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| これが正体 身の回りの化学物質 |
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| 上野景平著/講談社/1991.6.20初版 |
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借りる時には良く中味を見なかったのですが、借りてみてぱらぱらと読んで読む気をなくしたので全部読みませんでした。 タイトルからいくと、身の回りの化学物質の危険性を指摘している本かと思いませんか?ところがこれが全然逆なんです(笑)。 化学は素晴しい!化学のおかげで私たちは文化的な生活ができる!という感じで、その物質が人体や環境にどういう影響を及ぼすかなどについてはほとんど触れてないか、適当なことが書いてあるかのどっちかです。 本が古い(1991年初版)せいもありますが、それにしてもあまりにもいいかげんすぎます。この本が出たときにはすでに「あぶない化粧品」は出版されていたのですから、化学者(筆者は大学の化学科の教授です)が有害性を知らないわけはないのです。 一部、化粧品の口紅の項から引用してみます。 「化粧品に用いられる合成色素は、衛生上無害なものが厚生省から指定されており、その中から用いられる。たとえば赤色204号という色素は口紅によく用いられる赤色色素である。」 これを読んだだけで絶句してしまいました。赤色204号というのは、タール色素の中でも特に有害と言われているもので、皮膚障害の原因になりやすいものです。 他にも紫外線吸収剤の効能は書いてあっても害については全然書いていなかったり…今となっては普通の人でさえ害だと知っているようなことまで、平気で無視して書いています。 あとがきには「添加物は悪、というような誤った考えが広くゆきわたっている」「頭から悪者と決め付ける前に、その合成物の正体について正しい理解を持ってもらいたい。」とありさらにびっくりです。 私だってすべての添加物が悪いと思っているわけではありませんが、これが正しい理解の結果とはとても思えません。 さらにあとがきを読んだら、化粧品については資生堂の協力を得て書いたとありました。どうりで、という感じです。 メーカーに偏ってメーカーの利になることしか書かないのは科学者とは言えないでしょう。(メーカーの研究所が出した本でもあるまいに…。) メーカーを悪と決め付けよとは言いませんが、中立な立場から書くべきではないのでしょうか。 要するに、世間が化学物質に対して疑いの目を向け始めた頃の、メーカーの言い訳のための本、といったところなんでしょうかね。 これを「科学シリーズの本」の中に入れている講談社にもあきれてしまいました。 「ある意味」では勉強になる本ではありましたが、私の知識の蓄積には全く役に立たなかった本です。 逆の立場からの考えを読むこと自体は私は勉強になると思っていますが、それでもこれはあまりおすすめしません(笑)。 (1998/10/23) |
| 添加物のQ&A |
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| 西岡 一著/ミネルヴァ書房/1997.10.25初版 |
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この本は、主に食品と化粧品の添加物の危険性について指摘したものです。本の構成は「食品の安全性を考える」と「化粧品の安全性を考える」の2本立てで、化粧品のほうは「化粧品の基礎知識」「成分と安全性」について書かれています。 この著者は同志社大学の教授で医学博士なのですが、一部では有名な「化粧品毒性テーブル」という表を作成している方のようです。私はこの「化粧品毒性テーブル」については耳にしたことがあったのですが、この方が作っているものとは知りませんでした。私も見たことはありませんが、化粧品を構成している物質の危険性を一覧表にしたものらしいです。一度見てみたいものですが…。 この著者は、化粧品は肌にいいとは限らない、と考えているようですが、書かれていることはそんなに具体的ではありません。UVカット化粧品が有害であるとか、化粧品で黒皮症になることがあるとか、化粧品に含まれている防腐剤は肌に良くないとか、今まで私が見聞きした以上のことはあまり書かれていませんでした。しかし一問一答形式でわかりやすく書かれてはいるので、初心者?向きには良いと思います。 この本はどちらかというと食品添加物のほうに力が入っていて、食品添加物の知識がまだあまりない私としてはこちらのほうが興味深かったです。チューブの練りわさびなどにはかなり有害な香料が入っている、などの話を読んで、家の練りわさびをまじまじと眺め直してしまいました。(成分は箱に書いてあるようで、残念ながらわからなかったのですが)でも食品添加物のほうも入門編という感じではあります。こういったことに興味も持ち始めた方あたりにお勧めの本でしょうか。 (1998/11/29) |
