はじめに

98/9/11作成

はじめてのせっけん、とはなんのことだろう?
せっけんなんて毎日使っているじゃない。そう思われる方もいるでしょう。
私もつい数週間前までその程度の認識でした。
でも、私達が普段使っている大手メーカーの「化粧石鹸」はここでいう「せっけん」とはちょっと違います。 もちろん合成洗剤や、合成のシャンプーとも違います。


物を洗うための洗浄剤には、必ず界面活性剤というものが入っています。
界面活性剤は、水と油をなじませる役目を果たすもので、せっけんも合成洗剤も界面活性剤を使用しています。 ただし(正確な意味での)せっけんに入っている「界面活性剤」と「合成界面活性剤」とは違うものです。 家庭用品品質表示法では、洗浄用の界面活性剤の中で、脂肪酸ナトリウムと脂肪酸カリウムを『せっけん』と呼び、それ以外のものを『合成界面活性剤』と呼びます。

せっけんの中にもいろんな種類があるし、合成界面活性剤にもいろんな種類があります。 せっけんと言う名前がついている商品の中にも合成界面活性剤を使ったものもありますが、ここで書いていくせっけんというのは、合成界面活性剤や添加物をほとんど使用していない「純せっけん」のことです。
詳しく説明すると長くなりますので、詳細を知りたい方はせっけんリンクから他のページをご覧下さい。丁寧な解説があります。

この「純せっけん」で、体はおろか洗濯も食器洗いも洗顔もシャンプーもできる、しかも高い化粧品や洗顔フォームを使うより健康できれいな肌が保てる、という話があります。(これについてはまだ私は半信半疑ですが。)
洗濯もせっけんで洗えば柔軟仕上げ剤なしでふんわり仕上がる、というのは実際に使っている方の多くの意見のようです。 今まで持っていた「せっけんだとごわごわする、黄ばむ」というイメージは間違った洗いかたをした場合の話のようなのです。



私がなぜこういうことを知るようになったのか。
それは、このホームページの掲示板で、今まで私が使っていた洗顔料(ファンケルの洗顔パウダー)には「合成界面活性剤が含まれている」と知ったのが発端でした。
ファンケルは「表示指定成分無添加」とうたっています。表示指定成分とは、アレルギーを起こす怖れのあるものとして厚生省に指定された成分のことです。 もちろんそれが含まれていないからといって、100%安全なわけではないというのは私もわかっていました。
だけどファンケルは「できるだけ肌に優しい成分を」ということで原材料を厳選している、と言っています。 せっけんに比較して有害であると言われている(といっても、一般に洗顔フォームなどに使われているものよりははるかにマイルドなようですが)合成界面活性剤をファンケルが何の表示もせず(もちろん表示する義務はありません)使っている、ということに私はかなりのショックを受けました。
今まで私が信じてきたことは本当に正しかったんだろうか?と。



それからいろいろ必死に調べました。
今まで使ってきた洗顔料は「合成界面活性剤」を使ったものであること。
洗顔料以外でも多くの化粧品に合成界面活性剤が使われているということ。
合成界面活性剤には、多かれ少なかれ「化学物質の経皮吸収を促進する」という作用があり、それが肌に悪いと言われていること。
それから、肌に化粧水や乳液を塗りたくることは、肌のためにはならずむしろ害であると主張している人がいること。
しかしそれと反対の意見もやっぱり存在しました。せっけんよりも肌にいい合成界面活性剤を使った洗顔料もあるとか。 現代のように皮膚に刺激のあるような環境下では積極的なケアをしなくては肌は健康に保てないとか。

今私はまだ混乱しています。どちらを信じたらいいのだろうか、と。
せっけん推進派の中にもいろいろいて、中には不正確なイメージだけで「せっけんはいい、合成洗剤は悪い」と言っている人もいます。 人をあおりたてるような文章で合成洗剤(洗顔料など含む)を作っている人や使っている人を批判しつつせっけんを強固に推進する人もいます。
大手メーカーを批判しつつ、表面上言っていることは似ていなくもありません。 「今までのお手入れは間違っています。これに切り替えればきれいな肌に。」
大手メーカーの言っていることは「だまし」で、せっけん推進派はそうでない、と言い切れるでしょうか。 もちろん科学的な解説も読んでみました。でもどちらも「自分は正しい、相手は間違っている」と言っているのです。
結局、私はまだどちらも信用していません。 今どちらかに偏ってしまって、公正な判断ができなくなるのもあまり良いことではないでしょうし。



私はいまのところ「せっけん推進者」とは言えません。
まだ使いはじめて日が浅く、自分にとってだけでもいいのか悪いのかさえわかっていないからです。
でも、インターネットを見て、たくさんの人が「せっけんを使って良かった」と書いているのを見てから「だまされたと思ってせっけんを試してみよう」という気になりました。 実行に高いお金がいるわけでもありませんし、使ってだめならやめればいいのです。
ただ、今までの「便利さ、手軽さ」はちょっと犠牲にしなければなりませんが。


今回あちこちのページを見て気づいたことは、みんな最初は迷いだらけだということです。今まで化粧品会社の宣伝や、女性誌などで読んできたいわゆる「スキンケアの常識」では通用しないことばかりだからです。
このページでは、その迷いもそのままに実体験を綴って行きたいと思います。やらせは一切ありません。(笑)
もしかしたら面倒さに挫折するかもしれません。
せっけんは言われているほど良くないという結論に達するかもしれません。
私と同じように半信半疑の方に、このリアルな体験が参考になれば、と思います。

せっけんは合成洗剤よりも環境にいい、だからせっけんを使おう。そう考えるのも立派なことだと思います。 でも、見てもいない川や海の汚染のことを常に意識できる人がどれだけいるでしょうか?
それよりも自分の肌のほうが「何がほんとにいいのか」を実感できるはずです。
まずは気張らず、自分の肌に聞いてみよう。そう思っています。


HOMEへ