2006年の新刊Wednesday, January 17, 2007更新)

12月の新刊
聖書と現代社会
太田道子と佐藤研を囲んで
 新共同訳聖書の編集委員として旧約を担当した太田道子と、岩波訳新約聖書において共観福音書を担当した佐藤研とを、NGO「地に平和」の青年たちが囲んで催した対談記録。
 太田はNGO活動に奔走し、佐藤はコミュニティ福祉学部の学生たちの教育に当たる。そんな両者の実践の場から、相互の聖書観、イエス像、また聖書翻訳などについて、忌憚なく語り合われる。
 現代において聖書をどう読むか、青年たちからの質問にも丁寧に答えながら、爆笑も連発する楽しい語り合い。
NGO「地に平和」編
A5判 160頁 定価1,890円 12794
ことばは光 2  NGO「地に平和」代表としてパレスティナ難民支援に東奔西走し、また各地の聖書勉強会で聖書のメッセージを分かりやすく語り続けている太田道子さんの文章を、3冊にまとめて刊行。今回はその2冊目。クリスマスの意義について、深く思いを馳せる。
 各巻とも同じ三部構成をとり、第一部は珠玉の随想集、第二部はパレスティナ難民支援を中心とした市民運動論、第三部は聖書学の専門家としての聖書講話類を収める予定。
太田道子著
46判 232頁 定価1,995円 12792
共に生きようとされる神 2
うめき
ローマの信徒への手紙七章・八章
 著者が主宰する聖書集会での講義を「共に生きようとされる神」(全3巻予定)として刊行する。
 自己贈与的な愛を啓示する自由な人格的主体者、「生ける神」を、聖書から学ぶ。

【全巻内容】
1 十字架につく神
   〜十字架上の七つの言葉(既刊:本体2000円)
2 うめき
   〜ローマの信徒への手紙七章・八章
3 愛
   〜コリントの信徒への第一の手紙一三章

戸田伊助著
46判 280頁 定価2,100円 52133
イエスと非暴力
第三の道
 非暴力とは何か?なぜ暴力なのか?暴力に対して非暴力的な対抗手段がありうるのか?
 9.11以後にアメリカの神学者によって書かれた非暴力論。著者は絶対平和主義と聖戦論との狭間に立って、どちらの原理にも安住することなく、しかし飽くまで非暴力の立場に立ちつつ、その現代における有効性と真理性をねばり強く論証する。
 今まさに読まれるべき、キリスト教社会倫理の格好の書でもある。
ウォルター・ウィンク著/志村真訳
46判 120頁 定価1,470円 42705
11月の新刊
グノーモン
新約聖書註解1
 18世紀ドイツ敬虔主義を代表する聖書学者ベンゲルの代表作『グノーモン』。
 その霊的な洞察に満ちた註解はながく読み継がれ、シュラッターや黒崎幸吉にも大きな影響を与えている。
 第1巻は5つのパウロ書簡を収録。次巻はヨハネ福音書を予定。

【著者】ヨハン・アルブレヒト・ベンゲル/1687-1752
新約聖書の文献学的・本文批評的方法によって敬虔主義聖書解釈学を確立し、1742年、『新約聖書の指針』(グノーモン)を出版した。新約聖書のギリシャ語の一字一句を詳細に講解すると共に、聖書を神の救いのわざを統一的に証言している文書として、聖霊の導きの元に説き明かそうとした、いわゆる聖書主義註解の先駆けである。翻訳はC.F.ヴェルナーのドイツ語版(1876年)による。

