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| 100の洗い方と自家製石けん 増補改訂版 |
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| 自然食通信編集部編/自然食通信社/1997.4.25初版 |
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かなり「エコロジー」の入った本です。 せっけんの上手な使い方が書いてあるほか、せっけんを使わずに自然の物でいろんな物や体を洗う方法がたくさん載っています。 あとは手作りせっけんの作り方について、合成洗剤の害について、せっけんを使っている商店、エコロジーショップの紹介など、それぞれが少しずつ書いてあります。 知識を深めるため、というよりは「せっけん入門編」といった感じの本です。 巻末の「全国せっけん屋さんリスト」は各メーカーの製品の特徴、購入方法、連絡先などがまとめてあり、なかなか充実しています。 あまり過激な内容ではなくソフトタッチなのですが、エコロジーのにおい?はすごくしています。 エコロジストの生活を書いてあるコラムを読むと「そこまではできないな〜」と感じてしまいます。 なにしろ炊事は火鉢に七輪、入浴は月に1度、体を洗うのも薬草などの天然のものばかりというような話なんです。 確かに「地球に優しい」かもしれませんが、会社勤めをしている人間にはそんな生活は不可能ですし、江戸時代の人だってもう少し人工物を使ってたんじゃないか?というような話です。 文体からは強制的な感じはしませんが、ちょっと引いてしまった私でした。 以前の私だったら読まなかった本かもしれませんが、今の私には参考になる部分はいろいろありました。 エコロジカルな生活に興味のある方には良いと思います。 ただ、どういうせっけんをどのように美容に役立てるか、などということについてはほとんど記載はありません。 また専門的、科学的な記述もほとんどありません。あくまでも「入門編」という感じです。 (98/10/23) |
| 自然流「せっけん」読本 |
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| 森田光徳著/農山漁村文化協会/1991.3初版 |
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これはシャボン玉せっけん(せっけんメーカー)の社長が書いた本です。 全般的に丁寧な解説がしてあり、その点では良い本だと思うのですが、あまりにせっけん=いい、合成洗剤=悪と決め付けているところが気になりました。 またこの本では「液体せっけんは洗浄力は落ちるし、容器公害も出る。便利さを追及するのは合成洗剤メーカーの発想と同じだ」と、自社製品以外はだめなせっけんだと言わんばかり。 しかし洗浄力が落ちるというだけで悪い物質を添加しているわけでなし、(多少品質が落ちたとしても)便利な商品のおかげで使用者の裾野が広がる方が私は重要だと思うのですが。 シャボン玉にそれを作れとは言いませんが、自社ばかり持ち上げて、他社製品を非難するような言動はどうかと思います…。 (そういう姿勢の企業は、私はちょっと信用しかねます。シャボン玉はしっかりした企業だと思いますが…) それを言ったら、どんないいせっけんだって使わないにこしたことはないわけですから。でもそれは極論ですよね。 なんでも極論に走りすぎては良くないと思うのです。 他にもなんでもかんでも公害や病気を合成洗剤のせいにしてみたりとか、うーん、この社長、ちょっとやりすぎですね。(笑) 合成洗剤のできたころから川崎病が発生したとか、確かにそうかもしれませんが、この時期はあらゆる化学物質が無防備に出回りはじめた頃ですから、合成洗剤のせいと断定するには無理があります。 (本の中で断定はしていませんでしたが、したそうでした…。) でもこの社長のような反骨の姿勢はなかなかできるものではありません。 そういう点では敬意を払うに値しますし、シャボン玉の製品は確かにいいものばかりだということは付け加えてさせていただきます。 (98/10/23) |
| よくわかる洗剤問題一問一答 |
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| 合成洗剤研究会編/合同出版/1991.9.10初版 |
合成洗剤とせっけんの比較を、わかりやすく説明している本です。 科学的な説明もきちんとされており、合成洗剤について詳しく知りたい方にはお勧めです。 必要なポイントだけに絞って一問一答形式で書いているので、さっと読めますし、科学的な知識の乏しい方にも理解もしやすい書き方だと思います。 本の内容は大きく4つに分かれていて、洗剤の基礎知識、洗剤の安全性をめぐって、洗剤と環境問題、暮らしの中の洗剤、となっています。 合成洗剤とはなにか、環境に対する影響はどんなものか基本的なことを押さえたい、という方におすすめの本です。 ただし、私が読んだものは少々版が古く(1991年初版)ごく最近のものについては触れられていませんでした。 この本を書いているのは「合成洗剤研究会」というところで、名古屋女子大学の公衆衛生学研究室を中心とした研究会で、一般の人も入れるそうです。 他にも何冊か本を出しているようですが、わかりやすくかつヒステリックでないのでおすすめです。 (98/10/23) |
| 合成洗剤はもういらない |
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| 日本消費者連盟編著/三一書房/1980.4.15初版 |
