豊臣秀吉読書記録 2019 りょう99@笠原良太(かさはらよしたか)
全8巻 5巻まで読みました。
下から書いてます。。
■2019年7月2日(火)
「豊臣秀吉 5」 山岡荘八著 講談社 読破
秀吉は備中高松城(岡山県)を水攻めにしていた。
毛利軍5万がやってきて信長に救援を求めていた矢先、
本能寺で信長が明智光秀の謀反に倒れたという報告が来た。
秀吉は毛利と和睦して速攻で姫路城にもどり京を目指した。
光秀を討てば自分が天下人だ。
天王山を征し山崎の合戦で秀吉は光秀を破った。
光秀は逃亡する最中に落ち武者狩りにあい命を落とした、
らしいがこの小説では生きている設定になっている。。。
読む気力が無くなった。。
光秀は信長を殺すと安土城をとって
悠長に越後の上杉、相模の北条、安芸の毛利、四国の長宗我部と
連絡をとっていた。
そして朝廷から勅使が来るのを待っていた。
何かの本で征夷大将軍をもらったと書いてある本を読んだ気がする。
細川藤孝や筒井順慶には娘をやってあるので光秀の味方になってくれると
思っていたが味方になってくれなかった。
何しろ毛利と戦っていた秀吉が帰ってくるのが早すぎた。
秀吉は光秀の首を見たが光秀の首ではなかったという設定。
しかし秀吉はにせの光秀の首をムチで討ち、さらし首にして
光秀が死んだことにしてしまったという設定。
生きている光秀が自分が光秀だと言っても誰も信じてもらえない状態。
ちなみに光秀の重臣(従兄弟かな)明智弥平太秀満も生きている設定になっている。
実際、光秀の首は本物だったのだろうか。。。
それはさておき、織田家相続会議、清洲会議が開かれた。
柴田勝家は織田信孝を推したが秀吉は織田秀忠の子、三法師を推した。
光秀を破った秀吉の主張が通り三法師が跡取りとなった。
秀吉と柴田勝家の関係は悪化した。
お市は柴田勝家の妻となった。
秀吉がどう思ったかは書いてない。くやしかっただろうなぁ。
全8巻なんだけど明智光秀のことが知りたくて読んでいたのでもういいかな。。
■2019年7月1日(月)
「豊臣秀吉 4」 山岡荘八著 講談社 読破
信長は近江の浅井長政に妹の市姫を嫁がせると京に進撃しあっという間に占領してしまった。
都から三好や松永久秀は兵を引いてしまった。
それにはわけがあった。
京には魔物が棲んでいる。
都には酒もあれば女もいる、財宝もある。
都に入って退陣して雲散霧消していった軍隊は数限りがない。
義仲の例もある。
信長は、婦女子を犯し奪略強盗などをやった者は有無をいわさず打ち首とふれを出した。
信長の人気は上がった。
足利義昭は征夷大将軍となり、信長を父と呼んで副将軍になってもらいたいといったが、
信長は辞退してすぐ京を去り岐阜へ帰ってしまった。
嫉妬する人がいるためだ。武田信玄、朝倉義景、松永久秀など。
信長が岐阜へ帰ると、また三好、松永などが京を攻めてきた。
信長はたった150騎で京に上ると、三好と松永は逃げてしまった。
信長は威勢を示した。
信長は朝倉を攻めたが、浅井が背いて京へ退却する。
信長は四面楚歌に陥った。敵は、
武田、朝倉、浅井、六角、比叡山、本願寺(大坂、伊勢と長島)、
三好、松永、将軍義昭。
将軍足利義昭が信長を討てと指令を出していたのだ。
信長のおかげで将軍になれたのに、信長が思うようにならなかったから。
信長と家康は姉川の合戦で浅井、朝倉を破った。
しかし浅井、朝倉は危なくなると比叡山に逃げ込んでしまう。
信長は比叡山を焼いた。
この時ばかりは明智光秀はいさめた。
比叡山は王城鎮護の聖地であると。しかし信長は断行した。
信長は朝倉を滅ぼし、浅井を滅ぼした。
浅井長政に嫁いでいたお市と3人の娘たちは助け出された。
浅井領だった北近江18万石は秀吉がもらった。
秀吉はお市をもらいたかたようである。
北近江の国友村に鉄砲鍛冶がいて鉄砲を調達する。
信長は長篠の戦いでは鉄砲8千挺で武田勝頼を破った。
秀吉は上杉と戦っている柴田勝家の下で働かせられそうになったが
柴田勝家とケンカして毛利攻めをまかされる。
松永久秀は死に、上杉謙信は卒中で死んだ。
竹中半兵衛も死んでいる。
信長は家康の嫡男信康をを切腹させた。
武田に内通したとか、信康に嫁いだ信長の娘徳姫に冷たかったりとで。
信長は武田家をついに滅ぼし、
本願寺光佐を降伏させて大坂から退去させた。
秀吉は毛利の高松城を水攻めにしていたが
毛利軍5万がやってきて信長に救援を請う。
信長は明智光秀と池田輝政を秀吉の救援にむかわせた。
信長も行く予定であるのだが。。
■2019年6月29日(土)
「豊臣秀吉 3」 山岡荘八著 講談社 読破
お城の普請奉行となった秀吉はたった8日で石垣を治してみせた。
だんだん秀吉も認めてもらえるようになってきた。
今川義元を破った信長は家康と同盟を結んだ。
西は信長が東は家康が治めようとするものであった。
