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ヤマネコニュース2003年分

※ユニマットの「月が浜リゾート計画」に関するニュースは別ページにまとめました。

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記事掲載日記事タイトルサブタイトル
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2003/6/24(火)
ヤマネコまた交通事故死今年に入って2件目
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2003/5/21(水)
干立ペンション村が落成西表/竹富町が整備、公民館運営へ/山菜採りなど独自のプログラム展開
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2003/5/15(日)
ヤマネコが交通事故死78年以降36件目/野生生物保護センター/夜間はスピードを落として
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2003/5/2(金)
干立ペンション村 ほぼ完成西表/木造瓦ぶきの宿泊施設10棟/6月から公民館が運営へ 体験事業も提供
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2003/4/23(水)
観光キャンペーンに1億9000万円沖縄振興調整費1次配分を決定/西表のエコツーも推進/沖縄政策協
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2003/4/8(火)
西表で認定作業を促進へエコツーリズム/事業者が保全利用計画作成
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2003/2/28(金)
国有林を教育に活用へガイドライン作成で検討会/西表島
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2003/2/27(木)
ルール守り、適正な利用を西表島ヒナイ川地区 /町とカヌー組合など3者/環境保全で覚書に調印/遊覧船の運航速度など決める
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2003/2/23(日)
西表で将来を考えるユンタク会「自然との共生」で活発に意見/環境省など主催
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2003/2/16(日)
オオヒキガエルの生態系影響を懸念八重農生物部が発表/サンゴの夕べ
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2003/1/12(日)
ヤマネコの生態を学ぶ西表島で自然観察会


2002年12月23日(月)

「ヤマネコに注意を」
交通事故防止立て看板周辺を清掃
西  表

 【西表】国の特別天然記念物、イリオモテヤマネコの生息環境を脅かす要因の一つ、交通事故の防止を呼び掛けるヤマネコ交通事故防止キャンペーンが先月22日から来年2月末まで行われており、20日午後にはその一環として、ヤマネコの飛び出しに注意を喚起する看板の周辺で清掃作業が行われた。
 作業は、県道白浜南風見線沿いなどに設置されている34基の標識や移動式の看板などの周辺で、下草の刈り取りや枝打ち、清掃などを行うもの。国立公園パークボランティアらが参加し、「ヤマネコとびだし注意」などと呼び掛ける標識の文字をドライバーが見落とさないように気を配りながら行われた。
 環境省沖縄奄美地区自然保護事務所などでは、同キャンペーンの実施期間中、チラシや防災無線放送による広報や、「やまねこマラソン」(来年2月)でのPRを通じて、ヤマネコを交通事故から守る機運を盛り上げるほか、来年1月11日には観察会を実施して、ヤマネコ保護の意識を高めることにしている。



2002年12月17日(火)

西表島エコツーセンター
管理委託契約を解除
エコツー協会に竹富町
西表リゾート反対運動を理由に

 竹富町(那根元町長)が「西表島エコツーリズムセンター」の管理業務を委託している西表島エコツーリズム協会(石垣金星会長)に対し、今月20日付で契約解除を文書で通知していたことが16日までに分かった。同センターは、西表島エコツーリズムの拠点施設として、町が(財)日本宝くじ協会の助成(全額)を受け、西表島浦内地区に整備。今年4月27日に落成し、同協会が町と管理委託業務契約を結び、施設内に協会事務局を置き、管理してきた。

 だが、ユニマット不動産の浦内地区でのリゾート開発をめぐり、同協会が日本エコツーリズム協会の協力を求める一方、全国から開発反対に対する賛同者を募り、町に対しメールなどで計画見直しを求めたほか、地域の他団体などと連携し、強い抗議行動を取ってきた。
 町の契約解除理由としては、月が浜リゾート計画に対し、同協会が取った一連の行動は「行政との信頼関係を著しく損ねる行動であり、遺憾である」として、管理委託要綱第六条の規定に基づき、今月20日で契約を解除するとしている。
 第6条(契約の解除)では「町長はセンター管理人がその業務処置を怠り、または不適任と認めたときはこれを解除できる」としている。
 契約解除を通知したことに対し那根町長は「地域の行政との話し合いで進めることなく、全国の不特定多数の者に呼びかけ、町に対し波状攻撃してきた」と、協会が取った一連の抗議行動を批判した上で「きちんと組織内部で(一連の行動を)反省してほしい。それまで当分の間、契約を解除する」と述べた。
 一方、同協会側では、15日に理事会を開き、町のいう「行政との信頼関係を著しく損ねた行動」の内容についてはっきりさせた上で、対処することを確認した。
 また、一連の情報発信に使用された機器、回線は、同協会の所有物および会員個人の物が使用されている。



2002年12月 3日(火)

「西表リゾートの見直しを」
参加者から意見相次ぐ 「沖縄宣言」も採択
エコツー国際大会が閉幕

 【宜野湾】「エコツーリズムによる地域の自立的発展と多様性の維持」をテーマにした国連・国際エコツーリズム年記念「エコツーリズム国際大会・沖縄」は1日、沖縄コンベンションセンターで沖縄宣言「未来へのメッセージ」を採択、閉幕した。
 4日間にわたった大会は、西表島浦内地区で計画されているリゾート開発が急きょ、研究事例として取り上げられ、参加者から規模縮小や開発計画の見直しを求める声や、地元と行政、開発業者の事前協議の重要性を指摘する意見が相次いだ。
 これについて、閉会式で閉会宣言を行った愛知和男日本エコツーリズム協会会長は「地域の人たちが自主的な議論を深め、エコツーリズムのモデルケースとなる答えを出してほしい」と要望。
 沖縄宣言でも「地域住民、開発産業、行政等のパートナーシップを促し、さまざまな課題や困難を克服する新たな枠組みを構築することの重要性が確認された」と事前協議の重要性に触れた。
 大会実行委員会会長の稲嶺恵一知事が発表した沖縄宣言は「エコツーリズムは地域の自立的発展と多様性の維持にとって効果的な手段。地域づくりのための新しい価値観がエコツーリズムによって開かれようとしている。これはまさに持続可能な社会を実現する道である。私たちはエコツーリズム推進の世界のけん引役となることを自覚し、行動する」としている。



2002年12月 1日(日)

干立ペンション村が着工
竹 富 町
滞在・体験型観光の拠点
集落内の空き屋敷に建設

 「干立地域の滞在型・体験型観光の拠点施設」として竹富町が、西表島干立地区で計画している「干立ペンション村」の起工式が、11月30日午後1時から現地で、町や施工業者、地域住民ら多数が参加して行われた。同村は、4、5人の小グループ単位の利用を想定した木造瓦ぶきの宿泊施設10棟で構成。利用者が川上りやいのしし狩り、魚釣りなどさまざまな体験プログラムを併用することで、滞在・体験型観光の拠点施設として期待される。

 ペンション村は、家族や少人数グループ単位の利用を想定した木造瓦ぶきの宿泊施設10棟からなる。総事業費1億9456万円。5工区に分離発注され、年度内完成を目指す。
 施設は、宿泊施設9棟、宿泊施設と管理棟を備えた施設1棟。いずれも地域の空き屋敷を利用して建設する。
 宿泊施設は、延べ床面積38.9平方メートル(約11.8坪)、台所施設や居間、バス・トイレと5人分のベッドを備える。
 管理棟を備えた施設は、74平方メートル(22.4坪)。事務室のほか畳部屋の宿泊施設や交流スペース、台所などを備える。全棟に空調設備が完備される。
  供用開始後は、干立公民館が地縁団体の認可を受けて運営する。
 また、川上りや自然景観探索、いのしし狩り、山菜採り、潮干狩りなどさまざまな体験プログラム作りとインストラクターの養成が先行して進められており、年明けにモニターツアーが計画されている。
 起工式では、那根元町長や施工業者の代表3人がくわ入れを行い、工事の安全を祈願した。
 引き続き干立公民館で行われた直会(なおらい)では那根町長が「集落内に10棟の家が建ち、新しい村おこしが始まる。地域の皆さんで(利用者を)自分たちの家族と思って温かく持てなしてほしい」とあいさつ。
 同公民館の塩川用勝館長が「地域住民1人びとりが経営者として、全員に少しでもお金が入るよう取り組んでいきたい。ペンション村の経営が4月1日にスタートできるよう、建物をつくってほしい」とあいさつした。



2002年11月29日(金)

月が浜リゾートで意見も
エコツー国際大会が開幕
西表島の協会からも参加
宜野湾市

 【宜野湾】国連・国際ツーリズム年の各国イベントの最後を締めくくる「エコツーリズム国際大会・沖縄」(同実行委員会主催)が28日、沖縄コンベンションセンターで開幕。「エコツーリズムによる地域の自立的発展と多様性の維持」をテーマに地域の資源を活用していく方策を巡る討論が始まった。この日の基調講演では、西表島で計画されているリゾートホテル建設を念頭に自然環境の配慮した開発計画を求めるなど慎重な対応を示唆する発言もあった。大会最終日の1日は総括シンポジウムを行い、沖縄宣言を採択する。