J・A・ベンゲル著/岡本不二夫訳
A5判 240頁 定価3,150円 10130
セバスティアン・カステリョ
宗教寛容のためのたたかい
 セルヴェトの火刑に猛然と抗議し、自らの身の危険を顧みずジュネーヴの権力者カルヴァンを批判し、史上初めて宗教寛容の理論化を行ったカステリョ。
 長く宗教改革正統主義によって黙殺されてきた、この歴史の先駆者に関する評伝的研究の決定版とも呼ぶべき名著。
ハンス・R・グッギスベルク著/出村彰訳
A5判 480頁 定価6,930円 22118
初期ユダヤ教研究
 初期ユダヤ教研究の第一人者による待望の論文集。
「一神教と人類意識」はユダヤ思想の核心を明らかにし、「ユダヤ民族とディアスポラ」はユダヤ教成立の歴史的背景に迫る。
 また「ヨナ書」は新約思想成立の背景をなしたユダヤ教の特異な一面に光を当てる。さらに、著者がライフワークとするヨセフスおよび旧約外典・偽典に関する精緻な研究論文を収録。
土岐健治著
A5判 176頁 定価3,675円 12430
平和な未来を告げる
イザヤ書による説教
 まぶね教会の牧師時代に語られ、会衆の大きな感動を呼んだ、著者のイザヤ書講解説教より15編を精選。(かしわい・のぶお氏は元農村伝道神学校校長)
【目次より】
ぶどう園の歌・インマヌエルのしるし・慰めの予言
あなたの名を呼んだ・霊を注がれた者 他
【好評既刊】
『聖書の宣教と風土・文化』 定価840円
『旧約聖書の信仰の真髄』 定価1,365円
柏井宣夫著
46判 160頁 定価1,365円 12782
10月の新刊
ボンヘッファー聖書研究
新約編
 『ボンヘッファー聖書研究旧約編』に続いて、ようやく『新約編』をお送りできることを喜ぶ。
 新約関連のまとまった著作としては『誘惑(1938)』があるだけで、大部分が研究論文原稿、講義草稿に類するものであるため、その整理編纂と翻訳に時間を要した。
 ボンヘッファーはすでに神学生時代に新約解釈方法論の研鑽から独自な教会的・霊的聖書解釈の方向付けを編み出していたが、それが教会闘争から政治的抵抗運動への広がりの中で、さらに教会的・神学的に具体性と現実性を増していった。
 わけても、彼がナチスの弾圧と誘惑と孤立に悩み苦しむ教会のために、現場の小さい教会の牧師・信徒が教会をどのように建て、どのような体制と秩序を保っていけるかを、新約聖書に真剣に聞き、それを心と魂を込めて祈りとともに訴える言葉は、いのちと力に溢れている。今日の危機的状況に恐れ迷う教会にも豊かな励ましと慰めを贈るものであらう。
浅見洋一・大崎節郎・長谷川晴子・畑祐喜・堀光男・村上伸・森野善右衛門・森平太 共訳
A5判 320頁 定価4,935円 14301
「十字架の神学」の展開  『「十字架の神学」の成立』(89年)以後の著者の思索の深化と諸家の論評への応答を収める。
 田川健三、金子啓一、量義治、喜田川信氏らとの対論や大貫隆氏との対談「聖書研究の現在・テキストの神学と外部」など読み応え満点の内容。
青野太潮著
46判 440頁 定価3,885円 12101
思想の杜
日本プロテスタント・キリスト教史より
 歴史家の視点から日本人の精神構造に鋭く踏み込み、湯浅治郎や逸見斧吉といったキリスト教史上の先達に学びつつ、平和や日韓交流など、日本の教会の歴史的課題を強く訴える。
【目次より】
第一部 日本人の精神構造とキリスト教
第二部 思想に生きたキリスト者たち
第三部 キリスト教会の歴史と現在
第四部 韓国のキリスト者たちとの交わりを求めて
土肥昭夫著
A5判 270頁 定価3,570円 21300
9月の新刊
マタイによる福音書
私訳と解説
新約全巻注解への第一歩!
 
