三国志読書記録 2018/03/15  りょう99@笠原良太(かさはらよしたか)

全10巻 吉川英治著 新潮文庫

これで講談社本(全8巻)とあわせて吉川三国志を20回読みました。


■2018年3月15日(木)  

「三国志 十 五丈原の巻」 吉川英治著 新潮文庫 読破

蜀の諸葛孔明と魏の司馬仲達の決戦の十巻。
初戦で孔明は司馬懿に敗れる。
兵2千の孔明の城に司馬懿は兵15万でやって来た。
孔明は城を開き高楼に登り琴を弾いていた。
司馬懿はそれを恐れて退却してしまった。
孔明は敗因の元になった馬謖を斬った。
泣いて馬謖を斬る。
初戦で勝利したものの司馬懿は戦うにつれ孔明の謀りに落ちた。
司馬懿は守って戦わなくなった。
動けば孔明の謀りに落ちるのである。
また蜀は道が険阻で兵糧が続かなかった。
魏はそれを知り持久戦に持ち込もうとする。
孔明も動かない敵には策のほどこしようもない。
孔明は司馬懿に女性の着物を贈った。
守って戦わないのは女性のようだと。
このへんは高校の漢文の教科書にも載ってましたね。
司馬懿は使者に孔明の事をきいた。
使者は孔明は早く起きて軍中の勤めをして夜は遅く寝る。
賞罰は罰20以上、みずから採決をしている。
食事の量は少ない。っと答えた。
司馬懿はよくあれで心身がつづくものだな。
孔明の命は久しくあるまいっと看破していた。
孔明も使者から司馬懿の様子を聞くと、
司馬懿は我が命数まで謀っていると嘆じた。
実際孔明は病んでいたのである。
そして孔明は五丈原で病没する。
司馬懿は孔明が死んだと思い総攻撃をかけるが
孔明はまだ生きていた。
司馬懿は驚愕してどこまでもどこまでも逃げていった。
死せる孔明、生ける仲達を走らす。
後から、現れたのは孔明の人形だったことがわかった。

吉川三国志は1939年から1943年の戦時中に書かれたものです。
それをふまえて読むとおもしろいかもしれません。
座して滅ぶよりも出でて戦うという孔明の論理が
戦時中の日本をおもわせるようなないような。。

  

■2018年3月13日(火)

「三国志 九 出師の巻」 吉川英治著 新潮文庫 読破

関羽は魏と呉に攻められ最後となった。
劉備は呉に復讐しようと呉に攻め込もうとするが
張飛は部下に寝首をかかれ死んでしまった。
ここに桃園の義は終わった。
呉に攻め込んだ劉備も敗れまもなく死んだ。
呉と同盟しなおした蜀は呉が魏を破ったところで
孔明は南蛮制圧をする。
南蛮王孟獲は七度捕まり七度放たれ心から王化に復した。
そして孔明は出師の表をかかげ魏に攻め込もうとする。

  

■2018年3月12日(月)

「三国志 八 図南の巻」 吉川英治著 新潮文庫 読破

劉備は蜀の国をとり漢中をとり漢中王になった。
ここに魏、呉、蜀の三国が並び立った。
魏の曹操、呉の孫権、蜀の劉備。
魏と呉は考え直した。
魏と呉が戦って得をしたのは蜀ではないかと。
ひるがえって魏と呉は同盟して関羽の守る荊州をとろうとする。
関羽が危ない。。

      

■2018年3月9日(金)

「三国志 七 望蜀の巻」 吉川英治著 新潮文庫 読破

赤壁の戦いは火攻めによって呉の大勝に終わった。
曹操の天下統一の望みは絶たれた。
魏の敗れに乗じて劉備は荊州を手に入れた。
しかし荊州をとったのは呉のおかげであり、
劉備は荊州を呉からかりているといった状態だった。
呉の孫権の妹と劉備の婚姻もなった。
劉備は荊州を足がかりにして蜀の国を望む。
龐統が劉備の副軍師となった。

  

■2018年3月6日(火)

「三国志 六 赤壁の巻」 吉川英治著 新潮文庫 読破

荊州の劉表の元に身をよせた劉備は三顧の礼で孔明を迎える。
袁紹を滅ぼした曹操はその勢いで荊州に迫ってきた。
劉表は劉備に後を継いで欲しいというが劉備はそれを受けなかった。
劉表の後を継いだ劉jは曹操に降伏してしまった。
曹操の先鋒を叩いた劉備は退却にかかる。
荊州を手に入れた曹操は今度は矛先を呉に変える。
孔明は曹操と呉を戦わせるため単身呉に下る。
魯粛、周瑜、孫権を説き伏せ孔明は魏と呉を戦わせることに成功する。
孔明は風を祈り呉に有利な南東の風が吹いてきた。
赤壁の戦いの始まりである。

やっと呉に下った時の孔明と孫権の家臣たちの舌戦の意味がわかってきた。。

 

■2018年3月3日(土)

「三国志 五 孔明の巻」 吉川英治著 新潮文庫 読破

曹操は袁紹を滅ぼし中国の中央から北方まで取り込んでしまった。
一方、呉では孫策が死に弟の孫権が継いだ。
漂浪ばかりしている劉備は袁紹の元を去り劉表の元へ身をよせた。
そして劉備は孔明と会うことができた。
大勢力を築いた曹操と、国はもたないが孔明1人を見いだした劉備、
どちらが有利か一言では語れないほど孔明の知略は大きい。
徐庶、孔明が出てくるあたりから三国志は様子を一変し
軍師が活躍する局面を迎える。

  

■2018年2月28日(水)

「三国志 四 臣道の巻」 吉川英治著 新潮文庫 読破

曹操が呂布を滅ぼすと劉備は中央に上った。
劉備が漢の血をひいていることから劉皇淑と呼ばれるようになる。
曹操が絶頂になるなか帝の権威は無くなっていった。
劉備は曹操を滅ぼす血判状に名を連ねた。
しかしそれが発覚。徐州の劉備は袁紹の元へ逃げ落ちる。
関羽は曹操に降伏。
曹操の袁紹の戦いが始まったが関羽が袁紹の武将顔良、文醜を斬ってしまい
劉備は袁紹の元で2度も殺されそうになった。
劉備が袁紹の元にいると知った関羽は曹操の元を脱出して袁紹の元へ行こうとするが。。 

   

■2018年2月27日(火)

「三国志 三 草莽の巻」 吉川英治著 新潮文庫 読破

劉備には関羽や張飛がいるのに何故呂布に勝てないのか。
張飛vs呂布、しびれるねぇ。
曹操は帝をようして中央に覇をとなえた。
孫策は南方で勢力を拡大、うまいことやったね。
劉備は一時徐州の太守になるが呂布にのっとられる。
劉備は漂浪ばかりしている。。。

 

■2018年2月24日(土)

「三国志 二 群星の巻」 吉川英治著 新潮文庫 読破

読書記録も何回も書いているのでもう書くこともないなぁ。。
読めば読むほどおもしろいのだけど
人の名前がわかってくるとあの人がこんなとこに出て来たとか
注意して読んでみるとおもしろいです。

     

■2018年2月22日(木)

「三国志 一 桃園の義」 吉川英治著 新潮文庫 読破

吉川三国志を読むのも20回目になります。
三国志は何度読んでもおもしろいなぁ。
田中芳樹さんがはやく三国志を書いてくれないかなぁ。
銀河英雄伝説、好きです。また読みたいなぁ。