 大会には西表島エコツーリズム協会など県内のエコツー団体を含む24カ国500人余りが参加。1日までの4日間、パネルディスカッションや分科会、現地視察などを通して、大会テーマを掘り下げていく。
 初日は午後1時から開会式があり、稲嶺恵一知事が「沖縄においても、大会で多くのことを学び、自然環境と観光振興の調和を図って持続可能な観光振興を目指したい」(比嘉茂政副知事代読)とあいさつした。
 基調講演はエコツーリズム計画と建築デザイン(エコロッジなど)の権威として知られるデイビッド・アンダーセン氏が行った。
 環境に優しい宿泊施設「エコロッジ」について同氏は「規模が大きくないこと、環境への影響が少ないこと、土地の特徴をデザインすること、文化的遺産となること。その土地に合った適切なものを用意することが大事だ」と述べ、西表島に言及。
 同島の貴重な生物や自然環境を強調した上で「開発行為が行われると環境に影響が出ることは間違いない。持続可能で自然環境に配慮した計画を実施するなど、慎重な開発を望む」と述べ、取材にも開発規模や環境への影響に配慮したリゾートホテル計画を要望した。
 持続可能なエコツーに向けては、モニタリング調査とともに、環境や文化の受容限界に応じて受け入れ客数を減らすなど是正措置の必要性を強調。エコツーの効果として「マスツーリズムはメイド(お手伝い)的な労働環境しか与えないが、エコツーリズムはより意義深い労働環境を提供できる。地域の人たちの自尊心、文化の活性化、経済効果をもたらす」と指摘した。



2002年11月27日(水)

西表
開発支援をアピール
月が浜リゾート 建設推進で住民大会

 【西表】西表島月が浜ホテル建設推進住民大会(月が浜・宇奈利崎リゾート開発を促進する会主催)が25日午後6時半から西表島中野の中野地区活性化施設「わいわいホール」で行われた。
 大会では、那根元町長や西表地区の議員らがあいさつで建設促進を訴えるとともに、「自然と人間が共存し得る新たな観光産業の開発・育成」など4項目の基本方針を盛り込んだ大会宣言を採択。地域住民の一致協力によるユニマット不動産の月が浜リゾート開発支援をアピールした。
 また同会の平良功会長が「共存共栄の開拓者精神をいつまでも大事に、地域活性化に期待を込めて(月が浜リゾートの)早期実現を求める」とあいさつし、那根町長に強力なリーダーシップの発揮を求めた。
 那根町長は「西表島の発展なくして町の発展はないという考えで(ユニマットの)誘致に踏み切った。リゾート開発により雇用が拡大し若者の働く場ができる。それが地域活性化にもつながる」とあいさつした。
 西表島内の黒島彪氏、川満栄長氏、西大舛高旬氏、通事隆一氏の町議4人が連帯のあいさつを述べた。
 このなかで黒島氏は「滞在型のリゾートホテルができることでゆっくりのんびりとした思い出の観光ができる」と、その必要性を強調。
 また川満氏は、旧太陽の村開発に反対、月が浜での第1次計画には賛成の立場を示し「地域の人の優先雇用。自然に配慮し、水、ごみ問題で住民に迷惑をかけないよう住民と対話を重ねながらやってほしい」と要望。西大舛氏は「リゾート開発を成功させることが町の21世紀を開く大きな原点となる」。通事氏は「リゾート開発される面積は西表島の2万9000分の1にも当たらない。これでどうして西表島の自然が壊れるのか」と、反対住民の主張に疑問を投げかけた。
 大会ではこのほかに東部地区の高嶺正宏氏や船浮の池田豊吉氏、建設業代表の宮良長壮氏、浦内地区の永田欣也氏が意見を述べた。
 このうち永田氏は「浦内地区は、住民の高齢化が進み、生徒数も減っている。私たちの子や孫の時代を考え、ユニマットの開発を成功してもらわねばならない」と、地域の実情を訴え、リゾート開発の必要性を強調した。最後に(1)開発と環境保全との調和を求め、自然と人間が共存し得る新たな観光産業の開発・育成に努める(2)リゾート開発と関連した産業や事業の創出と雇用拡大を図り、地域の活性化に努める−など4つの基本方針を盛り込んだ大会宣言を採択。頑張ろう三唱で同地区でのリゾート開発の促進に向け気勢を上げた。



2002年11月21日(木)

浦内公民館 「約束を守らなかった」
月が浜リゾート “公民館同意”なしで町長に抗議

 ユニマット不動産が西表島浦内地区で計画している「月が浜リゾート開発計画」について、隣接する浦内公民館の同意書がないまま、町を通して県に開発申請が上げられ、去る10月25日に開発許可が下りたことを受け、浦内公民館の岩本哲男館長は20日午前、町役場で那根元町長に対し、抗議と善処策を要請した。
 同公民館によると、同開発計画に対する開発許可申請で、町は2000年12月20日と02年1月7日に同公民館を対象に行った説明会で、当時の担当課長が「浦内公民館の同意書を得た上で開発許可申請する」などと明言し、約束したとしている。
 だが、これが守られることなく開発申請され、県の開発許可に基づき、工事協定書も交わさずに着工されたことで同公民館では去る14日に臨時総会を開き、町に対する抗議と善処策として(1)約束がほごにされた経緯の明確な説明(2)約束が守られなかったことに対し、町の今後の善処策の明確な説明(3)リゾート開発に関する第三者を交えた審議委員会の設置(4)同開発に関する説明会の継続と、その間の工事自粛−の4項目を決議。岩本館長が要請した。
 同意書のないままの申請について那根町長は「地域住民の同意は最も重要で基本的なことだが、一定の説明会を開くなかで、同意が極めて難しく、不可能に近いということで、総合的に判断し、(同意書のないまま県に)申請を上げた」と説明。また審議委員会の設置については「これを立ち上げ、お互いに話し合いをしながらやって行きたい」と設置に前向きな考えを示した。
 要請の席上、岩本館長は「公民館として反対とも賛成とも表明していない」と前置きした上で、ゴミ処理問題や水の問題など、まだ納得していない部分が多いことを示し、説明会の継続なども求めた。



2002年11月21日(木)

エコツーのあり方探る
28日から沖縄国際大会
国内外から500人参加
「自立的発展」テーマに討議

 【那覇】今月28日から4日間、沖縄コンベンションセンターで行われる国連・国際エコツーリズム年「エコツーリズム国際大会・沖縄」(同実行委員会、県など3団体主催)の大会内容が20日、同実行委員会第2回合同会議で正式に決まった。大会には西表島エコツーリズム協会(石垣金星会長)など県内のエコツー団体をはじめ国内外から約500人が参加、「エコツーによる地域の自立的発展と多様性の維持」をメーンテーマに経済振興、地域の多様性・独自性の維持について集中討議を行う。

 大会初日の28日は大会基本方針が発表され、基調講演や事例報告が行われ、29日からパネルディスカッションや分科会、フィールド視察などの日程に入る。
 大会では、マスツーリズムに対しエコツーリズムが地元に利益をもたらすのか、といったエコツーによる経済振興、ガイドの育成やガイドラインの作成、ゾーニングのあり方をどうすべきかといった地域の多様性・独自性の維持について討議する。
 沖縄開催にちなみ、沖縄特別プログラムとして「沖縄のエコツーリズムを構築する実践者フォーラム」を企画。西表島エコツーリズム協会などが参加し、エコツーの課題や問題点などを出し合い、沖縄にふさわしいエコツーのあり方などを探る。
 大会最終日の12月1日は総括シンポジウムを行い、沖縄宣言「未来へのメッセージ」を発表して大会を締めくくる。
 大会終了後の12月3日、西表島では「西表島・島人文化祭」を開催、伝統芸能やカヌーを使用したエコツーなどさまざまなプログラムを用意している。



2002年11月 6日(水)

問題調整委設置を提案
ユニマットリゾート計画
西表島エコ・ツー協会が町長に

 西表島エコツーリズム協会の石垣金星会長ら5団体の代表7人は5日午前、町役場を訪れ、那根元町長に対し、西表島浦内地区でのユニマット不動産によるリゾート開発問題について町と地元関係団体の協議の場となる「西表リゾート問題調整委員会」の設置とその協約書案を提案した。これに対し那根町長も、委員会設置の方向で一致、協約書の内容について今後、内部で検討する考えを示した。
 石垣会長らが提案した同調整委員会設置についての協定書案は、設置の目的として、同リゾート開発について「町役場と西表島住民が真摯(しんし)に話し合い良い方向へ向かうように努める」とし、目的達成に向け(1)住民生活にかかわるさまざまな諸問題(2)自然環境保全、景観保全、歴史文化的環境保全などに関すること−などについて協議する。さらに委員会の構成について竹富町(町長、助役、各課長)、県、浦内公民館勉強会(河合正憲代表)、西表島エコツーリズム協会(石垣金星代表)、西表島宿泊業者(国井健二代表)、西表島カヌー組合(村田行代表)、竹富町ダイビング組合(笠井雅夫代表)の7者とし、会議は公開としている。
 町役場を訪れた同協会の石垣会長は、協定書案の内容を読み上げ「説明会などでお互いに言った言わなかったなどの問題がないよう、話し合いの場を設け、きちっと話し合いたい」と述べ、調整委員会の設置を提案した。
 これに対し那根町長は「こういう方向でお互いにやっていくことを約束する」と、調整委員会設置に理解を示し、協定書の内容について一定の期間をおいて検討する方針を示した。
 同地区でのユニマット不動産によるリゾート開発は、去る10月25日に県の開発許可が下りている。また同開発に対し同協会などが計画の見直しを求め、町などに要請していた。



2002年10月31日(木)

