読書記録 2009年7月から りょう99@笠原良太

下から書いてます

■読書予定
「徳川家康」 小説全26巻 を全巻読む。
歴史小説を読み返していく。
日本史、世界史、現代史の本を読む。
聖書の解説本を読む。
はやいうちに聖書を一度は読みたいのだがいつになるやら。


■2009年12月27日
「おとなの楽習2 日本史のおさらい」 現代用語の基礎知識・編 自由国民社

今日買ってきて一日で読みました。
このくらい簡単に書いてもらえるとうれしい。
おおまかにわかれば良い。

  

○2009年12月17日発売のファイナルファンタジー]V(FF13)をエンディングまでやりました。
 25日、全クリ。
 まだミッションや武器改造などやりこみ要素があるのでまだゆっくり楽しみたいと思います。

さて読書をしないと。。

 

■2009年12月15日
「imidas special 日本の針路 世界の行方 2010ー11」
イミダス編集部 集英社

  

■2009年12月12日
「千里眼とニュアージュ」 上下 松岡圭祐著 小学館文庫

「史上最大のIT企業が設置した”48番目の都道府県”荻原県。
そこにニートと呼ばれる無職の人々や失業者たちが、
生活費も支給されながら暮らす最先端の福祉都市だった。」っと解説より

ニートたちが暮らす荻原県、千葉と埼玉と栃木の間あたりに作られ人口800万人にも達した。
皆生活費が支給されすばらしい発想といえる。
IT企業で最近のしあがってきたジンバテック株式会社が経営しているのだが、これが本当ならすばらしい。
ただのイメージアップのためにこれだけのことができるだろうか?
そう、やはり裏があったのである。

「蒼い瞳とニュアージュ」の主人公一ノ瀬恵梨香が千里眼に登場。
千里眼のヒロイン岬美由紀の両親は交通事故の被害にあい亡くなったのだが、
その両親の車が民家につっこみ炎上して、
その家に住んでいた一ノ瀬恵理香の両親は亡くなった。
岬美由紀にとっては両親が被害者であったが、
一ノ瀬恵梨香にとっては岬美由紀の両親は加害者であった。
一ノ瀬恵理香は今ではなんと荻原県の住民になっていたのである。

  

■2009年12月5日
「千里眼 トランス・オブ・ウォー」 上下 松岡圭祐著 小学館文庫

イラクに日本人4人が人質となり臨床心理士の岬美由紀が派遣される。
4人の人質は帰ってきたが美由紀はつかまってしまう。
イラクにたった一人残された美由紀は戦争をなくす努力をする。
「トランス・オブ・ウォー」を合い言葉にイラクに平和が訪れる。

千里眼を読むごとになんかカルチャーショックを受けます。
松岡圭祐さんはすごい。
ほとんど歴史小説にしか興味がなかったのだけどもっと現代小説も読んでみたくなった。

 

○松のセンテイをしていてしばらく読書はおやすみします。
 去年あまりやらなかったのでえらいことなってます。
 茂り放題。
 松の枯れ葉を落とすのもすごく大変。。。
 あまりやると発作になるし。。。

 

■2009年11月24日
「ヘーメラーの千里眼」 上下 松岡圭祐著 小学館文庫

千里眼のヒロイン岬美由紀。
彼女の学生時代からのことが結構詳しく書かれていて興味深いです。
どうして防衛大にはいったかっとか、
好きな先輩を追って防衛大に入ったっていうミーハーな話だったんだけど
でもその先輩にもだまされていたことがわかって
二人目の先輩の彼氏とつきあうようになる。
その彼氏とは同棲もしていたようだがプラトニックな関係でキスもしたことがなかった。
現在岬美由紀は28歳なのだけどキスもしたことがないらしい。

  

■2009年11月20日
「もう一度学びたい三国志」 渡辺精一著 西東社

吉川三国志をよく読んでいれば全部書いてあることで
特別新たにわかったこととかあまりなかったのだけど
ちょっとした確認にはなりました。
最後の数ページ晋の統一まで書いてありますが。

 

■2009年11月17日
「もういちど読む山川日本史」 山川出版社

高校の教科書を一般読者のために書き改めた通史。
高校の日本史は難しいですね。
日本史の入試で大学に受かった人はすごいな。
私が高校生の頃は世界史の方が簡単ていわれていて
世界史で受験する人が多かったです。
私は理系で数学、物理、英語だったから関係ないけど。

 

■2009年11月11日
「もういちど読む山川世界史」 山川出版社

高校の教科書を一般読者のために書き改めた通史。
私の学生時代は世界史の教科書は山川出版社のものが一番良いといわれていましたが。

  

■2009年11月7日
「カウンセラー」  松岡圭祐著 小学館文庫

音楽の先生をしている響野由佳里は、父と母と娘と息子を13歳の少年に殺される。刃物で滅多刺し。
犯人が13歳のため刑事責任は軽くほとんど責任をとらなくてすむ。
由佳里はそれが許せなかった。
自ら拳銃を手に入れ13歳の少年を殺す。
またまわりで犯罪を犯した年少の少年たちを制裁として殺す。
由佳里は精神的に異常をきたしており、
このシリーズのヒーロー臨床心理士の嵯峨敏也が活躍する。

私は精神障害者なので松岡圭祐さんがよく書いている精神病や臨床心理士、カウンセラーなどに興味があり、
また警察もちょくちょく出てくるので興味深いです。
私は何かの犯人にされてるような気がするので。。。

   

■2009年11月2日
「手にとるように日本史がわかる本」 加来耕三監修  岸 祐二著 かんき出版

  

■2009年10月29日
「手にとるように世界史がわかる本」 小松田 直著 かんき出版

 

