それゆけこどもたい
主題歌/Dreams come true「わすれものばんちょう」出演/池上竜馬
2年前、ピチカート・ファイブがテーマ曲を唄った「キッズ・チャレンジ」の後身。
小学生たちにさまざまな体験をさせることで興味をおこさせたり、段取り作業の楽しさを教えるコンセプトは変わっていない。
「キッズ・チャレンジ」はレポーターみたいな人間はいなかったが、今回はリョーマという若い男が子どもたちとからむ。
が、このリョーマ、ニコニコと「みんな!虫は冬の間どうしてるのかなあっ!?」などと声も大きく、
元気がよいのだが、なぜかそれほど子ども好きのようにも見えないし、子どもたちにも好かれている風でもない。
さわやかさを装っているのではないか、とまで思わせる。なぜだ、なぜなんだろう。
見ていて不可欠なポジションには思えない上に、回によってはほとんど出てこないときもあるので存在感が希薄だからだろうか。まだ二年目ということで子供たちにも認知されてないとか。
2年前に終了した「あしたも元気くん」という小1向けの生活?番組、何年続いていたのだかはよく知らない。
(タイトルあってるかなあ・・。違ってたら教えて下さい)
この元気くん、彼も成人男性であったが、その魅力たるや言葉にしがたい。頓狂な声、100m先からでも元気くん、と見分けられる妙な衣装、アンテナみたいのがついたも顔よりデカい帽子、最後に子どもたちとやる、元気パワーをためるための儀式。
そんな奇異なキャラクターにもかかわらず、顔はイイ男。
そのポヤッとした喋り方を終始崩すことなく、自分を元気くんと呼び、子どもたちに愛されつづけた。
その元気くんが、現在やっている社会科番組「まちへとびだそう」にゲスト出演したことがある。
町の水道がテーマの回だった。ふいに現れた元気くんとがじゅ丸が調査の競争をするのだが、元気くんは衣装もそのまま、名前も元気くん、登場したときは「あしたも元気くん」のテーマが流れた。
おそらく「まちへとびだそう」を見ているのが中学年であるので、元気くんを知っている世代である。
テレビの前で「あっ元気くんだ――!」と歓声をあげたであろう。アタイもあげた。
しかもちょっと低い大人の声声で「がじゅ丸、勝負だ」とか言ったりして、なんだか得した気持ちになり、見ていたアタイの顔はニヤけてニヤけて・・。
終了したのが本当に惜しまれる。



いってみようやってみよう/ストレッチマン
出演/よねだゆかり ほか/ 出演/前田真紀・宇仁菅真ほか
み〜ったこっとない♪しぃらないこっとがとおせんぼ♪と聞くと思わず「ありゃりゃ〜〜」と言ってしまうのならNHK大阪産子供番組の虜になっていることは間違いない。とにかく独特である。
このふたつの番組はNHK大阪が制作、素朴なつくりでなぜか出演者が垢抜けない、という点が共通している。
あと大体収録する学校の多くが養護学校、番組に参加する児童も知的障害者であることが多い。
まず「いってみよう やってみよう」は、ゆかちゃんと猿のポッケ(人形)が主役で、子どもたちと社会の決まり、おかたづけや、おつかい、留守番の正しい仕方などを学んでいく。
ポッケはイワバ反面教師役で、率先して調子にのり、赤信号を飛び出したりよそ見して目玉焼きを焦がしたりする。そしてゆかちゃんにカワイイ声で「ポッケ、だめだよ」と怒られるのだ。
「ストレッチマン」は昨年度、「ぐるぐるパックン」という番組のいちコーナーに過ぎなかったストレッチマンを冠にしてリニューアルした。前のぐるぐるパックン、大好きだったから惜しかったなあ。
しかしこのストレッチマン、看板にされるだけあってかなりの魅力。
おもに養護学校で、おもに先生がお手製のコスプレで演じる怪人が児童たちを襲う。
(妖怪ダラダラ、はダラダラしようぜ〜と子どもたちに抱きついていた)
そこに黄色い全身タイツのストレッチマン(宇仁菅)が現れる。たとえば相手が妖怪水かけババア、みたいのだとすると、一旦はストレッチマン、「やめろっ」と言いながらも、水をかけられて苦戦しているが、「ううむ、このままでは。おっそうだ!」と花の鉢を持ってきて妖怪の足元に置く。
妖怪は花を見ると水をかけずにおられず、花にみんなやってしまって「あ〜、しまった水がなくなってしまったぁぁ」となったところでストレッチマンが
「さあ、いまのうちにみんなでストレッチだ!」とストレッチをやり、ストレッチパワーを貯め、それをみんなで妖怪にぶつけるのだ。哀れ妖怪は捨てゼリフを残し消えてしまうのである。
そしてストレッチマンは「またストレッチパワーが足りなくなったら我輩を呼べ」と言って空へ帰っていく。 ↑ちなみにダレも聞いてないことが多い             
毎回こうだがストレッチマンのおかしさと、おそらく学校サイドで考えられているのであろう妖怪のキャラクターと弱点が楽しみで、始まると「あっストレッチマンだ!」と注視してしまう。
蛇足だがストレッチはこの番組のように「大きな声で数を数え」ながらやるよりも、息を腹式呼吸で「吐きながら」伸びているところを意識してやると効果が高い。
もひとつ蛇足だが、数年前子どもを持つ友人ら数人の団体で、ストレッチマンを呼ぼう、という案件があった。
(もちろん発案者はアタイで、怪人役も友人と争い、ダブルキャストで挑むことになっていた)
番組の中では出演の団体を募集していることもなかったので、アタイはNHK大阪に直に電話し、打診してみた。が、番組録画は養護学校だけ、それもすべて制作側で選んでいるそうで断られた。
イベントなどならどこでもOKそうな雰囲気だったので、なにか企画してみたい人、連絡してみては。


みんな生きている
主題歌/イルカ 出演・語り/石井めぐみ



たったひとつの地球
主題歌/EPO 出演/清水國明ほか