| エッセンシャルオイルブック |
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| スーザン・カーティス著/双葉社/1997.7.10初版 |
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私は今までアロマ関係には全くといっていいほど興味がありませんでした。 というのも、私はあまり強い香りが好きではないからというのと、最近妙にブームになっているようなのでみすみすそれにはまるのが嫌だったというのもあります(笑)。(ひねくれもんなんです、私。) それに「効果がある」と言っているからには当然副作用もありえるわけで、ほんとにアロマはいいのかー?とかなり疑問に思っていました。 今でもまだ懐疑的ではありますが…。ただ、この本を読んで今までちょっと誤解して毛嫌いしていた部分は解けたように思います。 この本はイギリスで出版されたものの日本語訳版です。 初心者向けとはいってもそれなりに踏み込んだ内容であり、よく日本の雑誌などで特集しているような軽いノリではありません。 エッセンシャルオイルの薬効、製法、成分、安全性、使用方法等についてはひと通りの解説がありまして、ここの部分はアロマ初心者の私にとって非常に参考になりました。 ただし、本の大半を占めるのは個々のエッセンシャルオイルの薬効や使い方です。 今特に使うつもりもないので全部はとても読みませんでしたが、興味のあるものをいくつか拾い読みしていました。 この本はアロマのひととおりの知識が得られるので、初心者にも良いのではないかと思います。 この本では、エッセンシャルオイルは使用法を誤ると危険なこともあるが、きちんとした製品を使用し、用法や容量を守って使う分には良い効果が期待できる、という観点でまとめてあります。 西洋版漢方みたいなものかな?と思いながら読んでいましたが、違うでしょうか。 (私は漢方にもアロマにも詳しくないので、適当なこと言ってたらすみません。) この本を読んで、アロマに対する考えはちょっとだけ変わりました。 が、やっぱり「特に不調というほどでもないが、エッセンシャルオイルの効果でより良くしたい」ということには私はどうもなじめないような気がします。 どこかに不調があってそれを直したいと思った場合に、市販の薬や化粧品を使うよりはいいのではないか、という認識でいます。 また、これから勉強していくうちに変わるかもしれませんが。 (1998/11/17) |
| エッセンシャルオイル120%活用術 |
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| 熊谷千津著/雄鶏社/1998.4.10初版 |
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カラーできれいな、薄くて小さい本です。写真もきれいなので、眺めているだけでも結構楽しいかも。本の中心は手作りコスメティックの作り方になっています。 アロマの基礎が簡単に説明してあり、あとはコスメ用品作成が主体です。フェイシャルケアからボディマッサージ、アロマバスやフレグランスの楽しみ方などがあります。 現在私が手作りコスメにちょっと興味が出てきたせいか、なかなか楽しんで読めました。 薄い本ではありますが、それなりにコンパクトにまとまっていて、それぞれのコスメ用品作りの基礎はわかります。しかしこの本で説明しているエッセンシャルオイルの種類は少なく、アロマを極めたい!という人には物足りないかもしれません。 最後の「エッセンシャルオイルブランド、推薦ショップ紹介」には具体的に店名と場所の一覧があって参考になりました。アロマの本は翻訳ものが多く、そういった本では日本で扱っているブランドやショップはあまり紹介されていないのです。ショップはほとんどが東京近郊のショップなのですが、通販をしているところも多いようなので地方の方にも参考になると思います。 (1998/11/29) |
| アロマセラピーで元気になる! |
