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Whoopee's
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*上から下に更新しています。

06
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 昨日、ウーピィは手術をしました。軟口蓋と鼻のプチ整形と去勢です。これまでのnotesにもチラリと呼吸のガーガー・ゼーゼーのことには触れてますが、2年越しで手術を考えてきたのを、実行することにしました。
おかげ様で手術は成功。一晩過ごした今朝の様子も問題なしとのことで、まずは一安心です。

 以下、昨晩帰宅後に、事前に相談に乗っていただいたり、応援してくださっていた方々へ報告するために出したメールです(公開にあたり一部加筆・修正)。
近いうち、新コーナーの形で同じ内容やその他について触れるつもりですが、取り急ぎいつもWhoopee'sを見てくださってる皆様にもご報告とさせていただきます。

 

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こんばんは。Takeshiです。
 #事前に手術するのをお知らせ・ご相談・応援してくださった方々に
  同時送信で失礼します。
予定通り、手術をしました。20時に電話で聞いた近況では、落ち着いて
おり、順調だとのことです!
ざっとですが(と言いながら長そう)、経過をお知らせしておきます。

●午前中に病院に到着
通常の診察がけっこう混んでいて、しばらく待合室で待ちました。
ウーピィはこの病院が3回目ですが、パグにヘコるわ(汗)、膝の上で腹見せて寝るわで、くつろぎ過ぎです(笑)。本能的に安心してたのかな。
やがて術前の検査(血液、心電図など)のために一旦ウーピィを預けました。
手術まで1時間程あり、お昼時なので、Aママ&A、Bママ&Bと食事に行きました。
※今回の病院は、このお二方の行きつけの病院です。様子をうかがったり、事前に先生にプレッシャーをかけておいてくれたり(笑)、お世話になりました。

●手術に立会う
A・Bさん達といったん別れて一人で診察室へ。
術前の検査では手術に支障なしということで、手術です。点滴をしてるウーピィのそばで麻酔についての説明を聞いてました。
もう、緊張のピークです。

そのとき、診察室にある監視モニター(待合室・受付が写ってる)に、一人の男性が写り、受付に何かを渡してそそくさと去りました。
「あれ?もしかしてBのパパさん?」
やっぱりそうでした。食事は一緒じゃなかったので、仕事なんだと思ってました。

受付の人が診察室へ戻ってきて、「今、お知り合いの方がこれを渡して欲しいと置いていきました。」と言いながら渡してくれたのは、近所の神社のお守りでした。
もう、これが本当に嬉しかった。今日、一日で泣きそうになったのは、術中でも術後でもなく、このときでした。
胸ポケットにしまい、術中はお守りに手を当てて、皆さんの気持ちをウーピィに送っていました。
手術はガラス窓越しに見る形で立会いました。最初に去勢で、約15分。ツメを切りすぎたときぐらいの出血しかなく、よどみなく作業が進みます。
他の手術に立会ったことはないけど、その様子からやっぱりこの先生はすごいと確信することができました。

続いて軟口蓋の手術です。これが約30分。しばらくすると、問題の部分が
切除されて、脇に置かれました。気道に入り込んでた長い部分ですね。
これが、歯磨き粉のチューブを20mmぐらいしぼり出した大きさでした。
さらに、周辺部のカットなども行い、縫合。

最後に鼻のプチ整形です。慎重にカットしながら、左右のバランスを見たりしてくれてます。
これで一旦終了。約1時間でした。中に呼ばれて説明を受けます。手術は
問題なく成功!思ったより気道そのものも狭いとのことで、それでも、これでかなり楽になるはずとのことでした。
しかし、もう一度念入りに確認して、まだ少し軟口蓋周縁をカットしたほうが良さそうだとのことで、再度もう少し切除。
かれこれ1時間20分ほどですべて終了でした。

●覚醒に立会う
手術室に入り、麻酔が覚めていく様子を先生と一緒に見守ります。
だらりと出た舌に心電図モニターがセットされた状態で、気管チューブ
が入れられています。ウーピィは、白目を向いて寝たままでしたが、やがてもぞもぞと動きはじめました。チューブにセットされた酸素を送る装置もはずされ、チューブを残して気道を確保したまま時間が経っていきました。この覚醒が一番怖いと聞いていたので、実はどのくらい時間がかかったのかよく覚えていません。
そのうち、僕を認識してこっちに這ってくるようになり、先生の判断でチューブが抜かれました。聞いていたようなガクガクけいれんするとかはなかったけど、呼吸がかなり激しく、気管に出血などがあるのでちょっと詰まった風だったりして、緊張の時間が過ぎていきました。

その頃には、Aママ&A・B夫婦&Bも待合室に来て、様子を心配してくれていました。順調に覚醒しはじめてるので、報告しに待合室へ行き、手術は成功、覚醒も問題ないことを告げました。
Aママはほっとして泣き出しちゃうし、B夫婦も「良かった!良かった!」と言いながら目が泳いでるし、本当にこの2家族をはじめ、皆さんに支えてもらって成功したんだと思うと感激しました。

ここで、いったん外でお茶をして、1時間ほどで戻って様子を確認。
ウーピィはケージの中で大興奮状態(笑)。麻酔が切れてなんだか身体中
痛いし、檻に閉じこめられてるしで、わけわかんないみたいでした(笑)。
興奮で息が荒いわけですが、その呼吸が早い!これまでは酸素が欲しくても気道が狭くて思うように息が出来なかったわけですが、ちゃんと息ができるから思う存分早く呼吸できてるようでした。これが何よりの目的だったので、うれしかったです!

