み〜ったこっとない♪しぃらないこっとがとおせんぼ♪と聞くと思わず「
ありゃりゃ〜〜」と言ってしまうのなら
NHK大阪産子供番組の虜になっていることは間違いない。とにかく独特である。
このふたつの番組はNHK大阪が制作、素朴なつくりでなぜか出演者が垢抜けない、という点が共通している。
あと大体収録する学校の多くが養護学校、番組に参加する児童も知的障害者であることが多い。
まず
「いってみよう やってみよう」は、ゆかちゃんと猿のポッケ(人形)が主役で、子どもたちと社会の決まり、おかたづけや、おつかい、留守番の正しい仕方などを学んでいく。
ポッケはイワバ反面教師役で、率先して調子にのり、赤信号を飛び出したりよそ見して目玉焼きを焦がしたりする。そしてゆかちゃんにカワイイ声で「ポッケ、だめだよ」と怒られるのだ。
「ストレッチマン」は昨年度、「ぐるぐるパックン」という番組のいちコーナーに過ぎなかったストレッチマンを冠にしてリニューアルした。前のぐるぐるパックン、大好きだったから惜しかったなあ。
しかしこのストレッチマン、看板にされるだけあってかなりの魅力。
おもに養護学校で、おもに先生がお手製のコスプレで演じる怪人が児童たちを襲う。
(妖怪ダラダラ、はダラダラしようぜ〜と子どもたちに抱きついていた)
そこに黄色い全身タイツのストレッチマン(宇仁菅)が現れる。たとえば相手が妖怪水かけババア、みたいのだとすると、一旦はストレッチマン、「やめろっ」と言いながらも、水をかけられて苦戦しているが、「ううむ、このままでは。おっそうだ!」と花の鉢を持ってきて妖怪の足元に置く。
妖怪は花を見ると水をかけずにおられず、花にみんなやってしまって「あ〜、しまった水がなくなってしまったぁぁ」となったところでストレッチマンが
「さあ、いまのうちにみんなでストレッチだ!」とストレッチをやり、ストレッチパワーを貯め、それをみんなで妖怪にぶつけるのだ。哀れ妖怪は捨てゼリフを残し消えてしまうのである。
そしてストレッチマンは
「またストレッチパワーが足りなくなったら我輩を呼べ」と言って空へ帰っていく。
↑ちなみにダレも聞いてないことが多い
毎回こうだがストレッチマンのおかしさと、おそらく学校サイドで考えられているのであろう妖怪のキャラクターと弱点が楽しみで、始まると「あっストレッチマンだ!」と注視してしまう。
蛇足だがストレッチはこの番組のように「大きな声で数を数え」ながらやるよりも、息を腹式呼吸で「吐きながら」伸びているところを意識してやると効果が高い。
もひとつ蛇足だが、数年前子どもを持つ友人ら数人の団体で、ストレッチマンを呼ぼう、という案件があった。
(もちろん発案者はアタイで、怪人役も友人と争い、ダブルキャストで挑むことになっていた)
番組の中では出演の団体を募集していることもなかったので、アタイはNHK大阪に直に電話し、打診してみた。が、番組録画は養護学校だけ、それもすべて制作側で選んでいるそうで断られた。
イベントなどならどこでもOKそうな雰囲気だったので、なにか企画してみたい人、連絡してみては。