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バルト神学の行程 |
バルト神学が形成される途上で出会われた重要問題と真正面から取り組んだ労作。とりわけ「ロマ書」第一版と第二版における「信仰」概念の異同、バルト神学におけるカトリック側の初期の反応など、興味つきないテーマ。 |
佐々木徹著 | ||
四六判 224頁 本体2,500円 32748 | ||
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古代キリスト教探訪 キリスト教の春を生きた人びとの思索 |
教父神学を専攻する気鋭の研究者が、平易な語り口で古代キリスト教世界を道案内する。キリスト教があらゆる意味でまだ「若かった」時代に生きた人たちの思索と生活は、現代人にとって驚くほど新鮮で刺激に富み、今日の問題を考える上でも示唆するところ大。「福音と世界」で好評を博した連載の単行本化。 |
土井健司著 | ||
四六判 192頁 本体2,200円 22750 | ||
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聖書の宣教と 風土・文化 |
「聖書の生活の座を明らかにすることによって、宣教が生き生きとしたものになることができる。」との見通しに立った、聖書学者からの宣教論への寄与。著者は牧師として長年働きつつ、旧約聖書学者として農村伝道神学校で神学教育に携わってきた。聖書学と宣教現場を架橋しようとする意欲的な試み。 |
柏井宣夫著 | ||
四六判 112頁 本体800円 12749 | ||
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主の祈り イエスの祈りから弟子たちの祈りへ |
紀元前後のユダヤ教の神学や礼拝形式、祈りの資料が詳しく知られるようになり、それとの比較において「主の祈り」の独自性がいっそう鮮明に認識されるようになってきた。本書はそうした近年の研究成果をコンパクトにまとめて一昨年刊行された。著者は長らくストラスブール大学で教鞭をとり、新約聖書と中間時代のユダヤ教文書に精通する硯学。 | |
マルク・フィロネンコ著/加藤隆訳 | ||
A5判 184頁 本体2,200円 12118 | ||
ジュニアのための 聖書入門 |
「本当に中学生に読んでもらえる教科書」を目指し、金城学院中学の教師である著者が書き下ろした意欲作。 1「聖書」には何が書かれているか、「内容」を読む。 2それが何を伝えようとしているのか、時代背景などを考慮しながら「使信」を読み取る。 3聖書を読んで初めて知ったこと、思ったことをまとめ、最後にそのように考えた「自分」を整理する。 子どもたちの心の成長に即して、聖書のメッセージにいざなう。CSの教材としても最適。 |
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後藤田典子著 | ||
A5判 106頁 本体800円 51737 | ||
キリスト教倫理学総説 II/1 | 1920年代末、40歳代前半だったバルトがミュンスターとボンの神学部で試みた講義。戦後の和解論では未完に終わった倫理の全体構想がすでに提示されている。ヒトラー台頭前夜の緊張の中で宗教改革者の神学と対話しつつ、権力、法、家庭、教育、国家等の問題を徹底的に神の言葉から考え抜く。 | |
カール・バルト著/吉永正義訳 | ||
A5判 448頁 本体7,200円 30269 | ||
新しく生きる道 | 現代をいかに生きるかを、聖書から新しいいのちの意味を聞き取る中で、心とは何か、和解と終末、労働と職業、良心と自由、運命と終末……、等の問題に即して本質的・具体的に考察。 | |
松永晋一著 | ||
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10月の新刊 | ||
権威と服従 −近代日本におけるローマ書十三章− |
古来、キリスト教倫理の基本テキストとなり、同時に激烈な論議の対象ともなったローマ書十三章。本書は、パウロ思想の射程を政治への良心的=批判的参与と捉えた上で、近代日本におけるその受容の跡を丹念に辿り、天皇制国家とキリスト教信仰との緊張、とりわけ太平洋戦争下の協力と抵抗の諸相を克明に描き出す。聖書解釈史による異色の思想史論。 | |
宮田光雄著 | ||
四六判 320頁 本体2,600円 32747 | ||
市民的抵抗 −非暴力行動の歴史・理論・展望− |
本書は、ガンディーやキングらの解放運動を貫く非暴力抵抗の思想と実践を、近代から現代に至る種種の歴史を振り返って整理し、いかなる条件の下で市民的抵抗が有効な闘争手段たりうるかを綿密に分析した労作である。非軍事的な防衛戦略にも触れ、示唆するところ大。 | |
マイケル・ランドル著/ 石谷行・田口江司・寺島俊穂共訳 |
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A5判 264頁 本体2,700円 42126 | ||