西表リゾート
貴重な動植物の生存権を侵害
全国環境保護連盟 開発差し止めで訴訟

 全国環境保護連盟の岩田薫代表ら9人を代理人として、竹富町内に生息するイリオモテヤマネコやセマルハコガメなど動植物20種が、(株)ユニマット不動産(高橋洋二代表)=東京都港区=を相手に「生存権を侵害する」として29日、西表リゾート開発の差し止めを求める訴訟を東京地方裁判所に起こした。
 訴状によると、同社は、西表島上原の宇那利崎の周辺で、5階建てリゾートホテル1棟(160室)およびコテージ(96室)などを建設する計画で、去る23日に都市計画法に基づく開発許可が沖縄県から下り、近く着工の予定。
 開発工事により、開発予定地周辺を生息場所とする国の特別天然記念物イリオモテヤマネコやセマルハコガメ、ホテル建設予定地南部に位置する浦内川および周辺マングローブ林に生息する環境省のレッド・データブックで絶滅危惧IA類(最も絶滅の可能性が高い種)に指定されているアゴヒゲハゼなどの生存が侵害される、などとして開発行為の差し止めを求めている。



2002年10月29日(火)

「西表リゾートに絶対反対」
西表の未来を創る会が町に抗議
HPから町民の声など削除

 西表島エコツーリズム協会やカヌー組合、宿泊業者、町ダイビング組合などで組織する「西表の未来を創る会」の石垣金星代表や各加盟組織の代表らが28日午前、町役場を訪れ、「ユニマット・西表リゾート計画絶対反対」の抗議を行った。同会らの抗議に対し町長不在で対応した前鹿川健一助役は「要請の趣旨を町長に伝える」と述べるに止めた。
 同会の抗議文によると、町役場ホームページに寄せられた多くの町民や全国の人々の声を削除しホームページを閉鎖したことに「西表島を愛するたくさんの声にふたをし無視した観光の発展はありえない」と指摘。
 さらに県内最大級のリゾートホテル建設が「これまで頑張って島の観光を支えてきた地元宿泊業者の死活問題となり、エコツーリズムの趣旨とかけ離れた時代錯誤の計画だ」と非難。
 竹富町とユニマット不動産に対し「絶対反対」の抗議をするとともに(1)町役場ホームページ・ゲストブックを開き、西表島を愛する多くの意見に耳を傾けること(2)住民との話し合いを持ち十分なるコンセンサスが得られるまで着工を見送ること−の2項目を要求した。
 また西表島宿泊業者一同や、町ダイビング組合(笠井雅夫組合長)も町に対し抗議や開発計画の見直しを要請した。



2002年10月26日(土)

西表国立公園の区域・計画変更
「弾力的運用を」
竹富町議会 近く県や関係省庁に要請

 環境省が作業を進めている西表国立公園の公園区域・公園計画の変更の中で良質の水が流れる河川を多く含んだ同島の中央部が特別保護区、マーレ川付近が第2種特別地域に格上げされているのを受け、竹富町議会(山田耕治議長)は25日午後、臨時議会を開き、同計画変更に対する意見書を可決。要請団を編成し、県や関係省庁、県選出国会議員などに直訴することを決めた。
 同計画の変更で環境省では、9月25日から今月25日までの間、計画変更に対する意見を広く国民(パブリックコメント)を募集していた。
 可決した意見書では、計画案に対する住民意見の聴取方法が防災無線を通じて行われたことを「計画案の内容が十分に住民に知らされないまま進められていることを懸念する」と指摘。
 さらに、変更内容について、05年の役場移転計画の具体化や西部地区での大型リゾート計画の進行で確実視される人口増や農業用水を含めた水源地確保と施設整備、将来の波照間島や竹富島への海底送水など、水資源開発の必要性を強調。その観点から「将来の竹富町の土地利用計画や各種開発行為、水資源開発、水利の整備に関し、公園区域内においてもその行為が可能となるよう法制度の措置を明確にするよう強く求める」としている。
 町議会では、可決した同計画変更に対する意見書を、環境省自然環境局国立公園課にファクスで送ったほか、後日、要請団を組織し、県や同省などの関係省庁、県選出国会議員などに対し、直訴することにしている。



2002年10月25日(金)

オオヒキガエル 定着の恐れ高い
ヤマネコの生息環境脅かす
移入経路など把握へ
ヤマネコ保護増殖事業推進連絡会議

 環境省や林野庁、県などが話し合うイリオモテヤマネコ保護増殖事業推進連絡会議が24日午前、環境省国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターで開かれた。西表島の生態系を乱し、ヤマネコの生息環境を脅かすおそれのあるオオヒキガエル対策では「西表島ではまだ繁殖していない様子だが、このままでは繁殖を開始し、定着してしまうおそれが高い」と強い危機感が示された。このため、環境省などでは、オオヒキガエルに対する管理やチェックの体制について検討していくことになった。

 財団法人自然環境研究センターがオオヒキガエルについてまとめた報告によると、西表島ではこれまでに17匹のオオヒキガエルが確認されている。年次別に見ると、▽2000年=2匹▽2001年=5匹▽2002年=7匹−となっている。発見場所では、大原地区が9匹で最も多い。
 報告は移入経路について、島外から搬入される資材にまぎれ込んだり、旅行者などが意図的に持ち込んだりしている可能性を指摘している。
 資材の搬入は公共事業に関連したものが多いことから、▽公共事業に関するアンケート▽担当者や資材・建設業者、業界団体からの聞き取り▽多量に搬入されるなどオオヒキガエルが紛れ込みそうな資材の保管状況などを現状把握−の実施について検討していく。
 また、ハブの侵入防止ネットを応用して、オオヒキガエルが入り込むのを防ぐことができないか検討していく。
 また、沖縄奄美地区自然保護事務所は本年度のイエネコ対策を説明した。それによると、ヤマネコの生息地に設置された15台の自動撮影装置にイエネコが写った場合には、町ネコ飼養条例に基づく登録内容との照合や疫学検査を実施したうえで、生息地から排除していく計画。
 ヤマネコはイエネコなどと接触することによってFIV(猫免疫不全ウイルス、ネコエイズ)疾病に感染するおそれがあるとみられており、ヤマネコの保護対策のなかでは、ヤマネコがほかのネコと接触する機会を減らすことが重要だとされている。
 町によると、町ネコ飼養条例に基づいて登録されているのは、西表島ではこれまでに123頭。このうち、メス2頭とオス1頭の合わせて3頭で、FIVの抗体検査が陽性だった。この3頭はいずれも避妊・去勢手術を受けている。



2002年10月13日(日)

干立ペンション村
宿泊棟4棟の工事発注
本年度中の完成目指す
体験・滞在型観光の施設に
竹富町

 「地域の滞在型・体験型観光の拠点施設」として西表島干立地区で木造宿泊施設10棟からなる「干立ペンション村」の建設を計画している竹富町は10日、同村の一部として宿泊棟4棟の建築工事を発注し、事業をスタートさせた。今月中に残りの6棟の建築工事も発注し、本年度内の完成を目指す。施設は、家族や小人数グループ単位の利用を想定しており、先に白浜地区に完成した「海人の家」と合わせ、川上りや釣りなどさまざまな体験プログラムを併用することで滞在・体験型観光の拠点施設になるものと期待されている。

 同村は「体験滞在交流促進事業」の一環。5人程度の家族や小グループ単位の利用を想定した延べ床面積38.9平方メートル(約11.8坪)の木造瓦ふき9棟と宿泊施設と管理棟を備えた74平方メートル(22.4坪)の施設1棟の合計10棟(5筆)で構成される。
 独立した9棟には、台所施設や居間、バス・トイレと5人分のベッドを備える。管理棟には、事務室のほか畳部屋の宿泊施設や交流スペース、台所などを備える。また全棟に空調設備が完備される。
 施設の運営は、干立公民館が地縁団体認可を受けて行う。
 用地は、公民館が地区内の空き家敷(民有地)を借地する。
 一方、施設整備に先立ち川上りや自然景観探索、ダイビング、イノシシ狩り、山菜採り、潮干狩り、釣りなどさまざまな体験プログラム作成とインストラクター養成、先進地視察などのソフト事業が先行して進められており、本年度は年明けにもモニターツアーを実施し、03年度に予定されている施設の供用開始に備える。



2002年10月 5日(土)

西表リゾート開発計画
町に強力な推進を要請
開発を促進する会

 ユニマット不動産が西表島浦内地区で計画しているリゾート開発への賛同者で組織する月が浜・宇奈利崎リゾート開発を促進する会(平良功会長)と町商工会建設業部会の会員ら約30人が4日午後、町役場を訪れ、那根元町長にリゾート開発の促進を要請した。
 要請文では「他の産業や地域活性化につながる観光振興は地域ぐるみで積極的に推進する必要がある。今後、数年間で具体化する施設に早期着工に向け、地元側として期待し、支援協力はやぶさかでない」として、ユニマットの進出を歓迎。
 町当局に対し、開発と保全のバランスある振興に向けた適切な評価方式を確立し、これを基に観光協会や商工会など各種団体と連携し、ユニマットが計画している月が浜一帯の観光リゾート開発計画の強力な推進を要請した。
 要請に対し那根町長は「月が浜一帯はリゾート開発地域として公的に進めてきた。そこでユニマットの計画に賛同し、誘致してきた。皆さんの意にこたえたい」と述べた。同社による浦内地区でのリゾート開発は、月が浜でのホテル建設のほか、浦内川河口周辺や宇奈利崎の旧太陽の村など5カ所でコテージやレストラン、公園などの建設を計画。開発面積は合計13万4849平方メートル。部屋数は463室となっている。
 これに対し、浦内地区住民やエコツーリズム関係者、カヌー協会などが、ごみや水、自然、生活環境の悪化を理由に開発の見直しを求めている。

