はじめてのせっけんせっけんだいありーせっけんりんくせっけんの本棚よくある質問集

はじめに

99/6/12改訂

「はじめてのせっけん」ってどういう意味?ということや、このページを始めるにいたったきっかけ、このページで言うところの「せっけん」の定義については、以前の「はじめに」に記されています。
初めてこのページにいらした方は、ぜひそちらもお読み下さい。


今まで当たり前のように使ってきた化粧品をやめ、洗うもののほとんどをせっけんに切り替えてから約1年が経とうとしています。
最初は本当に半信半疑で始めた「実験」でしたが、その頃とはずいぶん私の考え方も変わってきましたので、このページの更新に踏み切りました。
私は今の時点では「せっけん生活」を知って本当に良かった、と感じています。

ここで言う「せっけん生活」とはなにか。(※これはあくまでも私の定義です。)
基本は「できる限り自然の力を活用し、合成化学物質を遠ざけた生活」のことですが、山奥に住んで野菜は全部自分で作り…、というようなおおげさなものではなく、身の回りのできるところからしていけばいい、というのが私のスタンスです。
それをなぜ「せっけん生活」と呼ぶかというと、せっけんというのは「これひとつでOK」というものの象徴ではないかと思うからです。
洗顔も、シャンプーも、洗濯も、掃除も、たいがいのものはせっけんで用が足りるのです。 洗顔フォーム、シャンプー、洗濯用合成洗剤、住居用の数限りなくある洗剤、そんなもののほとんどは必要のないものであるということに気づいた人が使うのが「せっけん」であるからです。

今ではほとんどすべての「洗う」ことにせっけんを使っている私ですが、「せっけんは絶対に誰にでも、何にでも良い」とは言い切れません。 いろいろ実験してみた結果、向く人や向く用途もあれば、向かない人や用途もあるということもわかりました。
これから先も、私のスタンスは少しずつ変わっていくかもしれませんし、せっけんよりいいものも見つかるかもしれません。 でも少なくとも以前のような「何も知らず、何も考えずに合成化学物質にまみれてしまっている」生活にはもう戻りたくない、ということだけは確かです。


私はもともと「エコロジスト」ではありません。
以前は化学物質の危険性について騒ぎ立てる意見からはむしろ離れていたところがあります。
もともと私は化学が好きで、大学進学の時には化学関係の学科を受けたほどです。結局は全然別の学科に行ってしまいましたが…。
科学がもたらすさまざまな新しい技術は素晴らしいと思っていたし、地球の将来についてもかなり楽観的でした。 そしていろんなメーカーが次々に送り出す化粧品、洗剤、日用雑貨…、たいていのものをほとんど疑いもなく受け入れ、使用していました。

その「不自然さ」に気づいたのはほんの一年前のことです。
最初は「基礎化粧品などはほとんど必要ないのに、たいていの人はメーカーに乗せられて使用しているだけだ」ということに気づいたことがきっかけです。このことは自分の体をもって確かめました。
それがもとで、今まではなんと自分の体や環境を守ることに対して無防備だったのか、そしていかに不必要なものにお金を使っていたのか、ということに気づき愕然としました。
身の回りにあふれているほとんどの物質は「人類史上初めて人間が遭遇するもの」ばかりで、メーカーはごく短期間の限られた実験しかしていないということ。 身につける化粧品にはほとんどの成分が表示されておらず、さらにほとんどの基礎化粧品は使う必要さえないこと。
少し考えればわかったことなのかもしれないのに、それを考える間もなく、私は市販されている製品を疑いなく買って使っていたのです。


私はすべての科学の発展を否定的にとらえたくはありません。
科学によって救われるものもあるし、人間が暮らしていく以上、ある程度の環境破壊はしかたない部分もあります。 人間はものぐさですから、便利なものがあれば使いたいと思うのも当然ではあります。
けれども、ほとんどのものが石鹸で洗えるということを知ったのがきっかけで、世の中にはあまりにも不必要な製品が多すぎるのではないか、ということにあらためて私は気づかされたのです。
ちょっと用途が変っただけで全く新しい化学物質をたくさん作りだす必要が本当にあるのでしょうか。 その化学物質が人体や環境にどういう影響を与えるか、まだ誰にもわからないのに。

もちろん、天然であれば人体に安全、ということはありません。 天然のものだって毒もあれば、かぶれも起こします。 ましてやせっけんは天然のものでもありません。(すぐ分解するので、天然に近い合成物質、とは言えるかもしれませんが。)
天然のものやせっけんは絶対安全でもないし、万能でもありませんが、少なくとも地球全体の生物の存続を脅かすようなものではないことはわかっています。 だったら、何にどう影響が出るかわからない「新しい物質」を使うよりは、今までなじみがあり、安全性が高いことを実証されてきたもののほうがいいのではないかと思うのです。

かといって、身の回りからすべての化学物質を遠ざけることは実質的に不可能です。 またせっけんといえど合成化学物質には違いありませんし、大量に使えば環境にもある程度影響が出るのは避けられません。
現代の日本においてはどうしても化学合成品でないと用が足せないこともあるでしょうし、ストイックに化学物質を遠ざけることばかり考えていては生活ができません。
だけど、せめて「他で代用できるもの」があるならそれを使う、メーカーやマスコミに乗せられて使っていた「本当は必要のないもの」や「危険なもの」を使うのをやめる…ということくらいはできるのではないでしょうか。


まずはたくさんの製品の中から、本当に自分が必要なものを、自分で考えて正しいと思うものを選び取っていく。 それが「せっけん生活」の始まりなのではないかと思います。
最初は「自分の肌のため」に始めたせっけん生活ですが、私はそれをきっかけにずいぶん物の見方が変わりました。
私の日記を読んでいただいた方にもそれが伝えられたらいいな、と思っています。




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