。
「天地人」は、天の時、地の利、人の和、からきているのかな。

「関ヶ原」は石田三成を主人公として書かれています。
司馬遼太郎さんは徳川家康があまり好きではなかったようですね。
日本を統一した豊臣秀吉は朝鮮に侵攻。またその頃世継ぎの秀頼が生まれる。
五大老に、徳川家康、前田利家、上杉景勝などを置き、五奉行に石田三成がいた。
秀吉は五大老、五奉行などに秀頼の後事を託し亡くなる。
はじめ秀吉の死は秘密にされ朝鮮から武将たちがひきあげてきた。
ところが戦争中に石田三成がこの秀吉子飼いの武将たちを厳しく讒言(ざんげん)したというので激しく衝突した。
この武将たちは秀吉の妻北の政所(ねね)にもおされ家康を頼っていくようになる。
だんだん家康は豊臣側の武将をとりこみ石田三成も失脚させられてしまう。
秀頼を託された前田利家もまもなく亡くなってしまっった。
もう家康にこわいものはない。家康は秀頼のいる大阪城にもいついてしまった。
石田三成がいればこんなことにならなかったろうと思われたが後の祭りだった。
そして家康の目の上のたんこぶだった加賀100万石の前田家に謀反の疑いありと北伐しようとした。
前田利家がなくなり後をついだ利長にはこれに対処する器量はなかった。
利家の妻まつは自分が人質となり家康の元にいき、江戸に住むことになった。
これで前田家は何が起こっても家康に兵をあげることはできなくなった。

石田三成の親友に会津上杉120万石の軍師直江兼続がいた。
直江兼続の上杉軍が東の会津から兵をあげ、家康が東に向かったところを三成が豊臣恩顧の武将を集めて西から兵を挙げると構想をねる。

豊臣秀吉が朝鮮に侵攻したときに明から朝鮮に援軍がきた。
そのせいで明も疲弊したせいかしばらくして明は滅び清になった。
元寇の時にはしばらくして鎌倉幕府が滅びた。。。

   

■2008年12月13日
「梟の城」  司馬遼太郎著 新潮文庫

直木賞受賞作、あらためて司馬遼太郎さんはすごいなと思いました。

比叡山焼き討ち、一向一揆皆殺し、そして伊賀の忍びを皆殺しにした信長。
生き残った伊賀の忍び、葛籠重蔵は復讐しようと信長暗殺をたくらむ。
しかし信長は明智光秀に殺され、その後を秀吉がついだ。
今度は今井宗久にも密かにたのまれ秀吉の暗殺をたくらむ。
ところが同じ伊賀の乱をのがれた風間五平は伊賀をぬけて秀吉配下の前田玄以に士官していた。
葛籠重蔵と風間五平は戦い会うことになる。元は仲間同士である。
また伊賀と甲賀も戦うことになる。何故だったかは忘れた。
確か甲賀の棟梁の摩利洞玄も前田玄以につかえていたからかもしれない。
摩利洞玄と伊賀の抜け忍風間五平は手を結んでいた。
葛籠重蔵vs摩利洞玄、風間五平という感じだろうか。
伊賀の乱で生き残った伊賀忍者も大部隊の甲賀忍者に滅ぼされる。
たった1人生き残った葛籠重蔵は生き延びることができるのか?秀吉暗殺は?
ストーリーが入り組んでいて読書記録もうまく書けない。。

 

■2008年12月10日
「日本と世界の宗教がひと目でわかる!」 青春出版社 500円

このくらい簡単に書かれた本だといいですね。
よくわかったような気がします。
内容は、キリスト教、イスラム教、仏教、ユダヤ教、儒教・道教、日本仏教、神道など。

  

■2008年12月8日
「ねじまき鳥クリニクル」 全3巻 村上春樹著 新潮社

村上春樹さんの一番長い長編小説ですね。読むのは2回目です。
読むのに一苦労しました。感想はないなぁ。。
構成をあまり考えずにとりとめもなく書いていったと何かの本に書いてあったのだけど
わき道にそれたところが多かったんじゃないかと思います。
もっと短くできたはず。読むのがつらかったです。
間宮中尉や笠原メイの長い話は必要だったのか。なければないでさみしい気もしますが。
この小説ははじめ2巻がでてしばらくたってから3巻目が出たんですよね。
2巻までの加納マルタ・クレタの役割が、3巻から赤坂ナツメグ・シナモンにとってかわる。

主人公は岡田亨(おかだとおる)で法律事務所で働いていたがそこをやめて主夫をしている。
妻クミコはたしか雑誌の編集の仕事をしていて順調に働いている。
しかし、ある日、クミコは仕事にいったまま家には帰ってこなかった。
他に男ができたと手紙がきて離婚してくれという。
しかしその影にはクミコの兄綿谷ノボルの影があった。
主人公はクミコの実家とはうまくいっておらず、とくにクミコの兄、綿谷ノボルとは気があわなかった。
綿谷ノボルは学者で政治経済のコメンテーターを務めたりそのうち親の地盤をついで政治家になる。
主人公はノボルから圧力をかけられる。働いてないことも妹クミコの結婚相手としてふさわしくないと思っているのだろう。
主人公も有名人のノボルにはったりをかまし脅しをかける。人は誰でも公表されたくない弱みを一つくらいはもっているものである。
そんなわけで主人公はテイサイの悪い生活をしている。
そんなところを、間宮中尉、笠原メイ(15歳くらい?)、加納マルタ・クレタ、赤坂ナツメグ・シナモンと僕の力になってくれる。
マルタ、クレタ、ナツメグ、シナモンは羊男のようなキャラクターかな。

春樹さんの小説でよく出てくる井戸。
主人公は間宮中尉から井戸の話を聞き、ちょうど近所にあった枯れた井戸に何度も入ってみる。
井戸の答えは出たのだろうか。私はそこまで読みきっていない。
笠原メイにはしごを故意に外され井戸に3日間くらい閉じこめられる。オレなら笠原メイとは縁を切る。
この小説の主人公は結構おおらかだ。エンディングまで笠原メイは出てくる。

こっち側とあっち側についてちょっとふれている。

さてクミコは主人公のもとへ帰ってくるのだろうか?

  

■2008年11月28日
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」 上下 村上春樹著 新潮文庫

この小説は「世界の終り」という物語と「ハードボイルド・ワンダーランド」という物語が同時進行していく。かわりばんこ物語が入れ替わる。
現実の世界である「ハードボイルドワンダーランド」では私は「組織」(システム)に属し計算士という仕事をしている。
自分の脳を使ってデータ変換をおこなう仕事である。脳に特別は手術をしてこのようなことができるようになった。
しかし「組織」は「工場」(ファクトリー)の記号士と情報の奪い合いをし私にも危害がおよんでいた。部屋をあらされたり腹の下をナイフで切られれたりする。
いままで26人の人が計算士となったが25人の人は1年かそこらで死んでしまっている。
3年間もなにごともなく生きているのは私だけだった。

一方もう一つの物語「世界の終わり」では、僕は影とひきはなされ壁に囲まれた世界で生活している。
影は僕の記憶と心の大部分をもっていてだんだん弱って死んでいく運命にある。
この世界、街には一角獣が住んでいて人々の心を吸収し、冬がくると死んでいく。春になると同じ数の一角獣が生まれる。
僕は夢読みといわれ死んだ一角獣の頭骨から夢を読む。
この世界は「ハードボイルドワンダーランド」の私の意識の核、深層心理のようなものが世界の終わりである。

