剛の者レポート:平成12年2月12日(土)「小田にてスキー」
●前日の夜、一本の電話から突然としてスキーに行くことになった。
眠たい目をこすりながら陽が昇らぬ早朝に、S氏とT氏、Y氏と私の4名で出発。
4名ともスキーヤーで、目的地は愛媛県の小田スキー場である。
3日程前に寒気団が通過したので、雪はそこそこ期待できるであろう。
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●移動手段であるが、隊長S氏の車「スバルのLEGACY」で向かうこととなった。 しかし、私は後に驚愕することになる。 写真を見てもらっても分かるように、タイヤはノーマルで、しかも摩耗している。 チェーン等の器具も携行していない。・・・無謀である。 小田深山へ入るまでは、路上に雪はほとんど見られなかったが、山に入ると所々に雪が! スキー場に近づくにつれ、白い路面も目立ち始める。 カーブで、車がスイっと浮く。・・・滑ったのである。 車内騒然である! ただ、隊長のS氏だけは楽しそうであった。流石、剛の者である。 途中、何度か滑ったが、事故には至らず、何とか無事に小田スキー場へ到着することができた。 ちなみに、我々の隣に駐車した男性が、こちらの車のタイヤをみて、「よくこれで来れたなぁ・・・」と言ったのを私は聞き逃さなかった。 |
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| 隊長S氏の車「LEGACY」の後輪 |
| ●とにかく無事に来れたのだ。次は目的のスキーである。 ところでT氏は、スキーは前回に10分だけ滑った経験があり、今回は2回目となるが、・・・初めて同然である。 T氏は、スキー用具を一切持っておらず、板・ストック・ブーツはレンタルとなった。 スキーウェアだが、もちろん持っていない。 そこで彼は、雨合羽(本人は否定)とも噂された防寒着を装着した。 写真を見てもらって分かるように、これなら違和感はほとんど無い。流石は剛の者である。 |
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| 防寒着に身を包むT氏 |
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●準備が一通り整うと、1日券を購入し、早速第1リフトへと向かう。 私は、T氏のリフトの乗り降りに一抹の不安を感じていた。 そう、隊長S氏の強引さに、T氏は練習の余地無くリフトに乗らされたのである。 危なげながらも、何とかリフトに乗ることができた。さて、今度は降りる番である。 先行していた私は、降りて振り返ると、案の定T氏が転倒していた。 T氏は、しばらくもがいていたが、何とか立ち上がることができた。 ん? 何かおかしい。 よく見ると、T氏の持っている片方のストックが、三日月のように曲がっているではないか! 初っぱなにストックに一撃を加えるとは、流石に剛の者としか言えず、私はただただ笑うばかりであった。 |
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| 小田スキー場 |
●さて、一通り笑うと、その曲がったT氏のストック(もちろんレンタル)と私のを交換し、とりあえず、レンタル屋まで滑り降りて行くことにした。
ちなみに、私がその曲がったストックを直そうとし、失敗して真っ二つにしてしまったのは、内緒の話である。
レンタル屋の方は、弁償代金は不要とのことで、快く新しいストックと交換してくれた。有り難いことである。
●このような感じで、出だしは絶好調であった。
雪質は良い方であろう。午前中は、スキー客もまばらで、滑るには良い条件である。
そんな中、私はT氏にボーゲンを教える事となった。
S氏とY氏の2名は、別のコースへと向かって行った。
この小田スキー場は、他の美川や久万には無い、とても緩やかなコースがあり、初心者にとってはとても有り難いのである。
また、広場があり、そこでは子供達がソリを楽しんでいる。
●5〜6回滑っただろうか、私は2人の行ったコースに興味を覚え、S氏に訪ねてみた。
S氏曰く、私たちが滑っていたコースの2倍以上の長さで、この緩やかなコースのような感じで、さほどきつくないとのことである。私は、T氏をS氏に預け、早速向かった。
途中の1名用第2リフトで上る時、最大傾斜角30度のコースを横目にするのは、流石にビビったが、運良く(?)そこは雪が無く滑走不可となっていた。私の目指すコースは別なのである。
そして、目的のコースへ着いた。その時、私が思った一言は「・・・うそつき」である。
S氏に騙されたと思った。私にとって、結構な急斜面であった。これを先ほどの緩やかなコースと同じ感覚だとは、流石に剛の者である。
私は、この真実を伝えるべく、途中途中で冷や汗をかきながらも、無事滑りきることに成功した。
さて、緩やかなコースに戻ってきたが、T氏とS氏がいない。
・・・まさか!
私は再度、第2リフトに乗り、急斜面のコースへとやってきた。
コースを覗くと、コースの端に見慣れた人物が。・・・T氏である。
私は早速T氏に滑りより、一言。「・・・騙されたろ?」
T氏は「騙された〜!」と返してきた。
T氏は上のコースに行くのは大変嫌がっていたが、S氏の言葉に騙され、この急斜面のコースへと連れてこられたのであった。
T氏は、まだ曲がることさえできない、不完全なボーゲンで滑り降りようと試みる。
・・・フェンスネットに直撃!
何度目かの直撃で、T氏は顔を打ち、流石にこれではと身の危険を大きく感じ取り、板を外し、歩いて降りて行ったのであった。
これより、T氏は二度と上のコースに上がることなく、最初の緩やかなコースで滑り続けた。
最終的には、T氏はボーゲンでの停止や、スラロームができるまでに上達したのであった。
| ●早めの昼食を取り、午後も滑るが、午後2時30分頃には早めに切り上げ、帰ることとした。 途中、凍った路面に冷や汗を流したのは私だけだろうか。 とにかく、無事に帰宅する事ができた。 |
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| 左からS氏、Y氏、T氏 (撮影者:ウエタマン) |
●今回のレポートはこの辺にしたいと思う。
それではまた。この試練の部屋にて。