独り言:平成18年7月27日(木)「食中毒(後日談)」

■7月28日(金)
本調子ではないものの下痢は治まったので、午後、会社に出勤。
しばらく仕事をこなしていると、弁当屋さんがお詫びに来た。
治療費を払うので、医療機関で治療したら連絡して欲しいとのこと。
また、食中毒の原因となったのは何の菌なのか、現在保健所で検査中とのことだった。

知人から、食中毒になった場合は下痢止め等を使用せずに、出しまくった方がいいという話を聞いた。
まぁ、しぶり腹ではなく、豪快に出まくったので、その点は良かったかな?
黄門様は悲鳴を上げてたけど・・・。

■7月29日(土)
まだ体調がいまいち。お腹が弱ったままの様子。
地方新聞(朝刊)に記事が掲載されていた。

約470個の弁当が配達され、18人が食中毒に・・・。
食中毒者18人 ÷ 弁当470個 = 約3.8%の確率
義父に宝くじを買っておけばよかったねと言われた。
確かに買っておけばよかったも。今からでも間に合うか?

ちなみに、お弁当の献立は次のような物。
 ・豚肉の生姜焼
 ・玉子とじ
 ・ささみとキュウリのゴマだれサラダ
 ・ごはん、他
どれも怪しい・・・。

■7月30日(日)
すっかり体調も良くなった。
夜、当HPの「電子掲示板の部屋」に驚くべき投稿が。

ブルータス、お前もかっ!?
県下に弁当屋は数あれど、同じ弁当屋を使っていたとはっ!!
しかも、約3.8%の確率に君も入るとはっ!!!
なんたる奇遇っ!!!
なんたる偶然っ!!!!!
戦場は違えど、同じ戦いを潜り抜けたというのかっ!?
いや、むしろ君の方が激戦地だったようだな!!
戦友と書いてトモの無事帰還に敬礼っ!!!
(涙でトイレのノブが見えないよ・・・)

しかし、本当に奇遇だ・・・。
何か見えざる力を感じる。秘密結社の陰謀か?
ちなみに「独り言の部屋」を「試練の部屋」と書き間違えてるようだが、・・・まぁ、試練には違いないか。
確かに、割れたメガネ氏の言う通り「ささみとキュウリのゴマだれサラダ」は一番怪しかったかも。
食べてたら、何かザリッっと異物感があったのだ・・・。
やはりコイツがそうなのか?

■7月31日(月)
会社に出勤すると、保健所からFAXが届いていた。
調査への協力依頼ということで、「喫食状況調査票」と「食中毒調査票」が添付されている。
食べた時間や内容、中毒症の発症時刻や症状等を記入し、返送。

今日の昼食は、コンビニで買ったおにぎりとパンだ。
弁当屋さんの営業が再開するまで、昼食をどう確保しようか悩む。
ところで、トイレを戦場と変えた原因の品と菌は、まだ知らされていない。
保健所の取り調べが長引いているようだ。
犯人は、きっとヤツだろう。
私と割れたメガネ氏は、そう確信している。

■8月1日(火)
弁当屋さんが営業を再開したようだ。
今まで通り、明日から注文する予定。
注文するのが少し躊躇われるが、まぁ、また食中毒になるなんて事はまず無いだろう。
・・・多分。

会社に、保険会社から電話が掛かってきた。
話を聞くと、弁当屋さんと契約している保険会社のようだ。
今回の件に関し、御見舞い金を出させていただくので、その手続き上必要な書類を送るとのことだった。
・・・御見舞い金!?
ラッキー!!・・・なのか?

■8月2日(水)
弁当屋さんが営業を再開したので、弁当を注文した。
しかし、会社で注文したのは私一人だけだった・・・。
やはりみんな警戒しているのか?

夜、当HPの「電子掲示板の部屋」に、ブルータスこと割れたメガネ氏から投稿が。

ひゃ、100人!? 食中毒者が100人!?
と言うことは、その日、100ヶ所のトイレが戦場と化した訳ですか!?
トイレで100人悶絶、阿鼻叫喚!!
・・・恐ろしい・・・。

それにしても、約3.8%の確率だと思っていたのは大間違いだったようだ。
再度計算してみると・・・。
食中毒者100人 ÷ 弁当470個 = 約21.3%の確率
確率急上昇!!
約5人に1人が食中毒になったことになる!
これは思っていたよりも当たりクジが相当数あったようだ・・・。
宝くじ協会が発券数を間違えたか?

ところで、割れたメガネ氏は下痢状態が何日か続いたようだが、私は逆に便秘状態だ。
きっとあの時、数日先分を前借りしてまで出たのだろう・・・。

■8月3日(木)
弁当屋さんに弁当を注文した。
注文したのは、今日も私一人だけだった・・・。

■8月4日(金)
今日も注文したのは私一人だけ・・・。

■8月5日(土)
当HPの「電子掲示板の部屋」に、ブルータスこと割れたメガネ氏から緊急情報が。

なんとっ!!
素手の猛者がいたのですか!?
食材詰めで、黄金の右手があぁぁぁっ!!??
あぁぁ!? 聞こえてくるぅぅっ!?