ワンダーランドの現実世界の組織、計算士を作った博士が私に「世界の終わり」の世界を私の脳にインプットしたのだ。
世界の終わりではすべてがありすべてがなかった。それだけで完結しているのである。
ただ心がないのだ。心がないことは不思議なことかもしれないが、そこには争いもなく平和だった。
私以外の25人の計算士は完結した世界が作れづ意識もバラバラで死んでしまったと思われた。
私は博士の悪いいいかたをすれば人体実験をされ、そして24時間後くらいに世界が終わることを知る。私は死んでしまうのだ。

僕と影は「世界の終わり」の街から脱出を試みる。
川の出口しかないと判断した影は僕と一緒い川にとびこもうとする。
しかしその川の終わりはたまりとなりその下には水が渦巻き地下深く吸い込まれていくようだった。
そして影はそこにとびこみ僕は残った。

そしてワンダーランドの私は眠りに落ちた。

最近、影が逃げ出したからワンダーランドの私が死んだのかと思っていたのだけど
影が弱って死んでしまえば「世界の終わり」の世界は完全体になりワンダーランドの私は死ななかったのかなと思った。

    

■2008年11月24日
「海辺のカフカ」 上下 村上春樹著 新潮社 2002年9月発行

「海辺のカフカ」面白いですね。
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」のような2部構成になっている。話が交互に入れ替わる。
15歳の主人公田村カフカは家出する。家族は父しかいなくて父との関係はあまりうまくいっていない。
家出しても父は心配もしてくれないだろう。
田村カフカは前から家出しようと思っていて人並みな体つきになる15歳まで待っていたのである。
南の方へいきたいと思った。知り合いもいない四国がいいと思う。
知り合いのいる所にいったらすぐ見つかると思ったのだ。
夜行バスに乗り高松まできた。読書家のカフカはホテルをかりて図書館通いをする。お金は父親からくすねてきたのだ。たしかクレジットカードも。
私立図書館に何日か通っていると事務の大島さんと親しくなり世話をしてもらう。そこの図書館に寝泊まりできて図書館の仕事を手伝うようになる。
そんなおり田村カフカは林の中で倒れ、服に血がべっとりついていた。記憶がない。
そして同じ時刻、カフカの父は殺されてしまう。しかしカフカにはアリバイがある。四国の高松にいたのだ。

もうひとつの物語、中田さんというおじいさんの物語。
中田さんは小さいときに事故にあい頭が悪くなり字も読めなくなる。知事さんから補助、生活保護をもらって生活している。
その事故というのはとても不思議な話であった。
中田さんは頭が悪くなってしまったが猫と話ができるようになった。
迷子になった猫をさがす仕事、アルバイトのようなことをしていた。猫と話ができるので猫探しの名人になっていた。
猫にこんな猫をみかけなかったかと訪ねてまわっていたのだ。
そんなおり猫をつかまえていっていまう男の話を猫から聞いた。
今探してる猫をその人がさらっていってしまったらしい。
中田さんはその猫をさらっていってる人に会えた。
その人は猫をさらって虐殺していたのだ。目の前でそれをみせられた中田さんはその人を殺した。
しかし中田さんの服には返り血もついていなかった。
そしてその人は田村カフカの父親だったのだ。
そして中田さんはその地を去り導かれるまま高松にきた。入り口の石をさがすためでもある。
入り口の石が何かはよくわからない。石とは意志のことかもしれない。それはわからない。

そして二つの物語は交差する。
警察が2人を追っている。田村カフカと中田さん。

  

■2008年11月22日
「アフターダーク」  村上春樹著 講談社 2004年9月発行

自分の頭が低能だからかもしれないけど何を書きたいのかよくわからない。
「スプートニクの恋人」のような、こちら側とあちら側の世界のようなものが書いてある。
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」みたいな同時進行する二つの物語からこちら側とあちら側に発展してきたのかもしれない。
春木さんの初期作にはいきなり過去にもどったり現在にきたり場面が変わったりと2面性があるんだけどそれから発展してきたのだろうか。
とにかくよくわかりません。

妄想
「逃げ切れないよ」「逃げられないよ」という言葉が出てくるのだけど自分が脅迫されているような気がします。
私は被害者なのだけど警察につけまわされているような気がするし信号も赤にされるし。。。
また妄想してしまいましたが死ぬほど苦しいです。。。

   

■2008年11月21日
「スプートニクの恋人」 村上春樹著 講談社 1999年4月発行

ぼく(主人公?)はすみれが好きだったが友達の関係にとどまった。
すみれはレズビアンだったのだ。
すみれはミュウという女性に恋をする。
ミュウの仕事のアシスタントをするようになったすみれだがギリシャの小さな島で失踪してしまう。
ミュウは過去に起きた出来事によってすみれを受け入れることができなかったのだ。
ミュウの過去におきたドッペルゲンガー。こちら側とあちら側の世界。
すみれもあちら側の世界にいってしまったようである。
すみれはあちら側の世界からもどってくることができるのか?
ぼくが鍵をにぎっていたかはわからない。。。

すみれはもどってきた。すみれが本当に必要だったのがぼくだったとわかったようである。
そのためにこちら側の世界にもどってこれたのかはわからない。。

妄想
単行本193ページ 
「Kの言うフィクション=トランスミッション説はなかなか説得的だ。」という文章があるのだけど
Kが何だか、だれのイニシャルだかよくわからないのだけど、公式の人だか。
Kとは私のことじゃないかと妄想した。あれはノンフィクションだったのだけど。。。 
この本が出版されたのは1999年4月です。

   

○2008年11月20日
石油が7月に1バレル140ドルと最高値となりましたが、今1バレル55ドルと急落しています。
重要だと思うのでここに書いておきます。

 

■2008年11月19日
「そうだったのか!ニュース世界地図2009」 池上 彰著 集英社

   

■2008年11月16日
「東京奇譚集」  村上春樹著 新潮社 短編集 2005年9月発行

はじめて読みました。
村上春樹さん、また新たな境地に入っていってしまったのでしょうか。
私にはよく理解できません。
短編集も「レキシントンの幽霊」あたりから結構感銘を受けるようになりました。
「神の子どもたちはみな踊る」も感銘をうけました。

 

■2008年11月16日
「神の子どもたちはみな踊る」  村上春樹著 新潮社 短編集

この短編集の小説は皆、ストーリーに阪神大震災がからんでいる。
「蜂蜜パイ」良いです。かえるくんも人気らしい。

 

■2008年11月13日
「レキシントンの幽霊」  村上春樹著 文藝春秋 短編集

短編「沈黙」、私も夜間大学にいっていたときにこのような目にあい私は負けました。
同じ大学の人が職場にもたくさんいたので仕事も学校もやめなくてはなりませんでした。
この小説の人は打ち勝ちましたが、学校を卒業するまで半年間がまんすればよかったんですね。
私の場合、学校卒業まで3年間くらいあったので脱出するのは不可能でした。夜学は5年制で(授業数が少ないので)
私は半年間くらい精神的に限界が続きついに限界点を超えてしまったという感じです。
私が負けるまで永遠にやりこめられるのですから勝ちようがありません。
でもこの小説にもこういうことをする人はどこにでもいるし、こういうことはいつでも起こりえるのだと書いてあるので他の人でもおこりえるのだなと少しは救いに感じました。
でも私の場合、こういうことが私の人生で3・4回おこって被害を受けたので救いようがないかな。。。人生終わってしまったし。。。
専門校にいってるときもこういう眼にあったけどそのときは卒業するまでこらえました。。。

   

■2008年11月12日
「TVピープル」  村上春樹著 文藝春秋 短編集

やっぱりハッピーエンドにならないですね。。。
加納クレタ・マルタが出てきます。クロニケルかカフカのどっちかで出てきたと思う。クレタは死んじゃったけど。。

  