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「あぶない化粧品」と同じ、日本消費者連盟の本です。つくりは非常に良く似ています。 合成洗剤の害についての記述が本の約半分を占めており、残りはせっけんのすすめと、合成洗剤をどのように追放していくべきか、という話で構成されています。 「あぶない化粧品」ほどではありませんが、やはり読者を恐怖であおるような部分が少々見られます。 本自体が古いので情報も古いのですが、この当時の状況と、合成洗剤問題の基本はひととおり網羅しています。 ただ、最近作られた新しい合成界面活性剤についての説明はもちろんないし、現状とは多少ずれがあります。 私としては特にお勧めというわけでもないし、特に嫌だとも感じた本ではありませんでした。 (98/10/23) |
| 暮らしの中の洗浄 |
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| 辻薦著/地人書館/1994.5.1初版 |
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せっけんや合成洗剤の話に限定せず、人間の生活の中における「洗浄」という行為について考察した本です。 著者は農学博士で、エッセイ風に綴りながらも、全般的には科学的な観点からの話が多いです。 「洗浄の歴史」の項ではせっけんができる以前の洗浄法や、せっけんの始まりなどについて説明しています。 「現代の洗浄」の項では、せっけんの製造方法や、合成洗剤の歴史、洗う対象別の洗浄方法の説明などがあります。 「洗浄と環境」では、洗浄後の水が環境に対して及ぼす影響について説明しています。 特にせっけん、合成洗剤のどちらにも偏ることなく、双方の利点と欠点を述べている本です。 ただ、化学物質が人体や環境に及ぼす影響については踏み込みが足りないと感じましたし、「今からせっけんには戻れないので、より良い合成洗剤の開発を」という視点で締めくくられていたのが少々残念です。 (今よりもっと使いやすいせっけんを、とはならないんでしょうか…。) (98/10/23) |
| 石けん屋さんが書いた石けんの本 |
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| 三木春逸、三木晴雄著/三水社/1992.9.1初版 |
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これは元ミヨシ油脂社長と、玉の肌石鹸の社長の書いた本です。 この本に書いてあるのですが、このふたつの会社は系列関係だったんですね、知りませんでした。 玉の肌石鹸の前身である「芳誠社」というところが経営不振に陥ったので、ミヨシ油脂が引き受けて系列下に加え、玉の肌石鹸と改称したということです。 この本は比較的ソフトタッチで石鹸全般について説明してあり、石鹸全般についてひととおりの知識が得られます。 せっけん初心者がせっけんについて勉強したいので一冊本を読みたい、と言われたら私はまずこの本を勧めると思います。 適度に易しく、適度に専門的なことも書かれていますし。 同じせっけん会社の社長が書いた本でも「自然流せっけん読本」などは良く言えばカリスマ的、悪く言えばかなり偏っていますが、この本は合成洗剤を槍玉に上げる、といった感じはほとんどありません。(多少は触れていますが。) 本の内容は石鹸の歴史、製造法、せっけんの洗うメカニズム、選び方と使い方などが主体です。 私にとってはだいたい知っている内容が多かったのですが、それぞれがコンパクトに整理されているので読みやすかったです。 この本は全般的にはお勧めなのですが、ミヨシ油脂という会社は「無添加」のせっけんだけを作っている会社ではありませんから、添加物については少々甘い面があります。 その分は多少割り引いて読んだほうが良いかもしれません。 (98/11/17) |
| せっけんシャンプー快「髪」読本 |
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| 石井妙子著/三五館/1997.9.5初版 |
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せっけんシャンプーを中心にすえて、髪のメカニズム、合成シャンプーの害、せっけんシャンプーの成分や使用法、髪を健康にするためのライフスタイルなどについて書かれています。 著者はフリーライターだということですが、切り口はなんとなく消費者連盟の本に似ていて「告発文」的色合いが強いです。 中にせっけんシャンプーの体験談や、合成洗剤の害について告発しているという医師との対談などもあり、勉強のための本というよりは、かなり「読み物」的要素が強いです。 私はどうもこういう書き方の本はいまひとつ苦手でして、書いてあることが100%信用できかねるのです。 別に信用できない内容が書いてあるというわけではなく印象の問題で、作者の主観が中心にあるよりも事実だけを淡々と書いている方が私は信用できます。 せっけんシャンプーについてはかなり詳しく触れてはいますが、具体的な市販の商品の比較などはされていないし、ごく一般的なシャンプーの方法の解説しかないので、せっけんシャンプーに迷いを感じている人が読むと迷いがなくなるか?というと、そうでもないような気がします(笑)。 また、ライフスタイルの改善というところにかなり大きくページを割いていて、ヨガでホルモンバランスを整えるなどということが書いてあるのですが、これは一般的な健康法であってシャンプーの話題とはかなりかけ離れているように思います。 もちろん髪の健康とライフスタイルは密接につながってはいるのでしょうが、この本を読む人がそういう内容を求めているのだろうか?と感じてしまいました。 しかもある程度ページを割いている、とはいってもやはり本の一部でしかありませんから、ひととおり表面をなでるだけでなんだか中途半端な気がしました。 それと、最近出たわりには本の内容がなんとなく古臭い感じがするのはなぜなんでしょうか…。 (98/11/17) |