■2009年10月25日
「イリュージョン マジシャン第U幕」 松岡圭祐著 小学館文庫

マジックが趣味の15歳の少年椎橋彬(しいばしあきら)は
家庭環境も悪く家を飛び出した。
歳を偽り警備会社に入社した彬は万引きGメンとして活躍する。
その反面、マジックの手並みをいかして自ら万引きをして金をかせぐ。
とうとう捕まってしまった彬だが「マジシャン」のヒロイン里見沙希と意気投合し
アメリカでコンビを組んでマジシャンとして活躍するというハッピーエンド。

  

■2009年10月16日
「千里眼の死角」  松岡圭祐著 小学館文庫

小説の話です。えらいことなってます。
一昔前にスターウォーズ計画というものがあった。SDI構想である。
敵国から発射されたミサイルを衛星からレーザーで打ち落とすというもの。
これによってソ連が崩壊したともいわれる。
そのスターウォーズ計画が今でもディフェンダー・システムと名前を変え継続していた。
ディフェンダーシステムは大量のコンピューターで接続され人工頭脳を形成するまでにいたった。
もはや人間の手を離れコンピューター独自で判断してレーザー攻撃をするにいたった。
世界各地で人が燃える事件がもちあがった。
それがあのメフィストコンサルティングの手に落ちたディフェンダーシステムによるものだった。
ディフェンダーシステムの暴走。
世界各地の軍事施設が衛星からのレーザーで破壊されるまでにいたった。
人間が銃やナイフをもっただけでレーザーで焼かれた。
千里眼、岬美由紀はディフェンダーシステムに対抗することができるのか。。。

私は不安発作もちなんだけど、
冒頭でパニック障害、不安神経症の人の記述があり、
2003年11月の時点でこれだけ認識されているとは思わなかった。
全く理解されてないと思っていたから少しうれしい。
ただ発作になると内にこもってしまって発狂することはたぶんないと思う。

  

■2009年10月10日
「蒼い瞳とニュアージュ」  松岡圭祐著 小学館文庫

ヒロインはギャル系の臨床心理士、一ノ瀬恵梨香。
なんか私のタイプ。

  

■2009年10月3日
「千里眼 マジシャンの少女」  松岡圭祐著 小学館文庫

「千里眼」の岬美由紀、「マジシャン」の里見沙希、「催眠」の嵯峨敏也のそろい踏み。

岬美由紀の名を語る女と美由紀をおとしいれる警察のトップたち。
東京カジノ構想がすすんでいた。
政府高官などが呼ばれて試験的にカジノをやってみようということになった。
ところが政府高官たちが人質にとられ、カジノ資金400億円が奪われそうになった。
それを指揮していたのがなんと警察のトップたちであった。
セレモニーでマジックをすることになっていた里見沙希と岬美由紀が活躍する。
岬美由紀と嵯峨敏也の恋の予感。

  

■2009年10月1日
「オーデュボンの祈り」  伊坂幸太朗著 新潮文庫

ネットで伊坂さんの評判が良いのではじめて読んでみました。
伊坂ワールドにはまりました。

仙台でコンビニ強盗を犯してパトカーから逃げ出した主人公伊藤は
ある島に導いてこられた。
不思議な島である。なんでも150年鎖国をしているという。
明治維新の頃、日本は開国したがこの島は鎖国を続け日本本土との交流もなかった。
ただ一人だけ日本本土と交流している人がいることはいる。
その人が伊藤をこの島につれてきたのだ。
この島には変わった人たちがいてちょっと登場人物が多くて理解できないほど。
人と話ができるカカシもいた。カカシは未来を予言することができた。
カカシが話したのか、この島には何か足りないものがある。
この島の外からやってきた人がそれを教えてくれるっといわれていた。
それが伊藤なのかは読んでからのお楽しみ。

  

■2009年9月27日
「MAGICIAN(マジシャン)」  松岡圭祐著 小学館文庫

15歳の素朴な女の子がヒロイン。マジシャンの才能をもつ。
警察に協力して様々な事件のトリックを暴く。
そしてマジシャンの世界でスターへの階段をかけのぼる。

ミクシィのアプリ、サンシャイン牧場に誘われてはまっていました。
でも誘ってくれた人が10月からあまりできなくなるらしいので私もやめようかな。
読書しないと。
っというわけで時間がかかりました。マジシャンも600ページ近くあったのだけど。

  

■2009年9月20日
「後催眠」  松岡圭祐著 小学館文庫

妄想と不安神経症に苦しむヒロイン。脅迫観念もあるかな。
私もこれと同じような感じでしょうか。私の場合、発作にまで発展しますが。。。
たぶん発作になった人にしか表現できないつらさだと思います。
ヒロインは警察ともトラブっていますが、
私も信号を赤にされてるような気がします。誰の権限なんでしょうか。妄想じゃないと思うのだけど。。
右手に火傷の跡があるだけで犯罪者にされてしまっているような気もするし。
最近、時効廃止論があがっているけど、私の場合何かの犯人にされてしまいそうです。
そんなことはさておき、
なんかラスト良かったです。
もう一度読んでみたいと思った一冊。

    

■2009年9月17日
「さまよう刃」  東野圭吾著 角川文庫

娘をレイプされて殺された父親は犯人に復習を誓う。
犯人の一人を殺した父親は逃亡しているもう一人の犯人を追う。
父親は警察に追われながら犯人の復習に燃える。
犯人は未成年で刑は軽い。
父親がそれがゆるせなかった。

  

○機動戦士ガンダム戦記 プレステ3 ジオン軍シナリオ全クリ イージーモード(この軟弱者)
フリーミッションで傭兵がつかえるようになりました。

  

■2009年9月13日
「読むだけですっきりわかる日本史」 後藤武士著 宝島社文庫

  

■2009年9月12日
「千里眼 岬美由紀」 松岡圭祐著 小学館文庫

前巻の続き。
北朝鮮工作員とのやりとりがおもしろかったです。
9.11テロにまきこまれたヒロイン岬美由紀と工作員、
ちょうどテレビで追悼式をやってました。

  