■記者席■
<「開発と保全」で対立>
■ユニマット不動産が西表島浦内地区で計画しているリゾート開発に対し、地元住民らの有志が「月が浜・宇奈利崎リゾート開発を促進する会」を組織し、那根元町長に「開発促進」を要請した。これまで同計画に対しては、本土出身者やエコツーリズム関係者などから水やゴミ、自然・生活環境の悪化を理由に「計画見直し」の声が上がっていたが、同会の要請はこれと真っ向から対立するもの。「開発と保全」。地元出身者と本土出身者。西表島の自然と生活に対する価値観の違いは大きい。



2002年 9月28日(土)

「開発計画の見直しを」
ユニマットの西表リゾート
カヌー組合が要請
那根町長 住民らに理解求める

 西表島カヌー組合(加盟16業者)の村田行会長ら役員3人が27日午前、町役場を訪れ、那根元町長に、ユニマットによる西表島リゾート開発計画の見直しを要請した。
 要請文では、ユニマットによる大規模なリゾート開発により上水道やゴミ、開発による自然破壊、景観、周年地区の治安悪化、宿泊業者への影響など西表島の自然環境や島民の生活環境に与える悪影響が多大であるとして、開発計画の見直しを訴えた。
 これに対し那根町長は「(リゾート開発により)総合的な雇用創出や人口の増加、地域活性化、滞在型観光にもつながることから一つの手段として計画に賛成し、誘致に踏み切った」と、同社を誘致した目的を説明するとともに、「自然を守る所と開発する所をきちんと線引きし、自然と住民の生活を守りながらやっていきたい」として、代表らに理解を求めた。
 村田会長が「地域の人々が納得していない面が多い。それをもっと詰める必要がある」としたのに対し同町長は「企業オンリーでも、へつらってやっているのでもない。地元の意見を聞きながら進めていきたい」と述べた。
 ただ、地元の同意がないまま開発許可が町を経由して県に申請されていることに「取り下げてほしい」との要望に同町長は「矢は放たれた」として取り下げる意思がないことを示した。
 このほか組合側からは「地元住民が反対しているのは事業主体の企業に対する不信感が根底にある」との指摘も成された。
 同組合では、町議会に対しても要請したほか、企業側にも要請文を送付することにしている。



2002年 9月26日(木)

「西表リゾート」に賛否
開発計画で住民説明会
ユニマット
県最大級規模に危ぐ、一方で歓迎も

 【西表島上原】ユニマット不動産が西表島浦内地区で計画している「西表リゾート開発」の説明会が24日夜、西表島上原の上原多目的集会施設で開かれた。集会では町側が「地方分権時代のなかで財源を確保し、自立するために観光開発、企業誘致は大きな柱の一つ」として、開発の必要性を示し、また、企業側も建物を従来計画の5階建てを4階建てに変更。ごみの炭化処理や水の海水淡水化施設での調達などの方針を示し、住民に理解を求めた。これに対し、出席した住民間からは、規模の縮小や西表島に合った形での開発への変更を求める意見が相次いで出された一方、「途中で撤退し、住民の期待を裏切らないでほしい。歓迎する」とする開発に賛成意見も出た。

 同リゾート開発は、同社が自社有地のある浦内地区の月ケ浜でのホテル(2棟161室)を中心に浦内川河口域や宇奈利崎の旧太陽の村など5カ所でレストラン、コテージ、公園などの建設を計画しているもの。開発面積は合計13万4849平方メートル、ホテル、コテージ合わせ463室となっている。
 5回目となる今回の説明会では、浦内公民館が住民からアンケートをとった開発に対する町や企業への質問・意見に対し、両者が回答した。
 このなかで水問題について町は「1日250トンの水を供給しても浄水能力に余裕があり、問題ない」とした。企業側も、宮古上野村のリゾートで独自に海水淡水化施設で水を確保していることを示し、今回の開発でも町から水が得られない場合の手段として考えていることを示した。
 ごみ処理問題について企業側は、当初予定していた焼却処理からより安全だとされる炭化処理する考えを示した。
 「高すぎる」と指摘された建物の高さについては、町側が「国立公園区域外であり、高さ制限はない」との見解を示し、企業側は、当初の5階建てを4階建てに変更する考えを示した。
 質疑応答では、西表島エコツーリズム協会の石垣金星会長が「県内最大規模の施設は西表島にはふさわしくない」として、エコリゾート施設への変更を求めたほか、出席者のなかから「西表島は竹富町だけではなく日本の宝」として大規模な開発に反対する意見が出された。
 また、住民投票で今回の開発に対する住民の意思を確認する考えの有無が問われたのに対し、前鹿川健一助役が「現時点で考えいない」とした。
 このほかに、町を経由して開発許可申請が県に出されていることに対し「浦内の説明会で町は、住民の同意が無ければ許可しないと言った。許可を取り消すべきだ」と抗議もあった。
 その一方で「環境アセスをしっかり守り、住民の期待を裏切らないようにしてほしい。(開発を)歓迎する」と、開発に賛成する意見も出された。



2002年 9月21日(土)

八重山3市町
総延長の8割前後を保全
第3回基本計画検討委
県が「海岸整備」で方針示す
赤土除去で積極対応の意見も

 【那覇】県は20日の琉球諸島沿岸海岸保全基本計画案の第3回検討委員会(委員長・津嘉山正光琉球大学教授)で、良好な海岸環境を積極的に保全する区域の延長距離を示した。石垣市は海岸線総延長184キロのうち77%に当たる142キロ、竹富町は236キロのうち85%の202キロ、与那国町は29キロのうち88%の26キロを保全区域とした。

 計画案で八重山地域は石垣市を石垣島ゾーン、竹富町を西表ゾーン、与那国町を与那国島ゾーンとして、漁港や港湾施設などを除いてほとんどの海岸線の自然環境を積極的に残す箇所との位置づけ。石垣島の石垣港港湾区域については拠点ゾーンとして観光・リゾート拠点整備の基本方向を示している。
 この日の検討会では、これらの各地域区分を確認した。委員からは計画案に対し、「研究機関と連携して新たな技術開発の動向を見極めながら適宜対応する」としている赤土対策について、「海に堆積(たいせき)した赤土を除去する文言も入れるべきではないか」などと踏み込んだ対応を求める意見が相次いだ。
 県はこれらの意見に加え、市町村ヒアリング(10月下旬から11月下旬)、公聴会(12月)などで地元の意見を集約した上で計画案を再検討。来年2月の最終検討委員会で報告書をとりまとめる。
 計画は国の海岸保全基本方針に基づき、今後10年の海岸整備の基本方向を示すもの。旧海岸法(2000年改正)が防護を目的としていたのに比べ、現行法は海岸の保全や公衆の適正な利用を図ることとしている。



2002年 9月11日(水)

113頭のネコを登録
ネコ飼養条例1年
FIV感染ネコなど3頭確認

 竹富町が「ネコ飼養条例」に基づき、町内の飼い猫の登録を開始して1年が経過。これまでに113頭のネコを登録した。合わせて行った血液検査で、猫エイズを引き起こす「猫免疫不全ウイルス(FIV)」に感染しているネコ2頭と感染している疑いのあるネコ1頭が確認された。
 また、登録したネコのうち85頭に不妊・去勢手術が施された。
 血液検査や不妊・去勢手術は、九州、沖縄県、八重山の各獣医師会の獣医師が、月1回、西表島大原の離島振興総合センター内に設けた診療所で、無償で行っている。
 西表島では、これまでの調査で飼い猫、野良猫それぞれからFIVに感染しているのが確認され、これらとの接触でイリオモテヤマネコへの猫エイズ感染が懸念されている。
 これを受け、01年7月に制定された同条例では、町内全地域で飼い主に猫の登録を義務付け、首輪と飼養表示票で野良猫と区別。飼い猫が繁殖して適正に世話ができなくなる場合には避妊や去勢措置を求めている。
 登録時や町外から猫を持ち込む場合には、猫ウイルス検査を義務付けている。
 町によると飼い猫の登録は、西表島東部地区では大方済んでいるものの、診療所から距離的に遠い同島西部地区の登録が遅れている状況。
 また、野良猫対策が今後の大きな課題として残っており、町では捕獲、去勢・避妊などの対策を検討している。



2002年 8月14日(水)

