吉川三国志読書記録 2020  りょう99@笠原良太(かさはらよしたか)

吉川英治著 新潮文庫 全10巻

吉川三国志を読むのも22回目くらいになりました。

下から書いてます。


■2020年9月24日(木)

「三国志 十 五丈原の巻」 吉川英治著 新潮文庫 読破

蜀の孔明と魏の司馬懿の決戦の十巻。
孔明はたびたび魏に攻め込むが退却を繰り返した。
蜀は道が険阻であったので兵糧運搬が困難だった。
司馬懿はそれを知り防御に徹し戦わなかった。
戦えば孔明の謀りに落ちるのである。
ついに孔明が病没し吉川三国志はここで終わる。
良太はレベルが2上がった。

  

■2020年9月23日(水)

「三国志 九 出師の巻」 吉川英治著 新潮文庫 読破

魏と呉に攻められ関羽は最後となった。
とどめをさしたのは呉だった。
関羽の霊でもたたったのだろうか曹操も死んでしまった。
華陀を殺したのも良くなかったね。
劉備は呉に復讐するため呉へ攻め込む。
張飛は部下に寝首をかかれてしまった。
劉備は連戦連勝で調子よく長江をくだっていったが、
呉の陸遜はあえて戦わずこの時を待っていた。
劉備軍の中核は薄くなり陸遜はそこをついて火攻めをした。
劉備軍75万はばらばらになり全滅してしまった。
劉備は白帝城になんとか退却して
これに恥じて再び蜀に帰ることはなく亡くなってしまった。
蜀では5方面から敵を受けたが呉とは同盟をやり直ししのいだ。
孔明は南蛮征伐に行き南蛮王孟獲を7度捕まえ7度放した。
孟獲は心から降伏して王化に伏した。
そして孔明は出師の表をかかげ魏に攻め込もうとする。
良太はレベルが2上がった。

   

■2020年9月21日(月)

「三国志 八 図南の巻」 吉川英治著 新潮文庫 読破

蜀をとった劉備は漢中もとり漢中王になる。
ここで魏と呉は考え直した。
魏と呉は蜀のために戦わされ得をしたのは蜀だけではなかったかと。
魏と呉は連携して荊州を攻めようということになった。
荊州を守っている関羽があぶない。
魏のホウ徳をやぶった関羽だが腕に矢傷を負う。
良太はレベルが2上がった。

  

■2020年9月19日(土)

「三国志 七 望蜀の巻」 吉川英治著 新潮文庫 読破

赤壁の戦いで敗北した曹操は天下統一の望みを絶たれた。
魏と呉が戦っているすきに荊州を手に入れた劉備。
呉の孫権の妹と劉備の婚姻もなった。
しかし荊州は呉から借りているという状態だった。
劉備が蜀を手に入れたら荊州は呉へ返すと約束していた。
そして劉備は蜀に入っていく。

4巻の268ページで禰衡(ねいこう)が
「都では誰と誰とを真の英雄と思われるな?」という問いに
「大人では孔文挙、小児なら楊徳祖(ようとくそ)」と答えた。
7巻の385ページに楊徳祖こと楊修が出てくる。
同じ人だと思うんだが。
楊修は魏にやってきた蜀の張松をかばった人で、
またあとで頭がよすぎて曹操の反感をかい首になっている。
曹操の子の曹植の学問を見ていた人だと思う。
結構大きな発見だった。
良太はレベルが2上がった。

  

■2020年9月17日(木)

「三国志 六 赤壁の巻」 吉川英治著 新潮文庫 読破

孔明を得た劉備は魚が水を得たようなものだと喜んだ(水魚の交わり)。
病んだ劉表の後を劉備が継いでいれば良かったのだが、
他人の不幸を自分の幸福にはできないとそれを受けなかった。
曹操が荊州に攻めてきたが劉表の子は曹操に降伏してしまった。
劉備は曹操の先鋒をたたいて退却にかかった。
劉備軍数千に対し曹操は数十万の兵力だった。
長坂橋の張飛はかっこよかったなぁ。
劉備の子を守った趙雲も名をあげました。
劉備をあくまで滅ぼしてしまえば良いものを曹操は呉に攻め込もうとした。
呉の国では降伏論が多かったが
呉にくだった孔明は周瑜、孫権を動かし曹操の魏と呉を戦わせることに成功する。
魏と呉は長江をはさんでいる。
船での戦いがメインになる。
周瑜は火計をつかおうと思ったが、この時期、北西の風は吹いても東南の風は吹かない。
孔明は風を祈り呉に有利な東南の風が吹いてきた。
赤壁の戦いがはじまる。
レッドクリフが久しぶりに見たくなってきたなぁ。
良太はレベルが2上がった。

  

■2020年9月15日(火)

「三国志 五 孔明の巻」 吉川英治著 新潮文庫 読破

曹操の元から脱出した関羽と、袁紹の元を脱出した劉備は
張飛が山賊から奪った山城で会うことが出来た。
公孫サンが袁紹に滅ぼされて流浪していた趙雲もやってきた。
しかし、劉備は曹操にぶっとばされて荊州の劉表の元へ落ちていった。
曹操は袁紹を滅ぼし、中央から北方まで中国大陸の半分を支配してしまった。
南方の孫策も長江の南を支配したが、若死にしてその後を弟の孫権が継いだ。
劉表の元にいる劉備は土地はもたないが孔明に会うことができた。
良太はレベルが2上がった。