■2009年9月11日
「千里眼 メフィストの逆襲」 松岡圭祐著 小学館文庫

北朝鮮、拉致問題について書いてあります。
北朝鮮工作員が日本で暗躍する。
ヒロイン岬美由紀のいる東京カウンセリングセンターにも、
工作員と見られる女性カウンセラーが入ってきた。
そしてその影には裏で世界を操っているメフィスト・コンサルティングの気配があった。
以前には日本と中国を戦わせようとしたあの組織である。
東京カウンセリングセンターは爆破されてしまったのか??
次巻に続く。。。

 

○機動戦士ガンダム戦記 プレステ3 連邦軍シナリオ全クリ イージーモード(この軟弱者)

  

■2009年9月5日
「千里眼 洗脳試験」 松岡圭祐著 小学館文庫

友里佐知子は生きていた。
しかし最後には。。。
友里佐知子、もっとひっぱってもらいたかった。。。

 

■2009年9月2日
「千里眼 運命の暗示」 松岡圭祐著 小学館文庫

岬美由紀危機一髪。
脳に電気ショックの拷問を受けて絶望の淵をさまよっていた美由紀。
回復は不可能かと思われた。
刑事の蒲生とカウンセラーの嵯峨はなんとか美由紀を助けだそうとする。
命をはった二人の期待に応え美由紀は復活する。
日本と中国との戦争を回避させたのも美由紀だった。
悪の組織メフィスト・コンサルティングの野望を打ち砕いた。
メフィスト・コンサルティングに荷担していた恒星天球教の教祖友理佐和子、
彼女の死体が東京湾にあがる。
政治犯から一転して英雄となった美由紀、絶好調です。

  

■2009年9月1日
「千里眼 ミドリの猿」 松岡圭祐著 小学館文庫

「ワタシハ、友好的ナ、ウチュウジンデス」っと、いきなりビックリしました。
「催眠」の登場人物がでてきたんですね。
恒星天球教のテロをふせいだヒロイン岬美由紀は千里眼と呼ばれるようになり世界的にも有名になる。
いまでは政府おかかえのカウンセラーとなり一応国家公務員ということになっている。
マダガスカル島を視察した政府団の中に岬美由紀はいた。
そこで起きた紛争で無断でヘリに乗り込んだ元航空自衛隊の美由紀はそこの子供たちを救うため相手のヘリを落とす。
無茶苦茶やってしまった美由紀は一ヶ月の自宅謹慎となる。
なんでもそのせいで中国が怒っていて日本と中国は戦争しそうになる。
そのウラにはメフィスト・コンサルティングという悪?の組織があった。
その組織に捕まってしまった美由紀は?
この話は次作「千里眼 運命の暗示」につながっていくようです。美由紀の運命はいかに。

電気ショック、私もやられたような気がする。もう20年くらい前。

  

■2009年8月31日
「早わかり日本史」 河合 敦著 日本実業出版社

  

■2009年8月28日
「千里眼」  松岡圭祐著 小学館文庫

1日100ページくらいとゆっくり読んでいたのですが、
後半おもしろくて一気に読みました。あなたが「あうんな」だったのですか、あたりからオオーみたいな。

防衛大卒で航空自衛隊に所属していた岬美由紀は、カウンセラー病院の医院長友里佐知子にひかれカウンセラーとなる。
友里は千里眼などと呼ばれカウンセラー、催眠には定評があった。その影響で岬美由紀も千里眼に目覚めていく。
美由紀は子供たちのカウンセラーをしていたが、おかしな行動をする少女がいて眼をかけていく。
その少女は学校も休みがちで毎日東京から千葉の観音様に通っていた。それがなんとも不自然だった。
その少女が最近世間をさわがせている宗教団体恒星天球教の冊子をもっていたことで深まる疑問。
恒星天球教は各地でテロをおこし国家転覆をもくろんでいた。
美由紀は少女の謎を解くため観音様をはりこんだ。その観音様には国家転覆のカギとなる秘密が隠されていた。
そして恒星天球教の謎があきらかにされる。まさか教祖「あうんな」があなただったなんて。衝撃が走りました。
それからえらいことなっていきますよ。

カウンセラー、催眠、精神病ということで、こめかみからおこなう脳手術のことが書かれているのだけど、
興奮状態をおさえるために脳に細工しておとなしくさせてしまうものなんだけど
私のこめかみにはほくろとはちがう黒い跡があるのだけどレーザー治療をされてしまったのでしょうか。
こないだ入院したあとにその黒い跡に気づきました。終わってるなぁ。。。

   

■2009年8月24日
「文化が見える・歴史が読める 早わかり聖書」 生田 哲著 日本実業出版社

旧約聖書と新約聖書では明らかに何かが違う。神が違うかな。
旧約聖書の神は創世記はあるがイスラエル人だけの神のようだ。
新約聖書では旧約聖書の救世主がイエス・キリストであり、イエスをメシア(救世主)と信じる者は救われるみたいな。
とりあえず「早わかり旧約聖書」と「早わかり新約聖書」も持っているので後で読んでみようと思う。
聖書を読もうと思うのは文学的に考え方に興味があるのであって宗教には興味がない。無神論者だし。
生まれつき眼が悪くてすごくつらい思いをしたので神はいたら恨んでいる。
最近感じることは自分の生きてる世界と自分はコンピューターの中のプログラムなんじゃないかと。
プログラムした人が神か。

  

■2009年8月20日
「HANTERxHANTER」 漫画1〜26巻 富樫義博作 集英社

ハンターハンター、面白いですね。姉貴の子供のおすすめで読んでみました。

  