竹 富 町
事業採択に向け県と最終調整
西表東部の農村振興総合整備事業

 竹富町は西表島東部地区での「農村振興総合整備事業」(中山間事業)の03年度採択に向け、現在、県と最終調整を行っている。同事業は、同地区の大富、大原、豊原、古見、美原の5集落にまたがる事業。03年度から07年度までの5カ年間に総事業費約14億円をかけ、地域活性化施設(2カ所)や営農雑用水施設(2カ所)、農道整備、区画整理、農地改良などを行い、東部地区の農業生産と生活環境基盤を整備する計画。
 地域活性化施設は、美原と大原に計画。このうち大原の施設は「町民会館」と位置付け、300〜500人規模の固定式客席を計画。現在、県とその可能性を検討している。
 また、前良川北側の県道から「サキシマスオウ」の群生地まで木製高下駄式の遊歩道を整備し、自然環境を保全しつつ、同群生地を観光スポットとして発展させる計画。
 農業生産基盤整備としては、大富、豊原で総延長1543メートルの農道を整備するほか、大富西工区内でコウモリやイリオモテヤマネコなどの生態系に影響をおよぼさない12.7ヘクタール部分の土地改良を予定している。
 一方、大富地区で琉球政府時代に土地改良を実施した16.4ヘクタールについて、スタビライザーで石を砕くなど、近代的な工法で再整備する。
 さらに大原地区で、赤土流出防止対策として急こう配ほ場58.3ヘクタールのこう配修正を計画している。このほかに古見の集落道120メートルを整備するほか、大原地区の排水路の安全対策、大富の農作業休憩施設を補修する。
 大富、大原にため池を整備し、営農雑用水を確保する。
 現在、来年度の事業採択に向け県と調整をしながら計画の概略設計を行っている。
 予定通り03年度に事業が採択された場合、町では、予算の付き具合と、05年度に計画されている大原への役場移転を考えながら優先順位を決めて整備を進める方針。



2002年 8月11日(日)

沖 縄 県
エコ・ツー推進計画策定へ
今月下旬から西表島で実態調査

 【那覇】本年度から3カ年のエコツーリズム推進事業で県は9日、第1回検討委員会(委員長・東良和日本旅行業協会沖縄支部長)を県庁で開いた。期間内でモデル地域の事態調査を踏まえたエコツーリズムの推進計画を策定するほか、環境利用保全協定や人材育成システムの確立を目指す。

 本年度は今月下旬から9月下旬にかけて西表島で経済効果、受け入れ限度、地域との関わり、マスツーリズムとの比較などの実態調査を行う。これまで地域環境、地域経済、住民の便益という視点から分析したレポートはなく、今回の調査でこれらを明らかにしていく考えだ。
 エコツーリズムは沖縄振興特別措置法に環境保全型自然体験活動の推進が盛り込まれ、県は9月に決定する観光振興計画で西表島など3地域を重点地域に指定する予定。
 県は来年度で推進計画を策定するほか、保全利用協定の手引書を作成し、民間同士の協定を県が認定する仕組みをつくる。
 委員会で東委員長は「昨年のテロ後、目的をもった観光客は回復が早かった。エコツーリズムや健康保養型観光は沖縄観光に付加価値を付けるのに欠かせない要素」と強調した。
 委員には西表島エコツーリズム協会の石垣金星氏も加わっている。



2002年 8月10日(土)

「海人の家」の完成祝う
白浜地区活性化の拠点に
滞在・体験型観光を後押し

 【西表】白浜地区にこのほど完成した「海人の家」(うみんちゅのいえ)の落成祝賀会(白浜公民館主催)が8日夜、同施設多目的ホールで行われ、大勢の地域住民らが参加して新しい地域活性化の拠点施設の落成を祝った。同施設は、川上りやダイビング、釣りなどさまざまな体験プログラムを併用することで滞在型、体験型観光の拠点施設としても期待される。施設の管理運営は、地縁団体として認可された同公民館が行う。

 同日午後8時8分に関係者6人がテープカットしたあとに行われた祝賀会では那根町長が「公民館が運営する初めてのケースだが、皆で知恵を出し合い、施設をあらゆる角度から活用し、地域活性化に結びつけてほしい」とあいさつ。
 大城一文白浜公民館長が「この施設を白浜地区活性化の拠点施設として先人達がはぐくんできた文化、歴史に触れ、学習の場を創出し、学習を通して地域住民との交流を広める場として活用したい」と述べた。
 また那根町長が大城館長に地縁団体認可書を交付した。
 舞台では、地域のお年寄りや青年、婦人、子どもたちが舞踊や太鼓、三味線演奏などを披露。祝賀会を盛り上げた。
 同施設は竹富町が体験滞在交流促進事業として国、県の補助を受け整備したもの。建物は鉄筋コンクリート造り赤瓦ぶきで、延べ床面積約740平方メートル。公民館機能を持った管理棟と宿泊棟の2棟で構成される。このうち地域の集会場、利用客などとの交流の場となる管理棟(約427平方メートル)には大型の舞台が付いた多目的ホールや事務室、展示室などを備える。
 また、宿泊施設(約313平方メートル)には、宿泊室として5人用4室、10人用2室のほか、食堂兼談話室や自炊が可能な調理室なども完備する。
 体験学習施設(427平方メートル)には、事務室や談話室のほか、地域文化などの体験学習室を備える。
 今後は、モニターによる体験学習や先進地視察などを通して体験プログラムを確立。さらに施設の管理条例の制定などを経て、本格稼働は次年度からとなる見込み。



2002年 8月 4日(日)
西表島をエコツーの重点地域に指定へ
県が観光振興アクションプランで
利用協定を締結
自然への配慮でルール化

 【那覇】県は沖縄振興計画に基づいてまとめた観光分野の実施計画案「観光振興アクションプラン」(2002−04年度)で、西表島など県内3地域を「エコツーリズム重点推進地域」に指定する方針を盛り込んだ。環境保全型自然体験活動推進計画を策定するなど県としてエコツーリズムを本格的に推進。エコツアー事業者による保全利用協定の締結も促進し、立ち入りの自粛や自然への配慮など協定区域内でのルール化を目指す考えだ。

 環境保全型保全体験活動の推進は沖縄振興特別措置法で明文化され、エコツーの推進、保全利用協定の活用、指導者の養成、自然公園などの施設整備の条項を設けた。同法に基づき策定された沖縄振興計画でもエコツーは観光振興の重点施策の一つとして位置づけている。
 振興計画の実施計画となる同プランで、その基本的方針をまとめた。ガイドの案内と助言を受けながら、自然環境の保全に配慮して自然とふれあうための活動を位置づけ、地域の生活文化に対する保護意識を高めることにも意義があるとしている。
 同活動の実施方法として西表島のほか、やんばる地域、慶良間諸島を重点地域に指定し、計画を策定。その中で、保全利用協定を締結したエコツー事業者についての情報発信を行い、利用者に適切な利用を促していくことになる。
 協定は地域の合意をもとに立ち入り自粛の区域の設定、区域内に生息する野生生物への配慮事項などをルール化。さらにツアーの適正な人数規模などエコツーごとのルールづくりも目指す。また、ツアー参加者についても地域の暮らしや文化風土などに配慮を求める「訪問者ガイドライン」の作成も盛り込んだ。
 同時に県は協定区域内の自然環境の継続的なモニタリング調査の実施と保全対策、地域におけるコーディネーターとしての役割を担う人材育成を図っていくことにしている。



2002年 7月21日(日)
西表リゾート計画
世界的な流れに逆行
エコツー協会 計画の見直し要請

 西表島エコツーリズム協会の石垣金星会長は16日、竹富町(那根元町長)と竹富町議会(西大舛高旬議長)に対し、ユニマットによる「西表リゾート開発」計画の見直しを要請した。
 要請書では西表リゾート開発について「20世紀の大規模リゾート開発の反省から国連が定めた『国際エコツーリズム年』の趣旨とかけ離れ、世界的なエコツーリズムの流れと逆行する時代錯誤の計画で、世界中から大きな非難を浴びる」と指摘。
 「(開発により)水不足やゴミ処理問題、エネルギー問題などが確実に発生する」として、西表島の豊かな未来を考え、慎重に検討するよう求めた。



2002年 7月14日(日)
来年度から自然休養林に指定
西表ヒナイ川
基本構想の骨子まとまる
無秩序な入林を規制

 【那覇】西表島ヒナイ川の自然休養林指定に向け、現地調査などを行ってきた整備基本構想策定調査検討委員会(座長・新本光孝琉大亜熱帯生物圏研究センター所長ほか8人)は、12日までに「新たに自然環境保全を重視した自然休養林を設定し、貴重な森林生態系の保全を図るための施策を展開する」との方向を盛り込んだ基本構想の骨子をまとめた。林内では案内板や樹名板などは設置せず、必要最小限の施設を整備する方針だ。
 自然休養林の指定は、ヒナイ川がエコツーリズムなどで無秩序な入林利用が拡大しているため、利用と保全の両立を図るもの。基本構想策定に向け、検討委が今月8日までに現地調査を含め2回の検討委員会を開き、骨子をまとめた。
 手軽に利用できる仲間川や浦内川に対してヒナイ川は人工的な工作物を最小限に抑え、自然度の高い亜熱帯林生態系を観察・体験できる自然休養林として位置づけた。
 工作物は桟橋など必要最小限の施設のみを整備し、案内板やトイレ、駐車場などは県道近くの林縁部で設置する。利用に際してはルールを確立し、原則として利用対象施設以外の入林は認められないこととする。ガイドの営利事業についても、地元自治体が森林管理署の承認を得ることとした。
 沖縄森林管理署では検討委員会の報告を受け、今月中に報告書をとりまとめ、各種手続きを経たうえで、来年度から正式に自然休養林として指定する方針。ヒナイ川の対象地区は399ヘクタール。