教会のために、新約聖書全巻の逐条的コメンタリーを志す壮図の第1巻。
 聖書学の研究成果を十分に踏まえ、1節ごとに私訳を提示した上で、聖書の内的証言を最優先し、新旧約聖書の他の箇所との関連に目配りしながら、丁寧な解説を施す。次巻はマルコ福音書を予定。
【宮平望】1966年生まれ。同志社大学神学部で学んだ後、ハーバード、オクスフォードなどに留学。神学博士。現在は西南学院大学文学部教授。
著書:『現代アメリカ神学思想』『ゴスペルエッセンス』(新教出版社)他多数。
宮平望著
A5判 640頁 定価4,200円 11891
「レズビアン」という生き方
キリスト教の異性愛主義を問う
 『福音と世界』好評連載に大幅な加筆・修正を施して単行本化。
 レズビアンであることをカミングアウト(公言)した著者は、キリスト教の中で生きることの幾重ものしんどさを引き受けながら、あえて<いま−ここ>で生きることを選ぶ。自分であること、当事者であること、他者とつながること、そして教会に連なることをめぐる、ねばり強い実践と思索の書。
 第1部「『レズビアン』というポジション」では、ホモフォビア、カミングアウト、レズビアン、クィアなどセクシュアリティ研究に欠くことのできない理論を通して、著者の実践に光を当てる。第2部「キリスト教と同性愛者差別−”たたかい”の現場から」では、主に著者が身を置く日本基督教団内での差別事件に対しての<たたかい>に焦点をあてる。挫折、葛藤、絶望を経験する中から、それでもなお希望を見出し、連帯し、共闘し、新たな神学、新たな場を求めて「出発」していく様を描く。
堀江有里著
46判 263頁 定価2,310円 42704
8月の新刊
カール・バルト著作集 12
十九世紀の
プロテスタント神学 中
第一部 前史 〔下〕
 1932年から33年にかけてバルトがミュンスターとボンで講義した草稿を1947年に出版したもの。バルトの神学史家としての力量をあますところなく示した大作。
 本書を見ると、バルトの神学思想が、日本でかつて流布されたような、近代神学の単なる否定ではなく、それの忠実な学習と真正面からの積極的・創造的対話から生まれたことがよく分かる。
 本書は第一部「前史 十八世紀の神学」の後半の各論に当たり、十九世紀神学の先駆的な建設者・開拓者ともいうべきカント、ヘーゲルをはじめ、ノヴァーリス、レッシングら文学者にまで神学的批評の光を当て、彼らの神学史上の意味を鮮やかに開示する。
 そのユーモアに富んだ論述は、今まで日本の読者がほとんど接したことのないような、バルト神学の世界のユニークな展開として、大きな驚きと喜びを味わわせてくれるに違いない。
小川圭治監修・解説/佐藤司郎・安酸敏真・戸田日出夫・酒井修訳
A5判 380頁 定価5,250円 30212
共に生きようとされる神 1
十字架につく神
十字架上の七つの言葉
 著者が主催する聖書集会での講義を「共に生きようとされる神」(全3巻予定)として刊行。
 自己贈与的な愛を啓示する自由な人格的主体者、「生ける神」を聖書から学ぶ。

 全巻予定内容
 1 十字架につく神−十字架上の七つの言葉
 2 うめき−ローマの信徒への手紙七章、八章
 3 愛−コリントの信徒への第一の手紙十三章

戸田伊助著
46判 270頁 定価2,100円 52132
7月の新刊
晩年に贈られた友情
バルト−ツックマイアー往復書簡
 それはバルトからの1通のファンレターによって始まった…。
 そのときバルト81歳、死の1年半前である。
 バルトと劇作家・詩人ツックマイアーは、主として手紙を通して交流を始め、信仰も思想も異なるこの二人は、やがて互いにとってなくてはならぬ大切な友人となっていった。
 本書は、最晩年のバルトの思索と肉声を伝える貴重な資料であると同時に、老境の友情に関するひとつの心暖まる証言でもある。
宇野 元訳
46判 140頁 定価1,890円 32378
宗教・科学・いのち
 学際的な共同研究をとおして、新たな科学−宗教間の対話をめざす意欲作!