■2009年8月18日
「催眠」  松岡圭祐著 小学館文庫 一気読みしました。

前に沢に、松岡圭祐さんの千里眼シリーズが良いよっとすすめられたのでデビュー作催眠から読んでみました。
ヒロインは宇宙人になってしまう女性。精神分裂病か多重人格と疑われる女性。
はじめは面白がって占いの館で働くことになって繁盛したががだんだん具合が悪くなってくる。やはり精神病である。
そのうち警察が動きだしつかまってしまった。ヒロインが銀行勤めをしていた時に2億円横領した容疑がかかったのである。
ヒロインは障害がひどくなり、だらんとして口もきけなくなってしまった。
そこでカウンセラーや催眠療法などが用いられることになりじょじょに回復していく。
ちょっと人ごとではないなという感じで読んでいったのだけど興味深い一冊でした。
ヒロインの横領事件は容疑がはれたので良かったです。
ブックオフオンラインで千里眼シリーズも何冊か買ったので催眠もおもしろかったし読んでみようと思います。

 

■2009年8月17日
「徳川家康」 (26)  山岡荘八著 講談社 一気読みしました。

大阪夏の陣が終わると平和が来ると思われた。
ところが伊達政宗や家康の子忠輝に謀反の疑いがもちあがった。伊達政宗の娘が忠輝に嫁いでいる。
家康ももう74歳、家康が死んだらどうなるかわからなかった。
忠輝は永遠に家康に会うことを禁じられ、60万石だった所領を返還し深谷に蟄居となった。
そのうち家康はてんぷらにあたって死んでしまった。
伊達政宗は家康のもとへかけつけ涙をながした。爆涙であった。これで伊達政宗の謀反の疑いは晴れたと言っていい。
織田信長や豊臣秀吉がなくなると天下は乱れたが家康が死んでも天下が乱れなかったことはすごい。

  

■2009年8月17日
「徳川家康」 (25)  山岡荘八著 講談社

大阪夏の陣がはじまった。
大阪城は裸になりもう籠城できず野戦で行われることになった。
家康は城攻めは苦手で野戦は得意だったが真田幸村が何度も突撃を敢行して家康の本陣を襲った。
家康の影武者は皆逃げてしまったほどである。
家康についている家臣も一人きりというありさまだった。家康も死を覚悟したほどである。
しかし東軍(徳川側)の兵力はあつく西軍(豊臣側)はだんだん追い詰められ真田幸村も死に大阪城には火がまわった。
秀頼の妻で将軍秀忠の娘千姫は秀頼と淀殿の命乞いをするために城から脱出した。
しかしそれは受け入れられなかった。家康は秀頼を助けたかったが将軍秀忠はそれを認めなかった。
秀頼と淀殿は自刃した。または殺されたのかもしれない。
徳川家康の小説も終盤、家康のことをかなり美化して書いてあるような気がします。

   

■2009年8月15日
「徳川家康」 (24)  山岡荘八著 講談社

大阪冬の陣がはじまった。
豊臣家の大阪城には十数万の浪人たちが集まった。
大阪城をとりまいた徳川勢は20万か30万くらいだろうか。
家康は巨大な大砲で大阪城をねらった。また地下を掘って大阪城下までいき爆破させようとした。
大砲の威力は大きかった。2、3発大阪城に打ち込まれると淀殿はじめ皆恐怖におののいた。
これですぐ和議を結ぼうということになった。
和議を結んで大阪城の外堀を埋めることになったが約束に反して内堀まで皆埋められてしまう。
大阪城は裸の城になってしまった。
そしてまた大阪城には浪人たちが集まりだした。勝てば大名。もう後へはひけない。
大阪夏の陣がはじまろうとしていた。

  

■2009年8月11日
「徳川家康」 (23)  山岡荘八著 講談社

家康は莫大な金をもっている豊臣家の金を消費させるために寺を建てさせた。
大仏も作り、秀吉の十七回忌の法要をおこなおうとした。
ところがお寺の鐘に「国家安康 君臣豊楽」という文字を書いたことから鐘名問題がもちあがった。
これは家康の名前を分断して呪ったものだといちゃもんをつけたのである。
家康は自分が生きているうちに豊臣家をどうにかしたいと思ったのかもしれない。
家康が先に死ねば天下がどうなるかわからなかった。
関ヶ原から十数年、また天下は蠢動(しゅんどう)しだした。
大阪城には浪人が入りはじめた。関ヶ原で敗れた浪人たちである。勝てば大名になれるかもしれない。
真田幸村も大阪城に入った。

  

■2009年8月6日
「徳川家康」 (22)  山岡荘八著 講談社

家康も歳をとって権威がにぶったせいか家康の死後をにらんでか家臣の間で勢力争いがまきおこってきた。
それにキリスト教、外国勢力の衝突がからんできた。
ここに魔の城大阪城ではキリスト教信者が集まってきた。
家康にプロテスタントがつき、豊臣家の大阪城にカトリックがついた。
また関ヶ原で家督を奪われ浪人している侍が日本には十数万もいた。
それらが皆大阪城に入るとやっかいだった。
大阪城には秀吉が集めた莫大な金があった。
蟄居させられている真田幸村の元へも大阪城から密使がいったらしい。
伊達政宗なども台風の目になっていた。

   

■2009年8月3日
「徳川家康」 (21)  山岡荘八著 講談社

世界は大航海時代を迎えていた。
マルコポーロが日本を黄金の国と紹介したことから日本を目指して来る国々が多かった。
はじめはスペインやポルトガルが来ていたが最近ではイギリス、オランダなどが来るようになった。
スペイン、ボルトガルはキリスト教でも旧教のカトリックで南蛮人と呼ばれている。
イギリス、オランダはキリスト教でも新教でプロテスタントで紅毛人と呼ばれている。
カトリックとプロテスタントは仲が悪く戦争ばかりしていた。
日本でもカトリックとプロテスタントに憎しみあっているが家康は対等につきあおうとしている。
カトリックはオランダ、イギリスは盗賊の国と呼んで遠ざけようとするが家康は新教の三浦按針を召し抱えて大事にした。
カトリックは布教してその国を植民地のようにして宗徒と兵をあげ植民地にしてしまうような感じがあった。
プロテスタントはその点寛容だったので鎖国をはじめた日本はオランダとは貿易をした(小説ではまだそこまでいってない)
1549年にはじめて日本にキリスト教を広めたのはスペイン人のカトリックのフランシスコザビエルである。
いごよく広まるキリスト教と覚えたものである。
それから60年たちキリスト教の信者は何十万にも増えた。
伊達政宗などは眼が青くて金髪(たぶん)の娘を妾にした。