■2008年11月12日
「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」 村上春樹、河合隼雄著 対談集 新潮文庫 

村上春樹さんがどういう感じで小説を書いてきたかということが所々に書かれていて興味深い一冊。

河合隼雄さんは、日本の心理学者・心理療法家・元文化庁長官。京都大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授。文化功労者。(ウィキペディアより)

  

■2008年11月11日
「約束された場所で underground2」 村上春樹著 文藝春秋

村上春樹さんが「アンダーグラウンド」という本で1995年におきた地下鉄サリン事件の被害者をレポートした本を書いたのだけど
これはその続編で村上春樹さんがオウム側の人をレポートして書いた本です。
終わりに村上春樹さんと河合隼雄先生との対談が50ページほど書かれています。

宗教ってこわいですよね。私は法律と道徳があれば宗教はいらないと思っているのだけど。
でも私も夜間大学と仕事をやめて東京から帰ってきて家に引きこもっていたときにエホバの証人から話を聞いたことがあります。
なにか挫折したときに宗教に頼ってしまうということが多いようですね。仲間がほしかったり。
姉貴もガンになってから創価学会に入っていたようです。
姉貴が入院したときに創価学会の人がたくさんお見舞いにきてくれました。

  

■2008年11月10日
「中国行きのスロウ・ボート」 村上春樹著 中公文庫 短編集

羊男と羊博士の興味深い?話があります。

  

■2008年11月9日
「回転木馬のデッド・ヒート」  村上春樹著 講談社文庫 短編集

村上春樹さんが実際に人から聞いた話しを小説というか文章にしたもの。

  

■2008年11月8日
「パン屋再襲撃」  村上春樹著 文春文庫 短編集

「双子と沈んだ太陽」
1974年4月、雑誌に写った双子の姉妹の写真を手に入れる。
1973年、双子の姉妹は僕のもとから去っていった。
通り過ぎていったものは二度ともどってはこない。
翻訳事務所をしていたときの相棒の名前が渡辺昇とわかる。
隣の会社の事務員の名は笠原メイだ。

「ファミリー・アフェア」おもしろかったです。
最近村上春樹さんのジョークがやっとわかってきました。成長したかな。。

  

■2008年11月8日
「蛍・納屋を焼く・その他の短編」  村上春樹著 新潮文庫 短編集

「蛍」は「ノルウェイの森」のもとになった作品です。
「踊る小人」いいですね。

  

■2008年11月6日
「国境の南、太陽の西」  村上春樹著 講談社文庫

1951年生まれの僕(主人公)の自叙伝的小説。
特別感想はないのだけど。。。
小学生時代に好きだった同級生と大人になってから再会した。島本さんという名前だ。
僕はもう結婚していて妻の父が金持ちだったことから資金を借りてBARを開いていた。
BARが雑誌で紹介されたことで同級生などが何人か訪ねてきた。島本さんもその1人だった。
それから島本さんとの微妙な関係がはじまる。
僕は島本さんを得るためには何もかもすててもいいと決意するが島本さんは消えてしまう。
僕は妻と破局しそうになったがなんとかやりなおすことができた。
んーー。落ちがない。。。
僕が高校時代にイズミという女のコとつきあっていたがイズミのいとこの大学生と浮気をしてしまってイズミを傷つける。
人は多かれ少なかれ人を傷つけ合って生きている。
んーー。落ちがない。。。

 

■2008年11月3日
「ダンス・ダンス・ダンス」 上下 村上春樹著 講談社文庫

「ダンス・ダンス・ダンス」の主人公、僕は「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」の僕と同一人物である。
僕は「羊をめぐる冒険」で右翼とトラブったが「ダンス・ダンス・ダンス」でちゃんと仕事して生活している。ちょっと安心。
舞台は1983年、日本は高度資本主義社会へとすすみ、僕は34歳になった。
僕はよく「羊をめぐる冒険」で出てきたいるかホテルの夢をみるようになる。誰かが僕のために泣いているっと実感する。
耳のモデルをしていた女の子だと思う、彼女は消えてしまった。彼女を探し出すことはできるだろうか。名前はキキ。
僕はひさしぶりにいるかホテルを訪れる。ここからすべてが始まる。
しかしいるかホテルは超高層ビルへと変貌をとげていた。
でもそこには羊男がいて僕を待っていた。
羊男はいった。「踊るんだよ」っと。そうすれば羊男が僕と世界をつないでくれる。立ち止まってはいけない。
僕は新しいいるかホテルで働いている女性に惹かれる。
またその人から13歳の女の子をその札幌のホテルから東京まで一緒に帰って欲しいと頼まれそのままその少女のめんどうをみることになる。
その少女が彼女の名前を教えてくれた。ユミヨシさんである。つながっている。
また五反田君という人気芸能人で同級生(男)の出ている映画を見てみた。五反田君が先生をしている。
アパートで五反田君と女性がからみあっている、そこへ生徒の女の子が訪ねてきた。
鍵のかかってないドアを開けるとそこで先生と女性がやっていた。女の子は走っていってしまった。
そこで「どうしたっていうのよ?」と言う女性の顔が写る。キキだった。つながってる。
五反田君と連絡がとれたがキキの行方はわからない。僕はキキを見つけることができるのか?

このくらいにしておこう。村上春樹さんの文章力ってすごいよね。今更感動。
20年前に書かれたものだけどそれでも新鮮な感じがします。

   

■2008年10月30日
「羊をめぐる冒険」 上下 村上春樹著 講談社文庫

僕(主人公)の女性遍歴。(1949年生まれ)
最初の女の子は高校のクラスメート。(1966年)
二人目は新宿の地下鉄の駅でひろったヒッピーな女の子。(1968年)
三人目は大学の図書館で知り合った仏文科の女子大生。翌年首をつって死んでしまう。直子であろう。(1970年)
大学の近くの喫茶店にいつもいた誰とでも寝ちゃう女の子。(1970年末)
双子の姉妹。(1973年)
友人と3人で翻訳事務所を始めた時のアシスタントの女の子(たぶん)と結婚(1974)、そして離婚(1978)
耳のモデルをしていた女の子(1978)

1978年9月、耳のモデルをしていた女の子と知り合い、そして羊をめぐる冒険が始まる。僕は30になろうとしていた。
ことのはじまりは、羊の群れを写した風景写真をある広告に掲載したからであった。
その羊の群れには一匹だけちがう種類の羊が写っていた。背中に星形がついている。
その羊は特別な羊だった。この写真は友人の鼠が撮影したものだ。
その写真を使ったことで右翼の大物の秘書からクレームがきた。その羊が原因だった。
その人が一代で右翼の大物になれたのもその羊のおかげだった。その羊が彼に取り憑いたのだ。彼は裏社会で日本を支配していた。
しかしその羊は右翼の大物からはなれ、彼は脳腫瘍で死のうとしていた。羊のおかげで今まで生きていたのである。
羊は宿主をかえようとしていた。その次のターゲットが鼠だった。
僕は鼠とその羊を探し出さねばならなくなった。そうしなければ日本で生きていけなくなる。右翼の秘書はそういった。
鼠は今いったいどこにいるのか?耳のモデルの女の子が僕を導いてくれる。
しかし彼女も途中でいなくなってしまう。
彼女を捜す物語が「ダンス・ダンス・ダンス」

私は「羊をめぐる冒険」が一番好きかな。すごいと思うんだよねこの小説。青春三部作完結編。
村上ワールドを堪能してみてください。

  