第1部 宗教の見る現実・科学の見る現実

 1 意味と現実
   無限の神秘を前にした人間の思考
   =ハインリッヒ・オット

 2 神学と科学
   私たちは何処にいるのか
   =テッド・ピーターズ(楚輪松人訳)

 3 キリスト教と進化論
   =芦名定道

 4 「宗教と科学」に見る近代化の諸相
   進化論を中心にして
   =小原克博

 5 生命との対話
   人体標本が示すもの
   =小林身哉

 6 近さと隔たり
   シンポジウム「宗教の見る現実・科学の
   見る現実」に関する覚書
   =武田純郎

第2部 差別・差異の克服としての信仰
 
1 「いのち」の教育
   ターミナルケアの視点から
   =柏木哲夫

 2 難病患者の心理社会的問題
   ソーシャルワークは何をなすべきか
   =浅野正嗣

 3 ハンセン病文学とキリスト教
   =森田 進

 4 同性愛とキリスト教
   アメリカ長老教会のゲイ按手礼問題
   を中心に
   =藤井 創

 5 フォースターは見た、言った、聞いた
   「訪れ」を待ちながら
   =ドライデンいづみ

 6 差別される性
   日本古代・中世説話における
   女・蛇と仏教
   =筒井早苗

 7 宗教における生と死
   =横手征彦

金城学院大学キリスト教文化研究所編
46判 376頁 定価2,940円 42703
6月の新刊
美と真実
近代日本の美術とキリスト教
 長年にわたる研究の欠落を埋める待望の書。
 
近代日本美術史においてキリスト教との関連を研究する必要はかねてから指摘されていたが、いまだに十分な研究がなされないまま放置されてきた。
 荻原碌山、戸張孤雁、岸田劉生などが洗礼を受けたキリスト教であり、前田寛治が無教会の指導者内村鑑三の薫陶を受けた人であることや、それらの人々がキリスト教をどのように受け止め、それが作品や製作姿勢にどのような影響を及ぼしたかはほとんど論じられてこなかった。
 また洗礼は受けなかったが、福沢一郎、本郷新、竹久夢二のようにキリスト教と密接な関わりを持った作家も少なくない。
 これらについて、それぞれの作家の伝記的資料を実証的に辿りながら、キリスト教との関連を吟味した貴重な労作。【図版多数、カラー口絵】
竹中正夫著
A5判 360頁 定価3,990円 82767
新教コイノーニア ?23
井上良雄研究
「世のための教会」を求めて
 井上良雄先生(1910-2003)の没後3年を覚えて、晩年まで親しく先生と共に教会的・神学的同志の交わりを続けた人たちが、先生の遺された志と希望の線と方向に即して、真剣に執筆した井上良雄論。
 60年近い戦後教会史の中に、澄明な足跡を鮮やかに刻みつけた井上先生が、日本の教会と神学のために主張し、論じ、訴えた言葉を、先生が集中的に取り組んだ「世と教会」にまつわる諸問題の中から、日本基督教団教会論と神学的・教会的平和主義論を取り上げ、ブルームハルト〜バルトの線に即して考察された深く豊かな終末論的認識の跡から、真剣に聞き、熱心に論じ、またそれを新しい出発点として、更にその生命力を、広め、深め、確かなものとしていこうとした労苦から、新しい希望と戦いへの励ましが伝わってくる良心的な神学論集である。
 巻末に収録された詳細緻密な『井上良雄文献目録』(戒能信夫編)は、日本の教会の宣教と神学形成に、貴重な寄与をなすものであろう。
雨宮栄一/小川圭治/森岡巌編
A5判 180頁 定価1,995円 30716
5月の新刊
詩篇の思想と信仰 II
第26篇から第50篇まで
 『福音と世界』に好評連載中のものから、第26篇から第50篇までを収録。各篇ともまず著者による試訳を掲げた上で、「訳注」では詳細な語釈を施し重要語句を解説。本文の正確な理解を提示する。解説部分は、「構成、主題、背景」と「思想と信仰」から成る。前者では詩の組み立てや成り立ちを探り、後者では各篇にこめられた思想や信仰について、周辺世界の宗教思想とも比較対照しながら詩篇におけるヤハウェ信仰の特徴を探る。古代オリエント学に通暁する著者ならではの広い視野から、思想・信仰の特質にまで鋭く踏み込む。詩篇を深く学び味わいたいと願うすべての人の必携書。
月本昭男著
46判 327頁 定価3,360円 12743
本のはなし
明治期のキリスト教書
 『本のひろば』に連載されて好評を博した、明治期のキリスト教書をめぐる随想「本のはなし」百五十九編を中心に、『ギュツラフ訳約翰福音之書』覆刻版の解説など、著者の長年にわたる古書収集と研究の集大成。

