小百合姫(リナ)
 時代劇にぴったりの黒髪リナです。
 こちらも、お衣装が整ってないのですが、小百合姫と名づけました。

 小百合姫は、珍しく、私の創作ではありません(笑) 山伏の語り物で「黒百合姫の祭文」というのがあるそうでして、そのヒロインが小百合姫です。
 小百合姫の父は、鳥海山の豪族、矢島十二頭の旗頭、安倍五郎満安でしたが、由利の豪族と結んだ十一党の裏切りによって、討ち死にします。
 小百合姫は最上の領主に預けられて育ちますが、16歳の時、鳥海山の女別当である叔母から、自分の身の上を聞き、武術をおさめて、父の敵を討ちます。
 しかし、小百合姫がひそかに契り子供までなした恋人は、実は、父の敵の家の息子だったのです。
 というようなお話なんですが、昔、これを題材に、中世時代物語を書こうと思っていたんですよねえ。  

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