  

■2020年9月12日(土)

「三国志 四 臣道の巻」 吉川英治著 新潮文庫 読破

曹操はついに呂布を滅ぼした。
劉備は曹操につき中央(許昌)へ上がった。
天子に拝謁した劉備は劉皇叔(こうしゅく)と呼ばれるようになった。
劉備もここまできたかっと感慨もひとしお。
しかし曹操は天子をないがしろにし専横をおこなう姦雄であった。
劉備は董承や馬騰などとともに曹操を討つ血判状に名を連ねた。
徐州にもどった劉備だがその血判状が発覚。
劉備たちは曹操によって敗れ仲間とちりじりになってしまった。
関羽は曹操に降伏した。
劉備は袁紹の元へ落ち延びたが、曹操と袁紹の戦いで
関羽が袁紹の武将、顔良、文醜を斬ってしまったために
劉備は袁紹に2度殺されそうになる。
劉備が袁紹の元にいると知った関羽は
曹操の元から脱出し劉備の元へ行こうとするが。。
一番はじめに三国志の読書記録を書いた時に
顔良も文醜も関羽が一撃で切り捨ててたと書いた気がするけど
文醜には少し手こずってるね。
関羽が圧倒的な強さで勝ったと思い込んでいたから
そういう風に書いてしまいましたね。
良太はレベルが2上がった。

  

■2020年9月10日(木)

「三国志 三 草莽の巻」 吉川英治著 新潮文庫 読破

呂布が董卓を殺した後、李カク、郭氾が政権を奪うが
両雄並び立たずで李カク、郭氾は長く戦うようになり
帝は長安を脱出し、洛陽にもどってきた。
しかし洛陽は董卓が焦土戦術で焼いたので廃墟と化していた。
帝は曹操に援助を求め曹操はこれに応じた。
曹操は天子(帝)をようし天下に号令できる立場になった。
しかしまだ群雄が割拠していた。
まだ曹操より袁紹の方が力があったし、
呂布、袁術、張済など曹操に従わない勢力もあった。
孫策は南方で勢力を拡大し大勢力となった。
劉備はというと徐州を呂布に奪われ曹操を頼って落ちた。
後で2人は戦うことになるが曹操は劉備を助けた。
曹操は策を用いて呂布から徐州を取り返し
呂布を下邳の城に追い詰めた。
良太はレベルが2上がった。

  

■2020年9月8日(火)

「三国志 二 群星の巻」 吉川英治著 新潮文庫 読破

二巻の主人公といえば呂布(りょふ)かな。
三国志で一番強い武将、呂布。
私は張飛ファンなのだけど張飛と呂布の一騎打ちはしびれますね。
あぶらののりきった呂布とまだまだ駆け出しの張飛なんだけど。
何度読んでも張飛がんばれっと応援してしまいます。
張飛の名をあげた一戦でした。
関羽も華雄を討ち取り名をあげました。
張飛と関羽、2人を弟に持つ劉備の名声もあがりました。
劉備も遠回りをしたけど徐州の太守におちつくことになりました。
そこへ中央からのがれ曹操にも敗れた呂布が落ちて来るのですが。
良太はレベルが2上がった。

  

■2020年9月6日(日)

「三国志 一 桃園の巻」 吉川英治著 新潮文庫 読破

吉川三国志を読むのも22回目となりました。
今年の1月にps4のコーエーのゲーム、三国志14が発売されてやりました。
三国志のゲームシリーズもつまらないものが多いのですが
三国志14は三国志9みたいで面白かったです。
チュートリアルをクリアすると強い古武将が得られたり、
ネットで武将をダウンロードできたりするのですが
ちょっとフィクションのつかえる武将が多すぎかなと思いました。
ぎりぎりでやっていくのが面白いんだよね。
グランツーリスモ(車のゲーム)なども速い車をダウンロードできるようになると
ちょっとつまらなくなります。
レースでお金をかせいで自分で速い車を買って
チューニングしていくのが面白いんだよね。
関係ない話になってしまいましたが、
三国志の小説も弱かった劉備が名声を得て仲間を増やし、
だんだんと勢力を拡大し蜀の国を手に入れることになるのですが
そういうことがRPGやシミュレーションゲームをしているようで面白いです。
三国志は読めば読むほどわかるものがあると思っていましたが
22回目ともなると新たな発見はほとんどなくなりました。
それでも読めば読むほど面白いなぁ。
三国志は難しい本だと思ってる人がいるかもしれないけど
こんなに字が大きくて字数の少ない本もないですよ。
人の名前を覚えるまでが大変かもしれないけど。
30年前に発売された三国志のゲームがやりたくて
一生懸命三国志の本を読みました。
またゲームをやって人の名前や強い武将を覚えました。
三国志や信長の野望などのゲームがなかったら
歴史小説も読んでなかったかもしれない。
三国無双や戦国無双も面白いね。
良太はレベルが2上がった。