菜の花の沖 読書記録  りょう99@笠原良太

下から書いてます


 

■2008年8月5日
「菜の花の沖」 六巻(完結) 司馬遼太郎著 文春文庫

記憶があいまいなのですが、
まずロシアのレザノフが日本に通商を求めてきたが日本は鎖国していたので断った。
これを恨んだロシアは北方領土を荒らしまわった。
このため日本はロシア人を捕獲する。
またこれの報復で高田屋嘉兵衛はロシアにつかまる。
嘉兵衛はロシア人に謝罪すれば赦してもらえると訴える。
だんだん嘉兵衛とロシア人の間に友情が芽生える。
最後は嘉兵衛もロシア人も解放されめでたしめでたし。。

  

■2008年8月5日
「菜の花の沖」 五巻 司馬遼太郎著 文春文庫

およそ1800年頃の物語となっています。
蝦夷地、北方領土周辺をねらいロシア船が出没するようになる。
日本人がつかまったりロシア人をつかまえたりと状況は悪化した。
しかしナポレオンが西欧を席捲(せっけん)してロシアはそれどころではなくなる。
日本は鎖国中です。
ロシア情勢が延々と語られている。。
あとアイヌに関心がある人は読んでみてはと思います。。

  

■2008年8月3日
「菜の花の沖」 四巻 司馬遼太郎著 文春文庫

蝦夷地に眼をつけた嘉兵衛は択捉島まで航海することに成功する。
すると嘉兵衛は幕府に頼まれ蝦夷との貿易をすることになった。
これはロシア人が北方領土周辺に現れるようになったことが一つの要因であった。
北方領土問題に関心がある人は是非この本を読んでもらいたいです。

  

■2008年8月1日
「菜の花の沖」 三巻  司馬遼太郎著 文春文庫

当時、船が一隻難破すればそれだけで店がつぶれてしまうほどだあったが、
嘉兵衛の高田屋は、新しい船が三つになり順調な軌道にのった。

北海道は蝦夷地とよばれ蝦夷が住んでいたが、
嘉兵衛は蝦夷と貿易したいと夢見る。
何故蝦夷かというと豊富な海産物があり魅力的であった。

  

■2008年7月30日
「菜の花の沖」 二巻  司馬遼太郎著 文春文庫

兵庫で船持ちになった嘉兵衛は故郷の淡路島に凱旋。
昔のいざこざもなくなり故郷は嘉兵衛を迎え入れた。

嘉兵衛は船で江戸にいったり日本海側をまわったりしている。
昔は日本海側の方が栄えていたらしい。
蝦夷地に眼をつけた嘉兵衛はそれにむけて新しい船を造る。

坂本龍馬が船で商売しようと海援隊をつくったりしてたけど
この本を読むとこういうことがしたかったのかなぁっとうなずかされます。
龍馬は世界に眼がむいていたようだけど。。
2010年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」は見ようと思っています。

  

■2008年7月29日
「菜の花の沖」 一巻(全六巻) 司馬遼太郎著 文春文庫

高田屋嘉兵衛という船乗りの話です。江戸後期です。
出身は淡路島で屋根瓦を産していて大阪へよく売りにいきました。
材質は粗かったけど安かったので重宝されたようです。
しかし嘉兵衛は現代でいえば隣組というか消防団というか隣組合とうまくいかず、
また隣組合の女性おふさとちぎってしまい村八分にあいました。
淡路島をとびだした嘉兵衛は身内をたよって兵庫にきました。
そこで嘉兵衛は結構信頼され仲間内でも評判が良かった。
そこへおふさがやってきて子供ができて結婚しました。
嘉兵衛が身をよせた兵庫の堺屋は大きな船問屋?で日本海から江戸まで船を動かす。
嘉兵衛も認められてまたスキルもあがりいっぱしの船乗りになっていく。

あと淡路島は菜の花から菜種油をつくっていました。
水路を利用して水車でしぼっていたようです。
題名にも菜の花がつかわれているくらいだからね。

嘉兵衛は青年時代いじめられても好きな人と結婚できたから良かったですね。