4月30日

1時間遅れで、14時20分に出発変更。同じ便で、中国語教室の仲間、Tさんも出発。彼女は、別の8日間瀋陽、北京、西安コースに参加。私の祈願の西安に行くという。

羨ましいな。気をつけていってらっしゃい。

現地時間16時、無事瀋陽空港に到着。相変わらず、空気は汚れている感じ。天気は良い。札幌よりかなり暖かいようだ。瀋陽空港は現在工事中。今の建物は、あまり綺麗ではない。街に出て、瀋陽名物老辺餃子を食べる。種類としては300ほどあるそうだが、10種類ほどの餃子が出てきた。餃子の中身はエビ、肉、野菜などすべておいしい。最後に、餃子スープが出てくる。これは、小さい餃子がスープの中にたくさん入っていて、小姐が中を見ないで餃子を掬ってくれる、入った餃子の数だけ願いが叶うということらしい。2個だった。まあまあか。

 夕食後、再び空港に戻り、21時50分発の飛行機で大連に出発。の予定だったが1時間延びて22時50分に。待合室に入り飛行機を待つが、いっこうにアナウンスがない。また、遅れるのか?と思っているといつの間にか案内板の飛行予定から、大連の名前が消えている???恐れていたものが来てしまった。もうこうなったら、気長に待つしかない。それにしても、待っている中国人はいつものことと、いっこうに気にかける様子がない。隣を見ると、床に新聞紙を敷いて得意のトランプが始まっていた。しっかり用意してきているんだなと感心する。こんな時間になっても、中国人は大人も子供もめちゃめちゃ元気。パワーだ。

もう、いい加減にしてくれと堪忍袋の緒が切れかかった時、やっと出発の気配。もう、眠くて話もできない。飛行機の中は不気味なほど静か。空中小姐の話し声だけが、聞こえてくる。ひたすら40分眠り続ける。

ホテル着、25時。翌日になっていた。お休みなさい。晩安。

 

 

5月1日

 今日も、良い天気。

 大連の国際飯店。3星ホテルとか。こんなもんでしょう。トイレの水さえ流れてくれたらいうことなし。集合時間に降りていこうと、部屋を出たらなんと真っ暗。エレベーターも止まっている。服務員に必死で、エレベーターにのりたい。動かしてくれと頼む。5分後にやっと電気がつき動き出す。私たちは、自分の階だけが電気を止められて動けなくなったと思っていたが、後で30分ほど、全館停電していたことが判明。それにしては、みんな冷静だったな。小姐は、真っ暗の中何事もないように仕事していたし。

今日は、旅順へ。中国は今日から7日まで、7日連続の日本流にいうゴールデンウィークだ。中国人民は浮かれている。日本人も変わらないが。街の人は、益々増えるし、結婚式もすごい数、行われるようだ。旅順に行く途中、にぎやかにタクシーを飾り、綺麗なウエディングドレスやタキシードを着た花嫁、花婿を何組も見た。どうぞ、お幸せに。

大連から、1時間30分。旅順に着く。日露戦争の残骸を見る。このあたりは、10年ほど前からオープンになったそう。ロシア軍の居留地トーチカの弾丸跡、資料を陳列してある戦争陳列館、占拠するのに7千5百人が犠牲になったという203高地、ロシアとの条約締結をした会見所などを見て回る。203高地には、占拠を記念して碑が建てられていて、中国人、日本人、どこの国の人かわから無い国の人が見に来ていた。それぞれ、国は違っても思っていることは一つであってほしい。203高地には、桜の花が咲いていた。

大連に帰ってきて、中山広場旧満鉄本社大連港を見る。元満州だけあって、日本名の残っているホテルや広場や通りがたくさんある。我々の一行の中には、このあたりで生まれたり育った方がたくさんいらっしゃった。でも、ほとんど面影はないそう。それだけ、時間が経過したんでしょう。

夕食は、海鮮料理。すごく美味しかった。満足、満足。

これから、今回の旅で一番疲れた、瀋陽までのバスの旅が始まる。出発5時、到着10時、5時間の行程である。途中、渤海に沈む夕日が見えた。バス旅行のハプニング?を2つ。

1 高速道路で

  高速に入って、30分ほど走ったところで事故を目撃。先が思いやられる。暗い雰囲気。ものすごい事故で、縁石に乗り上げたようだがエンジンが吹っ飛んで無い。縁石もただ置いてあるだけで固定されていなかった。

2 トイレで

 2度目のトイレ休憩で、女性トイレから歓声があがったそう<私はその場にいなかったので>この旅初めての、仕切なしトイレに出会ったからだ。みなさん、良い経験をしたと喜んでいた。トイレ問題が解決したら、もっと中国を訪れる人が増えるだろう。

 

予定より少し早く、瀋陽の金都飯店に着く。運転手さん、本当にお疲れさまでした。彼が、それから大連に戻ったのかどうか誰も知りません。辛苦了。謝謝。

 

 

5月2日

今日も、天気が良い。暑いぐらいだ。日頃の行いか?

瀋陽の故宮ホンタイジのお墓北陵を参観。中国も休みだし、天気は良いときてすさまじい人の数。はぐれないようにするのが大変。瀋陽の故宮は、北京に比べて小さいが、コンパクトで可愛い。ヌルハチは、雨水まで自分のものにしたいと傾斜のある城壁を作ったそうだ。

昼過ぎから、地元の人が行く市場に行く。さすがに、市民の台所だけあって安い。お酒を売っている大姐と話をする。話が通じたのでうれしかった。ここで、我が家で語り継がれてきた長城ワインを見つけたので早速買ってみる。長城ワインは、ラベルの似たものがあり、探しているワインをなかなか見つけることができなかった。家に帰って飲んでみると、果たして・・。ブー。よく考えてみると、あんなに日の当たるところに置いてあって、保存状態の悪いワインが探しているワインであるはずがないな。いつ、あの長城ワインに出会えるのか?

夜は、足ツボマッサージに行く。一人50分、3000円。少し、安いか?ご指名制で、写真の顔を見て、やってもらう人を選ぶ。小姐は、可愛い人ばかり。年齢も若い。男の子もいるのだが、行った人皆が小姐を指名し男の子を選んだ人がいなかった。指名があったら指名料が着くのだろうと思い、男の子に申し訳ない気がしてくる。

小姐と話をしようと、今までの知識をフル回転する。初対面で年齢も違うので、話題を作るのに大変。半分は、伝わったのだろうか?清再説一遍。を繰り返す。もっと、勉強しなくっちゃ。50分はすぐ終わってしまった。気持ちよかった。主人も、足が軽くなったそう。謝謝。

 明日は、5時起きだ。早く帰って、支度をしよう。

 

 

5月3日

4時30分、モーニングコールが鳴る前に起床。時間前に、荷物を取りに来て焦る。おかげで詰めようとしたものを入れ忘れ、手でもって帰るはめに。

ハプニング発生  朝食を食べに行っている15分ぐらいの間に、枕銭が無くなる。あわてて、ほかになくなっている物がないか探す。すごい早業だ。

8時30分 定刻に瀋陽を出発  12時30分 千歳着

無事、札幌に帰ってきた。パワフルな中国に力をもらった。自宅に着いたら、我が家の亀たちが待っていてくれた。さあ、ご飯をやらないと。

 

 

 

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