郎女のご挨拶



私、郎女(いらつめ)は、歴史の専門家というわけではございません。乱読で得た知識に妄想がはたらいただけのこと……、といえば、それまでなのです。
 しかし、史料の限られた古代史につきましては、専門家といえども、想像力なくして語ることはできません。そんなわけで、ここに並べましたエッセイの内容も、それほど突飛なものではないでしょう。
 ただ、やはり私は根が物語り好き。ついつい、おもしろい方向へ考えをめぐらす傾向はあるようです。随時、思いつくままに、エッセイを追加していく予定でおります。

 なお、私にかわってご挨拶をしてくれておりますのは、わが家の看板娘、郎女さんです。容姿は私とは似ても似つかない美人さんですが、呼び名は同じです。
 わが家にはじめてお迎えしましたカスタムのお嬢さん、郎女さんの生みの親御さんは、紺碧ドール工房の紺碧さまです。

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