■2008年10月28日
「1973年のピンボール」  村上春樹著 講談社文庫

村上春樹さんの2作目の作品。「風の歌を聴け」と登場人物は同じ。

彼女、直子が死んだのは1969年だろうか。いや1970年かな。
P10、それから4年後、1973年の5月、僕は直子の故郷の街を訪れる。
彼女が話していた街を見てみたかったようだ。とくに駅を散歩している犬を。
彼女の街を見てやっと犬にも会えた。満足して帰る。
P23、「帰りの電車の中で何度も自分に言い聞かせた。全ては終わっちまったんだ、もう忘れろ、と。そのためにここまで来たんじゃないか、と。でも忘れることなんてできなかった。直子を愛していたことも。そして彼女がもう死んでしまったことも。結局のところ何ひとつ終わってはいなかったからだ。」

P25、「これは僕の話であるとともに鼠と呼ばれる男の話でもある。」
「1973年9月、この小説はそこから始まる。それが入り口だ。出口があればいいと思う。もしなければ、文章を書く意味なんて何もない。」
P15、「物事には必ず入り口と出口がなくてはならない。」

僕は友人と翻訳事務所を始め成功する。また双子の姉妹と知り合い同棲(どうせい)する。
一方、僕の地元の港町に住んでいる鼠はあいかわらずジェイズバーに入り浸りビールを飲む。女ともつきあう。
僕と鼠との接点はこの小説ではないといっていい。

P28、「これはピンボールについての話である。」
3フリッパーのスペースシップというピンボールがジェイズバーにあったが処分してしまう。
僕と鼠がスコアを競い合ったピンボールである。(たしか)
そして僕は新宿のゲーセンでスペースシップを見つけやりこむがゲーセンはなくなってしまう。
スペースシップは日本に3台しかなく渋谷のゲーセンにあったスペースシップは火事で焼けた。
新宿のゲーセンのスペースシップはスクラップいきになったが引き取った人がいた。ピンボール収集家のようだ。
そしてその人の倉庫でスペースシップとまた出会うことができた。
スペースシップ、彼女とまた語り合う。スペースシップを直子に見立てていたのだろうか。

鼠は女と別れジェイにも別れを告げ街を出て行く。
双子の女の子は僕のもとを去っていく。

ずっと出口はみつからなかったんじゃないかと思っていたのだけど
鼠が街をでていくのも出口をみつけたからであって、双子の女の子も出口をみつけて帰っていったのかと思った。
よくわからないけどね。。


■2008年10月27日
「風の歌を聴け」  村上春樹著 講談社文庫

村上春樹デビュー作。
この話は1970年の8月8日に始まり、18日後、つまり同じ年の8月26日に終わる。っと書かれている。
僕(主人公)は大学生で夏休みに地元の港町に帰省している。
よくジェイズ・バーに入り浸って友人の鼠とビールを飲む。バーテンのジェイとも仲良しだ。
女の子とも知り合うが、鼠同様、その女の子も悩みをかかえているらしい。
僕(主人公)はいままで3人の女の子と寝た。3人目が直子だと想う。注意して読むと興味深い。
最初の女の子は高校のクラスメート。
二人目は新宿の地下鉄の駅でひろったヒッピーな女の子。
三人目は大学の図書館で知り合った仏文科の女子大生。翌年首をつって死んでしまう。直子であろう。

直子だと想うけど僕は質問に答えていった。
「愛してる」「いつか結婚したい」「子供は3人欲しい」「女2人に男1人」
彼女はいった。「嘘つき!」っと。
僕は嘘はひとつしかついてないと言う。
前は何が嘘か全くわからなかったけど「結婚したい」というのが嘘かなっと想った。

夏休みに知り合った女の子は子供をおろしているのだけど僕の子供ではないのか?
女の子は僕の子供ではないとわかっていたらしい。
何週目とかそういうのでわかるのだろうか??

僕は1969年の8月15日から翌年の4月3日までの間に54回のセックスをしている。相手は直子のはず。
これは大学生の平均的な回数なんでしょうか? 
私はほとんど経験がないからわからない。大学時代に経験ないし。。  

    

■2008年10月26日
「ノルウェイの森」 上下 村上春樹著 講談社文庫

「ノルウェイの森」という言葉にはインパクトがあるのだけど
ビートルズの曲名で「ノルウェイの森」があるからです。
冒頭、僕(ワタナベ)はドイツに着陸した飛行機で「ノルウェイの森」の音楽を聴いて混乱する。
18年前、大学生の時、僕は大恋愛をしていて「ノルウェイの森」は思い出の曲、いわくつきの曲であった。
そして一緒に「ノルウェイの森」を聞いた彼女、直子は自殺してしまった。
37歳になった僕はたびたびドイツに来ているようだが、仕事であれ旅行であれ社会的に成功した人生を歩んでいるようである。
昔、チャット友達が永沢さんに会いにドイツにいったんじゃないかっていった人がいて
ちがうとは思うけどそのセンスに驚いたことがあります。

緑とはその後うまくいったのだろうか。
私は小説のどこかを受けてうまくいかなかったんじゃないかと思ったのだけど
その場所が思い出せません。そんな場所はなかったのかもしれない。
うまくいったと信じたい。
でも緑とうまくいったとしたら「ノルウェイの森」を聞いてそれほどふさぎこむことがあるのだろうかと思う。
緑とうまくいってなかったら「ノルウェイの森」を聞いたときに絶望にくれて混乱すると思う。
もしかしたらレイコさんも死んでしまったのではとも思う。
緑とうまくいっていても、18年後「ノルウェイの森」を聴いて直子が死んだことを思い出して混乱するだろうか?混乱するかもしれない。。。

もう少し本を読み返してみました。
8ページ(上巻) 単行本は6ページ
「自分がこれまでの人生の過程で失ってきた多くのもののことを考えた。失われた時間、死にあるいは去っていった人々、もう戻ることのない想い。」
ここを受けて緑ともダメだったんじゃないかなぁーと想った。

    

■2008年10月25日
「西郷隆盛」 福田清人著 講談社 火の鳥伝記文庫 児童書です。

児童書だからインスピレーションというかがわいてこず感想はかかなかったんだけど
あと数冊もってるのだけどあきたので他の本を読もうと思います。
再版発行日がどれも1994年になっているのでその頃に買ったものでしょう。
いつ頃買ったか忘れていました。14年前でしたね。

 

■2008年10月24日
「伊達政宗」 浜野卓也著 講談社 火の鳥伝記文庫 児童書です。
「坂本龍馬」 砂田 弘著 

  

■2008年10月23日
「上杉謙信」 鈴木俊平著 講談社 火の鳥伝記文庫 児童書です。
「真田幸村」 砂田 弘著 

  

■2008年10月22日
「武田信玄」 木暮正夫著 講談社 火の鳥伝記文庫 児童書です。

  

■2008年10月21日
「徳川家康」 松本清張著 講談社 火の鳥伝記文庫 児童書です。松本清張ですよ!!
「明智光秀」 浜野卓也著 

  

■2008年10月20日
「足利尊氏」 浜野卓也著 講談社 火の鳥伝記文庫 児童書です。。
「楠木正成」 浜野卓也著
「織田信長」 鈴木俊平著
「豊臣秀吉」 岡田章雄著

  

■2008年10月19日
「諸葛孔明」 桜井信夫著 講談社 火の鳥伝記文庫 児童書です。。
「平清盛」  柚木象吉著
「源頼朝」  左近義親著
「源義経」  今西祐行著 

  

■2008年10月18日
「劉備・関羽・張飛」  桜井信夫著 講談社 火の鳥伝記文庫

児童書ですね。1・2時間くらいで読めます。
10年くjらい前にこの伝記を二十数冊くらい買って読みました。
また全巻読んでみようと思います。
最近難しい本を読んでつかれたから骨休みしたい。。。