こうして問題なく回復してるとお墨付きをもらい、今日は病院を後にしました。土曜日いっぱい最終チェックをしてもらい、夕方に迎えに行きます。1週間後に去勢の抜糸です。

・・・ざっと、と言いながらやっぱり長くなりました(笑)。
とにかく、まだしばらくは心配ですが、大きな山は無事越えることができました。

皆様。本当にありがとうございました。
皆さんのアドバイスや応援があり、ブリンクが虹の橋を封鎖していてくれたおかげで、乗りきれたのは間違いありません。

これからもウーピィと僕、みさこをよろしくお願い致します。
言葉には言い尽くせない感謝を、皆様と皆様の愛犬に。

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  予定通り、昨日夕方にウーピィを迎えに行きました。診察室で待っていると、先生に抱かれてウーピィ登場!診察台に置かれて、久しぶりにウーピィに触れました。でも、「感動の再会!」とかはやっぱり無し(笑)。「今度は何するんだっ」て感じで興奮はしてました。

 で、その興奮時の呼吸なんですが、これまでの「ンガァーッ、ゲゴォ〜ッ」って音じゃなくて、「コー、ホー、」って、ちょっとかすれた感じの、ダースベイダー風味です(笑)。まだ切除部分が腫れてるからする音で、そのうちこの音も普通の「ハッ、ハッ」って感じになるでしょうとのことでした。

 タマ袋のほうは、まだ中身のタマが抜けただけで大きさは変わってないみたいです。先輩方の話では徐々に袋も小さくなるようなので、一抹の寂しさをじっくりと味わいたいと思います(笑)。
 
 プチ整形ですが、これは、鼻から空気を取り入れやすくするために、鼻の穴にかぶさっている「M」字形の部分をカットして広げる手術です。まぁ、じっくり見てそれまでの鼻を思い出して比較すればかなり様子が違うけど、顔全体の印象が変わるものではなく、パッと見では気付かないと思います。今は縫うときに使った吸収糸(そのうち溶けてなくなる糸)がちょろっとついてます。



 さて、今の感想ですが、「ほっとした」、これに尽きます。 嬉しい〜!やったー!というのももちろんあるんですけど、それよりも安心したってほうが強いです。
  この件は、何かのトラブルや手術が避けられない病状のため手術したというものではありません。手術をしないという選択肢もありながら、あくまで飼い主としての自己判断、飼い主の自主的な選択で手術をしたわけです。ですから、最も悲しい結果も含めて、手術しないほうがよかったという結果になるのを心から恐れていました。

 実際、いつもお世話になっている病院では、何度相談しても軟口蓋の手術はまったく薦めませんでした。だからと言ってその病院が間違ってるとも思っていません。設備も経験も充分な、かなり知られている評判のいい信頼できる病院です。
 でも、この件に関しては、僕は絶対手術してやるのがウーピィのためだと確信していたので、症例についてや信頼できそうな病院をさんざん調べ、仲間に相談し、万全の状態だと踏んでのぞんだつもりですが、100%の保証はどこにもないのです。

 そういうわけですから、嬉しいというより、飼い主としての責任を果たせて・判断が間違ってなくて安心した、という気持ちのほうが強いのです。今、これを書いてる間、ウーピィは僕の足の甲にお尻を乗せて、静かに深く息をしながら熟睡しています。彼がこの数日の出来事を理解することは無いと思うけど、1回でも多く、安らかな息をしつづけてくれれば、それだけでいいんですよね。


 
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  土曜日に帰ってきて以来、何か起こったらどうしようとかちょっとビビリ気味の飼主の心配をよそに、ウーピィはいたって普通にしています。ただ、やはりエサを食べるときとか水を飲むとき、あるいは普通にテケテケ歩いてるときでも、「カホッ」って感じでせき込むことがたまにあります。呼吸の仕方の勝手が違うんですね。そのうち慣れれば大丈夫だそうです。あと、フクロの部分になぜか内出血らしき赤〜ムラサキの部分が広がっており(縫ったところはなんともない)、謎なのでデジカメで撮って先生にメール、返事待ちです。

 今のところ、あまり興奮させないようにしてるのですが、まじ、パワーアップしてるかもです。土曜日、車庫入れしてマンション前でほっとしてたら総理に遭遇。ウーピィはガシガシと総理のおシリを追いかけるんですが、瞬発力が違うような(笑)。かつ、興奮して何度か吠えたんですが、えーと、「ワォーーンッ★!」って感じ?これまでは、「ンガゴッフ!」って感じ?わかんないっすね(笑)。つまり、文字通りノドのつかえが取れて、高音でやけにハリのある声に「声変り」したみたいです。トム・ウエイツがマーヴィン・ゲイになったって感じで(ますますわかりませんね)。
 また、部屋でちょっと真剣に遊んでやると、動きがやけに早く。ピシッ、パシッ、って感じです。さらに、このぐらい遊べば一段落、っていうこれまでの時間を越えて、いつまでもワシワシと遊びつづけようとします。「ネオ・ウーピィ」の誕生でしょうか(笑)。

 ま、あれですよ。いわば、マラソン選手がやるような、呼吸がくるしい 高地トレーニングを2年半にわたりやってきたようなものなんでしょうか(笑)。晴れて下界に降り立ったウーピィは、まだパピーだったころの怖いもの無しの気分かもしれません。

 あ、手術ばなしの間に、もう一つトピックが。6/24発売の「THE DOG 2」っていうハガキサイズの犬種別の本に、前に撮影してもらったウーピィが登場してます。なぜか赤っぽいし、なぜか●●(謎)してるんですが、よかったら見てやってください。他にもたくさんのフレンチが載っています。ちなみにウーピィの写真に添えられている文章は僕が書いたのではありません。また、隣のページには、HIMEさんが書いた文章が載っていて、嬉しいご縁です。ちなみにそれが、風子ちゃんの軟口蓋の手術の話だったりします(笑)。