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| 高山絵美著/日本ヴォーグ社/1996.10.20初版 |
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この本の主体はアロママッサージについてです。カラーの本なのですが、写真を多用して具体的なマッサージの方法については詳しく解説してあります。 そのほかはバスタイムでの使用法、ルームフレグランス、湿布、スキンケアの方法などが紹介されています。巻末には本文で紹介したアロマグッズの作り方が簡単に説明してあります。 またリフレッシュを目的としたり、薬効的なものを期待した使用法などについても書かれています。 この本も見ているだけできれいで楽しいのですが、それだけにあまり深いところには触れられていません。扱っているオイルは18種類のみですから、少々物足りない気もします。といっても、これからアロマを始めるという人にとってはちょうどいいのかもしれませんが。 (1998/11/29) |
| 天使(エンジェル)は清しき家に舞い降りる |
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| カレン・ローガン著/佐光紀子訳/集英社 /1998.3.5初版 |
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食品や薬局で簡単に手に入る薬品など、身近な材料で自作クリーナーを作って使おう!という内容の本です。 内容についてはこの本の紹介ページ「地球に優しいお掃除のページ」があるのでそちらもご覧になってみてください。 いろんなレシピが紹介されているのですが、主に重曹や酢酸、石けんを使ったレシピが多いようです。 私は最初は図書館で借りて読んだのですが、持っていると役立ちそうだったのでちゃんと購入しました。 私もいくつか試してみましたが、ホウ酸を使ったスプレーのクリーナーなどは汚れ落ちもよく重宝しています。 が、中には合成洗剤をちょっとだけ使ったレシピもあるので、石けん派としてはちょっと複雑な気分。もちろん作者は石けんのほうを勧めてはいるんですけどね。 読み物としても面白いのでお勧めなんですが、ちょっとなじめないのがそれぞれのレシピのタイトルで、「魔法使いマーリンのマジック」とか「不思議の国のアリスのワンダースプレー」とか、名前から使い道が連想できないので覚えづらいのです。アメリカの人らしいセンスだなあとは思いますが。 あと、欲を言えばレシピだけをひとまとめに書いてあるページが欲しかったなと思います。(実際作る時に本をめくって探すのはけっこう大変なのです…) この本の原題は「CLEAN HOUSE,CLEAN PLANET」というタイトルなんですが、なぜか日本版のタイトルはちょっと宗教がかっているんですよね…。 日本版のタイトルだけだと何の本かよくわからないのが残念。原題のほうがシンプルに内容を表しているのでいいと思うんですが。 余談ですが、本屋さんや図書館でこの本のことを尋ねる時はくれぐれも「てんしは…」じゃなくて「エンジェルは…」と言いましょう。私は「てんしは…」と言ったおかげでなかなか見つかりませんでした(笑)。 (1999/10/16) |
| 節約生活のススメ |
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| 山崎えり子著/飛鳥新社 /1998.10.22初版 |
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少し前に話題になった本だったのですが、当時は「すてきな奥さん」みたいなちまちました節約の話が載っているのでは?と思い込んでいて、あまり手に取る気がおきていませんでした。(といいながら、「すてきな奥さん」系の雑誌もたまに立ち読みしていたりしますが…。(笑)) しかし実際この本を読んで「節約生活」というよりは「シンプルライフ」といったほうが近いのでは?と感じました。 実際に「どう節約するか」の実践方法についてはいわゆる「主婦向け雑誌」の内容とそんなに大きな違いはないのですが、根本の考え方が違うというか…単なる「節約」でない、生活の見直しを含めて提案していて、その点に共感できるものがありました。 中身としては「ちまちま」した節約もあるんですが、読んでいて不思議に「貧乏くさそう」な感じはしませんでした。ベースになっているのがドイツで経験した「節約生活」であるからなのでしょうか。 この内容をすべて実行するのはちょっと無理ですが、参考にしようと思える部分がたくさんありました。 この本の著者は夫の交通事故をきっかけに生活全般を見直し、環境に優しくしかもお金が節約できる生活を試行錯誤して編み出したそうです。 食費、光熱水費、雑費を減らすにはどうすれば良いのか、身の回りにあるものを活用して余分なものを買わない方法を紹介しています。 番外編として「節約生活に欠かせない「酢」―70の利用法」というのがあり、これもなかなか参考になりました。 (2000/1/8) |