秋山憲兄著
A5判 320頁 定価2,940円 22665
大森講座21
主の祈りと山上の説教
新たな解釈の試み
 本書は、精密な本文分析と同時に社会学的知見も援用しながら、マタイ宗団を形成し維持するに当たって主の祈りと山上の説教が果たした機能を探る。
 マタイ宗団は敵対勢力との戦いを祈りに込めることによってアイデンティティをメンバーに浸透させ、宗団の保持を真剣に追及した。それを通じて彼らが命を賭けて守ろうとした福音理解の一端が明らかとなる。
佐藤泰将著
B6判 90頁 定価945円 31695
アメリカ・キリスト教史
理念によって建てられた国の軌跡
 わが国のアメリカ研究にはキリスト教の視点が決定的に欠落している。あってもせいぜい、ファンダメンタリストや宗教右翼に対する時事的な興味が寄せられるに過ぎないが、その社会史的・思想史的必然性への関心や理解は乏しい。本書はそうした欠を補い、アメリカという国を理解する上で欠かせないキリスト教という柱を、正確かつコンパクトに叙述する。各章に略年譜が付き、また豊富で貴重な図版・囲み記事が理解を助ける。今後、この分野の基本書、最も信頼に足る概説書となるだろう。
森本あんり著
46判 176頁 定価1,785円 22117
4月の新刊
ヨハネの黙示録
聖書の使信 16
私訳・注釈・説教
 1986年にマタイ福音書から始まったこの独自な聖書講解16巻の試みが、20年にして見事完成したことを感謝する。
 説教者なら誰もが苦労する黙示録に取り組んで、いつもながら的確で読みやすい聖書本文の口語訳、必要最小限の語句注釈、そして、福音的な解釈、革新的な説得力に富んだ使信の説き証しを展開し、それらを通してみ言葉の望みと慰めを、確かに豊かに伝える。今日の教会にとって、説教者にも信徒にも、一番求められているのは、このような命と力に富んだ聖書の道しるべであろう。
蓮見和男著
46判 192頁 定価2,520円 11816