9月の新刊 | ||
青春の 賀川豊彦 |
賀川豊彦の名と存在は、わが国はもちろん、広く世界的・大衆的に知られながら、その生涯と思想と真正面から取り組んだ研究は以外と少ない。本書は、その欠けを埋めるためにも最も緊要な部分として、まず賀川の生い立ちから神戸・新川に入るまでの期間を取り上げ、その経過と問題をめぐって、歴史的資料の徹底的な渉猟と、鋭い思想的・人間的洞察をもって徹底的に模索した、賀川研究史上画期的な労作である。 賀川の生い立ちの数奇な運命、中学時代のキリスト教徒の出会い、明治学院時代の戦争と平和の問題との葛藤、思想的苦悩、それを経て辿る新川への道……その波乱に富んだ賀川の青春を、著者はその健筆を駆使して描きながら、日本のキリスト教と人間・社会の生きた歴史の動態を、見事に浮き彫りにする。 |
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雨宮栄一著 | ||
四六判 328頁 本体2,500円 52745 | ||
アメリカ南部 バプテスト連盟と 歴史の審判 |
米国最大教派、南部バプテスト連盟の歴史を貫く、奴隷制擁護、人種主義、家父長主義、女性軽視などの罪の痕跡を追求し、今日の教会に警告と勧告を与える書。著者は元西南学院大学教授・同院長。 | |
E・ルーサー・コープランド著/八田正光訳 | ||
四六判 278頁 本体2,500円 42125 | ||
涙の衣をぬいで | 若い息子を事故で喪った母親の真情。「悲しむ人は幸いである」という言葉の真実が深く胸に迫る美しい告白。珠玉の随想集。 | |
鈴木信子著 | ||
B6判変型 112頁 本体950円 52746 | ||
タイプライターは語る 東雲四季ごよみ |
松山東雲中学・高校校長として12年、戦後の再建に献身したジレットが語った式辞・奨励55編を精選。 | |
C・S・ジレット著 | ||
A5判 208頁 本体1,500円 52676 | ||
8月の新刊 | ||
信じること 働くこと ジミー・カーター自伝 |
2002年度ノーベル平和賞を受賞した元アメリカ合衆国大統領の自伝。人権と平和の実現を求めて働いてきた自らの人生を振り返り、幾多の失敗や挫折を貫いて出処進退を支えたキリスト教信仰を静かに語る。ここには、現代史の激動を生きてきた一人の篤実な信仰者の、神の前でのアカウンタブルな人生がある。 | |
ジミー・カーター著/瀬戸毅義訳 | ||
四六版 280頁 本体2,400円 42124 | ||
新教セミナーブック19 国家の暴力について 死刑と戦争をめぐる創造論の倫理 |
1951年に公刊された『教会教義学』(創造論の第四分冊)から、バルトが、死刑と戦争という、国家による暴力行使の極限形態を論じている白眉の個所を抜粋・新訳でおくる。 |
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カール・バルト著/天野有訳 | ||
A5判 157頁 本体1,800円 30679 | ||
第二次大戦前夜から戦後の冷戦期にわたる30年に及ぶ期間に書き綴られた12編の論考を収録。激動の歴史を透視する文明史家の冷徹なまなざしと、あくまで平和の希望を見失わぬ信仰者のまなざしとが交錯する。 | ||
パウル・ティリッヒ著/ロナルド・ストーン編 芦名定道監訳 |
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四六判 296頁 本体3,000円 32123 | ||
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本巻はヤコブ書、ユダ書、ペトロ書1・2を扱う。ヤコブ書の思想性に肉迫するチェスター、広い学識に基づきユダ書、ペトロ書を堅実に解説するマーティン。共に邦語文献では類書が乏しく貴重。 | ||
A・チェスター/R・マーティン著 辻 学訳 |
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四六判 232頁 本体3,000円 10458 | ||
6月の新刊 | ||
パクス・アメリカーナとキリストの平和 |
バグダッドの変電所に「人間の盾」として配置され、米軍の攻撃下に踏みとどまり続けた一カ月余にわたる緊迫の手記。 パクス・ロマーナにキリストの平和を対峙されたパウロの宣教を覚えながら、現代のキリスト者に課せられた平和のミッションを鋭く問う。 |
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木村公一著 | ||
A5判 167頁 本体1,400円 40718 | ||
非暴力抵抗運動の渦中に39歳の若さで凶弾に倒れたキング牧師の、公民権運動初期からベトナム反戦運動を経て文字通り暗殺前夜に至る、11編の歴史的な説教・講演を収録。同時代人による解題が各編に付され、キングの肉声が鮮やかに蘇る。 | ||
C・カーソン/K・シェパード編 梶原 寿監訳 |