東は安泰となったので美濃に兵を出そうとするが
誰も川向こうの美濃の斉藤領の墨俣に砦を築くことが出来なかった。
佐久間も柴田も砦を築こうとすると斉藤の兵に踏み破られた。
その墨俣に秀吉が城を築いてみせた。
蜂須賀小六(正勝)などの野武士を使って美濃領から木を切り出し
筏(いかだ)にして美濃領の船を叩きつぶしながら進み、
筏の木で墨俣城をあっという間に築いた。
秀吉が墨俣城の城主となった。
蜂須賀正勝なども入り野武士も世に出て来る機会を得た。
そして秀吉は美濃の斉藤龍興の武将の調略をはじめた。
斉藤龍興は妾を数十人も持ち酒におぼれた。酒池肉林状態。
竹中半兵衛は龍興をいさめるために、
たった18人で龍興の稲葉山城を奪ってしまった。
秀吉は竹中半兵衛に稲葉山城を信長に献上しろと迫ったが
そんなつもりはないと軽くあしらわれてしまった。
竹中半兵衛は龍興に稲葉山城を返して山の中に隠れてしまった。
竹中半兵衛は龍興に命をねらわれることになった。
知識がありすぎてもこういうことになってしまうのだ。
秀吉は三顧の礼で竹中半兵衛を軍師に迎えた。
信長も竹中半兵衛に何万石もあたえたら天下をとられてしまう、
身の危険を感じて秀吉の下につくことを認めた。
話は進み稲葉山城を信長が落とした。
秀吉が稲葉山城に裏側の間道から入り火を付けたのが一番の勝因となった。
信長は美濃を岐阜と改め天下布武をかかげた。
信長が美濃をとると濃姫のいとこという明智光秀が士官してきた。
明智光秀は室町幕府将軍足利義昭を連れてきた。
信長は近江の浅井長政に妹の市姫を嫁がせて京へ行く道を開こうとする。
秀吉はその市姫が好きになり腑抜けのようになってしまう。
こればっかりは秀吉もあきらめるしかない。
■2019年6月28日(金)
「豊臣秀吉 2」 山岡荘八著 講談社 読破
秀吉(木下藤吉郎)は尾張にもどってきて信長に士官を果たす。
前田犬千代(前田利家)とも知り合った。
秀吉ははじめに馬屋番を命ぜられた。
さいわい野武士の蜂須賀小六の所で乗馬の経験があった。
次に草履取りになった。
信長の草履を胸に入れて温めたという有名な話があったようなないような。
そしてついに今川義元が上洛戦をおこして攻めてくるという。
秀吉は野武士と縁があるが地位が低すぎたので台所奉行にしてもらう。
秀吉は信長は籠城すると見せかけるために味噌買いにはしる。
そして夜になると秀吉と信長は祭りに出向き踊っていた。
踊りのうまい者は信長から褒美の布をもらった。
これらは祭りにおもむいたときに野武士とわたりをつけるためだった。
布は旗にしてもらうためだった。
今川義元の兵は4万。信長の兵は3千から4千くらいしかないのだ。
野武士から民衆まで皆で尾張をまもってもらうためだった。
それまで非難が殺到していたが桶狭間の戦いで
今川義元を破ってみせたので納得した人もいるかと思う。
その後、秀吉は台所奉行と山林奉行と炭薪奉行をまかされた。
台所の経費を半減させ、山林の木を3倍に増やせという。
秀吉はそれはないだろと思ったが出世のチャンス。
仕事が出来すぎても皆から批判を受けることにもなるのだが、
地道にこういうことからこなしていけば文句を言う人もいないだろう。
そして秀吉は前田利家の仲人でねねと結婚することができた。
それからお城の石垣が崩れていて3ヶ月かかってもなおせない。
秀吉はそれを10日でなおすという。
10組に分けて早く仕上がって綺麗に石を積んだ組ほど
給金をはずむという。士気は上がった。
■2019年6月27日(木)
「豊臣秀吉 1」 山岡荘八著 講談社 読破
日吉(秀吉の幼名)は尾張に生まれた。
尾張は織田信秀(信長の父)が治めていたが安定してなかった。
信秀が美濃に攻め込むと流民が留守になった尾張で
強盗や強姦をした。
戦国時代、力が正義だ。道徳などない。無間地獄だ。
無間地獄がどうすれば治るか、
偉い大将が出てきて、みんな片っ端から平らげて
戦いをなくしてしまうことだという。
日吉は家来をたくさん従えて日本を統一しよう、そういう気が生まれた。
日吉はたくさんの職業を体験した。
どこも2ヶ月くらいでやめてしまって次の職についた。
2ヶ月で仕事を覚えてしまうと次の職につくのだ。
天下取りをするにはたくさんの知識が必要なのだ。
しかし2ヶ月しか仕事が続かないとなると尾張で雇ってもらえる所はなくなってしまった。
日吉は尾張を出た。
秀吉は野武士に近づいた。
日本中が、将軍方、宮方と二つに分かれて相争った南北朝時代、
その宮方の武将の子孫が野武士である。
日吉は野武士の蜂須賀小六と知り合って杯を交わす。
2年間野武士の戦術を習うと、針売りをしながら諸国を渡り歩くことになった。
名前も木下藤吉郎と改めた。秀吉だよ。
美濃の斎藤道三、駿府の今川義元、甲信の武田晴信(信玄)
などをまわったのか、フィクション話が続くのだが。。