   

■2009年7月31日
「徳川家康」 (20)  山岡荘八著 講談社

家康は征夷大将軍になり武家の頭領になった。
平氏が滅び源氏も3代で滅び北条氏にとってかわった。
足利幕府も長い乱世を味わいこのあいだ滅んだ。
家康は江戸幕府を開いたが1代で滅ぶことなく長い政権を保つことができるだろうか。
一方、豊臣家は公家の統領となったのだが徳川政権とうまくやっていくことができるだろうか。
秀頼が16歳になれば政権を豊臣家に返すと家康は約束していたのだが
家康は隠居して秀忠に征夷大将軍をゆずる。
これは豊臣家に政権を返さないことをしめしたものだった。
魔の城大阪城では淀殿と秀頼が徳川家に嫉妬して気が狂いそうになっていた。

  

■2009年7月29日
「天地人」 上中下(全3巻) 火坂雅志著 NHK出版

先日、ブックオフで売っていたので買ってきました。
3巻一気読みしました。
関ヶ原あたりまでで終わりなのかなと思っていたけど
大阪冬、夏の陣(1615年)までやるんですね。
直江兼続が亡くなったのは1619年ですね。
ドラマで前田慶次郎は出てくるのかな?

  

■2009年7月27日
「徳川家康」 (19) 山岡荘八著 講談社

関ヶ原(1600年)に勝った家康は征夷大将軍に任じられ江戸に幕府を開く。
大阪城の秀頼と淀殿にはおとがめなく豊臣家は残った。65万石である。
そしてしばらくして家康は隠居して秀忠に家督をゆずる。
豊臣家では秀頼が16才になれば政権を返してもらえると思ってて
秀忠が家督をついだことは大変ショックであった。
しかも秀忠にも嫡子家光が生まれ秀頼にはたして政権は帰ってくるのであろうか。
家康は秀頼に秀忠の娘千姫をとつがした。亡き秀吉との約束である。
しかし千姫はまだ幼く女になっていない。
それをいいことに秀頼は他の女と女遊びばかりしていた。
そして淀殿はというと男遊びばかりしていた。
大阪城はまさに魔の城だった。

  

■2009年7月25日
「カラフル」 森 絵都著 文春文庫

沢男に紹介してもらって読んだんだけどなかなか良かったです。4時間くらいで読めました。

死んでしまった僕の魂の前に天使が現れて再び現世でやり直すチャンスをもらった。修行である。
僕の魂はもう前世の記憶をなくしていて、ちょうどそこで自殺してしまった中3の少年の体をかりることになった。
天界ではそれをホームステイと呼んでいるらしい。
修行が順調に進むと前世の記憶をとりもどせるということだった。
しかし自殺してしまった少年はやはり問題をかかえていてホームステイが順調に進むだろうか?やはり修行である。
前世で大きな過ちを犯した僕はそれを乗り越えなければならなかった。

  

■2009年7月23日
「徳川家康」 (18)  山岡荘八著 講談社

関ヶ原の戦い。
家康が東へ上杉征伐におもむくと、石田三成は西から兵をあげた。
石田三成方、西軍10万8千。東軍家康方、7万5千。
西軍の数が上回った。石田三成も直江兼続も真田幸村も西軍が勝つと思ったにちがいない。(幸村は出てこなかったけど)
しかし西軍の半分は山の上で日和見を決め込んで戦いには参加しなかった。
実際に西軍で戦っているのは2万か3万ほど。
しまいには日和見をしていた小早川秀秋の裏切りで東軍の勝ちは決まった。
魚鱗の構えをとった家康に対し、三成は鶴翼の陣をしく。
家康が中心になって特攻するのに対し、三成はまわりからおおいつつんでいくような陣をとった。
外国の専門家がみると西軍の勝ちだという。
しかしおおいつつんでいこうとする山の上の日和見部隊が皆家康になびいていたのでしょうがなかった。
石田三成は首をきられた。
三成は運が悪かっただけなのか。。。

   

■2009年7月20日
「徳川家康」 (17)  山岡荘八著 講談社

秀吉が死んで家康は天下をねらいだした。
三成を隠居させた家康は大阪城に入り政務をとりだした。
そして前田家に為心ありとして加賀征伐を行おうとするが
前田家はまつを江戸へ人質に出しなんなくおさまった。
前田家のことがおさまると今度は上杉家に為心ありとして会津征伐をおこなおうとする。
上杉家は秀吉の死ぬ間際に越後から会津に転封になり城を築いたり国政をみたりいろいろあり上洛もできなかった。
家康の振るまいに対し上杉家老の直江兼続は家康に手紙を送った。直江状とよばれているらしいが。
これはこう家康にいわしめた。
「わが60年に近い生涯でこれほど無礼な手紙は見たことない」
こうして上杉征伐がはじまった。
家康は豊臣家武断派武将をひきつれて会津をめざした。
家康が東国に下った所で石田三成が西から兵をあげた。
毛利家を筆頭にして、毛利は大阪城に入った。
家康は会津行きからとって返し西へむかおうとする。
これは石田三成と直江兼続の策略だったのか、
それとも家康が天下を取るために石田三成をはめたのか。
天地人でどう扱われるか楽しみ。

  

■2009年7月18日
「徳川家康」 (16)  山岡荘八著 講談社

幼い秀頼を残して秀吉は死んだ。
まもなく秀頼を託された秀頼の守り役前田利家も亡くなった。
これで徳川家康が天下人に近づいた。
織田家を奪った秀吉、家康が豊臣家から天下を奪っても文句はいわれないだろう。
ここに一人の英傑がいた。たった一人で家康に立ち向かい豊臣家を守ろうとした石田三成であった。
豊臣家武断派武将たちは、しっぽをふって家康についた。石田三成とも敵対する。
窮地に立たされた三成は家康のふところに飛び込み守ってもらい佐和山城に隠居することになった。