劉備を主人公にして三国志演義ベースで書いてあると思います。
良い点は西暦が書いてあること。

  

■2008年10月16日
「悪意」  東野圭吾著 講談社文庫

うおおおお!! なんだこれは!!
前半で犯人がわかってしまってつまらないかなーと読んでいたら
何度もひっくりかえってびっくりしました。
前半「こころ」みたいかなーと思って後半「壬生義士伝」みたいかーっで最後だいどんでんがえし。

  

■2008年10月13日
「三国志」 7巻  宮城谷昌光著 文藝春秋

6巻ではかなり劉備のことを悪意をもって書いてあったのですが、7巻ではそれほどでもないかな。
いろんな三国志があってもいいと思う。みんな同じじゃつまらない。
歴史小説はノンフィクションのように思えるのだけどフィクション多いですよね。
同じテーマの小説でも人によっていろいろちがった書き方をしています。
比べてみると、ああ、フィクションなんだなーって思えるところがあります。

荊州をとった劉備は次に蜀をとった。
でも蜀をとったら荊州を帰せと孫権に荊州を半分くらいとられてしまう。
赤壁の戦いでやぶれた曹操だが馬超を破り、張魯を降し漢中をとり中国大陸はすべて魏、呉、蜀に分けられた。
劉備の膨張は眼をみはるものがある。諸葛亮のおかげだろうか。
いままで逃げて逃げて敗れて逃げて、みたいな劉備が。しかも優柔不断。

 

■2008年10月12日
「三国志」 6巻  宮城谷昌光著 文藝春秋

劉備のことが悪くかかれているのだけど、吉川三国志で育った私にははじめ受け入れられなかったのだけど
最近はそれもありかなーっと思っています。
でも曹操は良い人だったのかなーっと思うとそれも釈然としません。
吉川三国志の主人公は劉備だと思っているのだけど、曹操が主人公だともいわれています。
勧善懲悪の話は面白いのだけど、吉川三国志では劉備が善で曹操が悪として書かれていると思います。
宮城谷三国志では曹操が善で劉備が悪という設定かもしれません。
善と悪がよくわからないものはどうかと思うのですが、それもありかなー。

袁紹を滅ぼした曹操は袁紹の子供たちも倒し北方の広大な領土を手に入れた。
すでに曹操は中国大陸の半分を手に入れたのかもしれない。
次に曹操は荊州をねらった。
荊州は劉表がおさめているがまもなく亡くなってしまう。
劉表の元に身を寄せていた劉備だが劉表の子供も曹操に降伏していまうし逃亡する。
逃げるのは劉備のおはこだ。
しかし荊州で劉備は三顧の礼で孔明を手に入れた。
赤壁の戦いで魏が呉に敗れると劉備は荊州の城を手に入れる。
これから劉備の躍進がはじまると思うのだが劉備が悪人みたいに書いてあるのでかえって結構楽しみでもある。

  

■2008年10月11日
「管仲」 上下2巻  宮城谷昌光著 文春文庫

三国志に、諸葛孔明が、自分を管仲、楽毅と比肩す、と書いてあるのですが、その管仲です。
楽毅はまた別の時代の人みたいですが後で「楽毅」宮城谷昌光著も読もうと思っています。

管仲、鮑叔(ほうしゅく)と二人の英雄?が出てくるのですが
この二人の交わりが、管鮑の交わり、として高校の漢文の教科書にも載っています。

  

■2008年10月9日
「もう一度学びたい世界の歴史」 西東社

  

■2008年10月6日
「三国志」 8巻(完結) 吉川英治著 講談社 10回以上

蜀の運命は孔明に託された。
呉と提携して魏を討とうとする。
しかし魏では司馬懿仲達が現る。
孔明と司馬懿との大決戦がはじまる。
でも司馬懿は呉に対しては何の活躍もしていない。
はたして司馬懿の真価は?
泣いて馬謖を斬るの元になった司馬懿の大勝利、孔明敗れる。
しかしその後戦うごとに司馬懿は孔明の策にはまり追い込まれる。
司馬懿はしまいには防御に徹して戦わなくなった。
動けば孔明の計りに落ちるのである。
しかし孔明にも弱点があった。蜀は道が険阻、兵糧調達が難しいのである。
何度もこのために退却をよぎなくされる。
司馬懿はそれを知っていたので極力防御にまわり長期戦にもちこもうとしていたのである。
蜀は少しづつ領土を拡大して城を築き、陣地を広げていくようなことはできなかったのだろうか。
魏にくりだして全退却してを繰り返し、あまりにむなしすぎる。
孔明が病没して吉川三国志は終わる。

5巻54ページに、夏侯覇が出てきて長坂橋の張飛に戦いをいどんで破れたようだが、
8巻262〜263ページにまた夏侯覇が出てきます。

    

■2008年10月5日
「三国志」 7巻  吉川英治著 講談社

魏軍は関羽の守っていた荊州に攻め込んだ。
ところが関羽の強さははんぱじゃない。
魏軍をおい逆に魏国に攻め込むほどの勢いだった。
ところがそのすきに呉軍が留守になった荊州本城を奪ってしまった。
関羽は魏と呉に攻められ最後となった。
劉備は呉に復讐せんと呉に攻め込んだ。
70万の蜀軍は長江を下り連戦連勝であった。
ところが70万の蜀軍も長江を下るごとに兵站(へいたん)が薄くなった。
それをまっていた呉軍は薄くなった蜀軍の中核を破った。
蜀軍は中核が崩れると全軍支離滅裂となり全滅した。
劉備は生き残ったがまもなく死んでしまった。
蜀の運命は孔明一人に託された。

もう曹操も死んでいます。跡を継いだ曹丕も死んだ。 
張飛は劉備が蜀に攻め込むときに急に無理な陣ぶれをしたことから部下に寝首をかかれてしまった。 

  

■2008年10月3日
「三国志」 6巻  吉川英治著 講談社

荊州を足がかりにして蜀をとった劉備。
ここに魏、呉、蜀が並び立った。
孔明の打ち出した天下三分の計のとおりである。
魏の曹操、呉の孫権、蜀の劉備。
遅ればせながら劉備も曹操、孫権と肩を並べるくらいまでになった。
劉備は勢いづいて漢中をとり漢中王となる。
ここで争い会っていた魏と呉は考え直した。
和睦してともに蜀にあたろうと。
中国の中心、関羽の守っている荊州で攻防がはじまる。

  

■2008年9月30日
「三国志」 5巻  吉川英治著 講談社

孔明を得ながら曹操にボコボコにされた劉備。
しかし曹操を一時退却させた長坂橋での張飛のひとにらみはしびれますね。
張飛ファンにはたまらないシーンです。やっぱ張飛最強。
曹操ももうちょっとというところまで劉備を追い詰めるがいつもとどめを刺さない。
いつも後で後悔している。
孔明は魏と呉を戦わせるために呉に下る。
そしてそれに成功した孔明は劉備に荊州をとらせる。(赤壁の戦いですね)
劉表の後をはじめからついでいればこんな苦労をすることはなかった。。。

張郃(ちょうこう)が出てくるんだけど前に死んでなかったっけ?別人なのかな。後でまた出てくるような気もするけど。。別人かな。。
夏侯覇も後で出てきたような気がする。。

4巻167ページ、・・・敵将張郃を屠ってしまった、という文章あり。
5巻43ページ、趙雲が青スの剣で張郃を斬りさげたことが書いてあります。
そして6巻になるとまた張郃が出てきます。

  