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四六判 288頁 本体2,400円 42122 | ||
聖書の使信15私訳・注釈・説教 | 初代教会の宣教と創設の重荷を負い、信仰 と希望と愛をもって終末の勝利を目指す福音の証人に宛てられた書簡群。現代の教会のために力強く読み解く。 |
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蓮見和男著 | ||
四六判・217頁・本体2500円 11813 | ||
ひびきあういのち | 「重症児者」とは、身辺自立のできない重度の知的・身体的障害を負う人たち。もしも業績達成主義的人間観に立つなら、彼らの姿は、様々な能力を奪われた人間の最も悲惨な形にしか見えないだろう。しかし、久山療育園とその支援者たちの四半世紀余の歩みは、彼らの中に豊かな賜物(カリスマ)を発見する旅路だった。今、キリスト信仰に支えられた視点からその発見の喜びを振り返り、いのちがひびきあう新しい福祉文化の創造を目指して論集を編む。 | |
久山療育園編/寺園喜基・藤田英彦他著 | ||
A5判 270頁 本体2,100円 52744 | ||
5月の新刊 | ||
詩篇の思想と信仰 I 第1篇から第25篇まで |
『福音と世界』に好評連載中の詩篇講解を単行本化。詳細な語釈、各詩篇の構造と成り立ちの分析、そして周辺世界の宗教思想へ広く目配りすることによって、ヤハウェ信仰の詩(うた)に迫る。詩篇を読む人の必携書。全6巻予定。 | |
月本昭男 | ||
四六判 270頁 本体3,200円 52744 | ||
キリスト教史 下巻 宗教改革から現代まで |
好評の上巻に続き、下巻では、近代世界の形成の途上でキリスト教がたどった激動の歴史を詳述。変化する社会的文脈の中で信仰の「かたち」が多元化・多様化する状況を活写する。将来の教会のアイデンティティを問いつつ、壮大な物語がひとまず完結する。図版・年表多数収録。 | |
フスト・ゴンサレス著 石田学・岩橋常久訳 |
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A5判・389頁・本体5500円・22115 | ||
同時代史を生きる 戦後民主主義とキリスト教 |
ナチ・ドイツ研究の第一人者として著名な政治学者であり、また学生伝道に打ち込んできた篤信のキリスト者である著者の、半世紀余にわたるエッセイ、論文から58編を精選。 東大在学中の懸賞入選論文「軍備なき国の進路」(1949年)から、「政治指導者と言語」(2002年)に至るまで、全編、日本に真のデモクラシーの定着を願うペンによる闘いと言えるだろう。 戦後民主主義の虚妄が言われ、平和憲法の理想が嘲笑され、教育基本法の見直しが叫ばれる今、《生き方》としての民主主義を追求する著者の一貫した姿勢と、その根底に脈打つキリスト教信仰から私たちが学ぶべきことは限りなく大きい。 |
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宮田光雄著 |
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四六判・364頁・本体3200円・12741 | ||
4月の新刊 | ||
ヨハネの黙示録を読む 再臨と神の国 |
今日の黙示録的状況の中で、難解をもって鳴るテキストと徹底的に対話し、ヨハネの幻視を読み解く。巻末にバルトの終末論に関する論考を付し、聖書的な終末論の理解を助ける。 ●著者の本 サムエル記を読む 神の選びと和解の道 本体2,000円 アモス書・ホセア書を読む 王国の終焉 本体2,000円 |
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泉治典(いずみ・はるのり)著 |
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四六判・212頁 本体2000円 12742 | ||
重版 | ||
ボンヘッファー獄中書簡集 「抵抗と信従」増補新版 |
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村上伸訳 |
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A5判 500頁 本体6,000円 30316 | ||
耳をすまして | ||
ウェンディー・ベケット著/本多峰子訳 | ||
A5変 32頁 本体1,900円 60813 |
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牧会カウンセリング入門 | ||
有馬式夫著 | ||
四六判 260頁 本体2,000円 42419 | ||
牧会としての礼拝 祭司職への召命 | ||
W・ウィリモン著/越川弘英訳 | ||
四六判 320頁 本体3,300円 32110 |