新太閤記読書記録2022  りょう99@笠原良太(かさはらよしたか)

海音寺潮五郎著 文春文庫 

下から書いてます。


 

■2022年7月19日(火)

「新太閤記 四」 海音寺潮五郎著 文春文庫 読破

秀吉は柴田勝家を破り、
柴田勝家は越中?あたりの城でお市とともに自害した。
お市と浅井長政との3人の娘は城から出された。
その長女茶々は秀吉の妻となる。
茶々は17歳だった。
秀吉も満足したことであろう。
茶々は秀頼を産み淀殿と呼ばれるようになる。
茶々の子供秀頼が秀吉の本当の子供であったのかは永遠の謎だ。
日本を統一した秀吉は朝鮮、明を支配しようと朝鮮出兵をした。
だから秀吉は朝鮮ではいたって評判が悪い。
明が滅んだのは秀吉のせいだともいわれている。
表紙にも載っている秀吉の辞世の句は、
 露と落ち露と消えぬるわが身かな
 なにはのことは夢のまた夢

  

■2022年7月16日(土)

「新太閤記 三」 海音寺潮五郎著 文春文庫 読破

一番恐れていた上杉謙信が卒中で倒れ、
大阪の本願寺も退去させることができた。
信長のまわりは平和になったと思った一時の油断。
明智光秀の謀反に信長は倒れた。
信長の家臣団に悪夢が迫った。
しかし、毛利と戦っていた秀吉は毛利とすぐ和睦し
とって返して明智光秀を破った。
秀吉が明智光秀を討ったからといって
すぐ秀吉の天下になったわけではなかった。
織田家後継者を決めるため清須会議などが開かれたが
力が正義の時代、織田家に天下はまわってこなかった。
秀吉と柴田勝家の戦いとなる。
信長の妹、お市が柴田勝家の妻となり
秀吉も悔しかったことだろう。

   

■2022年7月14日(木)

「新太閤記 二」 海音寺潮五郎著 文春文庫 読破

今川義元を破り、三河の家康と同盟を結ぶと
信長は美濃攻略に乗り出した。
川向うの美濃の墨俣に城を築いた秀吉は城もちとなった。
また秀吉は美濃の武将たちの調略にかかり
見事美濃の武将たちを仲間に引き込んだ。
信長は稲葉山城を落として岐阜を手に入れた。
美濃を岐阜と改めたのだ。
そして明智光秀が室町幕府将軍足利義昭を連れて
信長を頼ってきた。
信長は近江の浅井長政には妹のお市を嫁がせているので
あっという間に京を制圧してしまった。
足利義昭は信長が再建した二条城で将軍の権威を取り戻した。
秀吉は京都警護役に任じられ大いに名をあげた。
恐れていた武田信玄が死に、その子勝頼には長篠の戦で勝った。
延暦寺を焼き、浅井、朝倉も滅ぼし、
残るは上杉謙信と本願寺くらいとなった。
裏で糸を引いていた足利義昭は追放され足利幕府は滅んだ。
竹中半兵衛に続き黒田官兵衛を得た秀吉は西の毛利と戦おうとしていた。
人生の教訓がたくさん書いてあり良い本だと思った。

  

■2022年7月11日(月)

「新太閤記 一」 海音寺潮五郎著 文春文庫 読破

全四巻です。
おもしろいですね。
いろんな人の秀吉の本(太閤記)を読んでみるとおもしろいです。
山岡荘八さんや司馬遼太郎さんの秀吉の本は何回か読んだけど
あれはフィクションだったのかっとか、
これはこの人のオリジナルなのかっとか考えるのはおもしろいです。
秀吉以外でも戦国時代の本はたくさん読んだなぁ。
伝記みたいなものもたくさん買ってあるのですが。
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の3人の時代はおもしろいですね。

この本の一巻は木下藤吉郎(秀吉)が織田信長に士官して
どんどん出世して前田利家とも仲良くなり
ねねを妻に迎える所まで。
もちろん今川義元は破っている。