■2008年9月28日
「三国志」 4巻  吉川英治著 講談社

曹操にやぶれさった劉備は荊州の劉表の元に身を寄せる。
荊州は中国大陸の真ん中に位置し、たくさんの賢人が集まってきていた。
劉備は賢人とまじわるようになっていった。
そしてやっと孔明に会えて軍師としてむかえることができた。
徐庶、孔明が出てから戦争の書き方も大いにかわり兵法で語られていくようになる。
このへんがかなりおもしろく三国志をあきさせない。
また主人公が劉備から孔明へと変わってくるかな。
劉備は言った、自分が孔明を得たことは魚が水を得たようだ、と。「水魚の交わり」である。
劉表の後を劉備がつがなかったことが残念。

  

■2008年9月26日
「流星の絆」  東野圭吾著 講談社

道徳的にあまり良いとはいえないストーリーなのだけど、
東野圭吾ばりのぐいぐいひきつけられる展開でおもしろかったです。
真犯人にアレ?っという感じでしたが、でもラスト感動しました。

   

■2008年9月24日
「三国志」 3巻  吉川英治著 講談社

3巻はなんといっても関羽かな。
呂布が滅びて徐州を守っていた劉備だが曹操に敗れ去る。
関羽は劉備の婦人と子供をまかされていたので曹操に降伏する。
劉備は袁紹のもとへ身を寄せたが関羽が顔良、文醜を斬ってしまったために劉備はつらい思いをする。
関羽の劉備への忠義に感動します。

 

●お彼岸

  

■2008年9月17日
「三国志」 2巻  吉川英治著 講談社

孫策はあっという間に領土を拡大させて呉の基盤を築いたけど
劉備もそのくらいうまくやれなかったのかなぁっとちょっと思った。
関羽や張飛がいるわけだし。
でも徐州で呂布を引き留めなければ案外うまくいってたかもしれない。
何故、呂布を引き留めちゃったかなぁ。。いかんなぁ。。劉備は人がよすぎるから。
人がよすぎるとバカをみるよね、オレみたいに(えっ)
呂布と張飛は互角にやりあってると思う。

  

■2008年9月13日
「変身」  東野圭吾著 講談社文庫

1日で一気に読みました。
脳移植のトリックは最初の方でわかったのですが
ラストにかけてすごく怖かったです。
1993年に書かれた本ですね。東野圭吾さんすごいです。
でも死体遺棄現場を秩父にしないで下さい。。。

  

■2008年9月12日
「三国志」 1巻(全8巻) 吉川英治著 講談社

ヒトラーの戦いを読むのがつらくて他に読みたい本もないので困ったときの三国志、
っと三国志を読み始めました。三国志ももう10回以上読んでいると思います。
並列で何冊か読んでみたいなと思うのですが。
1年くらい前に三国志の漫画60巻をブックオフで買ったのでそちらも一度全部読んでみたいのですが。
あらすじはさんざん書いたので感想を書きたいのですが感想文は苦手です。

私は張飛が一番好きです。呂布より張飛の方がつよいと勝手に妄想しています。
三国無双というゲームでは張飛はあまりかっこよくないのですが私の頭ではすごくかっこいいイメージがあります。
はじめて読んだ三国志の漫画で本宮ひろしさんの天地を喰らうの張飛の結構かっこいいイメージができあがっていました。
張飛と呂布の戦うシーンはしびれましたね。何度読んでも張飛を応援してしまいます。
張飛は粗暴なところがかなりあるけど義にあつく劉備に忠誠をつくし人一倍国をうれいています。
酒飲みで単純で純情で(えっ)おっちょこちょいでおもしろいキャラクターです。 

 

箇条書きに1巻のちょっとしたことを書いてみたいと思います。 

○劉備は黄巾賊の乱にあったが、黄巾賊は劉備が茶を買ったことを知ってはじめから劉備をねらって旅籠をとりまいていた。
裏口からのがれた劉備は助かりました。あとでつかまってしまったけど。

○羊仙が山羊をくれて劉備によくなついていたのですが桃園の義で食べられてしまいました。
劉備の寝起きに、どこかでしきりに山羊の啼く声がしていた、という一文が涙をさそいますね。

○黄巾賊に攻められて逃げていた董卓を劉備たちが助けている。
董卓は劉備たちが官軍ではなく義軍だと知るとたちまち恩も忘れてそっけない態度をとった。
張飛は董卓を殺してやるといきまいたが、のちに董卓が政権を牛耳ったときに、張飛があのとき殺しておけばといったのももっともだと思う。

○董卓の暗殺に失敗した曹操は一度は陳宮につかまるが一緒に逃げる。
のちのちこの陳宮が呂布の軍師として活躍している。

○袁紹の配下に顔良、文醜という強い武将がいることが書いてあるが二人ともあとで関羽に討たれている。

○曹操は人相見の許子将にあいにいった。
ところが許子将は曹操をみてもいやしんでろくにこたえてくれない。
曹操は、池の魚はいつもみているが大海の巨鯨はここでみたことはありませんね、っと自分を鯨にたとえていった。
許子将は、豎子、何をいう、お前なんぞは治世の能臣、乱世の姦雄だ、という。
曹操は、乱世の姦雄だ、というのを満足して帰ったという。

○董卓の使者で呂布のもとにいき丁原を殺させたのは李粛だがのちのちまたこのような役をしている。

    

●「ヒトラーの戦い」 挫折しそうです。。。もう読めない。。。つらい。。。

 

■2008年9月2日
「第二次世界大戦 ヒトラーの戦い」 2巻 児玉 襄著 文春文庫

共産主義者の粛清と、自分に批判的な人、都合の悪い人を粛清していき独裁国家を築いたヒトラー。
ドイツでナチスの一党独裁を築くとヒトラーの眼は近隣諸国にむいた。
日独伊(日本・ドイツ・イタリア)vs英仏ソ(イギリス・フランス・ソ連)の対立となった。
ドイツは電撃的にオーストリアとチェコを無血併合。
オーストリアにいたっては同じ民族らしく、第一次世界大戦でドイツが奪われた領土の回復であり
ドイツから切り離された同胞を解放し統合したのである、っときれい事を言っている。
オーストリア、チェコを併合してもイギリス、フランスは静観した。
問題は次にドイツがねらいをつけたポーランドであった。
ドイツはソ連と独ソ不可侵条約を結ぶことに成功したし、
イギリスもフランスも第一次世界大戦のような悲惨な戦争を繰り返したくはなかった。
各国の危険をともなうポーランド侵攻、ヒトラーは賭けに勝ったといっていいかも、ワルシャワを占領する。
まさに一触即発といってもいい、ソ連軍も動いていたし、イギリス、フランスも軍隊を準備していた。

独ソ不可侵条約は日本にとってドイツの条約違反である。
日本はソ連が東側で南下政策を加速させるのではないかと心配する。

ヨーロッパだけでみるとドイツ、イタリアvsフランス、イギリス である。
またスペインはドイツよりらしい。
ソ連は共産化していろいろな国から仮想敵国にされている。
そこへドイツが独ソ不可侵条約を結んだものだから日本も狼狽した。
ドイツが恐れていたのはやはり大英帝国、イギリスだったようだ。
フランスとイギリスは同盟を結んでいるらしくドイツもまだ西側に攻め込むつもりはなかった。
それで東側のオーストリア、チェコ、ポーランドをねらったのである。ドイツ人も多かった。

   