キリスト教の
スピリチュアリティ
その二千年の歴史
  本書は、「スピリチュアリティ(霊性)」という視点から書かれた全く新しいキリスト教史。
 正教会・カトリック・プロテスタントを網羅する数多くの信仰者たちの歩みを「霊性史」(スピリチュアリティの歴史)という観点から叙述。
 古今東西のキリスト者たち(初代教会からマザーテレサ、キング牧師、ビリー・グラハムまで!)の様々なスピリチュアリティの「かたち」を読むと、斯くもキリスト教は多様なものだったのか!と驚かされる。キリスト教の「深さと広がり」が見えてくる、発見と感動に満ちた1冊。美しいカラー図版もふんだんに掲載された、斬新なキリスト教案内でもある。
 キリスト教のスピリチュアリティの豊かな世界を、歴史から学ぶ絶好の著作。
【本書の特徴】
▼ 200点以上の豊富なカラー図版を主としたビジュアルなレイアウト。▼「スピリチュアリティ」という視点からキリスト教を捉え直す斬新な試み。▼ 時代・地域・文化によって異なるスピリチュアリティの多様さに着目。各教派・分野の専門家10名によるバランスの取れた解説と詳しい囲み記事。▼ 教派を問わず、信徒から牧師まで読者対象。
【内容目次】
プロローグ キリスト教のスピリチュアリティ
序章 イエス キリスト教のスピリチュアリティの始まり
第1章 初期教会教父
第2章 ケルトとアングロサクソン
第3章 聖人と神秘家
第4章 東方キリスト教の伝統
第5章 ロシアのスピリチュアリティ
第6章 ヨーロッパ・プロテスタントの伝統
第7章 カトリックの聖人と改革者たち
第8章 アングリカンのスピリチュアリティ
第9章 アメリカのプロテスタントの伝統
第10章 20世紀のスピリチュアリティ
エピローグ 新しいミレニアムのスピリチュアリティ反カトリック的・反宗教的性格を持つとされている20世紀初頭のメキシコ革命においてプロテスタント知識人たちが果たした大きな役割に注目する、歴史の空隙を埋める労作。プロテスタント側の戦略=アメリカに範をとった市民宗教の構築が、メキシコ独自の官製ナショナリズム=インディヘニスモヘ収斂していく経緯を解明する。
ゴードン・マーセル監修
/青山学院大学総合研究所訳
B5判 420頁 オールカラー 
定価7,350円 22116
暗い谷間の賀川豊彦
 著者の渾身の賀川論の最終巻。
非戦同盟、神の国運動、満州開拓農民、対米平和使節、逮捕拘留事件、世界連邦運動など、賀川が関与した様々な事件・運動の詳細を精査し、その信仰と思想と活動を総括。戦前・戦中の賀川から提起された問題とは何だったのかを考える。

【関連書籍】
『青春の賀川豊彦』 定価2,575円
『貧しい人々と賀川豊彦』 定価2,835円

雨宮栄一著
46判 370頁 定価3,150円 52778
教会堂建築
構想から献堂まで
 著者は篤実なキリスト者であり、また教会堂建築のすべてを知り尽くした建築家。
 建築・改築を考えている教会のために、建築の素人にも十分理解できるていねいな語り口で、豊富な図版を活用しながら、持てる知識と技術を注ぎ込んで書き下ろした。
 教会堂の理念と歴史に常に立ち戻って基本を押さえつつ、現代日本の住環境、社会環境、文化的環境などを総合的に配慮し、与えられた条件の中で最善の教会堂を立てあげるために必ず役立つガイドブックとなることを目指した、画期的な労作である。
田淵諭著
A5判 232頁 定価2,205円 32135
ことばは光 1
 NGO「地に平和」代表としてパレスティナ難民支援に東奔西走し、また各地の聖書勉強会で聖書のメッセージを分かりやすく語り続けている太田道子さんの文章を、3冊にまとめて刊行していきます。
 各巻とも同じ三部構成をとり、第一部は珠玉の随想集、第二部はパレスティナ難民支援を中心とした市民運動論、第三部は聖書学の専門家としての聖書講話類を収める予定です。
【おおた・みちこ】1932年生、東京都出身。東京女子大学、ルーテル神学大学院(アメリカ)、ヘブライ大学(イスラエル)、教皇庁立聖書学研究所(ローマ)、超教派高等神学研究所(エルサレム)等を経て1981年帰国、新共同訳聖書(旧約)翻訳・編集委員を務める。古代オリエント史・旧約聖書学専攻。1991年から中東平和問題に関わり、1995年NGO「地に平和」創立、平和・人権と聖書の社会学的勉強会、イスラエル−パレスティナ和平に関わる民生面の支援プロジェクトを実施中。
太田道子著
46判 256頁 定価1,995円 12791
アブラハム物語を読む
文芸批評的アプローチ
 創世記11:27-25:18の注解書。複雑な語りと仕掛けをかくしているアブラハム物語を、文芸批評的分析によって鮮やかに読み解いた、日本で初めての本格注解。
 文献批判的な研究成果にも耳を傾けつつ、テキストのレトリックが語りかけてくるものを最新の注意をもって聴きとる。