2002年 6月19日(水)
オオヒキガエルさらに捕獲
西表大原地区で今年4例目

 西表島の自然生態系に悪影響を及ぼす恐れのある移入種・オオヒキガエル1頭が16日夜、大原地区で捕獲された。今年に入っての確認、捕獲は4例目、累計では15件目となる。
 環境省では昨年度から監視駆除のための事業を島内で継続実施しているもので、今回捕獲されたオオヒキガエルは、13日午前大原集落内の住宅敷地内で目撃したとの地域住民からの連絡で、16日夜に体長約14センチ、体重350グラムのメス1頭が捕獲された。
 環境省では今後も大原地区での監視駆除事業を継続強化するとともに、地域住民に目撃などの情報提供協力を呼びかけている。



2002年 6月19日(水)
ヤマネコが交通事故死
78年以降、実に35頭が被害に

 17日午後11時40分ごろ、西表古見の県道でイリオモテヤマネコの死体が見つかった。
 ヤマネコはメスの成獣で、頭部に大きな損傷があり、交通事故に遭ったようだ。今年、イリオモテヤマネコの交通事故死は初めてだが、記録を始めた1978年以降、実に35頭が被害を受けている。
 いまの時期は鳥類やカエル、昆虫類、カニなどさまざまな小動物が道路上に出てきているため、ヤマネコも路上に現れることが多い。
 このため西表野生生物保護センターではドライバーに対し、運転には十分に気をつけるよう呼びかけている。
 なおヤマネコの死体は病理検査や寄生虫検査のため、鹿児島大獣医学科に送られた。



2002年 6月 9日(日)
西表月ケ浜リゾート
9月着工、来年8月開業へ
ユニマットが住民説明会
当面5階建て160室を建設

 西表島浦内の月が浜一帯でリゾート開発を計画している(株)ユニマット不動産(高橋洋二代表)は6日夜、浦内地区活性化施設で同地区住民らを対象に「西表月ケ浜ホテル建設」(仮称)の建設計画を説明した。同計画は、月ケ浜に面した1万4780平方メートル(一部町有地、公有地含む)に5階建てリゾートホテル(1棟、160室)を建設するもので、今年9月に着工、03年8月のオープンを目指す。同社は当初、ホテル棟3棟(165室)を段階的に建設する計画で同地区住民らに説明してきたが、計画を変更した。

 「西表月ケ浜ホテル建設計画」は、ユニマット不動産が自社有地と一部町有地(借地)、公有地(里道)合わせて1万4789平方メートルで客室160室(1棟)とレストラン、ショップが入った5階建てのリゾートホテルを建設するもの。
 計画では、今年9月に着工し、来年8月のオープンを予定している。
 この日の説明会では、同開発の設計管理と施工を担当する(株)タイム・アンド・タイド(竹内栄次社長)の関係者らが計画概要を説明し、住民からの質疑を受けた。
 そのなかで、電気と水の確保について企業側は「電気は03年6月に沖縄電力が2万ボルトを持ってくるので大丈夫。水は町水道課から1日254トンの供給が可能という回答を得ている。大型の貯水槽にためたり、井戸を掘ったりして対応したい」と回答。
 これについては住民から、一般家庭の水に影響が出ないよう要望が出された。
 またホテルから出るごみの処理について企業側は「燃えるごみはダイオキシン対応型の焼却炉で焼却処理し、燃えないごみは指定の場所に捨てる」との考えを示した。
 ごみ焼却については住民側から「燃やすとダイオキシンが発生する心配がある。また有害な煙も出る。集落の近くで燃やしてほしくない」と、反対意見が出た。
 さらに住民から19.12メートルの高さや、周辺景観にマッチしない建物造りが指摘されたのに対し企業側は「高さは建築確認申請を出した段階で県が判断する」とした。
 また高層集約型の建物については「まずスタートで失敗しないことが第1条件としてあるので採算を考えるとこのような形となった。次期計画からはコテージタイプの建物で考えている」とした。 このほかに一部住民から「西表島に対する悪影響が多すぎる」として開発に明確に反対する声も出た。
 同社ではこのほかに、「西表リゾート開発」として同ホテル隣接地に店舗と従業員寮(84戸)、「浦内川プロジェクト」としてレストラン、コテージ(9棟124室)、道の駅、「太陽の村プロジェクト」としてレストラン・コテージ(3棟60室)、公園整備。さらに「月ケ浜本体開発」としてホテル(1棟189室)、コテージ(12棟96室)などを計画している。
 計画期間は月ケ浜の店舗・住宅、浦内川プロジェクトは本年度末の着工、それ以外は16年度以降の予定。開発面積は同ホテルを含めた全体計画で14万251平方メートル、ホテル、コテージ合わせた部屋数は637室となっている。



2002年 6月 1日(土)
オオヒキガエルまた捕獲
西表島の生態系に重大な影響
ことし3例目

 西表島の自然生態系に悪影響を及ぼすおそれのある移入種・オオヒキガエル1頭が5月30日夜、大原地区で捕獲された。今年の確認・捕獲は3例目。
 中南米原産のオオヒキガエルは、耳せんから毒液を出す大型のカエルで、さまざまな小動物をどん欲に捕食し、移入地域の生態系に悪影響を与えている。
 このため環境省は昨年度から「西表島移入種対策事業」を開始、自然環境研究センターに委託して監視駆除調査を行っている。
 今回捕獲されたオオヒキガエルは、30日午後9時20分ごろ、大原の県道で同地区に住む男性が飼い犬と散歩中に見つけ、環境省西表自然保護官に届けた。
 同地区では、5月25日に仲間港港湾敷地内でオオヒキガエルが目撃され、防風林に逃げ込んでおり、今回捕獲されたカエルは個体の特徴が一致していることから、目撃されたカエルの可能性が高いという。
 なおオオヒキガエルは今年、14件の目撃情報が寄せられている。



2002年 5月25日(土)
通年型・滞在型へビジョン示す
竹 富 町
観光振興基本計画を策定
「入島協力金」本格検討へ

 竹富町(那根元町長)はこのほど、町の通年型・滞在型観光、リゾートの拠点形成に向けた観光振興ビジョンとなる「竹富町観光振興基本計画」を策定した。計画期間は09年度までの8年間。日帰り観光への対応や特産品の充実、観光サービスの質のレベルアップなどの課題を踏まえ、町観光の基本目標を「魅力を伸ばす」「新たな魅力づくり」「親切な地域づくり」「しくみを変える」「クリーンな地域を」の5つに集約。それぞれの方向性と、行政、観光協会、町民・事業者の取り組み方針、各島ごとの観光の基本方針が示されている。

 町では、「第3次総合計画」(01年3月策定)や「町リゾート開発基本構想」(93年5月策定)のなかで、町内各島々が持つ自然や伝統文化などの特性を生かした観光の方向付けを行っているが、今回の基本計画では観光客や地元住民の意見をもとにこれを検証し、そのなかから(1)駆け足での島巡りツアー(2)インターネットでの情報提供の拡充(3)町全体でのさまざまな仕組みづくり(4)ゴミ問題−などの課題を洗い出している。
 その課題を踏まえた今後の計画づくりの方向性として「魅力を伸ばす」では(1)静か、のんびり、まちなみ、リゾート、自然環境などの島のよさをそれぞれ生かす(2)景観の保全と育成。
 「新たな魅力づくり」では(1)長期的なリゾート施設の誘致(2)新たな観光メニュー・特産品等創設の促進。「親切な地域づくり」としては(1)インターネットや地図など観光関連インフォメーションの充実促進(2)交通条件の整備(島内・海路・空路)(3)ニーズに合わせた観光関連施設の整備促進(4)島のルールをわかってもらう。
 「しくみを変える」では(1)入島協力金の検討(2)かけあし島巡り観光の是正(3)エコツーリズムの推進(4)関連組織の強化促進。
 「クリーンな地域を」としては(1)ゴミ問題の解決、上下水道等の整備−を方向性として示している。
 また、それぞれの方向性に基づき町行政や観光協会、町民・民間事業者の方針も示している。  このなかで「入島協力金の導入検討」としては、町行政が03年度を目標に、「入島協力金」の導入調査を実施。これを基に、行政と観光協会、住民らが一体となり検討を加えることにしている。
 また、「新たな魅力づくり」のなかで新たな観光メニュー、特産品等の創設促進としては「アイデアコンペの実施や各種イベント開催」。「親切な地域づくり」では、町や観光協会のホームページの充実や「竹富町・旅の心得」(仮称)の作成などが盛り込まれている。
 このほかにエコツーリズムの推進に向け、環境保護条例の細則見直しやガイドラインづくりとその運用協力、エコツアーメニューの多様化などを盛り込んでいる。
 また、個々の施策をけん引するためのリーディングプロジェクトとして、旅行会社向けの「旅客商品企画部門」と一般向けの「わたしの旅」の2部門からなる「島旅企画アイデアコンペ」や赤がわらや石垣、防風樹林など八重山らしい風景の維持・発展のための「竹富町メモリアル募金制度」、さらに観光客の意見を把握するためのアンケート調査の実施なども提起している。



2002年 5月16日(木)
西  表
オオヒキガエルを捕獲
今年2例目、生態系への影響懸念

 西表島の生態系に悪影響を及ぼすのではないかと懸念されている移入種のオオヒキガエル(ヒキガエル科)1匹が10日夜、同島大原地区で捕獲された。西表野生生物保護センターでは、この個体を財団法人自然環境研究センター(東京)に送って胃の内容物を調べ、オオヒキガエルが島内でどのようなものを食べているのか調べることにしている。