■2008年8月27日
「第二次世界大戦 ヒトラーの戦い」 一巻(全10巻) 児玉 襄著 文春文庫

アドルフ・ヒトラー、1889年ドイツとオーストリアの国境付近で生まれたらしい。
十代の頃に画家をめざしウィーン美術学校を何回か受けるが失敗する。
はやくに父親がなくなったが児童年金が24歳までおりるので生活の心配はなかった。
また徴兵されるのがイヤでひそかにミュンヘンへ移りすんだりしている。
しかし第一次世界大戦がはじまると自ら軍隊に参加して伍長までなっている。
主に伝令役をしていたようだ。
ここでよくわからないところがオーストリアの軍隊に入っていたのだと思うのだけど
いつのまにかドイツの軍隊に入っている。
ドイツは第一次世界大戦で負けて多額の賠償をせまられた。
そこでドイツは多額のお金を刷ってまかなったためハイパーインフレとなる。
そんなおりヒトラーはある政党の潜入調査を命じられていたが、
その政党で中核をなすようになり得意の演説で人民を魅了しナチス党をつくっていく。
何回かの解散、選挙を繰り返しナチスは第一党となりヒトラーは首相となる。
ここまではクーデターや暴動ではなく選挙の積み重ねによって首相の座を確保したのであった。
でもSA(突撃)隊やSS(親衛)隊などを使ってあくどい政治活動を行ったかもしれない。
首相になると大統領の職まで奪いナチスの一党独裁を確立する。
第一次世界大戦でボロボロになったドイツを立て直したことでナチスは国民の圧倒的支持を受ける。
ここまででみればヒトラーはナポレオンのような感じだったかもしれない。
ヒトラーはキリストと同一視されさえした。ヒトラーも「千年王国を樹立したい」っと自分をキリスト視している。
ベルリンオリンピックを成功させると民衆は平和に酔った。千年王国がやってくると思った。
しかしまだ書いてないけどヒトラーはユダヤ人虐殺や独裁政府ファシズムなど非道な道を歩んでいく。

イエス・キリストの再臨からの千年王国。
キリスト視されたヒトラー、また自らキリストと自認する。
ユダヤ人を迫害したのは、ユダヤ人がヒトラーを救世主と認めなかったからでは?っと妄想した。。。

赤軍、共産主義の粛清、当時日本をはじめ西側陣営のどの国もおこなっていると思う。
ヒトラーも共産主義の粛清をおこなったが共産化したソ連が仮想敵国となった。
よってヒトラーは日本と同盟を結ぶ。

持てる国と持たざる国、植民地のことなんだけど、植民地をすでに持っている国はいいが、
植民地をもたない国は不公平を訴えた。
そこで起こったのが第一次世界大戦と第二次世界大戦である。
遅れて時代に登場した日本も植民地獲得に精を出した。
欧米各国はすでに莫大は植民地をもっていて、持てる国と持たざる国で軋轢(あつれき)が生まれていた。

ヒトラーの女が二人ピストル自殺をはかっている。嫉妬によるものだ。ヒトラーはもてたようだ。
片方は助かった。エバである。ヒトラーはエバの誠実にうたれ誠実な愛情を示していく。
もう一人は姪のゲリでヒトラーが一番愛した人らしい。
今のところ、ヒトラーは誰とも結婚していない。結婚すると女性票が減るからだという。大変なもてようだったようだ。
エバはヒトラーにすてられたと睡眠薬をたくさん飲んでまた自殺をはかっている。そのときエバは23歳でヒトラーは40代である。

ヒトラーにはタマが一つしかなかった。
睾丸欠如、これに、病弱、親子関係の歪曲など他の要因が加わると、次のような心理状態を招くことが多いともいわれている。
「短期で過度に活動的。急に学習力、集中力を失う。時間と死について関心を強める。
自分を特別の人間、特別の使命を持つ者と思いこむ。復讐(ふくしゅう)の幻想。
とくに偉大な人物になりたい、不死になりたいと願う。創造に熱意を示す。ウソをつく・・・・。」
これらの特徴はいずれもヒトラーの性癖として認められ、しばしばそのような人物なるがゆえに、
あのユダヤ人虐殺をふくむ暴虐な戦争をしたと解説される。(本より)
でも歴史上の偉人を精神鑑定すると皆精神障害者になるらしい。。。

あとヒトラーにユダヤ人の血が入っていたらしい。

   

■2008年8月25日
「そうだったのか!ニュース世界地図」 池上 彰著 集英社

  

■2008年8月22日
「時代の流れが図解でわかる!早わかり日本史」 河合 敦著 日本実業出版社

  

■20008年8月15日
「時代の流れが図解でわかる!早わかり世界史」 宮崎正勝著 日本実業出版社

やっぱり歴史は面白いのでもっと読んでいこうと思います。

   

■2008年8月10日
「21世紀版 マーフィーの法則」 アスキー

マーフィーの法則は面白いですね。
1年くらい前に姉貴を病院に連れて行くのに熊谷の方へいったおり買ってきました。
秩父で売ってるのは見たことがありません。
おけば売れると思うのだけどなぁ。
マーフィーの法則の関連本はよくあるのですが昔のオリジナル本もあまり売っていませんでしたね。

  

■2008年8月5日
「菜の花の沖」 六巻(完結) 司馬遼太郎著 文春文庫

記憶があいまいなのですが、
まずロシアのレザノフが日本に通商を求めてきたが日本は鎖国していたので断った。
これを恨んだロシアは北方領土を荒らしまわった。
このため日本はロシア人を捕獲する。
またこれの報復で高田屋嘉兵衛はロシアにつかまる。
嘉兵衛はロシア人に謝罪すれば赦してもらえると訴える。
だんだん嘉兵衛とロシア人の間に友情が芽生える。
最後は嘉兵衛もロシア人も解放されめでたしめでたし。。

  

■2008年8月5日
「菜の花の沖」 五巻 司馬遼太郎著 文春文庫

およそ1800年頃の物語となっています。
蝦夷地、北方領土周辺をねらいロシア船が出没するようになる。
日本人がつかまったりロシア人をつかまえたりと状況は悪化した。
しかしナポレオンが西欧を席捲(せっけん)してロシアはそれどころではなくなる。
日本は鎖国中です。
ロシア情勢が延々と語られている。。
あとアイヌに関心がある人は読んでみてはと思います。。

  

■2008年8月3日
「菜の花の沖」 四巻 司馬遼太郎著 文春文庫

蝦夷地に眼をつけた嘉兵衛は択捉島まで航海することに成功する。
すると嘉兵衛は幕府に頼まれ蝦夷との貿易をすることになった。
これはロシア人が北方領土周辺に現れるようになったことが一つの要因であった。
北方領土問題に関心がある人は是非この本を読んでもらいたいです。

  

■2008年8月1日
「菜の花の沖」 三巻  司馬遼太郎著 文春文庫

当時、船が一隻難破すればそれだけで店がつぶれてしまうほどだあったが、
嘉兵衛の高田屋は、新しい船が三つになり順調な軌道にのった。

北海道は蝦夷地とよばれ蝦夷が住んでいたが、
嘉兵衛は蝦夷と貿易したいと夢見る。
何故蝦夷かというと豊富な海産物があり魅力的であった。

  

■2008年7月30日
「菜の花の沖」 二巻  司馬遼太郎著 文春文庫

兵庫で船持ちになった嘉兵衛は故郷の淡路島に凱旋。
昔のいざこざもなくなり故郷は嘉兵衛を迎え入れた。

嘉兵衛は船で江戸にいったり日本海側をまわったりしている。
昔は日本海側の方が栄えていたらしい。
蝦夷地に眼をつけた嘉兵衛はそれにむけて新しい船を造る。

坂本龍馬が船で商売しようと海援隊をつくったりしてたけど
この本を読むとこういうことがしたかったのかなぁっとうなずかされます。
龍馬は世界に眼がむいていたようだけど。。
2010年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」は見ようと思っています。

  

