たったひとつの地球 |
出演/瀬戸カトリーヌ |
昨年度までレポーターを務めた清水國明からバトンタッチ、意外な人選だったが今年から瀬戸カトリーヌ(asココリコ田中)が起用された。 瀬戸といえば、フランス人の父と日本人の母から生まれたハーフで美人なのだが、タレントとしてバラエティ番組などで見かけるにガサツな喋り、空気を読まない、といった頭の悪そうなイメージが強かった。 レポートも、取材中はあの故意に舌足らずに、棒読みにした喋り方や自分をカトちゃんと呼ぶ憎たらしさが「コイツ、どういう番組かちゃんとわかってんのかしら」と思えて気に入らなかったが、ナレーションでは誰の声かと一瞬思ったほどマジメな声だった。 と、アタイがレポーターにウルサく言うのも、「たったひとつの地球」は地球環境の保護と現状を学ぶプログラムなのだが、見る度に『生きててごめんなさい』と憂鬱になるほど、地球はヤバいところに来ていると思い知らされる番組だからである。 毎回、ゴミの埋め立て問題や、釣り人が捨てた釣り針で命を落とす鳥の死骸、不法投棄で汚れていく川や海、地球温暖化による気候の狂い、大気汚染で枯れる山など環境汚染を紹介するが、現代人が生きていることがどれだけ地球に迷惑をかけているかがよくわかり、ブルーになる。 もちろん学校放送だからワイドショーのように一方的に誰の責任か追及したり破滅的な内容のままにはしない。 今回、年度の後半ではとくに重点的にやっていたようだが、諸国の環境保全対策を紹介している。 中でも進んでいるのがドイツで、家庭からのゴミを減らすためにさまざまな工夫がされている。 ゴミが家の中に入ってくる原因、商品の包装を、買い物の時点でシャットアウトする。大体のものが、自宅から持ち寄った容器で量り売りだし、飲み物もリサイクルできるビン容器しかない。レジで精算を済ませたあと、その場で買ったものを開け、シリアルの空き箱なんかを店員に返していた。徹底している。 というのも、この町では(ドイツ全土がそうなのかは知らない)ゴミの収集が有料だからだ。おそらく金額は量できまり、燃やせないゴミは高く、リサイクルできるゴミは安い(もしくはタダな)のだろう。 だから分別も実に念が入っている。ひとつのゴミから燃える部分、燃やせない部分をきちんと切り離す。そうして収拾場に持っていくゴミの量も驚くほど少ない。 しかし、これはただゴミ出しが有料だからという理由だけではない。ゴミに責任をもつという教育がずっと以前からされているか、国民性として、国益をゴミ処理に費やすことのバカバカしさをよく知っている、そして国民すべてが自己管理ができて当然と考えるのだと思う。 ドイツといえば自動車先進国。先頭を切って大気汚染を進めてきたかのようだが、その対策もまたどこよりも早く進めているのだ。 こういった「作ったら作りっぱなしではない生産」がこれからは大事になってくる。というか、今までそれが考えられてなかったのが不思議だ。暴挙だ。 アタイの住んでいる町でも、つい10年くらい前に分別収集が始まった。紙類は燃やせるゴミ、ビニールやプラスチック類は不燃ゴミ。最初はめんどくせーっマジでーっとアタイも思ったが、10年経ってもま〜〜だできないヤツがいるのはもう頭が悪いとしか言いようが無い。 悪いことはできないもので、そういうゴミはよく、カラスやネコに見つかって荒らされる(生ゴミがビニールに包むと臭うらしい)。収集の人の気持ちを思うと見てみぬふりもできない篤信者のアタイ、片付けに行くと、一緒に捨ててあるDMなどのゴミから、キレイな奥さん家のゴミだということがわかったりしてゲンナリする。 ハッキリ言おう。ゴミを分別しない人。また不法投棄(タバコのポイ捨て含む)が平気にできちゃう人。 オマエは社会のゴミだ!!! 社会としてはオマエみたいな後退人種はできれば捨ててしまいたいが、生まれてきたからには税金をもらわないといけないので生かしてあるだけだ。それ以外にオマエの価値はどうやらない。だからオマエは政治についても道路工事についても文句を言う筋合いはない。口を出すな。黙っとけ。じっとしとけ。 自治体によってはゴミの出し方も違うでしょうから、一概に分別分別ゆうとるわけじゃありませんけどね。 ゴミをゴミ箱に捨てられない、つまりは物事の最低の決まりを守れないような大人に生きててもらってもしょうがないじゃありません? お宅の庭に他人のゴミが捨ててあったらどう思います?って話よ。 今できていない人はがんばってこれからはしましょう。あたりまえになると、気持ちがよいよ。 |