| 洗剤と洗浄の科学 |
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| 中西茂子著/コロナ社/1995.10.5初版 |
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科学的&家政学的な観点から、汚れを落とすのにはどう洗うのが効果的かということを中心に書かれている本です。特にせっけん、合成洗剤のどちらにも偏ることなく、純粋に「汚れ落とし」の観点からの比較をしています。つまり、合成洗剤の害についてはあまり触れられていませんが、全体的には実験データをもとに書かれているので「汚れを落とすための洗濯とは」という観点からは納得できる内容です。 洗剤の界面活性剤やビルダーについての解説、汚れの性質、汚れが取れるメカニズムなどがかなり詳しく説明してあります。わりと「科学」寄りの難しい説明が多いので、科学的知識が少ない方にはちょっと難しい本かもしれません。 (99/1/12) |
| イラスト版 手作り石けんのすべて |
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| 河辺昌子著/合同出版/1991.9初版 |
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これは廃油を利用したリサイクル石けん(プリン石けん)の作り方の解説をしている本です。 ただ、この本を最初に出した頃と違い、現在は廃油石けんは「有機物を多く含むため、家庭での手作りは差し控えるように」という政府からのお達しがでているそうで、追記として「廃油石けんは市販の石けんに替わるものではないが、廃油をそのまま捨てるよりは良いし、環境について考えるきっかけになるのでこの本を続けて出している」という解説がありました。 この本で紹介している「プリン石けん」は2週間にわたって屋外で数回の作業をする必要があります。実際に石けんが使えるのはその半月〜1か月後です。 できあがりはクリーム状で多少の不純物が残っており、食器や住居を洗うのには良いのですが、肌を洗うのには適していません。 さらに進んだ方法として塩析をして不純物を取り除く方法なども解説してあります。 この本ではその作成プロセスの解説と実際に作った人の体験談、Q&Aなどが載っています。 また、手作り石けん運動についての説明もあります。 私は先に下記の「やさしくできる 手作り石けん入門」を読んでしまったせいか、この本を読んでもこの「プリン石けん」を作る気になれませんでした。 出来上がりの石けんの質がさほど良くない、というのと、屋外で2週間にわたり(実際に作業をするのは5回程度ですが)作業をする…というのは私のように都市に住んでいて、仕事を持っている人間にとってはあまり現実的ではありません。実際、こういう運動に参加しているのは専業主婦や学校、市民団体などだったりするようですし。 「プリン石けん」よりも比較的手間の少ない「簡易手作り」方法も書いてはあるのですが、これもそんなに完成度の高いものではないようです。 廃油をリサイクルする、という観点から見ると「手作り石けん運動」は有意義ではあるのですが、私のような「せっけんマニア」にとっては少々物足りない本でした。 (99/6/12) |
| やさしくできる 手作り石けん入門 |
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| アン・ブロムソン著、恒任明子+山谷朋子訳/合同出版/1999.1初版 |
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この本はいわゆる「廃油を利用したリサイクル石けん(プリン石けん)」の作り方の本ではなく、体や顔を洗ったりするのに使える普通の石けんの作り方が解説してある本です。 著者はアメリカ人で、アメリカでは比較的ポピュラーらしい「手作り石けん」本の元祖的な存在の人のようです。 ここで紹介している石けんは、市販の浴用せっけんと同程度のものができるということで、プリン石けんとは違うのは室内でできることと、反応の作業は一日で終わること(実際に使用できるのは2〜3週間後です)、人の肌にも問題なく使用できることです。 このレシピでは主に牛脂を使用しており、使用目的に合せて配合する油を変えています。 また、好みに応じて天然の材料を使った香りづけ、色づけをする方法も説明してあります。 油脂に種類によるせっけんの使用感の違いについても解説してあるので、石けんを作らない方にも参考になるかと思います。 私が読んだ限りでは、石けん作りというのは意外に簡単なのだと感じました。ただし、細かいこつはいろいろあるようで、あまりいい加減に作ってしまってはやはりうまくいかないようです。この本ではその「こつ」が丁寧に解説してあるのが良いです。 巻末にはアメリカの石けんの歴史が書かれており、ふつうはなかなか知る事のない内容なので興味深かったです。 全体的によくまとまっており、読み物としても、解説書としてもよくできていると思います。 (99/6/12) |
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