 

■2009年7月16日
「徳川家康」 (15)  山岡荘八著 講談社

明と和議を結ぶことになったが
明から秀吉に「汝を日本国王に封ず」という手紙がきて秀吉は激怒する。
日本は明の属国扱いされたのと思ったのである。日本には天皇もいることだし。
秀吉は明王の娘を差し出すようにともいっていたほどであったがそんなことはありえない。
秀吉は第二次大陸制覇にのりだした。
秀吉はこのころ病んできており最後の意地であった。

国内では秀頼が生まれたため、秀吉の跡継ぎとされていた姉の子関白秀次は窮地にたたされ切腹させられた。
秀次にかかわりある女子供は皆河原で殺された。

晩年の秀吉はキビシー!
秀吉63才で死亡。幼い秀頼を残して。

   

■2009年7月14日
「徳川家康」 (14)  山岡荘八著 講談社

日本を統一した秀吉はとどまることを知らずその勢いは外国にむけられることになった。
明を征服しようと思ったのである。
朝鮮が明まで道案内してくれて簡単に明を征服できると思っていた秀吉。
ところが朝鮮の抵抗ははげしかった。
日本の船団はたびたび李舜臣ひきいる海軍にやぶれ輸送もとどこおった。明の援軍もやってきた。
このため和議を結ぼうということになった。

茶々と秀吉の子といわれる鶴松丸は2才で亡くなってしまった。
秀吉の母、大政所も亡くなった。
秀吉は朝鮮出兵のため九州にいたが大政所が亡くなったおり一時大阪に帰ってきた。
このおり茶々と秀吉は会っているがこのときの子が秀頼である。
しかし日数を考えると(十月十日)どうも秀吉の子ではないようだった。
ちゃんとこの小説にもそう書いてあります。
秀吉にはもう子種がなかったふうにも書いてあります。
大野治長の子らしいと書いてあります。
石田三成説もあるけど三成は朝鮮出兵のため大阪にはいなかったと思います。どうだろう。
鶴松丸も秀吉の子ではなかったとそんなふうに書いてあります。

千利休が秀吉に切腹させられています。
千利休の娘を秀吉に差し出さなかったからとかいろいろ理由があるようです。

15巻になると14巻のことは忘れたように一転して秀頼は秀吉の子供のように書いてあります。

 

■2009年7月10日
「もう一度学びたい聖書」 大島 力監修 西東社

世界史の本をそこそこ読んだので結構理解できました。良いですねこの本。
まだ何冊か聖書の解説本を持っているのでよく読んでから本物の聖書を読みたいと思うのですが
並大抵のページ数じゃないからね、何ページあるんだろう。
読めるかなぁ。新約聖書と旧約聖書をわけて読んだ方がいいよね。
でも読みたい本がまだいっぱいあるんだよね。並列読みにしようかな。
でも一気に全部読まないと途中でイヤになるんだよね。創世記だけなら何度読んだことか。。挫折を繰り返し。。
前は解説本とかぜんぜん売ってなくて途方にくれていたけど、これでだいぶ聖書の物語の流れがわかったような気がします。
徳川家康をはやく読み終えなきゃ。

  

■2009年7月9日
「徳川家康」 (13)  山岡荘八著 講談社

家康を家臣に加えた天下人秀吉は小田原征伐を行う。北条氏の小田原城攻めである。
北条氏は小田原城に籠城し小田原評定などといわれる。
秀吉は北条氏を降すと家康を東海、甲信5州から関東8州に転封させる。1590年のことである。家康が秩父神社を再建したのが1592年である。
秀吉は家康を東海から関東へ少し遠くにおきたかったようである。それだけ家康を恐れていたようである。
また関東に家康を置くことは東北のおさえにもなる。伊達政宗とかとくに危なかった。

小田原征伐の前か後か秀吉は検地、刀狩りを行う。
検地により土地、石高をきちんと割り出すと土地の争いがなくなり年貢もはっきりする。戦いがなくなるのである。

秀吉と淀殿(茶々)との間に子供ができる。鶴松丸である。

  

■2009年7月5日
「徳川家康」 (12)  山岡荘八著 講談社

朝日姫を家康にとつがすことに成功した秀吉は、母の大政所を家康のもとに送り家康にやっと上洛してもらった。
家康は上洛に3万の兵をひきつれていった。これには秀吉もはじめは驚いたがたかが3万じゃないかと天下人として恐れる風もなかった。
これで東のおさえをかためた秀吉は九州征伐にのりだす。島津を降伏させた。
だが九州にいった秀吉はキリシタンの動きにびっくりした。キリシタンが一揆を起こし神社仏閣を破壊しているのである。
九州はキリスト教の植民地になりかかっていたようである。キリスト教を広めて植民地みたいにして国をうばうというのはキリスト教徒のおはこであった。またキリスト教は日本人を奴隷として海外に売り渡していたようである。
このころはスペインのキリスト教が勢力をのばしていたようである。
秀吉は大阪に帰ると、キリスト教を弾圧はじめたようである。2週間以内でキリスト教徒は国外退去をいう噂がながれた。

茶々に秀吉の手がついた。父浅井を秀吉に殺され養父柴田勝家を滅ぼしそれと同時に市姫も自害した。
茶々は秀吉のことをどうおもっていたかは永遠のテーマですね。
秀吉の好きだった市姫の娘茶々と結婚できたのは秀吉にとっては満足であったろう。

今週の天地人で茶々を深田恭子が演じていたのが面白い。

  

