「下天は夢か」読書記録 りょう99@笠原良太

下から書いてます


 

■2007年2月25日
「下天は夢か」 四巻  津本陽著 講談社文庫

信長は鉄砲戦で有名な長篠の戦いで武田勝頼をやぶった。
このとき信長の用意した鉄砲は3千丁。千丁づつ3段にわかれ交互に射撃する。
有力武将をほとんど失った武田勝頼は衰退して信長に滅亡させられる。
上杉謙信も卒中で死んでしまった。
残るは大阪の石山本願寺を本尊とする各地の一向一揆である。
何万人もの民衆が一向一揆に参加する。織田の武将の首も数多く捕られた。
秀吉や明智光秀の前田利家や柴田勝家などは運良く生き残って、有力な武将などが数多く死んでいったんだろうと思う。
石山本願寺を滅ぼすと近畿は一躍安全地帯となった。
秀吉は中国地方で毛利の城を水攻めしていたが、毛利本隊が救援に来て、
秀吉も信長に援軍を頼んだ。
そこで信長は秀吉に援軍におもむこうとしていたが、本能寺に泊まっていたところを明智光秀の謀反となり二条城に泊まっていた嫡男信忠とともに滅ぼされた。
何故明智光秀は謀反したのかっを考えるのは面白いですね。

光秀が信長に謀反する前の詩、「時はいま、雨が下しる五月かな」



■2007年2月23日
「下天は夢か」 三巻  津本陽著 講談社文庫

比叡山焼き討ち、一向一揆虐殺皆殺し、魔王信長。
魔王信長を倒そうと各地に信長を討てと激をとばしていた足利義昭も信長に追放されてしまった。
ここに室町幕府は滅亡した。
上洛戦を起こそうとした武田信玄も死んでしまった。魔王信長も運がいい。
朝倉、浅井と次々に滅ぼし安定勢力は拡大するが一向一揆はおさまる気配がない。
戦いに参加して死ねば極楽浄土にいけると教えられている民衆。
一向一揆皆殺しをはかる魔王信長は一向一揆をなくすことはできるのだろうか。
信長は征夷大将軍にはなりたかったみたいだが平氏をなのる信長は征夷大将軍にはなれない。
源氏しか征夷大将軍にはなれないというのだ。
なかなか官位をうけなかった信長、魔王信長は自分が神だと思っていた?

 

■2007年2月20日
「下天は夢か」 二巻  津本陽著 講談社文庫

信長は美濃を攻略して岐阜と改める。
明智光秀が、室町幕府将軍足利義昭を連れて岐阜に来る。
そして近江(滋賀県)の浅井長政に妹の市姫を嫁がせ京への道筋をつける。
京へ出て天下に号令する、戦国武将の夢である。
圧倒的な強さで京を制圧した信長、速攻近畿を制圧かと思われたが、
浅井、朝倉にそむかれ苦境に陥る。
また比叡山、石山本願寺、一向一揆など四面楚歌か。。。
天下布武をかかげた信長が目指すものとは?

 

■2007年2月19日
「下天は夢か」 一巻(全4巻) 津本陽著 講談社文庫

15年前くらいにはじめてこの本を読んだときはあまりおもしろくないかなっと思ったのですが、
それは当時の私の頭が低レベルだったからだと思いました。
今回読んでみてすごくおもしろいですね。
司馬遼太郎さんの本はだいたい読んでしまったので今度他の人の歴史小説を読んでいきたいと思っています。
他の本がなければまた三国志や司馬遼太郎さんの本を読み返していきたいと思っています。

織田信長の本です。
父、信秀が亡くなったあたりからはじまって
尾張(愛知県あたり)を統一し、
上洛しようとした3万の今川義元を2千で破り、
三河(愛知県か静岡県あたり)の徳川家康と同盟し、
美濃(岐阜県)をめざす。
何度も美濃に攻め込むがそのつど敗北している。
濃姫がすでに実家に帰り亡くなってしまったらしい。
秀吉(籐吉郎)が活躍しはじめている。