各ページ上段は、注解される単元にかんする大づかみな解説を配し、下段には専門家を対象としたより詳細な注解部分を置いた、二段構えの工夫が凝らされた構成。

水野隆一著
A5判 488頁 定価6,930円 12768
3月新刊
コリント信徒への手紙を読む
教会の土台を据える
 「パウロは十字架において罪の赦しを受けた者として、十字架に現れた神の義を語ることを使命とした。多くの論敵を相手とし、無数の艱難にあったが、このことは、彼がイエスにおいて明らかになったイスラエルの歴史のどん底に立っていたことを示すだろう。時代の転回と終末の希望はそこだけ語りえたのである。われわれが今、パウロから学ぶのはこのことである。」(本文より)
前書と後書の簡にして要を得た注解。座右に置いて学ぶために最適。
泉治典著
B6判 260頁 定価2,310円 12720
キリストの現実に生きて
ナチズムと戦い抜いた
ボンヘッファー神学の全体像
 2006年2月4日、生誕100年を迎えたボンヘッファーの生涯と神学は、彼の直面した戦いと苦難と死が、今を生きる教会と世界と人間全体の厳しい現実に深くつながる意味を持っているだけに、世界中で覚えられている。
 日本では、80年代からハイデルベルク大学でボンヘッファー研究の最高指導者であるテート教授夫妻に学んだ著者(神学博士)が、その研究成果と最新資料を駆使して、従来の研究水準をはるかに越えるすばらしい著作を、この機会に合わせて見事に完成したことは、喜ばしい限りである。
 ヒトラーとナチズムを相手に、生命を犠牲にして教会的・政治的抵抗を戦ったボンヘッファーのキリスト服従の神学の核心と変遷の全貌を、深く鋭い洞察と豊かな広い視野をもって動的に描いた力作として、読者の驚きと感動を呼び起こすに違いない。
鈴木正三著
A5判 408頁 定価4,725円 30320
天国と地獄の離婚
ひとつの夢
「天国とは何か?地獄とは何か?この地上の世界は何なのか?天国と地獄を分かつものとは?」
 地上の生を終えた亡者たちが一切の実態を欠いたフワフワの体で天国に行き、そこで堅固な体を持つ霊の人たちと交わす奇妙な対話……。
 奇想天外なSF的設定のもとで繰り広げられるユニークなアレゴリー(寓話)小説。第二次大戦末期にルイスが自らの信仰を賭けて書き下ろし、『ナルニア国物語』第1巻の5年前に発表された貴重な作品。
C.S. ルイス著/柳生直行・中村妙子訳
46判 216頁 定価1,995円 62354
2月新刊
旧約詩編の
文献学的研究
第一ダビデ詩編を中心として
 詩編150編の中にはダビデに帰される表題のものが4群73編あり、特に3〜41編を第一ダビデ詩編と呼ぶ。本書は、この第一ダビデ詩編に焦点を当てながら、従来の資料批判に加えて文芸学的視点を導入し、その配列順序に着目することを通して、謎の多い詩編の成立と構成の問題、更には詩編の思想性に新たなアプローチを確立した貴重な労作である。
飯謙著
A5判 300頁 定価5,775円 12767
改革派説教学ノート
 改革派的な説教とは何か?それはいかなる特質をもつものなのか?
 説教の本質論から、説教内容、構成、作成、演述にいたるまで、説教のあらゆる側面を、平易な言葉によって説き明かす。説教を語るものにも聴くものにも勧めたい1冊。
 数十年に及ぶ説教者としての務めと神学教師としての研鑽とによって培われた「吉岡説教学」の集大成。
【よしおか・しげる】