 同センターによると、同島でオオヒキガエルが捕獲されるのは、今年3月24日に次いで2例目。
 今回捕獲されたのは、体長約13センチ、体重約215グラムの成体で、鳴き声からオスと分かった。
 環境省は、オオヒキガエルの侵入状況を調査するため、地元の住民に監視調査員を務めてもらい、オオヒキガエルが生息しているおそれのある場所を週に1−2回程度監視している。
 今回見付かったオオヒキガエルは、9日に大原地区の監視調査員が鳴き声を聞き、同センターに通報。同センターの職員が10日に捕獲していた。
 同センターでは「今後も、島内で監視駆除調査を継続するとともに、西表島への移入経路を特定するための調査を実施していく」と話している。



2002年 5月 7日(火)
自然休養林に指定へ
西表島ヒナイ川の周辺
エコツアーで入林者が増加
沖縄森林管理署が調査へ

 【那覇】島面積の9割が国有林に覆われている西表島のヒナイ川周辺はエコツアーブームなどで入林者が増加、入林個所が無秩序に拡大・分散する傾向にあるとして、林野庁九州森林管理局は2003年度以降に自然休養林として指定する方針だ。貴重な自然環境の保全と自然観察場としての快適な利用を図るのが目的。指定に向けて同局沖縄森林管理署(川島裕署長)は本年度で入林者の増加の対応策などについて調査を行い、同川周辺国有林の保全・整備基本構想を策定する。

 ヒナイ川周辺は近年、カヌーで上流にのぼり、ピナイサーラの滝に向かうルートに入林者が増加。休養林に指定されれば防護さくや案内板など必要な施設が整備され、自然保全を図りながら森林とのふれあい環境が整う。
 西表島では1978年度に浦内川と仲間川の両地区(計1654ヘクタール)が休養林に指定されており、ヒナイ川周辺地区が加わることで西表島の森林レク環境は幅が広がることになる。
 本年度に同署が行う調査は▽自然環境の保全と入林者の増加に対応する保全・整備の基本的な考え方▽整備に必要な施設の種類(防護さくや案内板など)、位置、規格、構造、数量▽施設整備及び維持管理の実施主体の考え方−。
 また仲間川地区内に設置している「亜熱帯樹木展示林」についても、同署は本年度から新たに林木育種センター西表熱帯林育種技術園と連携して苗木を植栽するなど森林整備を強化するほか、樹名板や解説板などを設置して自然観察の場としての活用を充実させていく。これによって西表島在来の希少樹種を遺伝資源として保存するとともに、島内の森林の縮図として国有林の概要が把握できる情報発信の拠点とする方針だ。



2002年 4月28日(日)
内外に西表情報を発信
西表浦内地区
エコツーリズムセンターが落成
観光客と住民の交流拠点に

 【西表】このほど西表島浦内地区に完成した「西表島エコツーリズムセンター」の落成式が、27日午前11時から同センターで開かれた。施設には西表島エコツーリズム協会が事務局を置き、インターネットを通して島内の観光や宿泊情報などを内外に発信するほか、地域の特産品の展示販売も行い、島内エコツーリズムの拠点とともに、観光客と地域住民との交流拠点、環境、地域文化学習の場としても期待されている。式典には、竹富町や同協会関係者、地域の代表ら多数が参加し、同島エコツーリズムの拠点施設の完成を祝った。

 同センターは、竹富町が(財)日本宝くじ協会の助成(全額)を受け整備したもので、総事業費は4835万円。建物は鉄筋コンクリート壁式構造、屋根は木造小屋組。施設の延べ床面積は約141平方メートル(42.65坪)。
 内部に同協会が事務局を置く事務室や会議室、視聴覚室を兼ねた展示ホール、和室(ワークショップ)などのほか、シャワー付きの更衣室や外部から利用ができるトイレを備える。  パソコン機器も配置し、インターネットを通して島内の観光資源やツアー商品、宿泊施設、特産品などの情報を内外に発信する。
 展示ホールには、祭りや農作業の時期、動植物の観察動向など同島内の人と自然とのかかわりを表す「西表島暦」や西表島ガイドマップ、工芸、生業、自然体験、生活文化の4枚のパネルを展示し、島の姿を紹介するほか、地域の特産品の展示販売も行う。
 落成式では、祖納地域に伝わる「家(やー)たかび」の儀式で施設を清めた後、関係者6人がテープカットした。
 施設内に移って行われた式典では、日本宝くじ協会から竹富町に対し施設の贈呈状が授与された後、同協会の高澤和義氏が「観光と環境の調和を目指すエコツーリズムを推進する拠点施設として活用していただき、観光資源の保全活用や文化と調和したエコツーリズムの普及に役立ててほしい」とあいさつした。
 続いて那根元町長が「国連が今年を国際エコツーリズム年に指定するなどエコツーリズムが世界的に注目されるなか西表島にその拠点施設が整備されたことは大きな意義がある。センターを拠点に、自然を敬う精神を西表島から国内外に発信するとともに、本町を訪れる大勢の人々に伝承したい」と式辞を述べた。
 このほか鳩間洋征支庁長や西大舛高旬議長が祝辞を述べた。
 また施設内に事務局を置き、施設の管理運営に当たる同協会の竹盛洋一会長は、今年、エコツーリズム国際大会の沖縄開催がほぼ内定し、西表島も分科会をはじめフィールド利用などが見込まれていることを紹介しながら「この施設を拠点に西表島におけるエコツーリズムの在り方を会員や住民一人びとりが調査研究し、情報を共有しながら人材確保、育成に努め地域振興に寄与することが望まれている。われわれ協会の大儀的な使命である日本最南端の大自然と文化の街を持続させるためにも西表島を含めた町全体にエコツーリズムを定着させたい」と述べた。



2002年 4月25日(木)
「なかまりん」の完成祝う
浮き桟橋も供用開始
西表島大原
地域住民の利便性が向上

 【西表】県が西表島大原の仲間港に建設した仲間港旅客待合所(愛称・なかまりん)と浮き桟橋2基の供用開始式および落成式典が24日午後、同施設で国や県、竹富町、地域住民の代表らが出席して開かれた。両施設は県が総事業費15億8000万円をかけ、2年がかりで整備した。施設が供用開始されたことで今後は、天候や潮の干満に左右されない船舶利用が可能となり、観光客や地域住民の利便性の向上と観光振興につながるものと期待されている。

 旅客待合所は総事業費3億3000万円。鉄筋コンクリート造り1階建て、延べ床面積920平方メートル。いす236席とエントランスホール、トイレ、喫煙コーナーを備える。
 施設の外観はカンムリワシが翼を広げて利用者を迎え入れるさまがイメージされ、屋根は周辺景観に合わせて、赤がわらが配されている。
 同施設と屋根付き歩道で連結する延長72メートルと25メートルの浮き桟橋は、総事業費12億5000万円で整備された。
 神事の後に、旅客待合所正面玄関前で行われた供用開始式では、西表島大原の獅子舞で施設が清められた後、町立大富保育所の園児たちによる除幕、国、県関係者によるテープカットが行われ、仲間港の拠点となる両施設の供用開始を祝った。
 式典では、稲嶺恵一知事(代読)が「仲間港は西表島東部の玄関口として重要な役割を担っている。完成した旅客待合所と浮き桟橋は利用者の利便性、快適性の向上と八重山地域の観光振興に寄与する施設としてフルに利用されることを祈念する」と式辞を述べた。
 また、内閣府沖縄振興局の武田宗高局長(代読)が「旅客待合所が地域住民はもちろん、多くの観光客に利用され、地域発展に大きく寄与することを期待する」とあいさつした。
 式典終了後は町主催の祝賀会が開かれ、待合所の愛称「なかまりん」を命名した上原小5年の高田るい君の表彰や余興が繰り広げられた。



2002年 2月15日(金)
標識周辺を清掃
ヤマネコ事故防止キャンペーン
西 表 島

 環境省などが昨年12月から今月末まで実施している「イリオモテヤマネコ交通事故防止キャンペーン」にちなみ、ヤマネコへの注意を呼び掛ける看板周辺の清掃作業がこのほど行われた。
 同キャンペーンは、ヤマネコの交通事故の多い冬季に、道路を横断するヤマネコに注意しながら運転するよう地元住民や観光客などに注意を呼びかけ、事故防止を図っているもの。
 「ヤマネコとびだし注意」の標識は、県道白浜南風見線のなかでヤマネコの目撃が多い地点から、大富白浜間の33カ所を選んで設置されている。
 この日の作業には、環境省職員と西表国立公園パークボランティア合わせて10人が参加し、標識周辺の草を刈ったり、枝を払って、標識がドライバーの目に入りやすいようにした。
 環境省では「標識が設置されている場所はヤマネコの目撃が多い。道路を横断しようとしているヤマネコがいないか注意して、スピードを落として運転してほしい」と呼びかけている。