■2008年7月29日
「菜の花の沖」 一巻(全六巻) 司馬遼太郎著 文春文庫

高田屋嘉兵衛という船乗りの話です。江戸後期です。
出身は淡路島で屋根瓦を産していて大阪へよく売りにいきました。
材質は粗かったけど安かったので重宝されたようです。
しかし嘉兵衛は現代でいえば隣組というか消防団というか隣組合とうまくいかず、
また隣組合の女性おふさとちぎってしまい村八分にあいました。
淡路島をとびだした嘉兵衛は身内をたよって兵庫にきました。
そこで嘉兵衛は結構信頼され仲間内でも評判が良かった。
そこへおふさがやってきて子供ができて結婚しました。
嘉兵衛が身をよせた兵庫の堺屋は大きな船問屋?で日本海から江戸まで船を動かす。
嘉兵衛も認められてまたスキルもあがりいっぱしの船乗りになっていく。

あと淡路島は菜の花から菜種油をつくっていました。
水路を利用して水車でしぼっていたようです。
題名にも菜の花がつかわれているくらいだからね。

嘉兵衛は青年時代いじめられても好きな人と結婚できたから良かったですね。

 

■2008年7月28日
「この一冊で哲学がわかる!」 白鳥晴彦著 知的生きかた文庫 三笠書房

哲学、よくわかりません。
いさぎよく撤退したいと思います。
本にも哲学を学んでも役にたたないとかって書いてあるし。。

 

■2008年7月24日
「ハリーポッターと死の秘宝」 上下 完結巻 静山社

昨日発売されたハリーポッターの新刊、完結巻です。一気に読みました。
発売されたばかりなので内容は書けないので書くことがないのですが。
ロンとハーマイオニーが!!ロン役の人いいなぁ。ハーマイオニーかわいいよね。
私としては主人公ハリーとハーマイオニーがくっついてもらいたかったのですが。
あとはスネイプですね。校長先生の死の真相が!!
っとこれくらいしか書けません。
重要人物が死にますっといわれていたのですが、
ハリーもロンもハーマイオニーも死ななくてよかったです。
この中の誰か死ぬと思ってました。。

 

■2008年7月20日
「面白いほどよくわかる図解世界の哲学・思想」 小須田 健著 日本文芸社

図とかわかりやすくて良い本なのですがイマイチよくわかりませんでした。

何故歴史の本をよく読んでいたかというと、歴史は歴史でおもしろいのだけど、
哲学、思想、文学、宗教を理解するのに歴史がわからないとはじまらないからっということだったのだけど。
今回、哲学の本を読んでみてちょっとまだ敷居が高いですね。もうちょっと勉強が必要。。。
大学にいっていたときに哲学(主にニーチェ哲学)を学んだのですがまったく覚えてません。。。

   

■2008年7月15日
「手にとるように世界史がわかる本」 小松田 直著 かんき出版

 

■2008年7月11日
「私が彼を殺した」 東野圭吾著 講談社文庫

作家とヒロインは結婚することになったが、
作家と作家の元カノは心中するようにそれぞれ毒で死亡。
元カノの自殺は理解できるが、作家はあきらかに他殺であった。
犯人は、作家にヒロインを紹介した作家の元々カノか、作家に元カノを紹介した作家の事務員、そしてヒロインの兄、この3人にしぼられる。
作家は女癖が悪く誰が作家を殺してもおかしくない。

容疑者3人の主点になって書かれているところが面白かったです。
それで誰が殺したんだろう?

  

■2008年7月10日
「もう一度学びたい日本の近現代史」 菊池正憲著 西東社

  

■2008年7月8日
「胡蝶の夢」 4巻(完結) 司馬遼太郎著 新潮文庫

いやぁ、書くことがないのですよ。。。

明治維新、京で鳥羽伏見の戦いがおこると戦いは江戸、会津にひろがった。
蘭学医松本良順は幕府の野戦病院を作り会津まで転進する。
幕府は敗れ薩長の世の中となる。
松本良順は医者だったので命は助かり病院だか学校だかを作る。
一方、語学の天才島倉伊之助は、港を開いた横浜にいけば何かできると佐渡をとびだす。
対人関係の悪い伊之助だったが横浜で語学学校をやったり外国の医者の手伝い、翻訳をしたり重宝されるようになった。
でも態度が悪いのでイマイチ人気がない。。

明治維新は面白いですね。
伊之助の対人関係の悪さが自分に似ているため伊之助を応援しながら読みました。
この本、以外と面白かったです。

   

■2008年7月6日
「胡蝶の夢」 3巻  司馬遼太郎著 新潮文庫 

松本良順は江戸幕府おかかえの医者となり、徳川慶喜、家茂などの診察をする。
それまで医者といえば漢方だったのだが蘭学医療も重宝されるようになってきた。
しかし尊皇攘夷のさなか、蘭学が幕府おかかえの医者になってよいのか、イデオロギーの対立。
そんなおり新撰組の近藤勇が松本良順をたずねてきた。斬るつもりだったようだ。
しかし二人はうちとけて良順と近藤は義兄弟のちぎりを結ぶ。
明治維新、時代は動いている。第二次長州征伐がはじまった。
しかし松本良順の診察のかいもなく将軍徳川家茂は死去。
次の将軍は慶喜か。。

語学の天才、島倉伊之助は離縁されふるさとの佐渡に帰る。
伊之助の対人関係の悪さは自分を見てるようだ。。。

 

■2008年7月1日
「胡蝶の夢」 2巻  司馬遼太郎著 新潮文庫

書くことがないです。。。

時代は激動の明治維新直前。
諸外国と条約を結び日本は開国。
蘭学医術を中心に書かれていて、尊皇攘夷とかのつながりはあまりないよう。
松本良順は小石川療養所のような蘭学の病院を作る。
しかし激動の時代、思うような経営は疑問。取りつぶされそうになる。
一方、語学の天才島倉伊之助は対人関係がうまくいかず松本良順の元を去り
平戸の医者の婿養子となるかな。

503ページ、江戸時代の眼科の治療法で笠原流というのがあったことが書かれています。
私が眼が悪いのとは関係ないですが。。。
作法の小笠原流というのは有名ですね。。


■2008年6月27日
「胡蝶の夢」 1巻(全4巻)  司馬遼太郎著 新潮文庫

先日ブックオフで売っていたので買ってきました。
一冊400円とちょっと高かったけど。。
主人公があまり有名でないのであまり興味がなくて買いそびれちゃったんだけど
最近買おうと思ってもブックオフでも売ってなかったんですよね。

主人公は蘭学者松本良順とその弟子島倉伊之助。
松本良順は幕府おかかえの医者。
島倉伊之助は佐渡出身で青年になると江戸に上京して松本良順の弟子になる。
そしてそんなおりアメリカのペリーがやってくる。
日本はそれまで鎖国をしていてオランダや中国などとしか貿易をしていなかった。
何故オランダだけかというと、オランダはプロテスタントで布教があまりあやしくなく、
たしかスペインやポルトガルはカトリックで布教をしてその国を植民地にしてのっとってしまうという感じだった。
それは本とは関係ないのでさておき、
そこでそのころ一番日本で学問が進んでいたのが蘭学(オランダの学問)ということになる。
ペリーがきてからの革命期に松本良順は蘭学をおさめるために長崎の出島にむかう。
長崎で海軍伝習所ができてオランダ人のポンペから蘭学医術を学ぶことになる。
佐渡に帰っていた伊之助も長崎によばれた。

勝海舟もよく出てくるようになりました。
咸臨丸はオランダからもらったのかな。買ったのかな。。

主人公が有名でなくてあまり面白くないかなと思っていたけど
ペリーが来たころの時代背景が結構おもしろく興味深いです。