1923年生まれ。日本キリスト改革派仙台教会牧師、神戸改革派神学校校長、日本キリスト改革派教会大会議長を歴任し、現在は引退。
吉岡繁著
46判 217頁 定価1,890円 32435
すくいのきみ 
イエス・キリスト
『光の中で信じ歌う』に始まって、『かがやくほしにみちびかれ』『みたまのかぜよ』と、おさなごのこころを持って神様の愛と恵みを信じる信仰を、賛美の歌に託して証しし告白する道を求め続けてきた、前田牧師の新しい32編の賛美歌特集。降誕から十字架と復活へと至るキリストの生涯に現れた神様の愛といのちを、素朴で純粋に、心をこめて感謝し喜びたたえる希望の歌声。こどもたちはもちろん、高齢の方々、求道者にもお勧めしたい。著者、前田豊氏は長年日本改革派教会牧師として働かれた練達の牧会伝道者。
前田豊著
B6判変型 80頁 定価997円 52773
1月新刊
NCC宗教研究所双書
宗教間の対話と
共生のために
エキュメニカルな指針
 世界教会協議会(WCC)が追求してきた宗教間対話の取り組みから、とくにユダヤ教およびイスラームとの対話のあり方について公にされた3つの重要文書を収録。
 エキュメニカル運動における基本的立場を確認し、他宗教との対話と共生の道を探る上で必読の文献である。巻末に神田健次氏の解説。
神田健次編・解説/村瀬義史訳
46判 90頁 定価1,050円 42763
神をめぐる対話
新しい神概念を求めて
 新しい神概念の探求に終始一貫、全力を傾注して思索と対論を重ねてきた成果の集大成。単なる超越論的一神論の神を超えて、父・子・聖霊の三一神の神において出会う歴史における和解の神の深遠な世界を、雄大な構想で現実的・具体的に描ききった驚くべき力作。
 著者は、京都大学文学部哲学科卒。バーゼルでバルトのもとに学び、神学博士の学位を取得。東京女子大・筑波大他の教授を歴任。
小川圭治著
A5判 368頁 定価5,670円 32701
重版・復刊
喜びの手紙
 若い世代に、福音の明るさと喜びの源泉、主イエス・キリストの恩恵と、それにふさわしいキリスト者の生き方をわかりやすく語る。
 著者の蓮見和男氏は、聖書の使信シリーズ全16巻や、『み言葉はわが足のともしび』など、聖書を学んでみ言葉に聞き、祈るために、容易に読める数多い著作で知られる。
蓮見和男著
46判 123頁 定価735円 73722
カール・バルト著作集 11
十九世紀の
プロテスタント神学 上
第一部 前史 〔上〕
 35年ぶりの重版!
 十九世紀神学の前提となった十八世紀の人間観・思想潮流の核心に迫る、第一部「前史」の総論部分!
 『十九世紀のプロテスタント神学』(中)の刊行に合わせて、(上)を同時重版しました。
 なお(下)も鋭意翻訳作業中で、08年に刊行を予定しています。
 
佐藤敏夫・岩波哲男・
高尾利数・小樋井滋共訳
A5判 204頁 定価3,150円 30211
もみの木  アンデルセンの珠玉の名編を、現代アメリカのアール・デコの旗手バーカートの写実性可憐な詩情に満ちた挿絵と、中村妙子氏の名訳で贈る。大人と子供のための郷愁と幻想に彩られた本。
H.C.アンデルセン著/N.E.バーカート絵
中村妙子訳
A5変型判 48頁 定価1,575円 62336
山上の説教
終末時を生きる
終末を見据えながら、この世に生きる教会とキリスト者。十字架の主に従って前進していく生と、その生を生きることのできる力といのちが、著者の格調高い講解を通して伝わって来る。
井上良雄著
46判 254頁 定価2,310円 51147