■2009年7月3日
「徳川家康」 (11)  山岡荘八著 講談社

秀吉と家康の和議はなったが家康は全く上洛してくれない。
家康が上洛してくれれば天下はまたたくまに統一されるのである。
四国、九州を制圧するには東の押さえに家康が必要だった。
九州を攻めているときに家康に攻められてもたまらない。
秀吉は考えた。結婚していた43歳の妹の朝日姫を離婚させて家康にとつがすことにしたのだ。
これが成功すれば秀吉と家康は義兄弟である。
これで家康も上洛してくれるだろうと思う秀吉であった。
理解不可能。。。

この間の天地人で家康と朝日姫が布団を並べて寝てて結構おもしろかった。

家康家臣の石川数正が秀吉にひきぬかれる。

信長の野望などのシミュレーションゲームをやっても婚姻、同盟は必要ですね。

  

 

 


■2009年6月30日
「徳川家康」 (10)  山岡荘八著 講談社

信長が本能寺で倒れてからほぼ1年で秀吉が信長の地盤をついだ。
織田信孝は切腹させられ、織田信雄は家康に救いを求めた。
ここに秀吉vs家康の戦いがはじまった。小牧、長久手の戦いである。
この戦いは家康の勝ちであった。
だが勝ちすぎてもよくない、家康が秀吉を倒せば日本中の大名と戦わなければならなくなるのだ。光秀と同じ。
そして秀吉と信雄が和議を結んだので家康も戦う理由がなくなり家康も秀吉と和議を結ぶ。
だがこの和議で家康の子を秀吉の養子として差し出すことになった。人質である。
家康の家臣たちは皆不満やるかたない。

  

■2009年6月27日
「徳川家康」 (9)  山岡荘八著 講談社

信長は明智光秀の謀反によって倒れた。
そして秀吉が明智光秀を討ち果たしたが天下は簡単には秀吉にめぐってこなかった。
織田家相続争いに発展したのである。
柴田勝家が織田信孝をかついだのに対し、秀吉は信忠(信長の嫡男、信長とともに死亡)の子三法師をかついだのである。織田信雄もだまってはいない。
柴田勝家vs秀吉、賤ヶ岳の戦いで柴田勝家を破った秀吉は北の庄で籠城した柴田勝家を滅ぼす。
浅井滅亡後、柴田勝家に嫁いだ市姫は柴田勝家とともに死亡。
市姫の娘、茶々、高姫、達姫は城から出て助かった。
ここに秀吉は織田家相続争いを制したといっていい。まだ信孝、信雄がいるが。

家康は織田家相続争いをよそに甲州、信州に進撃、三河、遠江、駿河、甲斐、信濃の5カ国を手に入れる。

 

■2009年6月25日
「徳川家康」 (8)  山岡荘八著 講談社

信長が武田勝頼を滅ぼすと家康は新たに駿河をもらい、三河、遠江、駿河の三カ国を統治することになった。
ここに信長は天下を統一したといっても良い。
ところが明智光秀の謀反により信長はあっさりと殺されてしまう。
秀吉の援軍をいいつけられた光秀はその1万5千の兵を信長の泊まっていた本能寺にむけたのである。
備中高松城を水攻めしていた秀吉はすぐに毛利と和睦して光秀と戦うべくとって返した。
光秀で見方するものはほぼなかった。
皆仇討ちをかかげる秀吉の見方についた。
信長の性格がどうであれ主君殺しはいただけなかったのかもしれない。
光秀は秀吉に敗れ逃走中に土民の手にかかり殺されてしまう。
家康は本能寺の変の直前、信長にもてなされ上洛していた。
信長が光秀に殺されると家康は伊賀越えをして帰郷する。土民に襲われそうになり大変難儀した。
国元に帰った家康は光秀を討とうと兵を繰り出そうとするが秀吉がなんなく光秀を討伐してしまったため甲斐、信濃をめざして兵を進める。

明智光秀は何故信長に謀反したのか?黒幕はいるのか?っと永遠のテーマですね。
光秀が謀反にいたるまでのくだりを読むと光秀もかわいそうだと思うし、何故光秀は天下をとれなかったのだろうか?っと思う。

  

■2009年6月23日
「徳川家康」 (7)  山岡荘八著 講談社

武田勝頼は家康領の長篠に兵を出してきた。
信長は援軍にきて3千挺の鉄砲で武田軍を破った。武田軍はほぼ全滅、再起不能。
これで家康にも余裕が出てきた。
しかし信長はおこないの悪かった家康の嫡男信康と謀反を企んでいた家康の妻築山殿に切腹をいいわたした。
やはり二人は今川の血をひいていたからというのがあるのだろう。
信長は安土城を築き地盤をかためる。また武田勝頼を滅ぼす。上杉謙信も卒中で死亡する。
これで信長は天下を統一したといっていいかもしれない。

 

■2009年6月22日
「徳川家康」 (6)  山岡荘八著 講談社

浅井を滅ぼして近畿をほぼ統一した信長。
浅井を滅ぼして市姫と娘たちを助け出した秀吉はほめられる。浅井領18万石をもらう。
一方、家康は武田勝頼と小競り合いを繰り返す。
築山殿と謀って謀反をくわだてた家康の家臣は誅される。武田軍を岡崎城に導き入れようとしたものだ。

さんざん戦い合った上杉と武田だが信玄が死ぬと勝頼は上杉と和睦を進める。
これで武田軍は集中して徳川軍と戦うことができるようになる。
しかし近畿を統一した織田軍は家康に援軍をおくることができるようになる。

 