2002年 2月10日(日)
オオヒキガエル 「生態系破壊の危機」
西 表 島
千石正一氏が講演

 【西表】昨年末から今月28日までの日程で「イリオモテヤマネコ交通事故防止キャンペーン」が実施されているが、その一環として、財団法人自然環境研究センター主催の西表島移入種対策事業「千石正一氏講演会」がこのほど西表島の離島振興総合センターと、中野わいわいホールでそれぞれ開かれた。
 千石氏は人気テレビ番組『どうぶつ奇想天外』でもおなじみで、現在、同研究センターの研究主幹として多方面にわたって活躍中。会場には子供から大人まで大勢の住民が詰めかけた。
 講演は「西表島の生態系と移入種オオヒキガエルについて」と題し、島内の森に生息する動植物の生態、それを脅かす移入種について分かりやすく説明。後半では「西表島を飛行機にたとえたら、その部品の一つ一つがここに生息する動植物であり、それが欠けると飛行機はバラバラに壊れてしまう」と生態系維持の必要性を訴え、地域住民の理解を促した。
 特に現在、石垣島でのオオヒキガエルの移入による生態系破壊は深刻な状態。西表島でもすでに発見例があり、今後の対策は重要課題となっている。(佐賀英美西表西部通信員)



2002年 1月25日(金)
ユニマット
リゾート開発計画を説明
西表上原連合地区住民に

 【西表】西表島浦内の月が浜でリゾート開発を計画している(株)ユニマット不動産(高橋洋二代表)は23日夜、上原多目的集会施設で上原連合地区住民を対象とした説明会を開き、同地区住民に対し、計画概要を説明するとともに、住民からの質疑を受けた。
 同社の開発計画は、自社有地と一部町有地(借地)合わせて約5.5ヘクタールで165室(3棟)のリゾートホテルとレストラン、コンビニショップ、従業員宿舎などを予定しているもの。
 そのうち第1期(開発面積2997平方メートル)としてRC5階、36室のリゾートホテルとレストラン、コンビニショップ、従業員宿舎が計画され、来年春のオープンが予定されている。
 今回の説明会では、施工を担当する(株)タイム・アンド・タイドの竹内栄次社長が開発計画の概要を説明するとともに、ホテルを運営する(株)南西楽園、同不動産関係者が参加者から質疑を受けた。
 質疑のなかでは、参加者から「国立公園法で13メートル以上の建物は認められないと聞いているが、町と協議済みか」「(従業員宿舎1階部分の)テナントはどのような業種を入居させる計画か」「小浜島リゾートの雇用状況はどうか」「環境アセスはどうするのか」など数多くの質疑が上がった。建物の高さについて同社は「(リゾート開発地が)国立公園外である。それについて町からの指導も受けていない。自然を満喫できるホテルという趣旨で造るので、高さは計画の19.5メートルより低く抑えたい」。テナントの業種については「総合観光案内所と地元産品のアンテナショップについては町から要望がある。それ以外は具体的に決めていない。できれば観光関連業種が入ることを期待している」とし、従業員宿舎部分についても、一般への賃貸も計画していることを明らかにした。
 また環境アセスについては「県の条例に基づき、20ヘクタール以下の開発なので環境アセスは必要ない」とした。このほかに、参加者からは、地元出身者の優先雇用や地元の農水産物や織物などの優先使用の要望が挙がり、同社は「一番の悩みは人手不足である。地元の人が雇用できるよう皆さんがバックアップしてほしい。地元産品も安定供給してくれれば、地元産にこしたことはない」と回答した。
 また、国内で唯一開発地周辺に多く生息するタイワンキマダラ(チョウ)の食草保護について同社は「木があれば移植するなどしてやりたい」との考えを示した。



2002年 1月16日(水)
成功に向け町へ協力要請
国際エコツー大会で西表協会

 今年は国連が定める「国際エコツーリズム年」に当たることから、5月にはカナダで国際会議が開かれるほか、世界各国でさまざまなイベントが予定されており、12月には「国際エコツーリズム大会・沖縄(仮称)」が沖縄県で開催されることがほぼ決定している。
 同大会に向け、西表島では実行委員会設立に向けての準備会が先月発足したことから15日午前、西表島エコツーリズム協会の竹盛洋一会長ら3人が竹富町の那根元町長を訪ね、町への協力要請を行った。
 沖縄での大会は12月初旬に予定され、八重山諸島や本島での開催が検討されており、実際にツアーに参加するプログラムなども充実させ、国内外から500人程度の参加者が予定されている。  県内では1996年に西表島エコツーリズム協会が設立。98年には全国組織であるエコツーリズム推進協議会の設立大会が宜野湾市で開催されるなど全国でも先進地として注目を集め、取り組みも活発化している。
 沖縄大会では「世界の遺産と連携し、島嶼型エコツーリズムによる地域発展を考えよう(仮題)」をテーマにエコツーリズムネットワークを構築するとともに八重山諸島と本島との島々の連携を強化した大会が予定されている。
 西表島の観光業者や関係者らで構成する準備会では近く、大会実行委員会を設立し、国際エコツーリズム年実行委員会と連携しながら企画内容の検討を行っていくほか、県内全域を含めたエコツーリズム・ネットワークを展開していくための準備を進めていきたいとしている。
 竹盛会長は「5年ほど前に比べエコツーリズムを求める観光客は約10倍以上に伸びている。大自然と文化の町を目指した持続できる観光振興を考えるためにもエコツーリズムの推進は重要」と強調し、那根町長も「町のイメージアップのためにもできる限り協力していきたい」と話していた。



2002年 1月15日(火) 
海人の家 建設工事に着手
今夏に供用開始
滞在型観光の拠点に
西表島白浜

 【西表】白浜地区の自然を生かした滞在型観光の拠点施設となる町の「海人(うみんちゅ)の家」の起工式が14日正午から白浜地区内の現地で行われた。今夏に供用開始し、白浜公民館(大城一文館長、71世帯)が運営にあたることにしている。
 起工式では、那根元町長らがくわ入れの儀などを行ったあと、那根町長が「エコツーリズムを楽しむ人が増えている。この施設の存在感が出てくると思う」とあいさつ。大城館長は「地域資源を掘り起こし、この施設を生かしていきたい」と述べた。
 同家は、町が、国の沖縄体験滞在交流促進事業を取り入れて実施するアドベンチャーランド西表整備事業(2001−2002年度)の一環で整備する。
 2113.17平方メートルの国有地に鉄筋コンクリート平屋建ての管理棟(延べ床面積427平方メートル)と宿泊棟(313.51平方メートル)を整備。総事業費1億4332万円。管理棟にはサバニなどの展示資料室や交流室がある。白浜地区の公民館としても使う。宿泊棟は大部屋2室と5人部屋4室からなる。
 白浜公民館は地縁団体としての認可申請を準備中。町は認可されたあと、同公民館との間で運営に関する委託契約を結ぶ。町は宿泊料金などを定めた条例案の策定作業を急ぐ。
 同事業は白浜地区と干立地区で実施。同家とペンション村(干立地区)を整備するハード事業と、地域の特性を生かした体験プログラムの作成とインストラクターの養成を行うソフト事業がある。
 白浜地区のソフト事業では、地元住民がコンサルタントとともに体験プログラムのメニューを考案する作業を進めており、今月20日からは大城館長らが四国地方の先進地を視察することになっている。



2002年 1月 9日(水)
西表浦内でリゾート開発を計画
ユニマット不動産
ホテルやコンビニ・ショップ
竹富町が地区住民に説明会
町有地貸し付けで理解求める

 (株)ユニマット不動産(高橋洋二代表)が西表島浦内の月が浜でリゾート開発を計画している。第1期としてRC5階のホテル棟1棟(36室)とレストランやコンビニ・ショップなどの付帯施設の建設を計画。全体としてはホテル棟3棟で165室に拡大する予定。同社の開発に向け7日夜、浦内地区活性化施設で同地区住民を対象に説明会が開かれ、町担当者が、同社の開発や同施設西側に隣接する町有地の貸し付けなどについて説明した。

 同開発は、ユニマット不動産が自社有地と一部町有地(借地)合わせて約5.5ヘクタールで165室(3棟)のリゾートホテルとレストラン、コンビニ・ショップ、従業員寮などを予定しているもの。そのうち第1期(開発面積2997平方メートル)としてRC5階、36室のリゾートホテルとレストラン、コンビニ・ショップ、従業員寮が計画されている。
 今回の説明会は、同社が町に対し借地を申請している同活性化施設西側隣接地を、同公民館(田代馨館長)も98年から借地要請を行っていることなどから町に対し説明を求めたもの。
 説明会には町側から真謝永福企画課長、古堅廉太郎税務課長ら3人が出席。
 このなかで、同施設西側隣接地の貸し付けについて古堅税務課長が「役場内で協議した結果、ユニマットに貸して浦内地域の雇用創出、地域活性化を図ることに決めた」と、町の方針を説明。また住民から「(現在計画された場所の)背後地などへの計画があるのか」との問いには真謝企画課長が「具体的な計画は決めていないようだ。太陽の村など開発については別の企業からも話しが来ている」と述べた。
 開発に向けた地域住民の同意書の取り扱いについて真謝課長は「開発許可申請には近隣公民館の同意が必要」と述べ、近隣公民館の同意が無ければ開発許可が出せないことを強調した。
 また「建物の規制は考えているのか」との問いには、国立公園法で建物の高さが制限されるほか、町としても周辺の景観を損ねないよう規制をかけて行く方針を示した。
 このほかに参加住民からは「できるだけ自然を守るような開発にさせてほしい」との要望や「国内でここだけにしかいないタイワンキマダラというチョウの生息地である」という、指摘があった。
 また浦内で生まれ育ったという男性からは「リゾート開発はもろ手を挙げて賛成。自然も大事だが、雇用創出としてリゾートは必要。地域活性化にはある程度の人口が必要で、そのためにはある程度の自然の犠牲もやむをいえない」と、開発を希望する声も挙がった。


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