| バスタイム |
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| 吉沢深雪著/ブロンズ新社 /1998.2.10初版 |
猫をモチーフにしたイラストレーターとして知られている「吉沢深雪」さんが書いた本です。文章もイラストも吉沢さんが書いています。 猫のイラストがふんだんに入っており、とてもかわいい本です。 健康、美容、リラックスに良いお風呂の入りかたから、身近な材料を使ったオリジナル入浴剤の作り方などが紹介してあります。 文章もイラストも柔らかいタッチながら芯の部分は硬派?で、基礎化粧品は基本的には必要ないということや、合成界面活性剤の有害性などにもわかりやすい解説があり、シャンプーも石けんですることを勧めています。 友達に石けんを勧めたいけど、あまり強く勧めると引かれてしまうし…と悩んでいる方は、この本を渡して読んでもらうと良いかもしれません。 けっして押し付けがましくなくソフトなタッチで、必要なことはしっかり書かれているので「せっけん初心者」にもお勧めです。 なお、この本を書いている吉沢深雪さんのホームページからもこの本を購入することができます。 興味のある方はご覧下さい。 (2000/1/8) |
| お風呂の愉しみ |
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| 前田京子著/飛鳥新社/1999.11.24初版 |
せっけん好きの人も、そうじゃない人もぜひ読んでほしいイチオシの本です。 この本ではお風呂の快適な入りかたから、手作りで石けん、基礎化粧品、入浴剤などを作る方法が紹介してあるのですが、それがどれも簡単そうで、作るのも使うのも楽しそうなのです。 もちろん手作りですから、自分の肌や用途にあったものが必要なだけ作れるわけです。 著者の前田さんの家のバスルームの写真も紹介されているのですが、手作りの入浴剤や石けんがきれいに並べてあるバスルームのなんと楽しそうなこと。 写真を見ているだけでわくわくしてしまいます。 単に役立つ、というだけでなく読み物としても非常に面白かったです。 私は今まで石けん作りの本を何冊か読んでいますが、たいていは「廃油石けん」(掃除用などにしか使用できないグレード)の作り方しか載っておらず、自分の肌に合うせっけんを作るという主旨の本ではありませんでした。 中で一冊だけ「やさしくできる 手作り石けん入門」はそれとは違って「自分の肌に合う石けんを作る」という主旨だったのですが、このレシピの難点は「一回あたりに作る量が多い」ということで(しかも、量を少なくするとうまくいかないと書いてあるのです)、そのために私も「そんなに気軽には作れないな」と思っていたのです。 しかし前田さんが紹介しているレシピ(別の本を参考にしたそうですが)では火も使わず、一回あたりの量も少なく(浴用せっけん5−6個程度)作れるのです。 材料はちょっと大きい食材店に行けば手に入るものですし、道具も台所にあるものでほとんど代用できます。廃油石けんのように屋外で作業する必要もなく、苛性ソーダの扱いにさえ気をつければ「お菓子を作る」のに近い感覚で作れるようです。 しかも前田さんは手作りの石けんのほうが市販の石けんより良いものができると書いています。 手作りでせっけんメーカーの作ったものより良いものができるのかどうか、私は正直懐疑的だったのですが、つい最近、ひとからいただいた手作り石けんの使い心地が非常に良かったことと、この本を読んだことで「手作りでかなり良いものができそうだ」という気持ちになってきました。 今まで石けんの手作りに興味を持ちながらも「めんどくさそうだから」「材料を調達するのが大変そうだから」「たくさんできても使えないから」などという理由で石けん作りを延ばし延ばしにしてきましたが、この本のおかげで石けん作りの第一歩に踏み出せそうです。 (2000/1/8) |
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