唸る豪腕がぁぁ!(ドシュュゥゥッ!)
たくましい腕がぁぁ!(むきむきーん!)
掛け声がぁぁ!!(ソイ!ソイ!ソイ!ソイ!ソイッ!)
弁当に突き立つ指と指がぁぁ!(ダシュ!ダシュ!ダシュ!ダシュ!ダシュゥッ!)
飛び散る汗と、ブドウ球菌があぁぁぁぁっ!!!
ソイ!ソイ!ソイ!ソイぃいいイイイぃヤああアアぁぁぁっ!!??

・・・あまりの恐ろしさに、これ以上想像できない・・・。

・・・ま、まぁ、気を取り直して、・・・と。
ところで「黄色ブドウ球菌」って何?
黄色ブドウ球菌について調べてみた・・・。

「黄色ブドウ球菌」
食中毒を引き起こす代表的な細菌の一つで、自然界に広く分布。
人や動物の化膿性疾患の原因でもあるブドウ球菌は、怪我などで化膿した部分に存在するだけでなく、健康な人でも約三割が、鼻腔内・腸管内・皮膚・毛孔などにブドウ球菌を保有。
その名の通り大部分の菌株がクリーム色〜黄色をしており、ブドウの房状にコロニーを形成する球菌。
この球菌による食中毒は、ブドウ球菌そのものによるものではなく、菌が増殖するときに産生したエンテロトキシンという耐熱性の毒素によるもの。
「原因食品」
手指を介して食品を汚染することが多く、おにぎり、寿司、弁当、惣菜などが挙げられる。
「症状」
潜伏時間は約30分から6時間程で、激しい吐き気、嘔吐、腹痛などの症状が現れる。
発熱がほとんどみられないのもこの菌による食中毒の特徴。

・・・なるほど。
感染経路も症状も一致する。
原因菌は判明した。
しかし、犯人(原因食品)はまだ分からない。
たぶんヤツだと思うが・・・。
ところで、保険会社から書類がまだ届かない。
・・・忘れられているのか?(涙)

■8月7日(月)
そう言えば、原因菌等に関して全く連絡がないので、配達に来た弁当屋さんに伺ってみた。
そしたら、弁当屋さんは首を傾げて、7月31日頃に原因菌の電話連絡をしたはずだという。
誰だ、電話に出たの!?
本人まで話が届いてないよぉ!!
・・・もしかして私、会社で嫌われてる?

■8月17日(木)
ようやく会社で、私以外に弁当を頼む人が現れた。

■9月1日(金)
まだ保険会社からも弁当屋さんからも連絡がない。
配達に来た弁当屋さんに伺ってみたら「今、上司と保険会社が打合せ中で、近々連絡があると思います」とのことだった。
人数が多いから、時間が掛かってるのかな?

・・・と思ったら、午後の郵便で保険会社から書類が届いた。
その書類には、書類送付で不手際があった旨のお詫びが記載されていた。
どんな不手際か具体的には書かれていなかったが、それが原因で送付が遅れたということだろうか?
早速、お見舞金の振込先口座や治療内容等を記入して返送する。
ちなみに、支払われるお見舞金の予定額は、缶コーヒー3ヶ月分位(目安)のようだ。
私の場合、入院等せずに自宅療養で済んだので、この額となるらしい。

■10月12日(木)
自宅に帰ると、保険会社から封書が届いていた。
前回の書類返送から1ヶ月以上経過している・・・。
やはりこういった手続きは、結構日数が掛かるものなのだと改めて感じた。
ちなみに、中には示談書(損害賠償に関する承諾書)が入っており、これに署名することで、示談成立となるようだ。
特に異議申し立てをするつもりはないので、必要事項を記入し、書類を返送する。
これでお見舞金が振り込まれ、この一件は終わりを見ることとなるだろう。
・・・でも、まだ関係者から食中毒となった原因(経緯、菌、食品等)の説明を頂いてないんですけど・・・。

■10月19日(木)
保険会社から電話があった。
明日、お見舞金が振り込まれるとのことであった。

■10月24日(火)
朝、寝ぼけた頭で朝食をとっていると、忙しくて見ずに溜まってる郵便物の中に保険会社からのものがあることに気付いた。
先週末に届いたものだろうか、開封してみると保険金(お見舞金)支払いの案内であった。
先日電話連絡があったとおり、20日に振り込まれることが記載されている。
今度、銀行の通帳を確認してみよう。

■10月26日(木)
銀行で入出金の記帳を済ませ、通帳の内容を確認してみた。
確かにお見舞金が振り込まれていた。
これでこの一件は、一応終わりとなる。

結局、食中毒原因の説明を関係者から頂けなかった。(涙)
割れたメガネ氏の会社のように、保健所に連絡していなかったからだろうか?
そんな訳で、とうとう最後まで犯人(原因食品)は明らかにされず、物語は幕を下ろしたのだった・・・。

・・・ミステリアスJAN。


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