■2009年6月20日
「徳川家康」 (5)  山岡荘八著 講談社

家康はたびたび信長の援軍におもむいた。
朝倉攻めでは浅井にそむかれ前後にはさまれて大苦戦をした。
姉川の戦い、浅井朝倉の戦いの勝利には家康は大いに働いた。
しかし、武田信玄との三方ヶ原の戦いでは信長は3千の兵しかおくってくれなかった。
織田の援軍は真っ先に崩れ家康は大惨敗をきっした。
武田信玄の上洛戦である。その数2万7千。家康5千に織田の援軍3千である。負けて当然。
相手は武田信玄である、大惨敗だったが真っ向勝負した男いきはすばらしい。
そして武田信玄は上洛戦の途中死んでしまう。この本では鉄砲の弾にあたったことになっている。
武田軍は撤退していった。家康にとっても織田にとってもこれで武田の驚異はとりのぞかれた。
家康は駿河に兵をすすめる。
ところが家康の最初の妻築山殿が武田と謀略をめぐらし岡崎城に武田軍を導き入れようとする。
築山殿は今川義元の姪で、織田との同盟は気に入らなかったのである。織田は敵国である。
築山殿と家康との子は信康だが、信康の妻が信長の娘(徳姫)だったことも気に入らなかった。
築山殿は武田と組んで家康、信長を倒し、家康の所領を信康につがすようにする。信長の所領も一国もらう約も結んでいる。

  

■2009年6月15日
「徳川家康」 (4)  山岡荘八著 講談社

今川義元が死ぬと、岡崎城にいた今川の武将も逃げ出してしまい、家康はやっと自分の城、岡崎城に入ることが出来た。
そして家康は尾張の信長のもとにいき和睦した。東は家康、西は信長がおさめようと約束する。
さらに信長の娘徳姫を、家康の嫡男信康につかわせた。
ここに家康の正室築山殿(鶴姫、瀬名姫)は今川出身のためおもしろくなかった。
信長は美濃をとり岐阜と改め、浅井長政に妹市姫をつかわすと足利義昭を奉じて京を制圧、義昭を征夷大将軍にした。
一方、家康は一向一揆を治めると今川の領土を侵食しはじめた。家康が遠江を、武田信玄が駿河をねらっている。

  

■2009年6月13日
「徳川家康」 (3)  山岡荘八著 講談社

信長は織田家相続争いを制し尾張をまとめあげる。
一方成人した家康は今川義元の姪の鶴姫をもらい子供もできた。
しかし岡崎城には返してもらえず、その上、最前線で織田勢と戦わされるのは岡崎勢であった。
岡崎勢は苦しい立場にたたされていた。本多平八郎忠勝のくだりは泣いた。
戦国武将たちの夢は京に上洛することである。
武田信玄と上杉謙信が川中島で戦い千日手となると、このすきに今川義元に上洛するチャンスが訪れた。
しかし上洛するには織田の尾張を通っていかなければならない。
ここで最前線にたたされるのは松平元康(家康)の岡崎勢であった。
一方尾張では信長に仕官をはたした台所奉行の秀吉が籠城に見せかけるために味噌買いに走る。
信長は竹ノ内浪太郎などの野武士を見方につけていた。野武士は南朝に見方した勤王の人たちである。室町幕府は敵方である。
信長はもちろん父信秀の代から天皇家には献金を行っていて勤王家だった。それで野武士たちは信長み見方した。
今川義元3万に対し織田勢は2千ほどである。
先鋒の家康は信長の小城を落とした。今川義元もほくほく顔である。
竹ノ内浪太郎は今川義元に酒やにぎりめしなどまいないを贈った。土地の者が新たな支配者に礼のモノを贈るのだった。
勝利を確信している今川義元は田楽狭間(桶狭間付近)で酒を飲み休んでいた。
信長はすでに城を出ている。義元が田楽狭間で休んでいると聞いた信長はいちもくさんに今川義元の本陣を襲った。
今川義元散る。

 

■2009年6月11日
「徳川家康」 (2)  山岡荘八著 講談社

竹千代(家康)は人質として駿府の今川義元のもとへ送られることになった。
しかしどう間違えたのか竹千代は織田家にさらわれてしまう。
織田家をしきる織田信秀は日の出の勢いだった。
織田信秀は竹千代の父、松平広忠に織田家につくように言うが広忠は頑としてそれをうけつけなかった。
信秀は竹千代を斬ろうとしたが、信長が竹千代の身をかばってくれて何かと世話をやいてくれた。三河の弟と何かと眼をかけてくれたのだ。
竹千代(家康)もこのときのことをよく覚えていて、その後、信長に献身的につかえたのだと思う。
まもなく竹千代の父、広忠は戦死し、岡崎の城には今川の武将が入ることになった。岡崎の松平党は今川の植民地みたいになってしまう。松平党は戦いの最前線で戦うことになってしまった。
安城の城を落とし織田信秀の長子信広を捕虜とすると、竹千代と信広との人質の交換が行われ竹千代は岡崎に帰ってきた。松平党は大変喜んだ。
しかしそれもつかの間、今度は今川への人質として竹千代は駿府に送られることになった。

それからまもなく信長の父、織田信秀は亡くなった。卒中だったようである。
織田家相続争いがはじまった。うつけと呼ばれた信長と行儀のよい信行。信行をおす声の方がおおきかった。
信秀の葬儀に信長はひどい身なりで香を信秀の位牌になげつけた。
皆信長の行動に驚いたが、信長一人で主君をなくした尾張を守ろうとしたものであろう。

 

■2009年6月8日
「徳川家康」 (1)小説全26巻  山岡荘八著 講談社

家康の父と母が結婚するところから物語りがはじまります。
父、岡崎城主、松平広忠。母、刈谷出身の水野於大。
そしてこのふたりの子、竹千代(家康)が生まれる。寅(とら)の年の寅の刻の生まれであった。
秩父神社は1592年に家康が再建したものらしいけど、寅の年の寅の刻にちなんで秩父神社の前面に左甚五郎作の虎の彫刻がある。
どうして広忠と於大が結婚することになったのかはよくわからない。
松平家は今川方であり、水野家は織田方につくことを決めたため広忠と於大は離別することになった。
それでも松平家では竹千代を大事に扱ったようである。
だいたい歴史小説は年号で書かれているのでよくわからないのだが、
家康が生まれたのが1542年。武田信玄は22歳。上杉謙信は13歳。信長は9歳であった。